2024-08-31 1:06:25

第85回:【文明酔い注意報】最適化のパラドックスから生まれる「偶発性欲求」のマーケティング

デジタルデトックスなんて言葉が注目されるように、最適化を突き詰めていったら逆に人間の具合が悪くなる・・というパラドックスを考察。そんな社会環境の中、いま強まっている「偶発性欲求」がマーケティングのポイントになりそうです。ランダムマックやオイシックスのミールキットなどの例を通して考えてみます。

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関連記事:【文明酔い注意報】最適化のパラドックスから生まれる「偶発性欲求」のマーケティング - アトリエライフ通信 (hoi-poi.net)

サマリー

このエピソードでは、最適化のパラドックスとそれによって生まれる偶発性欲求が掘り下げられています。デジタル社会におけるマーケティングの変化や、偶発性が重要な価値として認識される傾向についても考察されています。最適化のパラドックスが偶発性欲求を生む過程や、出会いや新たな経験の重要性について詳しく語られています。また、偶発性欲求を活かしたマーケティング事例として、サントリーの新しいバーのコンセプトが紹介され、消費者行動に与える影響についても考察されています。最適化のパラドックスが引き起こす偶発性欲求をマーケティングの観点から考察し、マクドナルドのランダムマックキャンペーンや調理の手間を省くOY6のミールキットなど、現代のマーケティング戦略における新しいアプローチが議論されています。最適化のパラドックスが偶発性欲求を生み出すことについても考察が行われており、マーケティングにおける偶発的な出会いの重要性が消費者の選択肢を広げる要素として探られています。食品サブスクリプションの事例を通じて、意外性がどのように購買意欲を向上させるかが論じられています。最後に、最適化のパラドックスと偶発性がマーケティングに与える影響について、日常生活における偶発的な体験が人生にどのように役立つかが考察されています。

00:01
皆さん、こんばんは。あした使える聴くネタ帳 | マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、アラフォーマーケター2人が 最近気になるトピックを取り上げ、
それぞれのマーケ観で掘り下げていきます。
最近話題の1人マーケターをはじめ、 情報や知見が少ない中で打ち点を模索する
皆さんのヒントになる視点をお届けしていきます。
スタートアップの思いが伝わるマーケティングを実現する
株式会社エールコネクト代表の宮本です。 よろしくお願いします。
淡路市までコピーライターをやってます。 尋法です。よろしくお願いします。
お願いします。
文明良い注意法
さて、今日のテーマは、文明良い注意法
最適化のパラドックスから生まれる 偶発性欲求のマーケティングですが、
このテーマ、取り上げた理由は何なんでしょう。
今回もあれなんですよね。
以前に自分時間の重要度がめちゃくちゃ高まってます、みたいな。
新種のインサイト発掘したぜ、みたいな話をしたと思うんですけど。
ホロヨイの西野七瀬さんが、
4・5話では絶対に追われませんわ、私みたいなやつ。
タッチ系ですね。
ツイッターに投稿すると、西野七瀬ファンの方に 何個かいいねを押してもらいましたね。
そうですよね。めっちゃいいねついてましたね。
そうそうそう。この投稿なんでつくんやろと思ったら、
見てみると、あ、西野七瀬ファンの方が 世の中にいらっしゃるんだなって思いましたね。
強いね、やっぱりアイドルはね。
強いね、アイドルね、確かに。
昔あれなんだよね。僕アイドル投稿を一時期やってて、
AKBで、当時前田さんとかいたときね、 神セブンとかいたときで、
AKB系で言うと、前田つっこの投稿をしたときが 圧倒的にリーチ伸びるんですよね。
あ、そうなんだ。
それ以外は全然なんだけど。
へー。じゃあやっぱコアファンが多かったんだ。
多いんだろうね。西野七瀬も割と強いんですね、そういう意味では。
いやでもすごいよね、Twitterで西野七瀬なんて、
1日に何百何千とツイートされてると思うんだけど、
そのツイートの中でね、僕らのマーケティングの話をするのを見つけて、
いいねするとかね、すごいよね。
まあ内容が良かったからじゃないですか?
ってことだね、そういうことにしよう。
まあ何の話だっけ?
まあそうね、失礼失礼。
最適化のパラドックス
なんで今回も消費者インサイトとかニーズみたいな、 そんな系の話のシリーズで、
今回はデジタル社会ですよねっていう中で、
デジタルで言えば最適化で、みたいな話の中で、
最適化ってね、自分の趣味にどんどん寄せていくんだから、
本来は快適な空間になっていくはずなんだけど、
それが逆にめっちゃ気持ち悪いみたいな、
そういう現象があると思って、
まあいわゆる最適化のパラドックスって僕は呼ぶんだけども、
そういう状態が今起きてると思っていて、
見てる動画とか音楽サブスクとか、
あとSNSのフィードも全部そうなんですけど、
全部最適化されきってきているわけですよね。
そうなると何が起こるかというと、刺激が同質化してくるんですよね。
で、なんか知らんけど退屈だなぁとか、
なんか知らんけどうんざりするなぁみたいな感じになる。
わかるわかる。
最近のね、Facebookのショート動画流れるやつとか、
どんどんどんどん同じようなやつばっかり流れてきて。
そうね。
Facebookは特にひどい気がする、最近。
特にひどいね。
ほんと時間の無駄遣いをさせられている感がすごい。
そうですね。
いつも見てるよなぁみたいなことばっかりになって、
別に嫌いじゃないんだけどこればっかりなぁみたいな感じになってくると、
どっちかというと感覚的には無重力感だと思うんだよね。
なんかフワフワ浮いてて気持ち悪いみたいな感じで、
文明病みたいな症状に身が割れていくと思うんですね。
それが多分気持ち悪さの理由で、
だからなんかね、デジタルデトックスとか最近流行ってますけど、
そっちに結びつくわけですよね。
僕もスマホアプリからインスタのアプリ消しましたもん。
アプリが入ってるからこんなことになるなと思って。
女子かよ。
男子ありするおっちゃん初めて見たわ。
いやいややっぱ、消えるとね、
やっぱり無駄な時間を使うの減るよね。
いやどんだけインスタ見るんよ。
ついつい見ちゃう。
もうなんかこう、なんていうかな、ルーティンになってたね。
Twitter見て、インスタ見て、Facebook見てみたいな。
それぞれでショート動画見始めたらずっとどんどんいろいろと、
バラエティ番組みたいなのが出てきてみたいな感じで、
ついつい気づいたら15分経ってるみたいな。
こんな人生あかんと思って。
マーケターとしてはね、ある意味大事な応用というかね。
やっぱりついついとか、
アルゴリズムに支配されて悩む個人の気持ちとかわかるわけだしね。
わかるね。
すごいけどね、そういうロジックを作っているFacebookとかすごいと思うけど、
やっぱね、Facebookは前回の話じゃないけど、
サービスに哲学を感じないというか、
儲かり合い一緒感を結構Facebookが常に感じていて、
Googleとかはあんまりそういうことしないっていうか、
世界を良くするために僕らはサービスやってるんだっていう価値観を感じるんだが、
Facebookは儲かり合い一緒って感じを感じることが多いな。
もともとは大学の中で可愛い女の子を検索できるように作ったサービスだからしょうがないんじゃない?
そうね。やっぱりそこは社長の哲学レベルが出る気がする。
なんかスレッズも全然哲学感じないもんね。
感じないね。
Xがダメになってるから横取りしたろみたいな、そういう感じなんじゃないかと思うから。
そうだよね。
そうじゃないよなって思うよね。
Facebookとインスタの連携も全く哲学を感じないしね。
買ってから何も変わってないもんね、インスタ自体はね。
変わってないね。
より連動させようとはしてるけどね。
でも消費者が便利になる方向ではなく、
それによって広告出行の枠増やしてるんだなとか感じがする。
広告主が利便性上がってるけどね。
上がってるね、確かに。
ユーザー的に魅力的にはなってないよねみたいな。
感じはあるよな。
最近あれですよね、レコード回帰とかさ、
モモクロとかもカセットテープとかレコードでアルバム出したりとか、
もちろんCDでも出すけど。
みたいな感じで、割とデジタルデトックスの反動で、
物理的なそっちの方向に人々が何を求めてるのかなって、
多分癒しなんですよね。
昔のテープとか聴きたい。
ハイポジとかノーマルポジションのテープ聴きたいとかっていうのは、
分かる気はする。
ハイポジ懐かしい。
分かる気がするね。
なんか地に足がつくんだと思うんですよね。
文明よりのふわふわした感じが、無重力感が、
一旦地に足がついて、呼吸をし直すみたいな、
息整えるみたいな感じではあると思うので、
そういう時代にもなっているかなという感じですかね。
それはムクランだけじゃなくて、
Z世代と言われている人たちも、
彼らって一般的にはデジタルネイティブで、
タイパー重視で、みたいな感じで、
失敗したくない世代と言われているけども、
でも彼ら彼女ならって、
割と最近では最適化されていない余白から、
もたらされる偶発性みたいなものとか、
ガチャ感みたいなものとか、
そういうものから新たな自分の価値観を発見するみたいな。
そういうのっていいよな、みたいなこと。
それこそがパフォーマンスなんじゃね?
タイパーじゃなくてさ、みたいな。
そういうところにも少しずつ気づいてきているらしいんですよね。
ただちょっとひと癖あって、Z世代は。
もう分かってきたかなと思ったら、あんまり分かってないのかなと思ったりもする部分が。
例えばね、街選びひとつでも、
なんかそういう適度に便利で、
適度に偶発性に出くわせる、
なんかちょっと面白い人にシューちゃえるみたいな、
なんかそういう街選びをするみたいで、
だから偶発性効率を求めているみたいな話。
なんか矛盾してね、みたいな話なんだけど。
偶発性って効率じゃなくね?みたいな話なんですけど。
そこの無理芸をちょっと求めるみたいなところは一定あるらしい。
まあね、みんな下北に住めばいいと思うけどね、みたいな。
そうなんだ、下北は偶発性効率高いんだ。
高いよねー。
適度にバーに入ったら、
なんかおばちゃんが来て、
若手の営業マンみたいな人が来てて、
で、しばらくして帰って。
で、おばちゃんと僕、カウンターで2人みたいな感じだったんだよね、しばらく。
で、帰った後、今の人、バーテンさんが、
田中真由美さんですよ。
マジで?
田中真由美さんって?つって。
俺の大好きなのはまずパズーですよね。
パズーで、クリリンで、ルフィですよ。
確かに。
だからあの瞬間、僕はパズーとクリリンとルフィと飲んでたんだよ。
普通に喋ってたってこと?田中真由美さんと。
僕は喋ってないですけど、田中真由美さんの中にいて、
若手の人が花束とか持ってきてたから、
なんかクランプアップの後に、ワンピースバーみたいなとこだったんだけど、
ワンピースのバーでタルゼビール飲めるみたいなバーで、
そこちょっとあるんですよって連れてきて、
たぶん周囲者の人とかだと思うんですけど、みたいな感じ。
あの人、今朝ドラ出てるけど、
なんで気づかんかったよって、僕その時激しく後悔しましたけど、
それもそのはずで、普段はあんな声全然出してないっていう。
まあまあそうだよね。そりゃそうだよね。
そりゃ気づかないよね。
へえ。
まあそれはグワセ効率かどうかわからないけど、
エンカウンタリングな感じでワクワクしますよね。
なるほどね。東京っぽいね、その体験ね。
そうですね。
そこが東京とか下北のいいところだと思いますけどね。
なるほど。
というところでね。今度ね、部屋にこもってたらそんな体験もできないわけでね。
確かにね。
最適化最適化でいいし便利なんだけども、
一方でやっぱりそういう予想もしてなかったことが何か起こって、
みたいな新たな人生が切り開かれるみたいな、
そういうところってニーズとしてもあると思っていて、
偶発性の重要性
今回はそこに着眼して取り上げたいと思ってて、
偶発性欲求みたいな感じでくくって、
ちょっと掘り下げていきたいなと思っています。
本編は別撮りしてますので宮本さんには収録で聞いていただいたんですが、
どういう点で明日使えるヒロネタになりそうですか?
まあやっぱこの偶発性欲求のニーズって、
昔に比べてより高まってるなーって感じは確かにするんですよね。
昔は多分全てが偶発性というか、
別に最適化なんてなかったので、
出会いの場とかもマッチングアプリとかがなかったから、
合コンだったりとかもあれもね、偶発性の極みみたいな。
集まった5人5人で相手が自分に合うかどうかなんて、
全然予想もつかない。
非効率極まりないもんね。
非効率極まりないけれども、
それが当時は一般的だったけど、
そういうのがどんどんなくなっていってるんだろうね。
効率化と偶発性の必要性
効率化効率化によって、
出会いも効率化されるし、
会社との出会いとか、
学びとか情報収集とかも効率化されていく中で、
逆に言うとセレンディピティというか、
偶発的な、
でも自分気づいてなかったけどこれが良かったんだっていうことに、
出会う機会がなくなっていると思うので、
それを提供するサービスとかっていうのは、
すごく求められる感じがしますね。
そうですね。
なので、自分がやっているサービスで、
偶発的欲求をどこで作るかな。
本編の最後でも話したけど、
最適化と偶発性のバランスをどこにするのが、
一番そのサービスによってベストなのかっていうのは、
そこは確かにサービスによって違うだろうけれども、
でも、それを考えるだけで
満足度だったりとか、継続率とかっていうのは、
変わってきそうな気がしますね。
そうですね。
僕もバーとか、いろんなバーに行くんですけど、
面白い人に会ったバーは、それだけで何度も行く理由になるんですよね。
たまたまかもわからないけど、そのバーですごい面白い人に会ったら、
このバーは面白い人に出会える場所だって思うので、
そこもあるよね。
自分にとって新しいものに出会える場所だっていう認識になれば、
買い続けたりする理由にもなると思うので、
その辺も面白いですよね。
決定回避の法則と選択肢
でもそれを自社のマーケティングに実装できるとすごい良いですね。
だってそのバーは、ある意味何もしてないというか、
すごい人との出会いを、お客さん同士の出会いを作っただけであって、
バーはお酒がすごく良かったとか、何もないけれども、
それでサービス価値が作られてるわけですもんね。
ユーザー会とか良いかもね。コミュニティとか。
そうですね。
そういうのが1個あるからね。
確かにそうですね。
それでは本編、ぜひ聞いてみてください。
本編は約35分あります。
途中で聞けなくなった時のためにも、ここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
さて、じんぼさんの今週のピックアップ、テーマはこちら。
文明良い注意法、最適化のパラドックスから生まれる偶発性欲求のマーケティングです。
では早速話を聞いていきましょう。
最適化のパラドックスが偶発性欲求という化け物を生んでしまっているわけなのですが、
ということではあるんですけど、
これって割と根本的な話なんで、いまいま生まれたものでも実はないということで、
そもそも人間には偶発性欲求というのは備わっているんだということだと思うんですよね。
なんで本能的に偶発性欲求するかというと、
それが人間の内面に多様性をもたらすからなんですよね。
自分の好きなものを知っているものを、安心できるものを、
お母さんに与えられたものだけを選び取っていたら、
人間は多様性が生まれないので、どんどん弱くなっていっちゃう。
多様性というのはリスクヘッジにもなるし、
あとはそもそも想像性って何かといったら、
多様性という土壌がないと生まれないんですよね。
だから想像性の厳選にもなるということなんですよ。
確かに。結構セレンディピティを求めるとかありますもんね。
そうね。
自分では本来選ばなかったけれども出会ったら嬉しいみたいなのもありますね。
人との交際とか交流とかもすごく大事なので、
日本はモノカルチャー社会であるとは言われるけど、
とはいえ一人の人間って育ちも何十年という時間の蓄積で、
割とカルチャーそのものなんですよね、一人の人格というのは。
だから多かれ少なかれ他者とある程度濃い交際をすると、
やっぱりカルチャーミックスだったりカルチャーブレンドが生まれるので、
お互いが多様性を強化し合うことになると思うんですよね。
それはそれ自体が多分人間的な成長につながっていくと思うんですよね。
異質な他者との出会いを全て閉じたら、
やっぱり鎖国の日本みたいな感じでどんどん弱くなっていっちゃうので、
そこは割と開かれたというか、
新しい価値観を能力に吸収していく方が結果的に強くなりますということですね。
なのでそういうのは本能的にもわかっているので、
具合性欲求というのは元々は根本的には必要だと思っているということなのかなと思うのと、
もう一個裏打ち的なことで言うと、
この経済学で決定回避の法則というのがあって、
これはあれなんですよね。人間は決定をしたくないんですよね。
だから選択肢の中からこれを決めるということをやることがすごく嫌な動物であるということもあるので、
だから決定をしたくないから、
なんか偶発性でパッときたものでいいじゃんって言って前に人生が進めばそれはそれでありだなって思う生物でもありますということですね。
この決定回避の法則というのはジャムの法則という名前でも割と知られているんですけど、
選択肢が多い方がいいだろうという発想は実は間違っているということなんですけど、
店頭にジャムを24種類置いた場合と6種類に絞った場合でどっちが買われたかということですね。
24種類にすると、種類が多いから試食率はめっちゃ上がるんですよ。
見た人の通った人の6割が試食したらしいんですね。
ただしそのうち3%しか購入しなかったと。
6種類に絞ると試食率は40%、4割に落ちたらしい、60%から40%に落ちたらしいけど、
でも40%の30%が購入したみたいなことらしいんですよね。
だからやっぱりその24種類の中から1個に選ぶっていうのは相当なストレスで、
結果やっぱり6種類にそもそも選択肢を絞り込んでおいた方が試食率は下がったけども、
最終的な勾配で言うと10倍ぐらい売れたっていう実験があって、
それぐらいやっぱり人は選ぶことが嫌なんですよね、ストレスなんですよね。
なるほど、これなんかセブンイレブンのジュースも品数減らしたら売れたっていうの聞いたことあるな。
そうなんですね。
なんかジュース大量に並んでるじゃないですか。
最近確かに昔コンビニのジュースの棚って種類たくさんあって、
今でもコンビニによっては種類たくさんあるところもあるけど、セブンって結構限られてるんですよね。
定番のお茶とか、結構売れ筋しか置いてなくて、売れ筋のやつが何列にも並んでる。
やろうと思ったら別に1列1列いろんな種類置けるから、
自動販売機もそうだと思うんですけど、大体全種類あるっていうかいろんな種類あると思うんですけど、
逆に減らした方は売り上げが上がるっていう風に分かったんで、減らしたっていうの聞いたことありますね。
あそこまで大規模にポスレーダーとってやってても、まだ改善の余地があるんだなって思いますよね。
そうね、確かに。
面白いね。
人間の根本は多分そういうところにあるんだろうなと思って。
そもそもこの選択肢がクソあるみたいな、あまり社会になったのって最近じゃないですか。
ここ50年くらいの話なんで。
だから選びきれないほど選択肢があること自体が不自然なことだから、それはスレずなんですよって話なんですね。
選択疲れも一種の文明良いの症状の一つだとも言えるわけなんですね。
サントリーのバーの事例
逆に言うと選択肢シンプルにしたりとか、選択の理由づけを明確にする。
もうこれだからこうするのだ、みたいな。
主語話で終われないからほろ酔いを飲むのだ、みたいな。
それ自体が強烈な言い訳を与えて選択をさせてあげるみたいなことって、それ自体が良質なサービスであって優れたUXでもあるって言えると思うんですよね、今の時代は。
なるほどね。
という感じなんで、噂要求みたいなところにかなったメッセージングをすると、相当消費者が動いたりとかするし、一発買いだけじゃなくて買い続けられる態度変容っていう状態に導けるのかなと思ってるんですよね。
なるほど。
という感じで、最近それをうまくやってるなって思う事例をちょっと3つぐらいご紹介をしたいんですけど、
まず1つ目が、サントリーの、これね、期間限定のバーで1週間ぐらいしかやってないんだけど、
これは良いよなというか、こういう事ですよねって僕は思ったのは、バーグラスと言葉っていうバーで、気分でお酒を注文できるお店なんですよね。
グラスをまず選んで、コースターに今の気持ち、気分が書いてあるんですよね。
明日から本気出すとか、後輩が優秀すぎて辛いとかって書いてあって、
生々しいね。
その今の気分と、だからグラスと気分をバー店さんに伝えると、そっからお酒とかカクテルを自動的にサーブしてくれるっていうバーで、
だから自分の思いにもよらなかったお酒に出会えたりとかして、お酒の世界が広がるっていうバーですね。
なるほど。
そうそう。
これなんかこういう頼み方かっこいいなと思うけど、なんか恥ずかしくてできないというか。
恥ずかしくてできないね。
そう、憧れとしてはあるんだけどね、バーとかに行って。
そうだね。
失恋してるからいい、その時に会ったやつをくださいとか、ちょっとかっこいいなって思うけど、
意外となんか言えなくて、いつもいつも同じやつばっかり頼んじゃったりとかはあるもんね。
ありますよね。
僕なんかは30代になって下北のバーが良いハマって、
死ぬほど行きましたけど、僕ビールしか飲まないんで。
バーに行って、もったいない。
結局カウンターさんってバーテンさんがニヤニヤしながら、
え、いつものですかって言われて、いつものって頼んだらビールが出てくるっていう感じなの。
バーに行く意味あんのっていうか。
そうだね。
やっぱね、バーのビールは美味しいですよやっぱり。
圧倒的にすごい温度管理とかアワーの管理してくれるから美味しいんですよね。
それでバーに行く意味はあるんだけど、俺にとってはっていう話。
あとはね、その頃何で行ってたかっていうと、やっぱりエンカウンターリングな場であるっていうのがもう一つあって、
それは僕にとっては新たなお酒との具合性はあまり求めてなかったのが、
やっぱり横に座るカウンターの人たちですよね。
割と広告業界の人が多かったりもしたので、
その辺の話をふとした出会いがよくあるみたいな。
一緒に提案したりとかっていうのがあるので。
そうなんだ。
そうね。
でもジンボさん別に初対面そんな得意でもないじゃないですか。
全然僕はモードによるんですよね。
普通にバーとか行くときは全然逆に初対面とかで喋りたい感じで。
ぱぱっと仕事終えて帰りたいときとか、
普段のモードは自分のやりたいことがあるときは、
あんまり世間話とか無駄話をしたくない派ではあるんですけど。
あと立食パーティーは基本的に苦手ですね。
バーはやっぱりそれと違うんですね。
バーは座ってんじゃないですか、お互い。
お互い座ってるから喋れるじゃないですか。
立食パーティーだと、いつまで喋っていいのかなみたいな。
その辺の話が別途立ち上がるので、ちょっと苦手なんですけどね。
僕バーに行ってそういう新しい繋がりができたりとか憧れとしてありつつも、
一回もその経験をしたことはなくて。
ちょっと聞いてみたんですけど、
カウンターとかがあって、そこに一人で行きます。
ビール飲んでます。
狭いから隣とか1個席を空いて誰かが座って、
何きっかけに喋ることになるんですか?
バーテンさんが混ぜることが多いです。
新しい出会いのあるバー
バーテンさんが注文、奥の席とかにお客さんが出て、
対応できなくなったときに、
このお客さん同士で喋ってくれたら楽だなって思うじゃないですか。
じんぼくんも広告慣れてるんだよねって。
混ぜてくれて、ここ話が整理するからしばらくOKって。
奥のお客さんの対応に行ったりするので、
有志なバーテンさんはそういう感じで小気味によく混ぜてくれるんですよ。
そうなんだね。
そういうのも含めて居心地が良くなっていくっていう。
なるほどね。ちょっと行ってみようかな、今度。
皆さん、一杯で決めないといけないね。
そう、酔っ払っちゃうからな、確かに。
どんどん飲むっていうわけにはいかないもんな。
水飲み百姓のようにチェイサーばっかり飲むのはね。
そう、チェイサーばっかり。確かに。
僕はいつもバーに行きましょうよって言われてバーに行くときは、
ビールとか飲んだら絶対酔っ払うから、
次のロックでって言って、チェイサーもくださいって言って、
どんどんどんどんチェイサーを飲んで、チェイサー、またチェイサー。
ロックは全然減らない、溶けていくだけで、
チェイサーをたすら飲み続けるっていうのが僕のバーの飲み方ですね。
なんかよく飲んでる感じは周囲にあったね。
飲んでる感じ。
水なんだけど。
水なんだけどね。
確かに。
そうね、なるほど。
でもそういう新しい出会いがあるのはバー、いいね。
バーはそうなんですね。すごく素敵な場だとは思ってて、
だからクドカンのドラマとかでもよくバーがサラフレイス的な感じで出てきますけど、
やっぱああいう場だと思うんですよね。
都市のリビングみたいな感じ。
大人やね、それね。
まあそうだね、大人は。
言ってみたい。
なるほど。
エンカウンタリングっていうのは人と会うっていうのもそうだし、
もう一つは、そもそもで言うと新しいお酒に出会うみたいなところがバーのいいところではあるんだけど、
まああれなんですよね。
ちょっと今日の気分でって頼むのはやっぱりちょっとやりづらい部分が多いっていう。
やりづらいね。
やっぱそういうね、おっちゃんとかも多いんですよね。
新しいお酒を知りたいからって言ってきてる人も多いんだけど、
やっぱりバーテンさんが忙しくなっちゃうとお客さんが増えてね、
なかなかそういう会話も続かないので、
だからこのサントリーのバー、期間限定バーはそれをこう仕組みで解決してるというか、
風発性効率を高めたバーであると言えるZ世代の仕組みですよね。
マクドナルドの新しいキャンペーン
もう期間限定で終わってるけど。
確かにちょっとZ世代っぽいよね。
自分から自分の思ってることを言わなくても、
コースターに書いてある文章渡せばいい感じでやってくれるとかっていうのは。
いいよね。
なんか合ってるし。
多分こういう店別に期間限定店はこれだけど、他にもあると思うので、
そういうところに行くと楽しいと思いますね。
確かに。
で、もう一個は風発性欲求、
ドストレート雑誌やなって思ったのが、
マクドナルドがやったランダムマックっていうキャンペーンですね。
これは時期がね、
2024年4月で、
この時期はあれですよ、
コロナでわりとわちゃわちゃまだやってた時で、
外食制限とかが解除されたり解放されたりみたいなのを繰り返してた頃ですね。
世の中的にはもうなんか閉塞感食べ寄ってますみたいな感じでもあり。
それでそういう閉塞感打ち破りたいなみたいなこともあって、
多分内食とかもあって同じもの食ってんなっていうのと、
マック自体の本来的な課題としては、
やっぱりいろんなメニューがあるんだけど、
ユーザーによってはメニューが固定化してるんじゃないかみたいな仮説があったらしいんですよね。
いや、固定化してると思う。
僕もマック固定化してますね。
うん、してますよね。
ハンバーガーとポテトとマックシェイクのバニラ。
バニラおいしないね。
かコーラ。
セットになってないんだけれども、これが一番おいしいから、
もうだいたいそれを頼んじゃう。
マックシェイクとポテトの鼻の鼻孔の中のハーモニー感、あれ何なのかな。
すげえいい匂いしますよね。
いや、いい匂いする。
あれ不思議。
でもそのセットって子供の頃食べてたセットなんですよね。
そうだね。
ハンバーガー、ポテトのバニラ、マックシェイクのバニラ。
だから子供の頃においしいという脳に植え付けられた記憶を確認しに行ってる作業だなって感じがして、
やっぱ子供の頃においしいと思わせるってめっちゃ食品においては大事だなって思う。
そうだね。
リアルライフタイムバリュー。
そうだね。
青春の1ページに残すブランド戦略流ですね。
そうですそうです。まさに青春の頃に食べたあの味を。
青春というか幼少だけどね。
幼少ね。だいぶ前だね、あれはね、マックはね。
でもね、あるね。
なるほど。はいはいはい。
ここのキャンペーンで面白いなと思ったのは、
TwitterゲインXを、わりとその生活者の本音投稿があふれてるじゃないですか。
だからインサイトの検索エンジンとして使って成立させたキャンペーンなんですよね。
へえ。
さっきのマクドナルドの注文ってみんな固定化してるんじゃない?みたいなのって、
あくまで仮説なので、それって本当なのかなとか、
どの辺なの?みたいな温度感的なものとか、
その辺を検証するのに、
通常はね、ウェブ調査やったりとか、グルインやったりとかするんだけど、
それをTwitterで分析したらしいんですよね。
ほー。
で、例えばマックオススメみたいな感じで検索をしたりして、
他人にオススメ聞いたりとか、ユーザーはわりと多かったんですって。
なるほどー。
あと、多いか少ないかは、絶対値はパッとは分からないが、
でもそこの投稿についてるレスとかもわりと扱ったりとかしたとか、
その辺で温度感掴むらしいんですよね。
なるほどねー。
確かに、マック何食べたかとか、あえて聞かないからすることないもんなー。
なんか友達がね、フィレオフィッシュとか頼んだら、
フィレオフィッシュってとかって思うけどさー。
思う思う思う。
あ、そっちが好きな派なんですねーみたいな。
僕とはちゃいますねーみたいな。
あ、アップルパイ、何歳やねんとかって思うこともありますが。
確かに。
僕でも口コメで聞いたのは、
月見バーガーはうまいよっていうのをなんか聞いたことがあって、
この月見バーガーは季節限定だから、
その時には食べたらいいんじゃない?みたいなのを聞いたことがあったので。
そうなんやー。
へー。
でもちょっとちょっといいかなって思ってたんだけどね。
季節限定は強いよね。
今しか食べれないから、迷うコストをカットしてくれてるよね。
そうね、確かにね。
今は食べないと食べれないんだっていうね。
そうだよねー。
それはそれで一個言い訳を作ってくれるっていうサービスだと思いますよね。
確かに。
ダンダンマックは店頭のサインエイジ連動で、
いろんなQRコードが動くQRコードみたいな感じ。
パッとやったらその時にたまたま表示されたQRコードのメニューが表示されて、
そのまま注文できたりとか、別に注文しなくてもいいんだけどみたいな感じで。
その空発性と普段自分は絶対頼まないようなメニューを提案されることによるサプライズだよね。
行って新しいメニュー体験をするみたいな感じで、割とバズったみたいで。
これも2週間のキャンペーンなんですけど、200万人超が参加したらしいんですよね。
さすがマック。すごいね。
マックの絶対値を知らないから、割と多いねみたいなことしか言えないけど、
でもキャンペーンとしてはでかい感じがしますよね。
200万ってすごいよね。
だって日本国民の2%が参加したってことでしょ?
そうそう。だから別にマクドは普通に買う人もいるけど、
このキャンペーンを利用した人が200万人は割と多い気がするよね。
多い気がするね。さすが。
という感じがありますね。
だからこれは割と具合性欲求に指しているので、
OY6のミールキットの魅力
ここの欲求があるかないかをSNSのインサイトの検索エンジンとして使うっていうのが新しいなと思いました。
確かに。
あと最後もう一つが、これは皆さんすでに知っているサービスだと思うんですけど、
これもそうだよなということで言うと、
OY6のミールキット的なものですよね。
あれも具合性欲求を満たすサービスっていう、そこの欲求をついているものなので、
だから支持されていると思うんですよね。
だから単に調理の手間を省いているわけだけではなくて、
ほぼ切ってあって調味料もついていて、
あとは炒めたりとか最後じゅーってやる作業だけなんですけど、
でもこれって調理の手間を省いているけど、でも調理は簡易に行ってやるじゃないですか。
だから自分が作ってそれを食べてこうなったみたいな、一応最低限の一連の体験は確保されているんですよね。
ということは次迷ったときにあれ作ってみようかなみたいな候補には上がってくるんですよね。
だから1個食べれば1個メニューは増えるっていうことなので、
これはこれで1個料理の手ごまを増やす、カードを増やすっていうお得感もあるので、
単に時短サービスではないですっていうことですよね。
なるほどね。新しいメニューに築いていけると。
そうですね。
確かに。僕もごくごくたまにレシピブックとか見て、これ美味しそうと思って作ろうと思ったときに調味料困るんですよね。
なるほどね。
そんなに作らないからさ、いつも料理してたら家にたくさん調味料あるんだろうけど、
これを作ろうと思って野菜とか全部含めて買いに行きます。
調味料も買って、でもこれ1回分しか使わないとちょっともったいないなと思ったりとか、
でも家になかったら買うか諦めるかしかなくて、その調味料をね。
その調味料を抜いたらどんな味がするのかの想像もできないし、ちょっとドキドキする。
そこのボトルネックとなるような調味料ってなんかあるの?
オイスターソースとかですか?
そう、オイスターソースとかもない。
あとは大体できるじゃないですか。出汁系だと麺つゆとかレイパーとか大体できるし。
麺つゆとか出汁系はあるけどウェイバーはないかな、うち。
ウェイバーは中華出汁系だね。
中華出汁系やな。
いやだからそこの、この中華出汁はウェイバーで代用できるとかもわからないから、
その書いてある商品じゃないとダメって思ってる節はあるね。だからあかんのもあると思う。
まあそうだね。ちょっとそれは話がずれるけど、レシピ発想って僕すごい嫌いで、
なんか作業みたいな感じになるじゃないですか。
なんかもっといいのないのかなって思った時に、えっとね、ちょっと待ってね。
何が出てくるんや。
ちょっとラジオでお伝えしづらいかもしれんけど何かが出てきましたね。
レシピを見ないで作れるようになりましょうっていう本ですね。
そう、有本陽子さんの本なんですけど、なんかこういうのないかなと思ったら、
もうバッチリのやつがあって、なんか細かいことは書いてないんですよ。
最適化の影響
でもその描写、作り方が文章で書いてあって、何グラムとか一切書いてなくて、
まずこれをダーッとやって、これをやって、これをやって、ピョッとやったら完成ですみたいな話なんですけど、
でも料理ってそうだよねみたいな。
細かく手順1、手順2、手順10までやって完成するものじゃなくて、
要するにこういうものです。
これを楽しむものだからここだけを大事にしましょうみたいな感じで、
レシピだったら10個のステップがあっても、一番大事なのってその中の1個か2個のステップなんですよ。
ここだけ間違えなければ味は大体OKみたいなポイントがあって、
そのポイントを描写してくれることで、料理の本質がわかるんですよね。
そういうのがないかなと思ったらようやく発見したんで。
すごい。それはちょっと買ってみよう。欲しくなる。
なんかさ、昔シェアハウスに住んでた時に料理を上手い人ってレシピブックなんて当然見ないし、
結構適当に作るわけよね。
これはこうやってやったらいいんだよ。これはこれでやったらおいしくできるからとかって適当に作って実際おいしい料理作ってて、
なんかめっちゃそのままスピードも速いし、いいなーって思ってたけど、
どうやったらそこにいけるかわからないし、
理系的にはさ、コショウショウショウとかも気にどうしたらいいかわからへんわ。
ショウショウってどんだけやねんみたいな。
ショウショウはショウショウやねん。
ショウショウはショウショウってすごいモヤモヤするなーとか言って。
雰囲気は雰囲気。
雰囲気よね。そういうもんじゃないんだよね。別にお菓子作りはさ、結構グラムピシッと測らないとちゃんとできないこと多いけど、
料理を作るってのはそうではなく、大体でいいんだと。たぶんね。
でもこう、っていうことを頭ではわかってるんだけどちょっとまだ体がついていかなくて、料理をするのを。
だからこそ多分オックになってるから、この本読むとちょっと変わるかもしれん。
そうだね。なんかこの本で得られるのは、たぶんお母さんとかに料理を教わった時の体験に近いところだけど、
料理の本質とか軸のような部分だと思うんですよね。
それは、まあそれって応用の基本となる基礎なので、基礎はあった方がいいけど、基礎があればあとは応用って無限に掛け合わせて聞いていくので、
それってめちゃクリエイティブな作業になっていくわけですよ。だから面白い。
面白い。
で、僕は思ってるのは、例えばオレンジページとかをその後読んだ時に、一個一個の手順を全部飛ばせるんだよね。
写真だけ見たら、あーなるほど、今ナスが、夏休みだとナスとかピーマンがめっちゃ安いけど、
こういうゴールでっていうのを大量インプットすれば、次ナス見た時にこれ作ろうとかって思えるかもしれないですか。
めっちゃいい本じゃん、それ。
そうそう。そうなんですよ。そういう感じかなと。
で、オイシックスのメールキットとかも、それの簡易版というか、一個のメニューに対してそういう解像度のある体験をさせることで、
一個カードを増やしてあげるみたいな感じ。で、料理が少しずつ好きになっていくっていうことにもなっていくと思うんですよね。
あと野菜だけ届くやつもあるじゃないですか。
ありますあります。
あれもあれでいいと思ってて、あれも具合性楽しめるのかなと思うのは、定番の野菜はもちろんほとんどなんだけど、
なんだろうこれどうやって食うのみたいな野菜が混ざっていることで、その集のお題になるわけですね。
これをどう食うかみたいな。それで調べておいしく食べるんだけど、そこで一個一個野菜とか調理法について理解していく。
なんだろうこれっていう、ビジネスでも人生でもそれはと思うんだけど、問題発見力が一番大事だと思うんだけど、
そこの問題発見力を害虫するみたいなことで、食の幅を広げて豊かに人生をしていくみたいなサービスでもあると思うので、
単に宅配されるから流行っているサービスではないと思うんですよね。
料理を作る人にとっての一番のネックは、きっと今日何を作ろうやもんね。
そうですよね。
毎日毎日。俺も実家にいる時はお母さんによく何を食べたいって聞かれてたし、今も奥さんによく聞かれるけど何を食べたいって。
聞いた方も聞かれた方も、さっきのマックと一緒でさ、思い出すのは最近食べたものが多いからさ。
そうだよね。
結局繰り返しになる。
結局繰り返しになるね。
新しいメニューが出てこないから、やっぱり何かそれも食べたしな、これもまたあれやしな、みたいな感じで、どうしてもそうなっちゃうよね。
かといってね、今の気分でつってね、気分で注文したらめっちゃ怒られるよね。
怒られる怒られる。
それがわからへんから聞いてんねん。
具体的にウェアーみたいな。
そうそうそうそう。
やっぱりそこの空発的な欲求っていうのは、すごいこのレシピ、料理を作るというところにおいてはあると思うな。
で実際ね、同じ食材でも調理の仕方とか何の調味料を入れるかによって全然違った味になるから、すごい豊かよね。
豊かですよね。
なんか新しい調味料1個知るだけで随分ね、日常の料理の幅が広がるからさ、すごい豊かになりますよね。
確かに。
でもこの空発的欲求ってこのサブスク定期でやるビジネスにおいてはすごい重要だなと思ってて、
スナックミーっていうお菓子のサブスクがあるんですけど、
これは8個中7個はその人の好みに合ったものを届けて、1個はその人の好みでは選ばないようなやつを入れとくんですって。
はいはいはい。
そうすることによって、7つは満足するけど1個当たるかもしれないし当たらないかもしれない。
サブスクの新しい展開
でも意外なやつが来て、こんな美味しいお菓子も実はあるんだ、今後食べてみようと思う機会を作ってて、それによって継続率が上がるらしいんですよね。
なるほどね。
やっぱり好みに合わせてやっていくと飽きが早く来ちゃうので、そういう意味で好みにも合わせつつ意外な出会いを演出できるが結構サブスクは大事だと思うなぁ。
確かにね。好きなものばっかり来たらその最適化のパラドクスにドハマりするもんね。
そうそうそうそう。それだったら別にサブスクじゃなくても自分で買ったらいいやんって話があるので、
だからサブスクとしてはこれまでにないようなものとかが来るとちょっと嬉しくなるというか、
僕は最近1回やめてた服が届くサブスクをまた再開したんですけど、普通だったら買わないような薄いピンクの服とか届くわけですよ。
薄いピンクの服。
とか届いて、ちょっとお店で買うかどうかの時にはちょっと悩むだろうなと思う色やけど、でも着てみると意外と似合うなとかあったりする。
社交ダンスにぴったりだなみたいな。
社交ダンスにぴったりだなとか、全然日常でも着れる感じやけど。
やっぱね、自分で選ぶとついつい黒とかネイビーばっかりになっちゃうよね服が。
だからそういうのをやると全然違うので、やっぱサブスクで購入の意思決定って重たいというか、ずっと続けないといけないけど、
サブスクだから1ヶ月で入れ替わるから、合わなかったら別に買わされるだけだから、そこもちょっと気が楽というか、気がして。
やっぱサブスクとかの価値を出しやすい要素だなと思う、この偶発的要求。
人間性の重要性
今後の研究課題はランダム性をどこまで入れたらいいのかってことだよね。
全部がなんじゃこらやとしんどいじゃん。
しんどいしんどい。
一定期待値通りのものがあって、たぶん8割9割はそれで、たぶん1割2割をちょっとごめんにしたらいいんだろうけど、そこの差事加減を多分加額していくってことなんでしょうね。
バランスがね、期待値コントロールが難しいよね。
僕は別で色んなサブスクサービスをとりあえず試しているので、フードロスのものが届くサブスクっていうのをやったことがあるんですよ。
それは、その時にフードロスになりそうなものを学んで、賞味期限が切れそうなやつを集めて、段ボールに入れて届きます。
何が届くかわかりませんっていう感じで、本当にお菓子から、紅茶のティーパックから、飲み物から、あとは味噌汁のパックみたいな、色んなやつが届くんだけど、好みとか全く関係なく、とりあえずフードロスになりそうなものが届くんですよね。
それはね、1回でやめましたね。
自分の生活習慣に入ってこないから、使えないんだよね。消費できない。
結局フードロスになるっていう。自分の位置のゴミ箱に捨てるってことになるから。何のフードロス改善にもなってないやんって思って。
廃棄までにストレージが1個増えたぐらいの感じ。
そうそう。輸送コスト増えただけやんみたいな感じだから、結構難しいよな、その辺はと思ったね。
皆さんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか?
X、Q、ツイッターのハッシュタグ、マーケターの真夜中ラジオかLINEコミュニティで教えてください。
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さて、今週の明日使える低ネタ帳、マーケターの真夜中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
今回は最適化のパラドックスが動発性欲求というのを生んでいるみたいな話だったんですけど、
マーケティングではいろんな活用も今されてますよねという中で、個人もその時代をどう生きればいいのかということで考えてみたいのが、
最適化時代の生き方を最適化するにはどうすればいいかみたいなそんな話ですね。
またこれも本編的なノリで話し始めたんですけど。
哲学的なテーマですね、これはね。
そもそもAIはこの最適化のパラドックスを最適化できないと思うんですよ。
どんどんどんどんぶち込んでくると思うんですよね。
気分を変えてこっちとかって絶対ないし、それいいねっていう感覚がわかんないと思うので。
そうだね。苦手だろうね、これはね。
仮取りバナーって言ったら仮取りバナーばっかり出してくるし、
仮取りモードに入った時にもう一回気づきのような元々のメッセージとかって出してこないと思うんですよね。
だからそことは違うアプローチに立ち戻るとか、
いやほどほどがいいよみたいなその辺の調整をしたりとか、別軸の提案したりとかっていうのは多分人間のまだまだ仕事なんだろうなと思うんですよね。
なのでこういう最適化時代の中で生き方を最適化する戦略を描くとすれば、
一個は人間性を思いっきり楽しむことに尽きるのではないかなと思うんですよね。
もう人間性なのか人性なのかわかんないけど、
偶発性とか予定調和じゃないこと自体を喜ぶとか、そういう方が楽しいし多分現実的だと思うんですよね。
だから最適化ということ自体が実は最近生まれたものなので、あんまり最適なシステムではない。矛盾をはらんでいると。
人間はだからそうじゃないので、そこから意図して出ていかないと、やっぱり多様性が減っちゃって弱くなるとか、創造性が減るとか、そういう生き物だと思うんですね。
そうか。じゃああえてどんどん最適化によって今の自分にあったものが届くけれども、
それを振り払って自分にないことをどんどんしていったりとかってことだな。
そういうの大事だと思うんですよね。
そもそも人間とは何かっていうのを考えたときに、偶発性の塊じゃないですか、生き物として。
何を言うか全然予想できないし、大体は。だから飲んだりしたら楽しいわけでね。
だから人間であることをお互い楽しみきることに尽きると思ってて。
ちょっと会話を哲学的に考えてみるとですね、会話とは何かというと、まずルールとか特にないじゃないですか。
なんとなくテーマとかありますけど、その中で使えないカードとかほぼないので、
偶発性の価値
お互いの全人生をモチネーターにした連想ゲームであって、その中で言葉というカードを自在に切り合うセッションだと思うんですよね。
っていうとめっちゃダイナミックなんで、僕がカードゲームを嫌いな理由はここにあるんですよね。
急にみんな集まっているのに、「UNOをやろうぜ!」とか言われると、すごいカードが減る気がするんですよね。
あーなるほど、はいはいはい。
喋ろうよってことね。
喋ろうよ。
会話の方が多様性高いじゃないと。
めちゃくちゃ無限のカードが50枚とかに減っちゃって、何時間これで過ごすんやろ、めっちゃもったいねーとか思うんですよ。
つまらないなーって思うんですよ。
二次会でカラオケ行くか、もう一軒行くかって時に、もう一軒行く派ですね、カラオケではなくてね。
あー、まさにまさにそう。
カラオケとか行ったら歌ってんの聞いてるだけで話できへんやんみたいな。
歌詞決められてるもんな。
歌詞決められてる。
割ってるせいは自分で決めたいわって思う。
そう、で別にさ、歌もそんな別にみんな上手いわけじゃないから、そんなのね、本物の歌詞が歌ってるの聞いた方が上手いのに、
10人で行ったらね、1人が歌ってるのを9人聞かないといけないとかっていうのはどういう時間の無駄遣いなんだとは思うけどな。
そうだよね、タイパーが悪いよね、タイパー。
タイパー悪いね。
こうやったら喋った方がいいよね。
いいね。
だから具合性を楽しむっていうのと人間として楽しむっていうことがめっちゃ大事。
会話って、だからそういう見方によってはめちゃくちゃ素敵な行為であって、だからそういう会話って別に結論はないし、
ネクストアクションないですけど、どうでもいいですよね、そんなものはなくてもいいし、次会った時に全て忘れててもいいと思うんですよ。
その会話してる実感自体がプレッシャースなんであって、ジャズのアドリブ教員見た感じで、それ自体価値だと思うので、
それを楽しむ、そこから出てくる、今を生きるじゃないですけど、会話を夢中にやってる中で何かしら交換するものとか、
具合性に出会うアイディアとかがあるので、それを取り込んで生きていくっていうのが楽しい人生だと思うんですよね。
ということですね。
これでもどう伝えたらいいのやら。でもあらゆる人は具合性の価値を知っているのかな?
だからもっと増やせばいいよっていうことなのかな。
知らない人に価値を伝えるのは難しい。知らないことなんてないか。そんな人生ないもんね。
ないですよね。だから改めて具合性の価値を認識し直すということと、認識した上で積極的に取り入れていくということだと思うんですよね。
なるほどなるほど。
具合性は具合性だけども、迎え入れていくことで具合性を増やせる量は調節できると思うんですよ。そこはやっていくといいんだろうなっていう感じですね。
生活の変化
飲みに誘われた時にちょっと気乗りしないけど行ってみると実は面白いかもしれないし、新しいことやる機会、これ一緒にやらないって言われた時も、一回やってみたら実はすごく面白くてハマるかもしれないもんね。
そうですよね。
僕はでも今回の話を聞いて、この数日、明日やな。バーに行こうかなと思ってますよ。
下北まで行くか。大塚から下北は遠いんだけど。
下北のバーのいいところはチャージがかからないところが多いので、リール一杯600円とかでパッと買えることもできます。
昔は500円だったんで、2杯飲んでも1000円やなまだっていうすごいお得感があったんですよ。
へー。
なるほど。何時ごろ行くもんなんですかバーって。別に関係ない?
夜ですよね。
僕らの時は仕事がだから10時とかに終わるじゃないですか。軽く焼き鳥屋で腹ごしらえして、だいたい12時くらいに入るって感じバーに。朝方まで飲んでるみたいな。
なるほど、そういう感じなのね。
へー。
それぐらいですよ人が集まってくるのも。だいたいだから渋谷とか池袋とかで飲んで、だーっと家の近くに流れてきて、バーに集まってくるみたいな感じですね。
へー。
そうか、ちょっと体力持つかな。
30代前半くらいに経験しといた方がいいよね。
そうだよなー。
お客さんで確かに40代もいっぱいいたね。だからそういう業界の人とかだったら普通にそういう生活を何十年も続ける人もいるから、普通にいたよ。
へー。ちょっとやってみようかな。バーに。
あとその人生にどう生かすんだみたいな話で言うと、人生設計とかたまにそういうじゃないですか。燃焼とかにさ、どうやってこれから攻めていこうかなみたいな、構想を練るのは楽しいと思うんですけど、
構想を練る時にも偶発性を取り込むっていう発想を入れた方がよりもっとリアルだと思うので、だから今自分が構想できることは一定、自分の想定できる範囲でしかないってことを認識した方が良くて、
で、実際やってみた時に景色が変わる中で新しく見えてくることがたぶんたくさんあって、最終的に目的地に着いた時は、たぶん今の自分が想定してなかったことが半分ぐらいを占めてるはずなんですよね。
うーん、なるほど。
っていうことを理解した上で構想とかを立てた方がいいかなとは思うんですよね。
うーん。
という感じもしたりとかですね。
でもまあ、いろいろやってみるしかないよね。
だって自分が気づかないことを構想するって不可能だもんね。気づいてないもんね。
まずは気づくことから始めないとね。
半分以上は偶発的にまた来るわみたいな感じで、とりあえずスタート切るっていうのが大事だと思うんですね。
確かに確かに。
そうですね。僕も2回転職して1回起業してるけど、どれも狙ってとか最適化とかによって決まったわけじゃなく、偶然シェアハウスのメンバーがこういう会社あるよって紹介してくれたりとか、
あとは復業してたら、これで起業できるやんって気づけたりとか、アクションしてるうちにふとそれが見えてきたことの方が多い気がするなあ。
そうだよね。そこをあらかじめ売り込んでおくと、わりとスピード感が上がるし、っていうことかなと思うんですよね。
あとデイリーベースで行くと、僕わりとやったのは地下鉄と会社の往復ですごい目が悪くなった時期があって、めっちゃ目がいいんですよ。
2.0とか昔あった大学生みたいなやつけど、やっぱパソコンめっちゃ見るから0.6くらい落ちてしまって、
ラガンの人ってめっちゃ嫌なんですよね。眼鏡とかをかけるのがめんどくさそうだなって思うから、それだったら努力して直そうって思うんですよね。
おーすごいね。直んの目って。
遠く見たら一定直るんで、仕事終わりで銀座がオフィスだったんで、渋谷まで歩いて帰るか、渋谷から下北まで歩いて帰るか、それ4キロ1時間なんですけど、
銀座、渋谷が6キロ90分くらいなんですよ。
90分歩くって結構すごいね。
結構大変ですけど、銀座線の真上を歩いて、疲れたなとか雨降ってきたなとかだったら途中で乗るっていう感じなんですよ。
全部全部歩くわけではなくて、途中でだから虎ノ門まで行ってそこから渋谷まで歩くとか、いろんなバリエーションでやる。
必ず歩いて。エビスで勤務してる時はエビスから下北はちょうど1時間ぐらいなんで、毎日歩いたりとかしてたりとか。
そうすると東京の街の距離感っていうのはめちゃくちゃわかるし、その間のどんな道があるかどんな店があるか全部わかるし。
実は時間かかると思うんですけど、駅行って電車乗って、電車待ってまた乗り換えてみたいなことを考えると、差し引きすると10分から15分ぐらいしか変わんないんですよ。
電車乗って帰って45分のところ、歩いて帰ったら1時間とかそんな感じなんで。
だからむしろめっちゃ健康的だし、目が良くなるし、いろんな風景見れるし、いいところしかないと思ったんで、
途中から最後10年ぐらいはほぼ歩きで帰ってましたね。全距離じゃないけど半分ぐらいは歩いて帰ってましたね。
確かにね。それだけでも新しい発見というかね。ここにこんな店あるんだとか。
そうそう、店の発見とかめっちゃできるしね。いいっすよ。
東京ってね、面白いところとか、なんか史跡とかいっぱいあるじゃないですか。
あるある。
葛飾会集定跡地とかさ。
そうそうそう、あるある。
いっぱいありますからね。
坂道にもね、いろいろ名前がついてたりとかね。
そうそう。
結構楽しいよね。
だから歩いて帰るだけでも本当にその辺知れるのがいいところ。
あとはビッグサイトのイベント帰りってだいたいユニカバルに乗ると思うんですけど、
ビッグサイトの脇に船着き場があって、そっから芝まで乗れるんですよ。
へー、そうなんだ、知らなかった。
僕もたまたま見て、船出るんだ、乗ってみるかなと思って、乗って帰ったみたいな。
そんなに時間がロスするわけでもなく、船旅ってめっちゃいいんだよね、みたいな。
船旅はいいよね。
すごい気分転換。
まさか平日にこんな船の旅ができるなんて、みたいな感じで、すごい楽しかったりして。
こういう風な具合性をどんどん取り入れていくっていう作業をすることで、
感性も深まるし、たぶん体験量が増えると思うんですよね。
そういうことをやっていくと、人生楽しいんじゃないかなと僕は最近思ってますね。
なるほど、いいですね。
あえて最適化の世の中じゃない。
地下鉄なんて最適化の極みじゃないですか、いつもいつも同じ地下鉄乗って帰って。
新しい発見
何号車に乗ったらすぐ出口に近いとかもうすでに全て最適化されているから、
あえてその最適化から外れて、いつもと違う生活をすると。
確かにね。
前回話した暇と退屈の倫理学でも、人間というのは定住生活をすることによって退屈になったっていうことだから、
逆に言うといつも生活の仕方を変えていけば、
例えば1ヶ月に1回引っ越しをすれば退屈しないわけだし、
引っ越しするのはさすがに大変だから、通勤とかの移動をいつもちょっとでも変えていくっていうのは、
それだけでもいろいろと新しい発見はあるし、退屈じゃなくなるし、いいよね。
いいと思いますね。
偶発性を織り込むっていうのは、偶発性を意識するだけじゃなく生活のシステムに組み込むことだと思うんですよね。
そうね。
なのでそういう習慣をちょっと変えてみるっていうのが大事だと思いますね。
あえてやらないといけないんだよね、そういうことをね。
ついつい人間って施行するのを施行しないように従うからさ、どんどん自動化しがちなので、
そうじゃなくあえてこれまでやってないことを挑戦するっていうのがいいですな。
いいですよね。
じゃあ私は次回までにまたバーに行って、バーがどうだったか報告というのをできればと思います。
明日使える聞くネタ帳、マーケターの真夜中ラジオでは、マーケティングに役立つ情報を毎週配信していきます。
ポッドキャストをフォローすると、マーケターとしての知見が毎週溜まっていくので、ぜひフォローしてみてください。
ではまた来週の土曜日、ポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
01:06:25

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