コミュニティドリブン経営の概要
皆さん、こんばんは。あした使える聴くネタ帳、マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、アラフォーマーケター2人が最近気になるトピックを取り上げ、それぞれのマーケーカンで掘り下げていきます。
最近話題の1人マーケターをはじめ、情報や知見が少ない中で打ち手を模索する皆さんのヒントになる視点をお届けしていきます。
淡路市場でコピーライターをやってます、じんぼうです。よろしくお願いします。
スタートアップの思いが伝わるマーケティングを実現する株式会社エールコネクト代表の宮本です。よろしくお願いします。
今日のテーマは、SUBARU、花王、しゃぶ葉の事例から考えるコミュニティドリブン経営です。
このテーマを取り上げた理由は何でしょうか。
ちょうど8月21日に出版された新しい本で、コミュニティマーケティングの進捗がありまして、
コミュニティドリブン経営、ファン規定で広げるビジネスの進捗流という本が出版されたので、
ちょっとこの本の内容を取り上げながらお話をしたいなというふうに思ってます。
著者は小舟井真也さんという名前ですね。珍しい名字ですよね。
うん、絶対読めない。
読めないですね。
一応僕はイベントで何回かお会いしたことがある方で、コミュニティマーケティングの繋がりがあるので、この著者の方も知っていて、
もともとはサンサンのエイトっていうアプリのコミュニティマネージャーをされていて、
じゃあBtoB出身なんだね。
もともとBtoBなんですよ、そう。
なんだけどその後転職をして、コミュニティマーケティングのツール提供している遊び家の取締役、
数十社のファンコミュニティの立ち上げコンサルティングに携わっていると。
だからBtoBの事例もしゃべれるはずだけど、遊び家のクーラムの事例を取り上げるとBtoCメインになったんでしょうね、きっと。
しゃぶ葉の戦略
出版社がBtoBは他に本があるからBtoCメインで行こうって思ったのかもしれないけど。
伝統社だもんね。だからやっぱりちょっと分かりやすい方がいいみたいなのあるかもね。
これが宣伝会議とか日経BP社とかだったら、多分ちょっと配合も変わってくると思うんだけども。
なるほど。
そういうのもあるかもね。
確かに出版社によって方向がちょっとあるもんね。
ですよね。
この本すごく面白いのは事例が多くて、今日も本編で紹介するスバル、シャブヨ、カオだけじゃなくて、カインズとか、EC系のたまちゃんショップとか、色々と事例豊富に紹介をされていて、そこが興味深かったので、本編ではこの中の3個の事例を紹介したいなと思ってます。
今度9月18日にコミュナイトっていうコミュニティマーケターが集まるイベントがありまして、ここでも僕自身コミュニティのKPIの話もしたりするので、告知も兼ねてちょっとコミュニティマーケの方を取り上げてお話ししてみたいなと思ってます。
本編別撮りしてるので、じんもさん収録聞いてもらいましたけど、どの辺が明日使えるキックネタになりそうですか?
そうですね。コミュニティマーケットってよく聞くけど、ふわっとしてると思うんだよね、印象が。実際どうなんだろうとか、手間かかって得られるもの少ないんじゃねえかみたいな話とか、実際どういうところに落ちるんだろうみたいなところとかが、割とイメージが湧きづらかったりすると思って、
今回3つの事例を通して、その辺の落としどころみたいなところが見えやすかったかなという気はするんですよね。
例えば僕はね、そういうのはどうして商品開発なんてできないでしょ、みたいな鼻で笑うタイプなんですけど、おーでもいい出しできたんや、みたいな、シャープ用。
多分その中ですごい優秀な人がいたんだろうね、コミュニティの中に。ホンマプロ料理みたいな人いたんじゃない?
うーん、かもしれないね、可能性としてはあるよね。
うーん、と思うけどね。
僕も経験上、低量的に取ると全然いいアイディアは浮かばないけど、1000個アイディアを聞くと、3個ぐらいその発想なかったな、みたいなユーザーの意見が出てくることとかは、もしかしたらあるかもなって感じはするな。
そうですね、そうですね。
数の論理で勝つとか、当然例えば人によってはビーガンであるとか、それぞれの人別に食に対してのこだわりとか、それぞれ違ったりするので、そういう尖った人だからこそ新しいアイディアが出ることもあるにはありますね。
そうですね。だからユーザー目線のユーザーの利用者目線で新しい何かしらの発想が見えるっていうのは良いでしょうね。
良いと思いますね。それはまさにコミュニティでしかできないことだと思うので、そういうのはすごく良いよね。
顔の事例とかまさにそうですよね。
そうですね。ああいうのはすごくコミュニティがあった頃こそ得られたインサイトだと思うので、面白いなと思いました。
それでは本編、ぜひ聴いてみてください。本編は約38分あります。途中で聴けなくなった時のためにも、ここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
よろしくお願いします。
さて、宮本さんの今週のピックアップテーマはこちら。スバル・カオ・シャブ用の事例から考えるコミュニティドリブン経営です。どんな内容なんでしょうか。
オープニングでも言った通り、これはアソビカって会社のコーラムっていうコミュニティプラットフォームを提供している会社で書いているので、コーラムを使った事例が書いてある本って感じです。
よくありますよね。サービスを撹拌しようとすると事例を本にして出して、これからはこういうふうな取り組みをすべきなんだ、既にこういう事例もあるんだ、だからうちのコーラムを使いましょうっていう一面も当然あります。
そうですね。
トライバルメディアハウス時代もそういう本も書いていたし、俺もいつか書こうかなと思っているぐらいなんで、あるね。
本にすると一流が立ちますよね、メソッド化されているからね。やってみようかなっていう検討訴状には乗りやすくなりますよね。
あとは結構本を書くと公演に呼ばれるんですよね。公演で紹介するときも何々本を書かれた誰々さんですみたいな紹介の仕方ができるので、
セミナー集客もしやすくて、なので本書いてセミナー集客して、そこで会ったお客さんを新たにコンサルティングして、それで事例を作ってまた本を書いてセミナーをしてぐるぐる回すっていうのが僕がトライバルメディアハウス時代に教わったマーケティング手法ですね。
なるほどね。宮本さんね、公演デビューしてましたもんね。
そうですね。最近いろんなところで公演させていただいておりますね。そんなこの本ですが、ちょっといくつか事例が掲載されているの面白いので、事例を紹介しようかなと思ってます。
3つ紹介するんですが、1つ目スバルの事例ですね。このスバルの事例で面白いなと思った点が2点ありまして、1つは本店、本社と販売店の連携を取り組んでいるってところが面白いなと思って、
というのは自動車メーカーとディーラーって別会社なので、連携難しいことが多いんですよね。
そうなんですね。
例えばトヨタだったらトヨタカローラーなんとかそういうのあって、トヨタと密月な関係な気がするんですが、ディーラーって全部別会社だったりするので、結構そことの関係はメーカーも売ってもらってるディーラーの方々って感じだし、そこは緊張関係が一定ある中で連携してるのはなかなか面白いなと思いました。
あとコミュニティでスバルの強みが何なのかなっていうのを実感する仕組みがあるのが面白いなというふうに思いました。
なるほど。
具体的に話をしていくと、まずスバルを愛している人の愛称ってスバリストっていうの聞いたことあります?
ないです。
ないですか。
いやー私は世代的に、あんまり車に対してそんなに興味がないので。
なるほど。
最近はね、移住してから車いいなと思ってるけど、それまで東京時代16年間とかマジで断絶してたかもしれない。
まあ確かにね。スバルの友人がいないと知らないかもね、スバリストとかね。
そうだね。隣のチームスバルやってたけど聞いたことないかも。
僕はエニカやってる時に、友人がスバルのホレスターかな?乗ってて、スバル好きな人スバリストって言うんですよね。
なんかね、やっぱりスバル好きが結構熱い思いを語ってくれて、もともとはスバルの前身って戦時中にゼロ戦とか作ったのかな?中島飛行機っていう会社が戦後にJHQの命令で潰されて、
そのエンジニアが結構、じゃあ飛行機は作れないから自動車を作ろうって言って、スバルのもともと富士重工かな?で作り始めたっていうのがきっかけらしくて。
なのでトヨットとかホンダとかとは違う特殊な車を作っているというか、面白い車を作っているというところで結構ロイヤリティがあるファンも多いらしいです。
でも当然スバル買ってる人が全員スバリスト、ロイヤル顧客になるわけじゃないので、そのロイヤル顧客がなぜ生まれるのかっていうのを理解をしたいな。
いろいろとアンケートとかインタビューをしてわかったことは、2代目以降買い続けるっていうロイヤル化のポイントが2つあって、1つは長距離運転をするとスバルの良さがわかるらしいですね。
運転が楽しいらしいです。低重心でステアリングの遊びが多くないので長距離運転しても肩が凝らない。
なるほどね。長距離ってどれぐらいか言うんだろう。半日ぐらい運転し続けるぐらいの感じかな。
普通その距離車運転しなくね?みたいな。たまにいるじゃないですか。大阪行くの車で行きますみたいな。
僕も普段よく乗るので、徳島とか四国回ったりするときってほぼ半日乗ってたりするんですよね。距離で言うと200キロぐらい走るんですけど。
別にストレスは感じないけどね。ハスラー乗ってて。でもストレスを知らない可能性もあるよね。
そう。やっぱり比べるとね。やっぱりいいなとか思うところあるのかもしれないよね。
あるんでしょうね。
あるんだと思う。僕もホレスタ運転、エニカの時パリってしたことあるけど、すごい運転はしやすかったし。
あとは今では普通だと思うんですけど、当時自動運転がすごく進んでて、高速道路ほとんど何もしなくてもというか、
ハンドルも勝手に動かしてくれるし、スピードも勝手にコントロールしてくれるし、運転めっちゃ楽だなーって自動運転初期でさえ思った記憶はありますね。
そうなんだ。フリーハンドになるんだね。
フリーハンドに近く。一応ハンドルを押さえておかないといけないけど、手を添えておくぐらいでやってくれるって感じですごく運転しやすかったですね。
なるほどね。自動運転レベル2ってやつですよね。
そうそうそうそう。そこが高い気がする。
あとは来店頻度が多いとコーティングを追加したりとか、新しいパーツを付けたりして店舗の見せ引きができてロイヤル化する。これ確かにありそうですよね。
まあそうね。
じゅんぼさんディーラーとか行くんですか?
行かないです。車検ぐらいじゃない。あとオイル交換ぐらいじゃない。
しかもディーラーじゃないけど。近所の整備工場ですけど。
ディーラーとかほんと行かないですよね。最近ね。
でもスバリストはやっぱりスバルの店に行きたいんだろうね。その気持ちは分かります。
スバルが好きになるとね。好きに行きたいんだと思う。
そうするとじゅんぼさんは鈴木がそんなに好きじゃないってことなのかなって感じだけどな。
花王としゃぶ葉の事例
鈴木のディーラーが近所にないのと、近所を大事にしたいじゃないですか。
なるほどね。
せっかく淡路市に住んだから。
確かに確かに。
近所のASABCさんとかと婚姻したいなみたいなところがあるかも。
なんかね、僕の行ってるところはね、プロレスラーのムトオさん、ムトオ刑事さんみたいな感じで、
すげえかっこよくて声もかっこいいおっちゃんがいてて、なんか楽しんだよね、毎回。
でも近くでそういう人いると何かあった時も頼れるもんね。
そうそうそうそう。
だから僕は今そうやってるけど、スバリストになった時にスバルのディーラーに全部任せたいっていう気持ちはすごく分かりますね。
なのでその辺りがロイヤル化して2代目以降もスバルを作ってくれる人のポイントで、購入の時に2代目以降やめずにずっと買い続けてくれるのが、安全性を認知してると買い続けやすいらしい。
なんかプリクラッシュブレーキっていう機能があるらしくて、先行者に追突回避する支援機能っていうのがあって、たぶん前の車にぶつかりそうになったら止まるんだろうね。
これはスバルじゃなくてもついてたりしますよね。
これは自動運転レベル1でついてるから、ACCとかいろんなメーカーによる見方あるけど、ついてるよねだいたいね。
ついてますよね。
そこの性能勝負だったりするんだと思うんだけどね。
他のディーラーとは違って、スバルはこれを市場で体験できるらしいですね。
それやってみたいね。
本来使わない方がいい機能なので、こういう機能って。
だから当然ずっと長年スバル車に乗ってても使ったことない人もいるんですって。
でもそうするとせっかくある機能が持ち腐れなので、一回市場とかで使ってもらったりとか、普通に自分で運転してるときも使うと、やっぱり守ってくれてるなーみたいな感じでスバル愛が高まるらしい。
これ市場でちゃんとした状況下で体験させてもらうっていうのがいいなと思ったのが、僕もハザラーも一応ついてるんだけど、使ったことないわけ。
本当にこれ作動するのかなと思うんだけど、僕2回だけ変な挙動をしたことがあって、それが多分そうだと思うんだけど、目の前の車が左折するんだけど、脇道に入るときにめっちゃ遅い車っているじゃないですか。
その時にこっちはこっちで速度は緩めるけど一定速度は保ちながらかわそうとするじゃないですか。その時に多分そこの制限に入るんだろうね。危ない危ない危ないみたいな。ツイートツイートするみたいな。その時に見たことない音がするんだよね。なんかギュギュギュギュギュみたいな。
えー怖いね逆にね。
そう逆に怖いの。え、なになになにみたいな。天変地異が起こったみたいなことが過去2回ぐらいあって。事前に体験というかね、こんな感じで挙動しますみたいなことってやっとかないとちょっと焦るよねあれは。
そうね。緊急時だけ起動するのちょっと怖いよね。
怖い怖い怖い。
なるほど。そんなスバルリストの特徴がわかっている上で、コミュニティ、ユーザーコミュニティを2023年1月からスバ学っていう、スバがカタカナですね、スバルのスバに学ぶでスバ学っていうコミュニティをやってるらしくて。
で、短期的な狙いとしては、安全性に関するUDC、ユーザーのコンテンツを創出して新規顧客獲得につなげるっていうのが一つ目らしいです。
はいはい。
やっぱさっきのプリプラブレイキとかって、それを使って事故に遭わなかったですみたいな、手紙が届くんですってスバル。
うーん。
まあ確かにね本当に事故を防いだら相当な感動体験だと思うので。
そうだろうね、あと事故ってほとんどがその追突らしいよね。
あー、まあ車と車だとそうよね、正面衝突とかあんまないもんね。
ないないない、なんかぼーっとしててとか前の車が急になんか止まってとか、でちょっと目切ってた隙にすんげー追いついちゃっててみたいなのが多いから。
あー。
もうほぼこれで、何?交通事故は解消するみたいだよね。
いいよね。でもなんかそれを使ったことない人は感じられないし買ったことない人も感じられないから、スバルで乗っていて安全性に関して感じたことっていうのを書く掲示板みたいなのがあって、それをUGCとして集めて、それをいろんなところで使ってるっていうのが一つの目的らしいです。
なるほどね。
ロイヤル化のためにっていうところで、さっきの長距離の良さっていうところも長距離運転した人はわかるけど、なんかしてなかったら長距離車だとしんどそうだから新幹線で行こうとか多分なるので、逆にUGCで長距離の良さとかを投稿してもらって、そういう使い方あるんですよってことを伝えることでロイヤル化するってことをやっていきたい。
なるほどね。そうすると一回はちょっと長距離あえて行ってみようみたいな特徴につながりますもんね。
他の人がやってるのを見ると、じゃあその機能を使ってみようかなと思うので、そういうのが狙いとして2つある。中長期的には技術者とお客様の距離を縮めて、技術者がお客様のニーズを深く理解するような取り組みをしていきたいっていうのが取り組みの狙いとしてあるみたいです。
そんなコミュニティで盛り上げ方としては、最初はいきなり人数を増やすと熱量が下がるので、一部のアンバサダー的なすごく熱量が高い人だけでプレイオープンして、オフラインイベントもして、そういった人で熱量ができた上で少しずつ人数を増やしていって、今では店舗でセールス担当からも伝え、こういうコミュニティあるよってのを伝えるような取り組みをしているらしくて、
まだまだね、2023年1月だから1年半ぐらいのコミュニティではあるけれども、スバルらしさみたいなところがあって、販売店とか連携まで進んでいるのはすごくよくできた事例だなと思いましたね。
花王のリサーチコミュニティ
これなんか以前コミュニティの時にお話されてたあれですね、ちょっと薪をくべるように最初はこうコアなところから徐々に徐々に火を作っていって、徐々に広げていくみたいな、なんかそういうメソッドがありましたよね。
はい、まさにそれを使っているんだと思います。この本にも焚火理論としてその話が書いてました。
もうコミュニティやってる人は皆さん知ってるので、コミュニティ立ち上げる時は熱量を少しずつ盛り上げましょうっていうこと書いてましたね。
というのがスバルのコミュニティで、2個目に紹介するのがマイカオメンバーサロンっていう、カオのコミュニティですね。知らなかったんですけど。
カオは昔から結構こういうカオ独自のオウンドメディア使ったりとか、顧客データをオンラインとかで集めるっていうことに昔から積極的な会社なんですよね。
そうなんですね。
そういうイメージがある。
で、マイカオメンバーサロンっていうのがあって、面白いなと思ったのは、そこの中で結構リサーチができるコミュニティになっているってところで成功として面白いなと思います。
じゃあなんでカオがこういうコミュニティを作ったかっていうと、やっぱりああいう生活消費財を作っている会社として、生活者の価値観とかライフスタイルが多様化している中で、インサイトの把握がしづらいっていう課題があるみたいですよね。
で、カオとかピアノ寺とか多分リサーチやりまくってると思うんですよ。
そうですね。
ホームビジット調査やったりとか、いろいろやってもまだインサイトが把握しきれないと。もっと知りたいと思ってるみたい。
インサイトって無限やね。
まあ無限よね。
でも確かに、例えば最近男性用化粧品が流行ってたりもするじゃないですか。
はい。
どんどん新しいトレンドが生まれていったりするので、昔みたいにみんなが同じように、同じようなニーズで洗剤使うよねとか変わってきているので、新しいインサイトを発見すればするほど新商品を生み出せるっていう、そういう業種ではあるんだろうなと思いますね。
なるほどね。
なので、そのインサイト把握のために、自社が入手した生活者とか顧客データ、それからファーストパーティーデータの重要性がすごく増していて、こういったデータをどう使っていくのかっていうのは結構顔の中で経営課題らしいです。
その中で2013年から会員性コミュニティを運営してるって言ってるんですごいですよね。もう10年以上やってます。
そうですね。だからそこの定点観測的なトレンド変化の方が面白そうな感じがしますけどね。
10年もやってるとね。
カオウぐらいになるとこういうコミュニティでも結構人がいると思うので。
ですよね。日本国内でカオウのユーザーって2億人ぐらいいるじゃないですか。
人口より多いよね。
まあ、のべーにするとね。全然いるよね。
いると思う。
やっぱすごいカオウが作ってるって知らなくても知ってる商品たくさんあるもんね。
いや、そうですよね。
ちょうどこの記事作ってる時に、カオウって何作ってるんやろうと思ってパソコンで商品一覧を画面に映してる時に子どもがパパパパッと歩いてきて何してるの?
カオウの商品これ見たことある?とか言ったら、子どもも結構知ってるよね。
ああ、リセッシュ知ってるとか。
なんか一個一個知ってて、何で知ってんの?って言ったら、コマーシャルで見たとかって言ってて。
ああ、そっかそっか。確かにコマーシャル多いもんなと思って。
そうだね。僕ら幼少期ってフリーツーNECのコマーシャルとかいっぱい見たけど、今は一切ないけど、カオウはずっと昔から流れてるもんね。
そう、ずっとやってる。
今も変わらずね。
確かに。日用品だから当然かはわかんないけど。
NECはあれでしょ?バザールでござるとか。
バザールでござるとか、フリーツーとかも、オークマンとか家電電気だったから2CのCMいっぱいあったもんね、昔は。
今や家電電気メーカーってほぼ見ないよね。
見ないね。全然CMやってないよね。
すごい減った。B2Bのサービスが多くなった気がする。
そうだね。
まあそういうカオウですが、10年以上コミュニティをやってると。
で、すごい面白いなと思ったのが社内巻き込みの仕組みで、各事業担当者、例えばアタックとかハミングの担当者が、
このマイカオウメンバーサロンの中でルームオーナーみたいな感じになって、会員とリアルタイムに対話できるらしいんですよね。
リサーチコミュニティみたいなのも、すでにマイカオウメンバーサロンでそこに人がいて、質問したら答えてくれるって状態になっていて、
でもこう、事業課題、リサーチ課題を抱えているのは各カオウの中のアタックとかハミングとか、それぞれのブランド担当なので、
なのでブランド担当が、これ知りたいなと思ったらその中で小部屋みたいなのを作って、そこでいろいろと感想を聞いたりとか、そういうのができるらしいです。
そうするとやっぱりカオウみたいな、いろんなブランドをやっているところは利用シーンが多いと思うので、いいなぁと。
なんかあれですよね、自動車はわかるけど、この石鹸とかこの洗剤とかで、そんなにこう、すごい熱いファンっているのかな?
しゃぶ葉の取り組み
でもあれか、ススコモが広いからその中でめっちゃ好きな人がいているってことなのかな?
そうですね、なんかその車とかみたいに熱狂的に好きとかじゃないけど、もう私は洗剤はずっとアタック使ってるんですとか、でもじゃあなんかアタックラブかみたいな、
このサバリストみたいに、私はアタッカーですみたいな言う人は多分いないんだけれども、でまぁアタックの担当の人に質問されたらちょっと答えてみようかなとか、そういう人はいっているんだと思う。
なんかそこでリサーチで得られたインサイトの事例としては、日焼け止め商品のリサーチの中で、女性が地域のお祭りに踊り手として参加するときに、
よさこい踊りとかに参加するときに、その日焼け止め商品がいいよねって口コミが結構あったんですって。
まあ確かにシーンとしてはね、圧倒的に日焼けせざるを得ないので、そういうニーズを築くことができて、その屋外イベントの時のメイク崩れ対策ニーズに対応できるというところで、
祭りとかダンスイベントに協賛してサンプリングするっていう施策に繋がったりもしたらしいです。
だからあれですね、この商品は日焼けを止めるだけじゃなくて、メイク崩れをしにくいっていうのがあるんでしょうね。
ああいう踊り手とかってバッチバチのメイクをして、太陽さんさんの中で踊るので、
そういうシーンにこの商品がぴったりであるっていうユーザーの声を発見をして、このシーンに広告をしていくっていうのをやったみたいですね。
なるほどね。
なんかこういう日用品って、エントリーポイントをいかに見つけるかみたいなのってすごい大事だと思っていて、
多分この完成の法則で、普段通りの日用の中で新しい商品を取り入れようとは思わないんだけど、
こういうイレギュラーな祭りとか、めっちゃ火を浴びるタイミングで差し込むっていうのってありだと思うんですよね。
そういう意味で言うと、祭りは年に1回かもしれないけど、
でもそのフリーケーシーではなくて、グッドタイミングとしてここにフォーカスすると、
その先も買い続けてもらえるっていう行動に第一歩になるっていうのはあるんでしょうね。
あると思います。日焼けなんでどれがどれなんかわからないですもんね。
全部SPFなんちゃらとかって、どれがいいんだろうみたいな。
あんなもん昔、20年前からMAXですかね、常に。
そうそうそう。
タスが5個ぐらいついてて、75ぐらいの意味が未だによくわかってない。
よくわからへん。
その基準では選べないから、結局どれ選んだらいいかわからないってなった時に、
こういう特殊なシーンで、これいいんだと思ったらずっと使い続けるもんね。
そうね。
そういうリサーチに使ってるのがカオのコミュニティは面白いなと思いました。
しゃぶ葉の事例
3つ目がスカイラークくんがやってるシャブ用コミュニティやってるらしいですね。
このコミュニティは初年度のKPIがコミュニティから試作を何か一つ生み出そうと思ってやってるらしくて、
これもカオと近くて、作ったきっかけとしては、シャブ用って行ったことあります?ジムさん。
行ったことないですね。
シャブシャブの食べ放題チェーンですね。
90分いくらとかって決まってて、肉はどんどんいくつでも頼んだだけ肉が来て、
野菜はどこかで取りに行って、シャブシャブを食べ放題で食べられて、お菓子とかデザートとかもあるみたいなそういうチェーンで。
この年になるとシャブシャブ食べ放題はいいかな。
渋谷にもあるんですけど若い子めっちゃいます。
若い子は楽しいだろうね。
平日ランチタイムだと安いんですよ。1200円で食べ放題とかだと。
めっちゃ安いな。
めっちゃ安くて、女子高生とか大学生的な人がめっちゃたくさんいて、
最近は、WBSとかになってるんじゃないかな、猫の自動で配膳する機械がシャブ用をずっとぐるぐるぐるぐる回ってて、
うちも子供がいて、あの猫の配膳機械いいねみたいな感じで言ってた。
タブレットで肉を注文すると猫型配膳ロボットが横まで来て、配膳ロボットに肉が乗ってるんです。
それを自分で取るっていう感じで、終わったら猫型配膳ロボットが店の奥に帰っていくっていう、そういう体験ができる。
猫型ロボットっていうのが日本人的な感じでいいよね。
そう。
神話性が高そうですね。
そう、なんかね、可愛らしい感じでいいんだよね。
でもなんか中国メーカーの作ったもんだらしいけど。
あ、そうなんだ。
でもなんか猫なのいいなと思って。
そう。
そんなシャブ用ですが、なんかそのコロナ禍でそういった食べ放題のビーフスタイルをオーダー方式に変えてはみたいな、そういう議論がやっぱ社内であったんですって。
うん。
確かにね、コロナで実際相当打撃を受けたらしくて。
うん。
なんかビーフスタイルダメって言われてたじゃないですか。
うん。
みんなで同じトング使ったりするからダメとか。
そうだね。シャブシャブはなんか大丈夫な気はするけどね。
するけどね。
うん。
でなんかそういう懸念とかあって、もっと顧客をしろっていうところでロイヤル顧客が集まるコミュニティとしてお野菜学校シャブシャブの部が部活の部になってるっていうそういうコミュニティをやってるらしいです。
うんうん。
でまぁやっぱりリサーチ目的だったのでコミュニティ以外もデプスインタビューを安価に短期間でできる仕組み作りとかも探してたんですね。
うんうん。
やっぱり結構コミュニティ使う上でリサーチをメインに入れてるところはまあまああるんだなぁと。
そうですね。
でその中でやったこととしてはダシ開発プロジェクトでアンケートでアイデアを募集して80件ぐらいこんなダシでシャブシャブを食べたいってアンケートを集めて。
うん。
で実際それを商品化すると平均すると他のダシよりも4.3倍売れたらしいですね。
へー。
ちょっとね何の味を作ったか書いてなかったんで。
うん。
何味作ったかわかんないですけど。
そうね。そんなダシなんだって思ったけど。
うん。ダシ難しいよね。
難しいと思う。
好きなダシの味って。
ダシってダシじゃないですか。
なんかあんのかなそんな画期的なダシなんてね。
あんのかどういうアンケートが集まったんだろうなーって感じはするけどね。
一番絞りダシとかなんか。
酔っ払うが。
美味しくはない。
コールドプレスダシとかなんか。
そっち系のちょっと新しい抽出方法的ななんか。
素材とかで言ったらもう限られてるもんね。
限られてるよね。
結構だったり活動だったり。
なんなんだろう。
何かわかんないけど何かアイデアが出て実際に作って。
今後もそういうアイデア開発をやっていきたいっていう声でしたね。
B2CとB2Bの視点
こんな感じでいくつかコミュニティマーケの事例が載ってる本なんですけど。
僕もコミュニティマーケずっとやってる中でこの本を読んで個人的に思ったことが2つあって。
B2Cの事例ばっかりなんですよね。事例が。
他にもKindsとかあるんですけど。
B2BじゃなくてB2Cしか取り上げてなくてコーラムのPRだからっていうのもあるのかもしれないけど。
B2Bを取り上げないとコミュニティマーケの本としてはちょっと弱いんじゃないかなと思ったっていうのは個人的に思いました。
なるほどね。
B2Bも言ってほしかった。
でも逆に言うとB2Cでこれだけ事例持ってるのはコーラムすごいなと思ったけどね。
大企業ね。スバルとかカオとか。
B2Bはやってないのかな。若干分断されてるのもあるのかもね。
オンラインコミュニティっていうかB2Bはイベントとかでオフライン中心にコミュニティをやることが多い印象はありますけどね。
ユーザー会みたいなやつとかね。
そうそうそうそう。
B2Bのユーザー会独特ですよね。
ちょっと割と宗教な感じがありますね。
あれだと思いますよ。B2Bの商品。
頑張ってそれを使って効率化とかしてるのに社内では誰も認めてくれなかったりとかっていうそういった思いがあるので。
そういうところに行くと同じ思いを共感して、いやそうだよね、それ大変だよねって言ってくれる人たちがいるっていうのがとても気持ちいいんだと思う。
そうでしょうね。
何でもそうよね。マーケもあるじゃないですか。CMOサミットとかマーケティングアジェンダとか。
マーケターが集まって合宿するみたいなね。そういうイベントとかも社内で社長とかにいろいろと予算たくさん使って効果あるのとか言われてるマーケターの悩みを同じマーケター同士で解消し合うみたいな部分は一定あるもんね。
一定ありますよね。
見えない苦労みたいなところを分からない人は理解できないのはしょうがないけど、やっぱり社内のやつは本当に分かんないなって思うんだろうからさ。
思うよね。事業会社は特に思うよ。俺もマーケやってて、もう役割が違うからしょうがないけどね。
ペンギン屋とかなんでこんなにユーザーのこと分かんないんだろうって思ったよね。
思うね。
しょうがない。
しょうがないけどね。
B2Bも取り上げた方がよかったなってのがもう1個あるのと、あとは結構本としてこれからはマーケティング4.0だから競争だと。
ユーザーと競争するのが大事なんだってコトラーも言ってますよねみたいなことで書いて。
さっきの出汁を作るとかも競争の事例としてすごい良い事例ですみたいな感じで書いてるんですけど、確かにユーザーと一緒に競争するっていうのはいいと思うんですけど、商品を作るっていうのに特化するではなくて、
どっちかって言えばスバルがやってたみたいな、その文化を競争するっていう風に考えた方がいいんじゃないかなとは個人的に思います。
っていうのは商品ってユーザーがそんなに詳しくないことが多いんですよね。
さっきの出汁の話もそうですけど、当然社内の出汁作ってる人の方が世界中の出汁を研究してるはずじゃないですか。
そうっすよねー。
商品には詳しくないので、でもスバルがやってたみたいな長距離移動でこんな良いことありましたとか、安全性でこういうこと体験しましたとか、そういうのは商品開発者はわからないので、まさに使っているユーザーしかわからないので、
そういう文化を競争するっていうところがコミュニティにおいては重要なんじゃないのかなーっていうのは個人的には思いましたね。
そうですねー。
まあ想像性って一定この掛け合わせで生まれるものじゃないですか。
でもそれって多分商品開発者は掛け合わせは多分ほぼほぼ全部やり尽くしてるんだよね。
クッキーにチョコ掛け合わせるか、飴掛け合わせるか、ガム掛け合わせかみたいな、全部やり尽くした上で、
それも20年前ぐらいに全部やり尽くしていた話だと思うから、そこにクリエイティビティをあんまり期待してもしょうがない。
しょうがない。
より知らない人にと思うけど、でもあれだよね、利用シーンは一人一人の人生分だけあるから、そこと掛け合わせると新しい発見はあるよね、絶対。
結構僕の前年職で仕事してる時にちょうど8年前とかもコミュニティブームで、コミュニティで一緒に商品開発とかって見栄えがいいというか、
なので僕もビール会社と一緒に若者向けのビールをコミュニティで作るとかやったんですけど、言い方悪いですけど、ユーザーの意見を聞いたっていう、そういうプロモーションじゃないけど、
一応聞いてはいるけど、一番の価値はユーザーの意見を聞いて作りましたっていうPR文脈が一番の価値だったりとか、
別にそこですごいインサイトが得られたとかではなかったんで。
そうだよね。そんなことやって簡単に新しい発見が出るんだったら簡単な話だと思うんだよね。
そうそうそうそう。そんなに商品開発簡単じゃないからね。
簡単じゃないよね。
てか既に商品開発のユーザーの意見なんてめっちゃ聞いてるからね。
コミュニティドリブン経営の紹介
そういうほど聞いてるもんね。僕がよく思うのはニュース番組、ビジネス番組とかでよく大学生の新しい発想をやって、新しいビジネスをやりましたみたいなのがよく出るけど、
いやいやダメだろって。私も大学生経験者ですけど、大学生なんて何も分かってないからね。世の中のことなんて何も分かってないから。
そんな無知な状態の発想なんてほぼほぼどこにも到達しないので、それで新しいねとか言ってるのは単なる用意書か、よっぽど普段何も考えてないかどっちかだね。
そうなんだよね。一時流行りましたけどね、学生発ベンチャーでとかね。でもまあほとんど形になったことはないと思うんで。
ないよね。
そんな簡単なことではやっぱないんだよな。
基礎的な情報量とか知見知識がないと、その先何も書き合わせてもリーチが伸びないからね。当たり前の足なんだけど。
そうだね。ある程度こういうのはあんまり知りすぎると新しい発想が生まれないっていう部分もあるのはありながらも、今そういうサービスがないっていうのは誰かがやったり検討してうまくいってないからやってないっていう可能性もあるからね。そこはやっぱり知見をためつつやっていく部分もあるかな。
みなさんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか。
Twitter源Xのハッシュタグマーケターの前中ラジオかLINEコミュニティで教えてください。
LINEコミュニティのURLは概要欄からご覧ください。誰でも匿名で気軽に参加できます。
今週の明日使える聞くネタ帳、マーケターの前中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
前々回ジンボーさんとの話で、バーに一人行くったらどうなるのかっていう魅力をすごくジンボーさんに教えてもらったんで、行きましたよ。その次の日に一人でバーに。
行きましたか。
行きました。
大して飲めないのに。
家の近所のところに行ったんですよ。一応、こことかこことかネットで良さそうだなっていうのを目星をつけておいて行ったんですけど、まあまあバーって入りづらいじゃないですか、雰囲気が。
そうだよね。酔っ払ってないと入れないよ。
酔っ払ってないからさ、こっちは。
そうだよね。ごめんくださいって入るんですか。
どんな感じで入ったらいいんやろうみたいな感じで、何回もバーの前を行き来して。
不審者だ。
ちょっと入れられへんなこの店みたいな感じで、結構大塚界隈を30分ぐらいウロウロして。いくつかあるんだよね、バー的な。
飲み屋街なので大塚って。たくさんあるっちゃあるんですよね、バーが。で、いろいろ見て、ここもちょっと雰囲気わからへんな、勇気出へんなみたいな感じになって。
で、最後。
あれだな、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。
そうそうそうそう。これ入らへんかったらもう一生一人でバー行かれへんわみたいな風に思って、これは勇気出していかなあかんと思って。
で、1個、1人じゃないけど友達と5年前ぐらいに行ったことがあるバーがあったんですよ。そこはなんとなく雰囲気わかるから、じゃあそこ行ってみようと思って、そこに入って。
何時ぐらいですか?
11時ぐらい。
割とあれだね、もう本格的なタイムに入ったわけですね。
本格的な時間で、結構お客さんもいて、カウンターが空いてる席が3個ぐらい。5、6人いたかな、カウンターとかで。結構まあまあ盛り上がってるなあみたいな感じのところに行って。
1人で入ってカウンター座れんかったら地獄やで、ほんま。
でも一応空いてたからカウンターに入れてもらった。
で、1人ですって言ったらじゃあこちらでって言って、カウンターの一番奥の席が空いてたからそこに座らせてもらって。
で、こんな雰囲気なんかみたいな、常連なんかな、知らん人なんかなみたいな感じで思ってて、注文したいからさ。
メニューないですかって聞いたら、すいませんもうメニューないんですよって言われて。
もうメニューがない。
壁にあるものから選んでくださいって言われて。壁にウイスキーが並んでるわけですよ、たくさん。
で、そこから選んでくださいって言われて。
ちょっと気になってるんですけど、もうメニューがないっての意味がまだ説明されてないんですけど、9時ぐらいまではまだあったんですかね。
いや多分昔は置いてあったんじゃない?9時10とかじゃなくて。半年前ぐらいまではメニュー置いてあったけど、もうメニューなんていらんやろうと思ったから。
もうメニューは古いみたいな。
そうそうそう。別にいらんやろうと思われたのか知らんけど。
全員がクソ常連だったのかもね。
っていうことなのかもね。じゃあしゃあないかと思って見上げて、その壁にある中で。
IWハーパーは見たことがあるっていうか。
見たことがあるね。
友達と飲みに行った時に飲んだことがあるのがあったから、あれならわかるよと思って、じゃあハーパーロックでチェイサー付きで頼んだり。
で、ハーパー来まして。で、ちょっとずつ飲みながら、バーのマスターが喋りかけてくれて。
今日なんで来てくれたんですか?みたいな。
いいね。
初めてのバー体験しに来ようと思って。
それはでもずるいな。そんなこと言われたら、そのね、バーテンさんもちょっと頑張らないとみたいな。
バー人生を左右する。接客せなあかんと思うわけやんか。
思うね。だからその人も。そうですか。うちの店で良かったですか?初体験とか言いながら。
で、友達と来たことがあったんで、一人は初めてなんですけど、そうなんですね、みたいな話とかをしてて。
で、どういうふうに持っていったのかな。
一個席を空けて、女性が一人で飲んでたんですよ。
なんとなく話している中で、ランチどこで食べるの?みたいな話になり、その女性も交えて話をするようになって。
で、そのマスターと女性と僕で喋って、時には僕と女性で喋ってみたいな感じで。
B2Bのその人はマーケティング系の仕事をしてるらしくて、ちょっとマーケティングの話をしたり。
家も大塚で近いらしいので、どこで買い物したりとかしますみたいな話とかをちょっとしたりとかしましたね。
いきなり知らない人と喋るって珍しいから緊張したけど、あれはあれでありだなと思ったね。
そうっすよね。
普通だったら絶対喋らない人と偶発的に喋れるじゃないですか。
そうそうそう。
あれが面白いんだよね。
確かにね。
普通に面白かった。
僕はメッセンジャーでジンボさんに実況しながらいましたけど、一人バー楽しいかもとかメッセージされたよね。
なんか12時過ぎてからメッセージ来なくなったから、こいつ楽しんでやがるなって思いましたけど。
12時半くらいかな。までちょっと飲んで、置いとましたけど。
まあまあ、ちょっとどういう時かな。そんなに飲みたいなと思うことはないから。
でもちょっと誰かと喋りたいなみたいな時にちょうどいい感じするね。
そうですね。ちょっと会話したい日ってありますよね。
なんかある。
ビジネスへの影響
なんかそういう時に、バーというオプションがあると行きたくなるんだよね。
俺の中で放課後の教室みたいな感じ。
別に帰りゃええのに、放課後の教室に行ったら誰かいて、何してんのみたいな、しょうもない話するのが楽しいっていうのに近い感じだね。
そうなんだよね。このまま家に帰りたくないっていう気持ちは放課後の学生もバーの客も一緒なんですよね。
確かに。
社会人になるとないもんね。放課後の教室的なバーに。
ないね。残業の時間はただただ苦痛だもんね。残業のオフィスはね。
残業しないといけないし。残業のオフィスに放課後気分で喋りにくいと言ったらちょっと鬱陶しいじゃないですか。
僕ね、嫌いだった。そういうやつ。残業時間テンション上がるタイプいるじゃん。
いますいますいます。
男の、バカな男の。苦手だったわー。何がおもろいねん。ぱっぱと済ませて帰りたいわーみたいな。
そうよね。やっぱり普通の感覚を持っている人は、残業しているときに雑談をするのはね、ちょっと迷惑というか邪魔にならないかなとか考えるから、そういうの気にせずね、バーは話せるもんね。
バーはね、モードがずいぶん変わってるから、逆に話したいモードだもんね。そうだよねー。
僕もだから、28から多分36、7、8ぐらいまでバーめっちゃ変えましたけど、
そこで行かなかったら出会ってないカルチャーとかいっぱいあったと思うな。
映画とかも、例えば僕はやっぱりアメコミとかすげえバカにしてて、バットマンとかなんて見るわけねえだろバーかとかって思ったんですけど、
いやジェイモくんそれは違うよーつって、最近のアメコミはこうでねーとかって、当時はリアル路線とかつって、そういうのが割と開拓されてた時代だったんで、
面白がり方を知ると、ちょっと見てみようかなと思ったりして、そこからいろいろマーベルとかもハマったりして、みたいな感じで、
割と全てがカルチャービックスだから、そうかーみたいな。
誰か恋人と付き合ったりすると新しい音楽ジャンル開けたりとかっていう体験はあるけど、それはもうちょっとカジュアルに、毎度ではないけどちょいちょい取り入れられるみたいなところで言うと、
バーはめっちゃ豊かな場所だったなーっていうのは今思いますね、離れちゃった僕としては。
たしかに友人とか恋人とかとの話の中で発見もあるかもしれないけど、でもやっぱり同じような属性の人と喋るじゃないですか。
仕事が似てたりとか、学歴とかね、ライフスタイル似てたりする人と喋ることが多いから、
そういう意味で新しい発見少ないかもしれないけど、バーだと本当にいろんな人がいると思うので、
その子は多様な価値観に触れられる気がしたなー。
僕だと銀行マンとかとはほぼ喋ることがないんですよ。属性的にも。
だけどそのバー、常連さん、銀行マンの20個ぐらい上の人がいて、よく来る人だったんで喋るようになっていた。
その人が昔のヨロゼア金之助の時代の宮本武蔵がええよってプレゼントしてくれたのを見たりとかして、
えー面白いなーと思ったりとかありましたね。
そういうのは自分のステでは絶対に出会えない人との不思議な交流だったりするので。
なんかね、世代が違ったりしててもバーだったらコミュニケーションしていい雰囲気あるもんねー。
ありますよねー。
ほんとその一瞬の時間だけかもしれないけど、でもすごくその時間濃密だったりするんですよね。
その一期一会感もなんか良かったなー。
別にね、この間行った時もそのマスターと女性の方と喋ったけど別に名前もわからないし連絡先も交換しないけど、
またどっかのバーで会えばよろしくみたいな感じで、っていうのもなんかライトな感じでいいなーと思ったなー。
そうなんですよねー。
あと僕がおすすめなのは、地元もいいけど、観光地先?旅行先のバーに行くと、
もう明日どこ行こっかなーが一発で解決しますね。
地元の人ととっておきをしてもらえるんで。
そうか、それいいっすねー。
それはいいっすよ。
なるほどー。
ここでの注意ポイントは、ガールズバーに行くと意外とギャルなんで相手。
全然観光地知らない。
確かに確かに。
なるほどー。
観光者の方が知ってるっていうのがあるんで、本当のバーに行くといいと思いますよ。
なるほどねー。
地方、バー、スナックとかなのかな?
いや、バーいっぱいありますよ。
へー、そうなんだ。
地方に行って、何覚えてる?って言ったら、やっぱバーの記憶はあるかもなー。
あそこの路地裏入ったら。
バーってね、いいんだよね。だいたい路地裏にあるので。
はいはいはい。
なんか、あ、良さげな路地裏、ここ行ったらあるかなーと思ったら、あ、あったよーみたいな。
その扉を開けるワクワクとか、開けて中広がってる世界観とか、そこで会話した会話とかって、
それ一生の思い出になりますからね。
うーん。
え、でも地方のバーこそ、入りづらくないですか?
分からないじゃないですか、雰囲気が。
まあ、分からないけど、バーはバーだからね。
まあねー。
で、いっぱい酒飲んで、やだなと思ったら出ればいいわけなので。
そっかそっか。
うん、全然大丈夫だと思うけど。
逆になんか一人で旅行くと、まあね、美味しいもの食べて、飲んで、あとやることないもんね。
まあないね。
一人だから。
確かにないね。
バー行くと、喋れるわけですよね、誰かと。
あー、そうねー。
うん。
確かに。
なんか、うん、それがいいっすよねー。
うーん、分かりました。
じゃあ、今回近所のバーに行くっていうのをやってみたんで、次は旅先でバーに行くという経験をしてみようと思います。
いいですねー。
やっぱどんどん新しいことやっていかないとね。
そうね。
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さよなら。