1. 小松正史『耳の保養』
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2024-06-10 09:45

【作曲論】音楽を探り当てる③〜環境音を浴びるように聴いてみる

音楽を創作する根幹となるのは、音や音楽に関係なく、さまざまな音をできるだけ意識/無意識関係なく聴いてみること。人工音や自然音といったカテゴライズすることなく、ありのままに空気のように取り入れる。そこから、アウトプットの醸成が始まってくるのです!
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みなさんこんにちは、作曲家で大学教員の小松正史です。
今日はですね、また外に出ておりまして、新風館というところに来ております。
京都の中心地、からすまお池のところからですね、すぐのホテルと商業施設ですね、すごくそういういい感じの場所なんですけど、
そこから今日はですね、少し音楽の創作みたいな話、これ3回目なんですけどね、その中でどんな風に音を作っていくのかみたいな、その原点みたいな話をしてみたいなと思います。
この放送では音や音楽についての話題を1日1つずつお伝えしている、そんな番組となっております。
今日今、新風館の中に来ているんですけど、この場所、都会の真ん中なんですよ。
本当の都会の真ん中で、自然もほとんどない場所なんですね。
その中で庭園というか、ちょっと中庭があって、そこにですね、水のほのかな流れる音が聞こえてきます。
ちょっと道路にイメージしているんですけども、道路の入り口のところに空間が空いてましてね、そこから都市の音、車の音が聞こえてくるんですけど、
ここから聞こえている車の音を聞くと、波のように聞こえるんですよね。
人工音なんだけど、この新風館の中がですね、すごく整ったりして穏やかなので、ちょっと波というか、海岸の横の方で音を聞いているような感じの、そんな雰囲気がしています。
今ちょうどね、何か救急車か何かの音が聞こえてきましたけれども、本当に人の声、そして足音、ちょっと下が硬いコンクリート状の面なので、足音みたいなものが聞こえてきますし、
ほのかに風が今すごく気持ちよく流れているんですね。それでその風の音が、中の植栽が結構いくつかあるんですけど、そこにあたって波じゃないわ、波の音が聞こえてくるような、そんな感じの場所となっております。
それで音楽を作るとか音の創作をする場合に、この2回の間ちょっと伝えてきましたけれども、音楽を作る手前のところのインプットがすごく大事なんだよということを結構話してきたんだということなんですけどね。
やっぱり思うのは、いろんな種類の音、それは良い音でもいいし、自分にとってネガティブな音でもいいと思うんですけど、そういう音を聴くっていうか耳に入れる、意識で聴いてもいいし無意識で聴いてもいいと思うんですけど、そういう音を常に耳に取り込んでいくっていうことがすごく大事かなって思いますね。
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絵を描いている人とよく話しするんですけど、そこですごく意識しているのは色合いとか形とか、そういうのを観察しているんですよね、そういう絵を描く人と一緒に歩いたりしていると。
何気ないこの草の動きとか、先っちょとかですね、色合い、先の方が枯れてて、根元の方がまだ青いとかね、その辺りのグラデーションっていうのが例えばあったとしたらですね、それを細かく観察しているんですよね。
そういう風に一つの自分にとって一番目に留まるというか興味の湧くような感覚ってありますよね、それぞれ皆さんにとってね。
その感覚をやっぱりしっかりと観察して、観察してなくてもですね、やっぱりインプットすることってすごく大事なんですよね。
ともするとですね、日常の生活の中で結構時間ないなとか、いくつか映画とか絵とか作品、人の作品見たいんだけど時間がないなという風に思うことが僕も含めて多いんだと思うんですけど、そこはですね、やっぱり生きている時間って限られているし、ちょっと足を伸ばすだけでいいんですよ、ほんの5分でも3分でもいいと思うんで。
ちょっと外に行ったりとか、興味のある、もちろん映画とか文章でも何でもいいんでしょうけど、それに触れる時間っていうのを有益じゃない時間ですよね。
一瞬そのメリットがあるんだとか、お金になるんだとか経済が回るんだとかね、そういう風な価値観で普段だんだん現代人って生活しつつあると思うんですけど、
そこから逆の方向ですね、やっぱり生まれたての気持ちとかね、若い方とか子どもが好奇心に身を委ねていろいろあっちこっち行くってことよくありますよね。
今目の前にお子さんが何人かいて、いろいろあっちこっち探索してますけど、そういう風な気持ちで、1時間空白の時間を持つ、1時間じゃなかったら30分でもいいけど、空白の時間を持つっていうことをやっていってですね、僕はそこで作曲の地金を磨いていることが多いのかなというふうに思います。
やっぱり意識、意識、区切ったもの、注目されるもの、注意されるもの、そういうことが多い中でですね、やっぱりこれからの本当真のクリエイティブとか幸せの方に行くとするならば、やっぱりそういう価値観を捨てて、それで今あるものを当可に、当可っていうのは可もなく不可もなくね、そのままに受け止めていくっていうことがすごく大事かなというふうに思うんですね。
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そう話しているうちにですね、もうひっきりなしに利用客が行き来されています。これは日本人だけじゃなくて、本当に京都の中心部なので、アジア系の外国人の方とかね、あとヨーロッパ系の方とかですね、アメリカの方も結構来られてますし、そういう人たちがどんな気持ちで今この風景を見て、それで家族とか一緒にね、
旅行している人と話したりしているんだろうとかね、そんなことのイメージを持ってみるとかね。常にやっぱりこの時は動く、場面は動いているわけなんですよね。
今僕はずっと6分くらいここに座って、階段で座って収録するのがすごく好きなんですけど、それをやっているとですね、自分が木になったような気分になって、常に移ろい行くか、人とか光とか音とか風景を見ているんですけど、
そんな中で自然と立ち止まることによって自分軸が分かるというか感じられたりもしますし、そんな中でぼーっとする時間、無益な時間というのかな、それを体感することによってですね、
やっぱり頭の中にいろいろな音というのがその間に意識・無意識関係なく取り込まれているんだろうなと思うんですよね。それがたくさんあることによって曲をいざ作るときになるとですね、響きをそこで自分なりに生み出そうとするわけなんですけど、
これって自分で響きを作らないというかね、自分でゼロから構築しているわけじゃないんですよね。今まで過去に聞いた響きとか音の状態とか、そういうのをやっぱりずっと意識というか無意識の中も含めて頭の中に入ってですね、
新しく例えば音色を作るとか、曲を作るとか、響かそうといったときに、この音いいのか悪いのかというね、その基準というのはやっぱり今までに聞いてきた、つまりインプットされた音の中にそのヒントがあるという気がするんですね。
それも割と少ない数よりも多い数の中でその判断することが結構あると思うので、そういう感じで日頃ですね、別に音を聞くために散歩しようという風に意気込まなくても全然いいので、ぼーっとする時間、ぼーっとしすぎて、あまりしすぎると車にぶつかると大変なことになるのでね、安全な場所でやってくださいね、ぜひね。
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そんな風にやっていくと、すぐには効力は出ないかもしれないけど、2ヶ月、3ヶ月、半年、1年ぐらいそれをやっていくとですね、僕はかなり出てきたものは全然違ってくるんだろうなという風に思ったりしますね。
だから曲作ったりするときは、今から曲作るぞって言ったときが始まりじゃないんですね。
その助走期間でほぼほぼのことが決まってるんじゃないかなという風に思って、今日はですね、音を紡ぎ出していくための音のお聞き方についてですね、改めてお話をしてみました。
今日ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。
それでは今日も音の良い1日をお過ごしください。
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