コネクトの重要性
皆さん、おはようございます。作曲家で大学教員の小松正史です。
ちょっとね、花粉症がきつくなっておりまして、鼻声なんですけど、ちょっとご了承いただければと思います。
今日はですね、教育、特に大学の教育の話なんですけど、
コネクトとコレクトという、ちょっと聞き取りづらいお話になりますけど、そんなことしたいなというふうに思っています。
コネクトって意味的には、繋がるとか、接続するとか、そういう意味なんですね。
学生との信頼関係を築く段階ということで、これが一番の根っことなっている。
これ、大学の教育のみならず、一般の教育も幼児の教育、幼児教育からですね、小中高、大、そしてね、障害教育まで。
あるいは、僕はよくレクチャーをね、単発的1回限りのレクチャーをするんですけど、それでもですね、本当に一緒です。
コネクト、接続、もうその辺りをまずやるっていうことですね。
そして、コレクトっていうのはですね、集中させるとか、特定の関係性を築いた上で、具体的な内容とかですね、
一つのある学習の事項に対して集中して取り組んでいただくっていうような、実際に教育の現場でですね、実行段階というか深掘りをしていくという段階なんですね。
で、この2つをうまく組み合わせないと、もう学級崩壊のみならず、もうどんどんね、せっかく届けたいことがあるのに届かないっていうね、はがゆい状況っていうのは、教育の現場でいらっしゃる方は特に多いと思うし、
これね、教育だけじゃないんですよね。子育てとか、普段の家族とのやり取りとかね、そう言っちゃうともう広がっちゃってもね、収集がつかなくはなりますけれども、そこの最初の段階と次の段階っていうのをより意識して考えていく必要があるのかなっていうふうにね、思ってますね。
それでまたね、話を元に戻しまして、まずですね、学生との信頼関係を築くっていう、これね、言葉で言うけれども、もうめちゃくちゃ難易度高いというか、逆にですね、これがないと、いくらコレクト的な学習内容を伝えたとしても、全然ね、本当に馬の耳に念仏というね、学生を馬に例えるとすごくくれむきそうですけど、そうなっちゃうわけなんですよね。
で、このコネクトの場合ね、学生と教員の関係、これ各教員によってすごくね、影響を与えるというかね、もう本当にキャラクターが出てると思うんですけど、これね、教えられなかったり、ノウハウは伝えられないんですよね。
人それぞれの特性もあるし、あと学生にね、学生も毎年毎年ね、ゼミ設定、風合いが違うんですよ。一期生ね、今回メディア表現学部の最初の一期生がね、出ましたけど、かなりキャラの立った学生たちでした。
そして今のね、新しい4年生はですね、割とそこまでキャラは立ってないんだけど、逆にこう繋がり、お互いの繋がりがものすごく綿密な感じなので、ちょっとね、言葉が悪いかもしれないけど、高校の授業やってる感じはなんとなくしますよね。
そしてね、新3年生のゼミ生はまだ1回しか一緒に会話はしてないんですけど、やっぱりちょっと違うよね。今のね、新4年生と比べてもまたなんか違うっていうような、生き物みたいな関係なので、これをやればね、信頼関係を築くことができるっていうのは、なかなか言えないというか、様子を見ながらっていうことなんですね。
ただね、一つ言えるのは、教員でも学生でもお互いが興味を持って、なんか安心して喋っていけるな、安心してこのあの授業というかね、教育の空間楽しんでいけるなっていう、そういうモードを作っていくというね、これも整えみたいな話なんですけど、そこが一番メインで考えていく必要があるのかなっていう感じなんですね。
コレクトの実践
それが上手くいった上で、信頼関係。これあの人類学、文化人類学のフィールドワークではラポールっていう言葉でね、使われるんですけど、最初にアウトサイダーである研究者、調査者が内側に入っていって、それでそこの住民とね、話を聞く、アンケートをするとかね、なんかもういろんな話を伺うみたいなのはすぐにはできないわけなんですね。
ただ何度も何度もそこに通うこと、挨拶をする、そして笑顔でにこやかにしていく、その上で信頼関係が出てくるっていうことになるので、そこの最初の段階っていうのにね、割としっかりと時間をかける。
せいてはことをしそんずると言いますけど、コレクトをやろうというね、コレクトっていうのは具体的な学習を伝え合うところなんですけどね、集中力をもたらせて、そこまではなかなかいかないということなんですね。
そしてそれがうまくね、ランディングできたとしたら、次にね、信頼関係を基盤にした特定の事柄に集中させる方法っていうのがあるわけなんですね。
これは言ってみれば知識の伝達、あるいはゼミ生とかだったらお互いにね、音の話とか興味のあることをどんどん伝え合ったりとかして磨き合っていくっていうところになると思うんですね。
ここでもね、ちょっと小松流の極秘をちょっと伝えておきますと、聞き役に徹するってことですね。
特にね、なんかもう上から目線になること多いですよ、教員ってね。
これ知ってるからこれやったらみんなためになるんじゃないかなとかね、こうやったら学生が育つんじゃないかなみたいな。
それもね、やっぱ欲なんですよ、教員のね。欲が出ると邪気が出てきて、そして空気が乱れるというね。
知らず知らずのうちに教員が偉そうになって、学生が聞くっていう状況になってしまう。
これね、やっぱすごくよく見られがちだし、学生の身分でね、当時僕も学生だとしたらね、うわまた教員喋ってるわこの野郎みたいな感じにね、思ってしまうので、そこはなるべく聞き役ね、傾聴しまくるっていうね。
僕もだいたいね、こういい具合にあの学生たちが喋るとですね、ほったらかすんですよ。あの放置じゃないですよ。ずっと聞くんですよね。
そしてね、あ、ここの現場でこの部分でちょっとツッコミを入れなくちゃダメだなとかね、ここもうちょっと深掘りしたらここものすごくね、爆上がるなっていうのがポイントがあるので、そこでポソッとね、一言二こそ言うんですよ。
すると、いい空気になってくるわけなんですよね。はぁーというね、ここで目覚めたみたいな感じですね。その瞬間にやっぱ教員はいるっていうことなので、そんな感じで集中力をね、保たせていきつつ、このコレクトね、ぐぐっと集中させていくっていう、そういう段階になっていくわけなんですね。
で、その後でやっぱりですね、あの皆さんにお伝えしたいのは、コネクトとコレクトの実践を何らかの皆さんの持ち場でね、やってほしいと思うんですよね。
教育における意識
それは人それぞれね、教育の現場でもあると思うし、職場だということもあると思うしね、ご家庭でもあると思うんだけど、果たしてどっちが優先的になっているかということなんですね。
別に家庭で研究とか学習をさせるっていうことではないんだけど、自然とね、おそらく多くのご家庭とか職場の中ではコネクトね、まずの信頼関係を作っていかれるっていうことはある程度できてる方が多いんじゃないかなというふうには思うんですね。
ただね、時間と空間とね、チャンスのあとはリソースの限りがあるので、コネクトをする時間がめちゃくちゃ少なくなってるんじゃないでしょうかね。
で、学習のカリキュラムにしてもね、今は文部科学省のね、お達しによって大学ではですね、かなり厳密にいろいろなことが決められてしまっているので、
ただね、それはもうね、アホちゃうかというか、ある程度は形式的には習いますよ。上手く従うんだけど、中身はね、やっぱりどんどんと変化して小松流とかそこら辺をね、ぐぐっと持っていくっていうのが、やっぱり大学教育の醍醐味なんじゃないかなと思うので。
その辺りで、コネクトとコレクトのね、やっぱりこの意識を持ったね、伝え方、そしてね、マネジメントの仕方っていうのはすごく大事になってくるかなというふうに思うんですね。
ここまで喋ってですね、小松のしつこいこの話のね、続きをね、実はまたここから深掘っていきたいんですけど、
あの、音声配信ってやっぱこれなんですよね。音声配信でね、僕4年近くやってて、ちょっとあーっていうね、これちょっとダメになるなって、自分の枠組みダメになるなってことをすごく感じるんですよ。
ずっとやっててね、これ惰性だと良くないなという、毎日配信がね、あの、惰性でね、やってるっていうことはどうしてもね、日々忙しい、これ僕音声配信をね、主体的な制御としてやってないですから、まあ言ったらこれ変な話、
したるもののね、あの活動があってサブでやってるに過ぎないんですよね。で、そういうところもあって、まあちょっとね、あの、ちょっと手を抜くっていうこともどうしてもあるわけなんですよね。で、そうした時にね、危ないのがコネクトの連続危ないなと思うんですよね。
コネクトっていうのは信頼関係をもたらすためにですね、こうちょっと親しみがあるとかね、あとなんかちょっとこう、あの自分の、なんか皆さんがこう寄っていくような物語を喋るとかね、そういうこともね、たまにはあったかもしれないけど、いやそれはあの禁じてじゃないかなっていうね、それはもう人をだまくらかせることになっちゃうんじゃないかなっていうふうにね、僕は思うので、まあもうコネクトはまあまあ適当に、適当というかもうここまで4年間やったらコネクトしてるでしょ。
コネクトしてるしかないわけですよね。だったらですね、やっぱコレクトの部分にいろんなことをね、やっていく。今日だって今日の話、かなりこうね、コレクト的な部分が多いわけですよね。かなり具体的なこのノウハウですからね。そんなあたりをね、やっぱりちゃんと伝えていくっていうことで、自分磨きにもなるしね。
そして皆さんの周り巡ってね、いい循環になるかなというふうに思うので、やっぱり音声配信はね、コネクトっぽいことが多い。すごく多い。これは悪くないよ。でもやっぱりちゃんとね、僕は大学で伝えたり教えたり専門性持ってるので、コレクトの部分もしっかりね、やっていきたいなという形で今日はですね、まあ教育の要はね、コネクトとコレクトみたいな感じにしました。
コネクトは接続部分ね。学生との信頼関係を築く段階。そしてコレクトは集中部分。信頼関係を築いた上で特定の事項に集中させるということが大事だなということで、今日はね、皆さんのご参考になりましたら幸いでございます。それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。