今回は、新著「ファーストフォロワーのつくりかた 事例で学ぶ「製品・サービスの価値をファンと共に生み出す」ためのマーケティング」を取り上げました。

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思いを伝えるために、ファンを作り、ファンとともにサービスを作ることで売上をあげ、ブランドを大きくするマーケティング手法とは?


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今回のエンディングではオープンチャットで頂いたご質問にお答えしました!


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みなさん、こんばんは。あした使える、聴くネタ帳 | マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、あらほうマーケター2人が、最近気になるトピックを取り上げ、それぞれのマーケターで掘り下げていきます。
最近話題の1人マーケターをはじめ、情報や知見が少ない中で打ち手を模索するみなさんのヒントになる視点をお届けしていきます。
淡路市までコピーライターをやってます。じんぼうです。よろしくお願いします。
スタートアップの思いが伝わるマーケティングを実現する株式会社エイレコネクト代表の宮本です。よろしくお願いします。
今日のテーマは、ファンと共創するマーケ手法、ファーストフォロワーの作り方です。
このテーマを取り上げた理由は何でしょうか。
はい。トライバルメディアハウスの高橋亮君という、僕もね、全々職トライバルメディアハウスなので、一緒に仕事したこともある高橋亮君が新しく本を出しまして、
ファーストフォロワーの作り方という本ですね。これがね、とても面白いので、ぜひ紹介したいと。
なるほど。かわいい後輩が書いた本ながらも、推薦したくてしょうがない。
あとは自分が支援したマーケティング事例も載っているので、そうっていう意味もあるっていうところと、
あとは僕いつも自己紹介で、スタートアップの思いが伝わるマーケティングを実現する株式会社エルコネクトって言ってるんですけど、
この本に書いてあることがまさに思いが伝わるマーケティングの実現方法っていうのを書いてあるので、これだなと思ってます。
その高橋君と一緒に仕事したことがあるので、それは同じ系譜になる部分は当然あるんですが、
これまでまとまってなかった手法っていうのがきちんとまとまっていたのがすごくいいなと。
この本で書いているタイトルのファーストフォロワーって何かっていうと、
TEDの動画で人が踊り出して、それを見て周りの人が踊り出して、いつの間にか全員が踊り出すって動画見たことあります?
ないです。
それは人はどういう形で影響を受けていくのかっていうことを表しているエピソードで、
最初ピクニックして芝生のところにいますと、急にそこで誰か一人目が踊りを始めるわけです。野外フェスでらしいですね。
一人の上半身裸の男性がフェス会場の音楽を聴きながら少し変わった奇妙な踊りを踊っているところから始まりますと。
最初は上半身裸だったんですね。
最初は嘲笑されると、なんかあの人変なことやってるぞみたいな感じだったところが、
だんだんと2,3人ファーストフォロワーって言われるリーダーの後に続いて、自分も踊り始める人が出てくるんですよね。
そのファーストフォロワーとかを見ると、あれ?なんかこの場では踊った方が面白いのかもなみたいな風に思って、
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どんどんどんどん他の人が踊りに参加をしていき、イノベーションリードによるイノベーターが参加し、
アーリーアダプターが参加し、マジョリティが参加しみたいな形でどんどんどんどん盛り上がっていって、
最終的にはその野外フェスの会場にいた全員が踊り始めるっていうそういう動画があるんですよね。
この本っていうのはリーダーとなるような人っていうのは企業で立ち上げた人。
そういう商品で何か世の中を変えたいと思ってリーダーが立ち上げると。
でもリーダーだけでは世の中は動かない。
リーダーをやったことを見て、最初にフォロワーとなって、面白いことやってるね応援するよっていう風に言う人たちが出て、
その人たちの応援によって場が盛り上がっていって、みんなでそれやったら面白いかもと思うきっかけを作るっていうのがこのファーストフォロワーというので、
商品を販売していく、マーケティングをしていく上で企業だけ、さっきのリーダーとフォロワーの関係でいうと一人のリーダーだけで何かをするのではなく、
消費者をファーストフォロワーとして巻き込んでマーケティングをしていくことで、より大きなサービスになるっていうことの手法を書いている本ですね。
僕はすごいこのファーストフォロワーとかファンと競争するっていう手法がすごく好きなので、そういったやり方について書かれた本っていうのはぜひ紹介したいなと。
本編別撮りしているので、じんもさん収録一緒にやってもらいましたけど、どの辺が明日使える聞くネタになりそうですか?
そうですね。デジタルマーケティングとかってCPAがいくらとか効率とか言うけど、そういうマーケティングはそろそろいいかなっていう感じ。
みんな思ってると思うんだけど、じゃあ次何だろうねって思った時に、今回の足ってこういうのいいなって思えるかなと思うんですよね。
最適化最適化じゃねえんだよみたいな。なんとなくみんな思ってると思うんだけど。リターゲーム終わったしみたいな。
もうABもやったしみたいなね。
次なんかないの?みたいな時に、やっぱりいいと思うんだよね。ワントゥーワンは広告のワントゥーワンじゃなくて、やっぱり作り手と消費者のワントゥーワンみたいな時代になった方がどう考えても素敵だなと思うんですよね。
いや本当そう思いますね。僕のイメージ、企業って突き詰めると昔の村の鍛冶屋みたいなもんだと思ってるんですよね。
村の中で一人鉄を打ってクワとかを作るの上手い人がいて、じゃあ誰々さんのクワも作ってあげるよって言って作ってたらそれが専門の仕事になって、クワだけじゃなくて他のこういうのも包丁作ってよって言われたら包丁作って作るとか、
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そういうコミュニケーションによってその人はそのものをプロダクトを作る専門家になって言ってると思うんですけど、企業も本当はそういうもののはずで、消費者がこういうの欲しいって言うからそれを作るっていうのでいいはずなのに、こういうものを作ったら売れるんちゃうかみたいな感じで商品作って売って売り上げ上がったから万歳みたいな。
なんか本質的ではないようなサプリメントを作って健康になるよみたいなCPAとかね、やれば売れるしインフルエンサー使えば売れるのはわかるけど、それで世の中良くなるのかみたいな風に思ったりするから、やっぱねこういうちゃんと消費者っていうかこの人に向けて商品を作るっていう企業は今後もっと増えてくると思うんですよね。
そうですね。経済価値だけではない、例えば働いている人の満足感だったりとか、使う人の満足感だったりとか、そういう尺度も含めると多分価値がすごい増えると思うんですよね。
そうですね。経済的には測れないけどそこの価値って大きいよね。
GDPなんて所詮ね、すげー偏った尺度だと思うから、もうちょっとね、GHPかな、グロスハッピネスフンだかみたいな。
ね、なった方がいいよね。だってGDPってお金をどれだけ使ったかで幸せを図られているから、逆にこう同じサービスが安く提供されたらGDP下がるって逆よね。
逆だよね。
そう考えるとね、あれ?みたいな。そういう方が良くね?ってなるけど、そうじゃないとかっていうのはやっぱりGDPの限界を感じる。
そうだね。あとはこれからね、人口減っていくからさ、人口増えていく中での前提だと思うんだよね、これまでの経済的な観念とか価値観とか。
これ減っていくんだったら、たぶん別の幸せの在り方というか、満足感とか100方でね、乾杯する口実の在り方を考えていかないといけないよねっていう時に、
やっぱりたぶんこっちの方向なんだろうなと思うので、そういう意味では明日からの考え方のヒントになるかなという感じはしましたね。
ありがとうございます。
それでは本編ぜひ聞いてみてください。本編は約35分あります。途中で聞けなくなった時のためにも、ここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
よろしくお願いします。
さて、宮本さんの今週のピックアップ。テーマはこちら。ファンと競争するマーケ手法。ファーストフォロワーの作り方です。
さあ、宮本さんどんな内容なんでしょうか。
はい、オープニングでも紹介したファーストフォロワーの本の中身をちょっと紹介していきたいなと思うんですけど、すごくですね、しっかり事例が載っている本でして、
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たぶん事例だけで3分の1ぐらい事例ページあるんじゃないかなっていうぐらいちゃんと載ってる本です。
なんかあれだね、日本のビニエスパーソンって事例大好きじゃないですか。
大好き大好き。
そういう意味に言ったらもうあれだな、ごちそうの塊みたいな本ですね。
でね、でもなんかそうなった経緯がすごい面白くて、はじめにのところに書いてあるんですけど、この高橋くんが著者としてこの本を書くときに、
もともと思ってたのと実際やってみたらちょっと違ってましたっていうことが書いてあるんですよね。
思ってたのと違う。
本作るときはこうしようと思ってたけど、やってみるとちゃいましたっていうことが書いてあって、何が書いてあるかというと、
もともとはファンがいる企業っていうのはどういうふうにファンを作っていて、そのファンをマーケティングに活かしているのかっていうことを抽出したかったと。
なので、いろんな企業のインタビューをして手法を抽出してフレームワークみたいな感じで、これとこれとこれをやればファンがいる企業を作れますよみたいな形に出したかったけれども、
取材を経てわかったのは手法を抽出しただけではファンを生み出すことはできないと。
各社の取り組みを要素分解して、それらの最適な組み合わせによってファンを生むための方程式を提示するという当初の目論みは成立しないことが見えてきたのですと。
そうなんだ。
いうことが正直にはじめにの1ページ目に書いてます。
当初の仮説が1ページ目に折れたわけだ。
そうそうそうそう。
よく出版できたね。
本を書くときはフレームワーク化したかったんだろうけどね。
でも逆に取材を経て見てきたのは、それぞれの会社がファンの振る舞いっていうのを細かく捉えて、その振る舞いをヒントにサービスの価値を個別に作ってきたということがわかったので、
フレームワークみたいにこれをやったらできますよみたいなことはないけれども、それぞれの事例をきちんと紐解いて特徴とかを見ていけば、自社でどういうふうにやったらいいのかとかは参考になるし、
考え方の軸みたいな、フレームワークほどではないけれども、考え方の軸とかどういうふうにやっていくのかの視点みたいなところは出せたので、それを紹介しているっていう感じですね。
なるほど。じゃああれだな。勝利の方程式、これやっときゃいいよみたいなことはないけども、スタンスみたいなところが見えたよみたいな。
でもまあその方が誠実ですよね。
うん、誠実だし多分そうだと思うよね。感覚値として。これやっときゃオッケーみたいな感じとコミュニティマーケティなことって完全に相反している感じは直感的に思うし、
あとそれが方程式でうまくいくんだったらコミュニティマーケティもAIで任せときゃいいやって話になるしみたいなことなんで、割としっくり感はあるな。
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だいたいマーケティングの本ってこれさえやっときゃうまくいくんだ的な本があるけど、そんなことは実際うまくいかなくて、そんなことができるんだったら誰もがそれをするから、
結局ビジネスは全体競争関係になるので、みんなが同じことをすると優位性がなくなって結局勝てないってことになるから、
そうなった時に各社それぞれ自分なりの形を見つけなきゃいけないと。そこは誠実でいいなと思ってます。
この本、どんな企業が取り上げられているのかっていうのを見るとすごく特徴があって、サービスとしてはスナック味、お菓子のサブスクですね。
ポストコーヒー、これはコーヒーのサブスク。あとファクトリエ、これはアパレルですね。日本の工場で作ったものを送ってるアパレルのファクトリエとか、土屋カバン。
ポケットマルシェ、これは食べ直の農家さんとか生産者と近いバンみたいな、そういうサービス。
わざわざは一つのパン屋とか雑貨みたいなそんな感じ。
メルカリ、ヤマップ、これは山道とかの案内アプリですね。そんなある?あるあるんですよ。山って電波通じないんですよ。
Googleマップだと迷うんですよ。だからヤマップで山道の案内とかをダウンロードしていく。
いろんな人の投稿とかあってすごく参考になって、山歩き登山する人はヤマップだいたいしてますね。
あと僕がマーケティングやってるフィシールとかホテルシーとか、あとおもちゃのサブスクのトイサブとかヨナエナエールとか、そういった企業ですね。
なんとなく知ってる会社と知らない会社あると思うんですけど、ファンがいそうだなって感じはある企業ですよね。
そうですね。
こういった企業がどういうことをやっているのかっていうようなところで、すごく僕は好きなマーケティングショーだなっていうのは、
それぞれ思いがあって、例えばフィシールであれば漁師さんが魚を水揚げした時に3割ぐらい捨てちゃう魚が取れると。
そういうのを漁師さんが取ってしまって、そういう魚があると漁師さんの収入が減ってしまうので3割分ってなると、
漁師さんが漁に出て行ったりとか魚を取るってことができなくなって、そうすると日本の水産業とかが成長できないよねって課題を解決するために
漁魚を人間が食べられる形にして美味しく冷凍のミルパックで送ると、それによって漁師さんを守ろうって、そういう思いが例えばフィシールはあったりして、
そういった思いを伝えるために、でもちゃんとそれはビジネス化しないといけないので、思いはあるけれどもビジネス化が難しいというか、
そういうサービスもたくさんある中でファンを作ってファンとともにサービスを作ることで売り上げを上げてブランドを大きくするマーケティング手法っていうのがこの本には書いてあるなと思ってます。
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そうするとマーケティング手法としては必然的にというかD2Cが多くなるんですよねサブスクとか。
まあそうですよね。
マックミー、ポストコーヒー、オフィシル、トイサブ、ヨナヨナもそうですね。
まあ創業者の志がよりダイレクトに伝わりやすい構造ですもんねD2Cの方がね。
普通にD2Cではない場合って、作っているのは例えば楽天とかだと作っているのは各店舗なので、
そうすると思いって言っても作っているのは自分じゃないので思いが反映されなかったりとかするし、
あとはコンビニとかスーパーで売っている商品とかも思い届かないですからね。
思いはね届かないねあまりにも。
見てくれないですからねみんな商品のパッと見の印象しか見ないので。
そうだね。
店舗ってそうですよね。
余談ですけど僕この間の食品業界の人と一緒に旅行したときに、
食品業界の人のお土産物の見方面白いなと思ってパッケージとか見なくて成分表示見るんですよ。
で成分表示って順番にグラム数が多い順に並んでるんですよね。
あ、そうなんだ。
そう知らないよね。
知らなかった。
知らなかったのよ。聞いてあそうなんだと思って。
だから成分表示を見ると食品業界の人は、
あ、これはこういうものを使ってるんだっていうのがわかるし、
例えば添加物がどれぐらい入ってるのかとか、
こういうものがたくさん入ってるってことはこだわってるなみたいなのがわかる。
あとは成分表示の中に例えばどこどこさんとかもどこまで書くかって結構自由らしいんですよね。
例えば香川県産って書くのか国産って書くのかとかって別に書いても書かなくてもいいしみたいな。
だからそれを書くってことは結構こだわりを持って仕入れ先を選んでるなとか。
あ、そうだね。
そういうのが食品業界の人はわかるらしくて。
なるほど。
強調したいところだけちょっと本当大きくしたりとかするっていう遊びもちょっと見たいけどね。
やろうと思ったらできるんじゃないかな。別にそこにルールは。
ルールはだから順番に左からグラム順にっていうルールしかないから。
なんかね、昔シバウルアイランドっていうマンションの広告を連通のトップクリエイターが手掛けたことがあって。
その時にすごいなって思ったの。
僕社会人最初の頃マンション担当だったから。
もう完全にフォーマット決まってるわけ。
マンションポエムみたいな。
マンションポエムでチラシの裏面にマンションの概要っていうのがあって。
もう読めないような字でガーッと概要が入ってるみたいな。
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だから連通のトップクリエイターはその概要をめちゃくちゃでかく出して。
へー。
すげーなと思いましたよやっぱり。
面白い。
読めない字じゃなくて大きい字で書いたってこと?
大きい字で書いてちょっとジャーミングなあじらいをして概要でっかく出すみたいなことをやったりとか。
遊び心だね。
マンション慣れてる代理店が提案したら何考えてんのバカじゃねーよって言われるところ。
いやそもそもこれってこうやったほうがいいんじゃないですかみたいな感じで。
できるのは強いなぁと感心しましたけど。
成分表示も。
面白いね。
そう面白いなと思って。
でもまぁそれぐらいお店では成分表示見てくれる人なんてマニアな人しか見てくれないから、どれだけこだわりを持って作ってたとしてもほとんど伝わらない。
結局値段となんとなくのパッケージしか見ないのでなかなか伝わらないっていう中で、
D2CはやっぱりそもそもメールとかSNS使って情報を伝えられるし、そういったファンを作りやすいと。
最近VCの人とかと話しているとやっぱりD2Cオアコン論っていうか、D2Cブームとかあったけど難しいよね。
なぜならばデジタル広告だよりだと結局CPAが高すぎて難しいよねっていうそういった建設というか意見もあるんですけど、
その中でもやっぱり人々に寄り添ってファンを作っているブランドっていうのは残っていくなぁと思っていて、
やっぱ時代の変化だと思うんですよね。思いに共感した消費っていうのがZ世代を含めて昔に比べて増えているので、
そういうのに対応したサービスってのは残っていくなぁと。
で、僕この本読んで面白いなと思ったのが、これインタビュー相手のね、著者の社長の年齢とか何年に生まれたとかが出てるんですけど、
結構ね、僕に近い年齢か、僕よりちょっと下ぐらい多いんですよね。
スナックミーのハットリさん、1981年生まれとか。
同級生やな、僕とは。
ああ、そうっすね。
あとこのポストコーヒーの下村さんは82年生まれとか。
他にも知ってる人いるんですけど、僕と同世代ぐらいの人とか、フィシルの社長はね30ぐらいだから若かったりとかして、
やっぱこう、そういう時代の変化というか、50代60代じゃない今っぽさみたいなところもあるんじゃないかなという感じはしてます。
そうだね。
なんか共通して持ってるセンシティビティみたいなものが、たぶん50オーバーとちょっと断絶がある部分なのかもね。
21:01
なんかあると思う。SDGsで消費するとか、最近Z世代あると言われてるじゃないですか。
単純に安いだけじゃなくて地球にいいものを買いたいっていう。共感消費的なところも世代による部分もあるだろうなと。
そうですね。
例えばじゃあこの思いがあるブランド作りって、思いがあるって各社どんなものなのかっていうと、
例えばさっきフィシルの例は紹介したんですけど、ファクトリエだと工場希望価格で販売するっていうのがファクトリアのビジョンなんですよね。
つまり工場で生産にかかった現価をもとに価格を決めると。
普通逆ですよね。スーパーとかで売る商品って、この商品いくらぐらいで売れるからいくらぐらいで作れる商品を作ろうって作るんですけど、
そうではなくて工場で生産にかかった現価から価格を決めると。なので工場としてはすごく嬉しい価格、儲から価格で販売ができるし、
そうすることで日本の中小の工場で、でもほとんど名前が出ない工場。
実際は例えばハイブランドの服とかそういうのを作っている。そういったOEM先になっているような生産工場と提携して商品を作っているっていうのがファクトリエですね。
これは工場希望価格で買ってもらえる厳選は何なんですかね。
そうですよね。普通難しいじゃないですか。値段が高くなるってことなので工場希望価格で売れるっていうのは。
みんなそうしたいと思うんだけど、そうはならないわけじゃないですか。買い手が買うかどうかだからね。
難しいよね実際は。
すごい不思議。
じゃあファクトリア含めてこういったファンと競争しているところはどういう風にやっているのか。
この本の中で2つその考え方が求まっていて、1つがファンと共に価値を見つけるっていう方法で、2つ目がファンと共に価値を伝える。
見つけると伝えるってこの2つの手法がファンがいるブランドっていうのはやり方が違うと。
で、まさにそのさっきのファクトリエ。工場希望価格でやりたいけど普通はできないと。
ところをどういう風に実現をしているかっていうと、面白いなと思ったのは商品開発にめちゃめちゃ手間をかけてロイヤル顧客が買いたいと思うものしか作らない。
でもそもそも普通アパレルとかって商品点数を増やしてどれが当たるかわかんないので、どんどん作って売れるやつを作っていこうっていうことをするんですけど、
ファクトリアはそうじゃなくて多品種を作るのではなくてロイヤルカスタマーに受けるものを作ると。
どういうことかっていうと作るときに通常アパレルの商品ってクリーニングとか選択するとちょっと縮んだりするじゃないですか。
で、通常の商品って一般的には1,2回テストして販売されるのが一般的らしいんですけど、ファクトリエってテストをしていると3回目に急に縮むこととかもあるので10回くらいクリーニングするらしいんですよね。
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それでちゃんとしたものじゃないとまず販売に行かないと。
で、販売した後も商品を増殺というかさらに作るとかっていうのをやるかどうかを決める上で、
ロイヤリティの高い顧客、つまりファクトリエで何度も買ってくれるお客さんの満足度をアンケートで取ってるらしくて、それが低かったら追加生産しないんですって。
仮にめっちゃ売れてたとしても、ロイヤリティの高い顧客が買ってる商品が価値がある商品であると。
いうふうに決めて商品を作り生産もしているので、ロイヤリティの高い顧客はどんどんどんどんファクトリエでしか買わなくなるというか。
で、ファクトリエとしてもロイヤル顧客が欲しいと思う商品を作り、多分一元産というか、すごく有名になってテレビに出てたのは白いパンツで汚れをはじくコットンパンツっていうのがテレビにめっちゃ出てたやつで、
これは岡山のジーンズメーカーが作ったコーヒーとかワインこぼしても水をはじくんですよ、そのパンツが。だから全然汚れない。
有名ですよね。
有名有名。結構テレビとかでも取材されて。絵がね、面白いよね。
絵が面白いね。
いいよね。白いパンツに。これもやっぱり白っていうのが目立つからいいと思うんですけど。
そうだね。
コーヒーこぼしても水をはじいて全く汚れないっていう。これもロイヤリティの高い人が満足度も高いから作り続けているわけで、一元産だけの商品開発をしないっていうのは面白い。
そうなんだ。だからああいう汚れめっちゃはじくやつで言うと着心地が通気性悪そうだなとかそんなことあるかな。
夏場とかどうなんだろうとか思うけど、ロイヤルユーザーが支持してるんだったら着心地もいいんだろうね。
そう。だからそういうふうに作られてるとそういう安心感もあるよね。
そうですよね。
なんかただ単に話題消費でバエルから一瞬売ってでも実際は1,2回しか着ないんだろうみたいなことはなくて、ちゃんと好きな人がファンがいるっていうものだとするとすごい安心感につながるなと。
そうですね。一元産向けだったらね、ちょっと失敗してその人が離れちゃってもまた新しい客をつかめばいいやっていう感じなんだろうって思うけど、
ロイヤルユーザーにフォーカスしてるんだったらめちゃくちゃちゃんと外れが絶対なさそうな感じはあるよね。
そう。外れ作りようがないというかね。そのロイヤル顧客に向けて作ってるから、そこはすごい、だからこそ高い価格でも買ってもらえるさっきの工場規模価格を実現できるんだろうし、
27:00
それはそれで難しいと思うんですけど、そこにこだわってやり切ってるっていうところがすごい良い会社だなと。
僕もファクトリエで一回、アトピーになりにくい服っていうのを買ったんですよ。
へー。
肌着なんですけど、肌着の毛羽立ってるやつとかが皮膚を刺激して体が痒くなったりするらしくて、
この社長もアトピーがあって、何とか自分の作ってるアパレル服で解決できないかっていろいろ商品開発をして作って、
実際の人に試してもらってすごい好評だったんで販売しましたとかってあって、そういうのも世の中にはたくさんあるじゃないですか。
そういう会社って機能性商品。
よくありますね。
よくあるのに比べるとすごいリアリティがあっていいなと思ったんで、やっぱりファクトリーにしか作れない商品だからこそ売れるし、
そういう作り方をしている会社って応援したくなるしいいなっていう風に思いますね。
なんか創業者とか社長が自分のために作った商品が一番説得力あるよね。
あるよね。まさにスティーブ・ジョブズが操作をしない。自分がいいと思うものを作っていくとかね。
マーケティングなんてクソだと。
そうそう。
Think Different。マーケティングは間違ってる。
って言ってたよね。
俺はこう思う。
すごいよね。
それが今の時代っぽい感じはすると思いますね。
だからそこの強烈な意思が、ちっちゃいかもわからないけど、ブルーオーシャンを作り、そこにファンが生まれってことなんでしょうな。
ですね。ロイヤル顧客が満足度のものを作っているっていうところだから、
そういう意味でも一人だけじゃない。スティーブ・ジョブズだけじゃなくファンのために作ってるっていうところはあるんでしょうね。
それがファンと共に価値を見つけるっていうところです。
2個目、ファンと共に価値を伝えるっていうところで、いくつか手法があって、影響力のあるファーストフォロワーを支援したりとか、
UGC、ユーザーが投稿したものをコンテンツ化すると。
例えばフィシルの事例で紹介されたのは、フィシルって魚のサブスクで、ギフティングとかでいろんなお客さんに送ってるんですよね。
その中で、いいと思ったらその人がフィシル食べてこうでしたって投稿してくれるんですけど、
その投稿を買い取って広告に回したりとか、LPとかに置いて表示をすることで、
商品の良さってどれだけ企業が言ってもわからなくて、ユーザーさんが実際使ってみる時にどう感じたのかっていうのを見てくれた方がいいので、
ユーザーさんの投稿っていうのをコンテンツ化して広告で使ったりとか、そういうところがファンと共に価値を伝えるっていう事例としていくつか紹介をされてました。
やっぱりファンがいるからこそそういう投稿ができるし、いいんだろうなっていう感じがしましたね。
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ファンがリアクションをしたものが、そのまま投稿を引用したりっていうことによって、
生のまま使えるっていうのが今の時代の良いところですよね。
そうですね。やっぱり前にランディングページとかにSNSの投稿を埋め込むサービスをやってるところがあって、
そこも必ずランディングページに埋め込むとコンバージョンレートが上がるって言ったので、
購入しようと思ってる人も気になりますよね。他の人がいいと思っているのか。それを見て、こういう感じで使ってるんだったらいいなと思ってくれると思うので。
そうですね。
あとはこの本にあった事例で面白かったのは、ポケットマルシェっていう全国の農家とか漁師の人から直接新鮮な旬の食材を購入できるサービスですね。
そういった事例で、やっぱり生産者との距離が近いので、最近はどんなサービスも完璧だったり機械的なものが多い中で、生産者から誤字のあるメッセージ。
手紙とか付いてるんですよね。なのでそういった人と人との繋がりがあるのがいいとか。
あとはこんなことあるんだと思ったのが、いつも同じ生産者から玉ねぎを買っているお客さんがいましたと。
で、そのお客さんが旅行中に、この時期は徳島に旅行中のため配送時期をずらしてほしいというメッセージをしましたと。
そうすると、たまたまその生産者が淡路島にいることもあり、生産者を訪ねて玉ねぎをどっさりもらって帰ってくるといったことがあったそうです。
そうなんだ。
すごいよね。
すごいね。
普通はね、これまではECで、東京の人かもしれないけど、玉ねぎといえば淡路島ですからね。
淡路島から毎年玉ねぎを送ってもらってたんでしょうね。
で、今年も送りましょうかって言って、すいません徳島旅行してるんで配送来週にしてくださいって言ったら、
徳島淡路のすぐ横やからうちまで来たらええやんって多分なったんでしょうね、生産者と。
で、生産者のところに行って手渡しで玉ねぎをどっさりもらうと。
なるほど。
一つ多くなるけどね。
でも直接の接点が生まれるっていうのは素敵だよね。
そうね。
普通ね、生産者が作ってるとこなんて行けないからね。
行けないね。
うん。
こんな畑で作ってるんですよとかって。
そうそうそう、絶対なるよね。
2倍おいしくなるよね。
おいしくなるよね。
作ってる人の顔も見えてね、とてもいいよね。
とてもいいと思いますね。
僕らが行った茨城県の暮らしの実験室って農場あるじゃないですか。
はいはい。
ジンボさんとね、青島に行く前に。
あの農場とかも農体験ができて、その農体験ができる場があり、そこから毎月野菜を送ってもらうっていうモデルで、
33:09
どこでどういう風に作ってるのかがわかってる野菜を食べるとやっぱり味が違うしおいしく感じる。
それも一つのファンと共に価値を作っているからこそ楽しめるサービスだし。
僕はあの暮らしの実験室の農体験とか、あの時に東京の人と農場っていう生産者のつながりとかを見て、
これをマーケティングでいろんな会社が実現できたらいいなと思ってSNSマーケの世界に飛び込んだんですよね。
13年前、アクセンチャーからトライバーに転職する時はそうだったんですよ。
SNSマーケに僕が惹かれたのは、あの農場での体験がすごく効いてたので。
現体験がわりと強烈にあったわけですね。
そうですそうです。
ポケットマルシェの今みたいな事例とか、ファクトリエの事例とか、今やってるフィシルムもそうですけど、
僕の中では15年前にやりたかったマーケティングがついにできるようになってきてるっていうワクワク感があるんですよね。
なるほど。俺の時代が来たぞということで。
そう。やっと実現したと。
こういうのってD2Cというか、生産者側と消費者が直接つながってないとそもそも不可能だったんですよね。
実際15年前ってECはあったけど、SNSでつながるとかそういうのもなかったし、D2Cもなかったから、そういう世界観でなかったし。
ちょうどSNSが出てきて直接生産者というか企業側と消費者側がつながれるっていうのを見た時に、
このSNSという手法を使えば、その企業と消費者が一緒にブランドを作ったりとか、消費者が作りたいものを生産者が作るとか、そういうことができるんじゃないのかっていうイメージがあって、
トライバルに転職して。でもその時には実現しきれなくて、やっとD2Cとか、SNS上で商品を知って物を買うとかっていうのが普及してきて、今だなと。
時代来た。
時代来てますね。
ですね。だから僕はこの本は、もう本当、街中で配りたいぐらいですよ、僕は。
聖書配ってる人いますよね。
そうそうそう。これからのマーケティングコールですよっていう風に言いたいぐらい。僕はやっぱすごいこの2共感をしたし、とはいえこういう形でまとまってなかったというか、
ヨナヤネールの事例はあったりとか、ファクトリーの事例はそれぞれ事例としてあったけど、これを一つのマーケティングの手法としてまとめてくれたっていうのはとても良かったなと。
なるほどね。
36:01
どっちもそうだよね。SNSもそういう生産者の思いをすごく支持しているファンが見えるようになったっていうことで、ああそうなんだみたいな。
そうですね。
増えていくみたいなことがあるし、そういう一連をまたさらに本にすることで、大きな潮流がさらに社会的に見えるようになるみたいなところがありますよね。
言語化してラベルを張ると一つの手法として確立されるので。僕はこの本、コミュニティマーケティングの本って書かなかったのがとても良いなと思って。
そう書くと手法論になっちゃうじゃないですか。コミュニティという手法を使って何かをするっていう。
でもここにある企業って別にコミュニティという場を作ってるかっていうとそうでもないんですよね。
ユーザーの意見を聞いたりとか、その仕組みは作ってるけど、別にそれがオンラインのコミュニティがあったりとか、オフラインのイベントをやってるかっていうのはやってるところもあり、やってないところもありって感じなので、
そういうマーケティングのHowの手法ではなくて、一つのビジネスモデルとして、こういうブランドの立ち上げ方であり成長のさせ方があるんだっていうことを書いているのが本質的でいいなと思ってます。
というわけで、ぜひ。新刊本。1800円でございます。これはね、人生変える本だと思います。
人生変える本。
なんかちょっと聖書の売り込みっぽくなってる。
俺が書いた本じゃないけど、でもまあとてもいい本なんで。
こういうマーケティングに共感をしてくれる人が増えるといいなと。
僕個人的に消費者目線としても、僕の将来の夢は、自分の周りにあるものがすべて誰がどういう思いで作ったかが分かっている中で生きているっていうのが将来の夢なんですよね。
うん、いいね。
農場で安高くんが作った野菜を俺は食べてるとかってのは分かるっていうのが、その農場の時の現体験で。
今実際ね、フィシルとか食べるときに、フィシルのメンバーの人が商品開発して届けてくれたお魚さんがうちに来たなみたいな風に食べてるので。
パン食べるときはリベイクのパンはリベイクの人が運営しててとかってなんとなく分かるようになってきたので、そういうブランドをどんどん増やしていって、自分の部屋をそれで満たしたいなと思います。
それがでも豊かなことですよね。
そうだと思うんだよね。
ストーリーがあるというか、人間はね、人はパンを食うだけにあらずと言われるように、やっぱりバックグラウンドも含めて食ってるわけだもんね。
そう、そうなと思うんだよね。それがあるだけで一個の商品でも味も変わるし、見え方も変わるから、いいと思うんだよな。
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そうっすよね。
皆さんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか?
TwitterのハッシュタグマーケターのまいなかラジオかLINEコミュニティで教えてください。
LINEコミュニティのURLは概要欄からご覧ください。誰でも匿名で気軽に参加できます。
さて今週の明日使える聞くネタ帳マーケターのまいなかラジオもそろそろ締めのお時間となります。
リモさん、こないだLINEコミュニティに投稿がありましたね。
ありましたね。熱いね。
熱い投稿は、
けんたろさん。
けんたろさん、そうですね。AI界、AIの逆襲の回を聞いていただいて、その中でチャットGPTがエコ意識の高いシェフけんたろっていうのを出したので、けんたろさんは、
あ、俺と同じ名前でできたと思って。
びく、みたいなね。
そう。で、コメントもらって。
けんたろさんも健康意識が高いし料理好きなんでしょうな。
そうですね。で、チャットGPTにこういう聞き方したら、こんな回答返ってきましたとかもやってくれて、嬉しいですね。こういう反応があるとね。
ありがたいね。
確かに水平思考で聞くといいよみたいなことを教えてもらいましたね。
そうですね。チャットGPTの聞き方。確かに聞き方だけで色々変わってくるので、どう聞いていくかとか、やっぱね、まだまだチャットGPT、AIも進化途中なので、
こちら側の聞き方も変わっていく途中ですよね。
そうですね。
そしてけんたろさんの話で、僕が取り上げてほしいテーマがあれば教えてくださいっていうのに、今度ゆうじさんが回答してくれてまして、コンセプトの見つけ方と言語化について聞きたいですということです。
無限の答えはありそうですけどね。
具体何かによってちょっとあれだけど。
そうだね。題材とかがないから、一般的にこうだよねって話をすることになるよね。
例えばの例でね。
なんかあります?みやもさんのフィッシュル回りとか、コミュニティーマーケ回りとかの、まずはあれか、コンセプトの見つけ方なのかな。
そうですね。まずは僕はユーザーインタビューをするっていうところですね。
なので僕はどの案件に入るときも必ず最初にユーザーインタビューをすることが多いんですよね。
その商品を使っている人っていうのが一番その商品の魅力をわかっているので、ユーザーインタビューをして、その人がどういう理由でそれを買ってくれているのか。
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その人自身が言語化はきっとできないけれども、その人の話を聞いている文脈の中できっとこういうことが価値なんだろうなってことがわかるので、
そうすることで、インタビューすればふうもファットもわかるんですよね。この人がふうで、この人が抱えている課題を解決しているがファット。
ただそれがN1、一人の人の話でしかないだけなので、それを汎用化できれば言えるので、インタビューをすると。
あとは自分でその商品を使えるものは使ってみるっていうのはすごく大事で、自分の肌感でわかるものはわかったほうがいいので、
なので僕はフィシールもリベイクも案件提案して、実際案件やる前にも食べていて、こういうサービスなんだなと思って関わっているので、
まずは顧客を知るっていうところ。そこからさっきのふうとファットが出てくると、コンセプトが見えてくるかなと思いますね。
きんぼさんはどうですか?
そうですね。僕はわりとコンセプトを出すのと言語化っていうとコピーのお仕事でしょって思われているような気もするんですけど、
そうでもなくて、わりとコンセプトを作ることイコール、
ワットゥーセイを決めることが8割で、ハウトゥーセイ言語化なのかなっていうのは2割だったりするので、やっぱ大事だよねっていうのと、
やっぱり最初のどこに着眼点を置くかっていうところを決めるのがめっちゃ大事かなと思ってますね。
じゃあどうやってコンセプト作るのっていうと、最近よくやっているミッションビジョンバリューとかっていう経理念とかの話で言うと、
一つの会社ってめっちゃいろんな人がいるじゃないですか。総務、人事、広報、宣伝、営業、マーケット、みんな立場が違って、日々やっていることは全く違う仕事をやっているわけじゃないですか。
じゃあミッション決めますってなった時に、開発の人だけがこれだなって思えるミッションじゃ意味ないわけじゃないですか。
だから最初のそのコンセプト、ワットスで決めるときは全部署の人が共通して持っている、やっていること、向き合っていることって何なのっていうのをすげえ抽象化して煮詰めていくんですよね。
そうやってやると一個なんか絶妙なアングルの視点が見つかるんですよ。それは何かのモチーフだったりとか、大胆なモチーフを用いないとまとまらないんだよね。
例えば高級感と先進性と土着性を合わせて言いたいみたいなことをこねくり回せてもどこにも行かないんだけど、一個モチーフとかなんかに飛ばさないといけなくて。
でもなんかそこをやると、全部署共通して言えてるやんこれみたいな感じになるんで、だからまずはそのコンセプトから入るのが大事だけど、そこはちょっとこうクリエイティブジャンプをかますのがコツですね。
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そうですよね。僕もインタビューはめっちゃするんですけど、インタビューした結果どうコンセプトにまとめるかってところにはちょっとクリエイティブジャンプっていうか複雑なパズル、3Dのパズルを解くみたいな。
これとこれとこれ、普通ねパズルって2Dだからこれとこれ合わせれば繋がるけど、そうじゃない、もっと複雑なものがこうすればピタッと合うっていう、そういうのを解く感じはありますね。
そうなんだよね。ロジックとかデザインもそうなんだけど、平面なんで2次元でこうでこうでこうでって積んでいくものだけど、クリエイティブジャンプとか表現になるとちょっと高さが加わるんだよね。
そうすると高さ、こっちの次元で見たらすげー離れてるような3つのポイントがすべて1つやんみたいなことってあるわけですよね。
ありますね。
なんかそこが多分コツなんでしょうな。
そう。なんていうのかな。結構感覚的なところではあるがありますよね。僕の例で言うとフィシルってもともとミリ用魚を使ってフードロスに繋がりますっていう風に言ってたんですけど、つまりこのミリ用魚って漁師の人は食べていると。市場には出ないけど水揚げした漁師の人は食べてるから。
これって漁師しか食べてない隠された海の幸なんですって言うと、それはフードロスで余ってるものを食べるとは違うより高い価値を埋めるなということを感じたんですよね。
実際僕がそこの回を導き出したのは色んな人にインタビューで聞く中で、そういう珍しい魚が来ることをすごく喜んでいる。それって別に、例えばアイゴとかイラとか、捨てられてた魚を食べてるって感じじゃなくて、
水族館にいるこの魚食べられるんだとか、聞いたことないこの魚実はどんな姿してるんだろうってちょっと興味を持つような、そういう食べ方をしていて、そういうことってどうして起こるんだろう、何が価値なんだろうって煮詰めていった時の3Dパズルを解くと、そういう風に伝えるとスパッと魅力が伝わりそうだなって思ったので、
そういう組み合わせというか、クリエイティブジャンプ含めたといった先にコンセプトがあって、コンセプトが決まればまあ言い方はいろいろとあるけど、ジンボーさんおっしゃる通り8割はもう完成してますよね、その時。
そのまま言ったら多分ほぼほぼ成立することが多いと思うんだよね。
前AIのジンボーさんの回でレトリックとかつけたりするじゃないですか、あれはジンボーさんの中でレトリックをつけるのはコンセプト側なんですか?言語化側なんですか?
レトリックはそうだな、言語化側ですね。何言うか決めて、あとどう言うか迷った時に、どう言うかなんて無限に余があるので、これしかないよねっていうのをカチッとはまるところがレトリックだったりはするよね。
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覚えやすいもんね、そのコンセプトをね。
そうですね。難しいよね。ベタらかでダサくならない程度のレトリック、インオフとかは、さじ加減は大事だけど、でもやっぱ本能的にインオフとかっていうのは多分入ってきやすいのだとは思うんですよね。
そうですね。僕の中でコンセプトとか言語化ができてるかどうかって、言われたらみんながそれそれって思うけど、言われるまで言ってなかったり思いついてなかったこととかが言ったりだなって感じがする。
そうね。そもそもあるもんなんだよね。真理っていうのは作るものじゃなくて、そもそもあるものなので、それをうまく発掘できたかどうかっていうことだと思うんだよね、今回の作業においてね。
そうだね。
だから既にあるし、ただいいアイデアも思いつく時って思い出すように思いつくんですよね。
多分既にあるんだと思うんだよ、原型は。フラトのイデアですか?
イデア。
理想型は既にあるんですよね。
はいはいはい。
あるから、アクセスできたかどうかというか、掘り起こしたかどうかっていうだけで、ゼロイチで作るもんではないと思うよね。
確かに。
それあるからこそ多分、一旦どっか掘り当てて、あれここ柱あるんじゃね?と思ったら、その四隅には柱あるしっていうことで、一個ヒントつかめばスルスルスルっと全部解けるみたいなこともあると思うんだよね。
それも元々あるっていうことの証明かもかないね。
逆にコンセプト作った風でコンセプトできてないときは、そのコンセプトに新しい発見がなかったりとか、別に前と言ってること同じことを言い換えてるだけは言語化でしかないので、そのコンセプトを聞いたときに、確かにそうだけどそういうのって言ってなかったし、その観点なかったなって言えてたら、新しいコンセプトだろうな。
そうだね。難しいよね。良さそうだけど、なんか違うとか。そこの選別のポイントがね。
でもなんか、僕の中で昔、宣伝会議のコピーライト要請講座に行ってて思ったのは、コピーなんて誰でも大量に作ろうと思ったら作れるじゃないですか。何百万通りも作れるから。でも講師の人と僕らの違いは、いいかどうかの判断ができることだなと思ったんですよね。
それは確かに僕は当時できなかったから、その観点があるかどうかが差だなと思ったときに、コンセプトとかも判断ができるようになったときには一流。それまではちょっとたくさん作っていくしかないかもね。
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そうだね。いくとか判断基準のポイントがあるから、それをちゃんと身体化できていれば、パッとね、一瞬で良いねとか、いけてないねとかできるんだろうけどね。
一定でも経験によるところは大きいですね。
でも発見があるかどうか、落ちているのを拾うのは発掘ではないので、ちゃんと発掘をしたか、掘って見つけたかっていうところが、自分としてもこれは新しい発見があるし、それを聞いた人も新しい発見があるなと思ったら、まずコンセプトを生きるっていう軸を一個持っておくだけでも、作ったときにこれでいいかどうかの判断基準にはなるだろうなと。
そうですね。なんか一個ね、すごい良いものを掘り起こした感動があればいいんじゃないですかね。
あー、確かに。でもやっぱその瞬間って朝起きた瞬間に確かに来るから、そういう意味ではジンボさんのいつも言う、もう一人の自分理論は確かにそうだなと思うな。
まあ間違いないね。もう一人の自分はいます。スタップ細胞はありません。けどもう一人の自分はいます。
そうですね。確かに。ぜひ明日の朝にもう一人の自分に良いコンセプトを見つけてもらってください。
そうですね。
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ではまた来週の土曜日、ポッドキャストでお会いしましょう。さようなら。
さようなら。
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