鎌倉のケーキ屋さん AaHbit オーナーの高垣 のりこさんをゲストに迎えて、トークセッション。大手商社、海外大学院、ベンチャーキャピタルを経て鎌倉のケーキ屋さんを営むという様々な世界に飛び込み続ける高垣 のりこさんの人生とその時々に在った本たちについて話していきます。
【今回のゲスト】
鎌倉のケーキ屋さん AaHbit オーナー / 高垣 のりこさん
「キャリアパーソンとはこうあるべき」という固定観念にとらわれて自分らしさを見失っていた20代後半、新卒から10年務めた三井物産を2年間休職してイギリスに留学しました。人生100年戦略を提唱するリンダ・グラットン教授の元で自分らしい100年を模索した結果、大企業じゃないと気付いて三井物産を辞職。ベンチャーキャピタルを経て、現在はケーキ屋のオーナーとして食事制限のない世界を実現するチャレンジに挑んでおります。
AaHbit: https://aahbit.com/
Instagram: https://www.instagram.com/aah_bit/
【登場した本】
coming soon!!!
サマリー
今回、鎌倉のケーキ屋「アービット」のオーナー、高垣のりこさんがゲストとして登場します。彼女は大企業から転職し、地元で地産地消のケーキ屋を運営しています。人生の選択や読書体験についてお話しします。エピソードでは、読書の楽しみや自分の生き方、さらにはケーキ作りについて語ります。特に、読書を通じて自分を取り戻したことや、心の調整としての読書の重要性について考えさせられる内容です。また、高垣さんは自身の食への情熱や健康との関連についてもお話しします。特に、リンゴの甘みを活かしたケーキの開発や、育った環境の影響について深く掘り下げています。
ゲスト紹介と出会い
はい、始めていきます。読書のまにまに。この番組は、あらしろゆうきがナビゲートをしてお届けします。
この番組は、読書の途中で生まれてくるいろんな声を聞いていく番組です。
本を読み切ることに意識を向けず、読んだ数十ページでも1ページでもいいですし、もはや手で触れただけの本でもいいかなと思っております。
そんな本についてですね、ゲストの方と一緒に話しながら、この瞬間、この瞬間の読書を楽しむことに意識を向けていこうと思っております。
さて、今回、ゲストはですね、鎌倉のケーキ屋さんの高垣のりこさんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。高垣のりこと申します。
はい、よろしくお願いします。
はーい。
はーい。えっと、普段のりぞうさんと呼ばせてもらっております。のりぞうさんとこのまま呼ばせてもらえたらなと思っている。
はい、お願いします。
ですけど、はい。えっと、のりぞうさんとは、何年前ですかね、あったの?5、6年前?5年前ぐらい?
もうちょっと前じゃないですかね。
え?
何年か。
2020年とかですよね?
そうか、そうですね。2020年ぐらいですね。
まだそれぐらいか。
2029ぐらいに、福岡の糸島で最初に会ったのか。
でしたね。
この前、多分、接触ないですよね?
ないです。糸島が初対面でした。
あー、そうでしたね。
ちょっと、ミントっていう、なんだ、コミュニティというか、会社というかがありまして、そこの一緒に、僕ものりぞうさんもそこの、なんて言うんですか、コーチとかをさせてもらうみたいな感じで、一緒に合宿にその場でお会いしたのが5、6年前ぐらいになりますが、
あそこからの付き合いになり、今はのりぞうさんは鎌倉にいますが、僕が図志にいるのでかなり近くてですね、当時もあれかな、1月3日、年始直後にちょっとお茶しに行ったりとかしておりまして、
キャリアの変遷
ありがとうございます。
近くにいて、一緒によくお喋りしていただいて、ありがとうございます。
あれですよね、スーパーで祭児やってたら急に来たムーが、前を通りがかったりとか。
それ先月だっけ?
でもね、1月の16日に、図志の駅前の鈴木屋さんですね。
そうそうそう、その鈴木屋さんの前にスタバがあって、そこの鈴木屋さんに祭児をしているときに、まだオープン前でしたよね。
そう、オープン前なので、お客さん誰もいないはずなのに、ふらふらっと来たムーが来て、なんかあれ?とか言われて、全く状況が理解できず、なんで関係者の人になったのかなと思って。
鈴木屋のね。
スーパーのね。
転職したのかなと思って。
いやー、そうですよね、びっくりですね、それ。
そりゃそうだよな。
あそこは、中を関係者しか入れないところを通って、トイレに行けるっていうルートが。
そう、カフェの利用者はそうなんですね。
そうそう、ルートがありましてね。
トイレに行こうとしたら、のりぞうさんがいてびっくりしたっていう。
そうだ、その場ありましたね。
はい。
確かに確かに。そう思うと、3週間ぶりぐらいかもしれないですね。
地元でたまた、たまに遭遇してますね。
そうですね。トラック運転してるのりぞうさんを見かけたことありますしね。
恥ずかしい。
そうですよね。
ちょっと話し始めてしまいましたが、この番組聞いてくださっている皆さんの中でも、のりぞうさんのこと知らない方もたくさんいるかなと思うので、最近どんなことなさってるかとか、どんなこと意識向けてるかとか含めて、ご紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
高垣のりこと申します。
もともとケーキ屋さんの仕事をしていたわけではなくてですね、新卒で総合商社の松井物産というところに入社しまして、
10年ぐらいすごい猛烈サラリーマンをやっていたんですけれども、仕事すごい楽しかったんですが、ちょっと自分を見失ったなと思う時期がありまして、
この先40代、自分の思う40代になっていけるのかなと思った時に、自分が思う幸せな40代が何なのかよくわからないなということに気づいて、
で、松井物産給食して、イギリスの人生100年戦略っていうのを提唱しているリンダグラットン教授がいるロンドンビジネススクールというところに留学をしました。
で、リンダの下で人生100年戦略を学んで、自分の100歳まではどうやって生きていきたいのかっていうのを組み立てたら、大企業じゃないなーっていうことに気づきまして、
で、卒業と同時に松井物産を退職して、3年間新規事業の立ち上げをするベンチャーキャピタルの部署に転職をしてですね、
その後鎌倉に戻ってきてケーキ屋さんをするという感じで、今は地元出て東京とか世界に飛び出て人回りして地元に戻ってきて、地元密着のケーキ屋さんの事業をやっている感じでございます。
読書の思い出
で、今、かわいい子供が一人いまして、その子とわじゃわじゃ楽しく地元で暮らしております。
ありがとうございます。
そっかそっか、確かに言われてみてそっかって思いましたけど、鎌倉を出て確かに東京、そしてイギリスなどなど世界飛び出て、そして鎌倉に戻ってきたんですね。
視聴者の時は南米とか中国とかにいましたし、もうなんかほんと飛行機で世界を股にかけるみたいなのやってみたかったので、ひと回りやったみたいな感じですね。
そっか、あれ、えっと、ツイッターの時って駐在とかもしてたんですか?
駐在してましたね。中国に2年いたのと、
あ、そうなんだ。
ブラジルの案件を3年半ぐらいやってて、1ヶ月おきに日本とブラジル行ったり来たりする生活をずっとしてたので、
すごいな、地球逆側か。
そうそう、年間6往復してたんです。なので、行って帰ってくると地球一周なんですよね。
片道2日ぐらいかかるので、
あ、そんなにかかるな。
6往復行って帰って12で、24日間ぐらい飛行機に乗ってるような年間、そんな生活をしてましたよ。
そっか、そういう時代があったんですね。
いや、あったんですよ。
なんか、今ののりぞうさん、話し方とかもろもろ全部含めて違いそうです。
あ、もろもろ違いますね。寿司のスーパーでポップアップとかやってないですね。
そうだよね。
丸の内を髪の毛巻いて、7センチのピンヒールでカツカツ歩いてましたよ。
7センチ。そうなんだ、今だと想像つかないな。
はい、すいません、なんか、しかし。
ありがとうございます。なるほどな、そっか。
そっか、あと、生まれからもう鎌倉ですもんね。
そうですね、生まれた場所自体はちょっと違うんですが、
地元とかそうですね、おじいちゃんおばあちゃんがずっと住んでいて、
で、年中から両親も鎌倉で、っていう感じですね。
私も割と小さい頃に鎌倉に移ってきて、鎌倉で育ったっていう感じです。
ああ、そうなんだ、そうなんだ。
なんか改めてこういうふうにちゃんと聞いたことなかったから、そうなんだっていうのがすごく面白い。
やっぱり居心地いいとこに戻ってきますね。
ああ、確かに確かに。そっかそっか。
今って駅屋様、店名は一定大丈夫ですか?
大丈夫ですよ。アービットという小麦粉と白砂糖を使わずに、
主にリンゴの甘み使ってケーキを作っているお店になります。
今どれくらいでしたっけ、のりぞうさん入ってから。
えーとね、2年半、3年弱ぐらいですかね。
もうそれぐらいになるんですね。
結構なるんですよ、試行錯誤しながら。
もうそんななるんだ。
楽しくやっております。
確かにそのくらいの時期にケーキ屋さんになりますというか、やりますみたいな話を聞いたら、そっち行くんだーみたいな。
みんなびっくりしてましたね。
ですよね。
はい。
事業生計みたいな形でしたっけ?
そうです。事業を生計してて、もともと2016年からあるブルテンフリーで白砂糖を使わない、リンゴの甘みを使うブランドで、地元に愛されているものだったんですけれども、
ちょっと創業者の方がもうだんだん年を取られて、この先どうしようかなーっていうタイミングと、私が子供を産んで鎌倉帰ってきて、仕事何か地元でしたいなーっていうタイミングがうまい子と会いまして、
私お客さんだったんですけれども、やりたいですって言って、
お客さんだったんですか。
そう。え?っていうところからお話をたくさんして、信頼関係作って、はい。
え、すごい。お客さんから言ってくんだ。
そうなんです。
はい、そんな感じになってます。
なるほどね。結構お店が、あれは結城浜でいいのかな?
材木座になります。鎌倉の、はい。材木座というところで、大きな薬局が、地元の人はみんな知ってる大きな薬局があるんですけど、この初向かいにお店あります。
ですよね。なんかそんなに鎌倉しょっちゅう行くわけじゃないんですけど、鎌倉に行こうとすると、あのルートか八万宮側から行くっていうルートがありまして、
行くとき帰るときどっちかを通るので、
はいはい。
時々通ると、時々寄らせてもらって、代わってもらったりしていて、
ありがとうございます。
ありがとうございます。まさかひょんな感じではありますけど、妻が時々ね、最近ちょっとあれだけど、前はバイトさせてもらったりとか。
ああね、手伝っていただいて大変お世話になりました。
ありがとうございます。
はい。
そうか、なるほどな。
ちなみになんか、のりぞうさん、いろいろこの前聞きはしたけれども、去年いろいろ大変だっただろうな、
ああね。
思ってたんですけど、なんか今日の本題というかに入ってみたいな、みたいなことを思っておるんですが、
はい。
のりぞうさんって、そんなかなりこの数年間また激動だったと思うんですけど、
本って触れる瞬間ってあったりしたんですか?
あのね、去年から結構、もともと私すっごい本読んでたんです。
それっていつ頃かっていうと、小学校、低学年とか。
へえ。
高校に上がるぐらいまで、小説がすごい好きで、
小学生の頃ってそんなにね、ちっちゃい頃ってあんまり長いの読めないから、
なんか、星新市のショートショートとか、そっから派生してきたもりおとか、
で、あとあの、物語がすごい好きで、
へえ。
めちゃくちゃ本読んでました。
あの、二宮金次郎みたいにランドセルショップで学校帰りに歩きながら本読んでるみたいな。
はいはい。
そうなんだ、そのイメージはなかったな、そうなんだ。
そうなんです。で、それはなんか、読まなきゃいけないとか、
なんか、読書っていいもんだよねとかじゃなくって、ただ楽しくて読んでるやつ。
なんていうの?エンタメとして、
そうなんだ。
そう、小説読むのがすごい好きで。
はいはいはいはい。
で、なんかあの、高校生ぐらいまで文庫本、やっぱすごい買ってて、
で、大きくなってくると、なんだろう、必ず解決してちょっとほろりとするミステリーみたいな。
ドラマで言うと相棒みたいな、そういうのがすごい好きで。
相棒、相棒、なるほどね。
相棒めちゃめちゃ好きです。
で、必ず悪いやつが最後なんか捕まったり、ちょっと家族愛を感じたり、
なんかあの、だから小説で言うと、宮部美雪とか東の渓谷とか、
ちょっとたまにグロいこともあるけど、港カナエとか、
ああいう感じのミステリーをめっちゃ読んでましたね、昔。
へー、そうなんだ。
そうなんですよ。
全くそこイメージなかったな。
で、最近の話にそれがどうつながるのかって言うと、
なんか、それこそ勝者で勤めてたりとか、
あとはまあ、だんだんね、大学受験とか就職活動とかなんか、
人に、人にっていうか社会が定義する成功に向かって、
がむしゃらに頑張ってた時期って、私たぶん楽しむための読書を忘れちゃってたなって、
今振り返ると思いまして、
それよりも成長のための読書、教科書的な、なんだろう、
ファイナンスのなんか本とか、
なるほどね。
なんていうの、自己啓発とか、
はいはいはい。
なんかあの、なんだろうな、楽しむための小説ではなくって、
読書と自己発見
おのれを深く知るための本とか、
なんかそういう感じの読書ばっかりになっちゃってたんですよね。
で、それ自体は、昔みたいな感じで、楽しくて楽しくて没頭するものではないので、
読書って別にそんなに好きじゃないよなって、なんかどっかで思い始めてやってて、
なるほど、そうなんだ。
そうなんですよ。
多分それはね、自分がどう生きたら幸せなのかを見失った時期と多分重なって、今思うと。
読書自体に興味を失った時期は、自分を見失った時期だな。
で、それがですね、なんかこう、そうだな、北無と出会ったぐらいから徐々に、
ケーキ屋さんをやりますも含めて、自分自身を取り戻して、自分の人生、働き方とか生き方とか、
そういうことを自分で再定義して、新しいワークライフバランスみたいなものを構築していく頃になって、
少しずつ、なんかふと、なんかの旅行だったか移動中に寄った本屋で、
久々に積んであったミステリーの文庫本を手に取ったんですよね。
で、それ読み出したら、なんかもう時を忘れて楽しくて、
そうなんだ。
で、読書って実は、読み出したら60%のストレスを軽減するだけな、
なんか誰かがそれっぽいこと言ってた気がするんですけど、
そうなんだ、そうなんだ。
なんか頭の中が完全に切り替わるじゃないですか、この世界に。
特に小説とかって。
なので、ストレスをすごく感じている時にも、
そのストレスの根源みたいなのから、ふっと気持ちが離れるみたいな。
だから、なんかこう、ある時期、自分を取り戻しかけてから、
うわーっと本を読んだ時期があったんですけど、
その時期すごい疲れてて、いろんなことに。
で、本読んで元気取り戻せるというか、
自分自身のストレスを外せるんだなってことに気がついたっていう感じですね。
ミステリーの魅力
なので、さっきのキタムが言ってた、去年は結構大変だったんじゃないって話があったんですけど、
やっぱり会社を経営してみると大変なことって、
やってみないとわかんない大変さっていうのを初めて知るんですけれども、
意図して、例えば子供寝かしつけ終わった30分とか1時間を本を読んでみようと思って。
あ、そうなんだ。はいはいはい。
で、だから去年からすっごい東の敬語とかめっちゃ買ってる。
そうなんだって。
そうなんですよ。
へー。
だから、娯楽としての読書を楽しむため、
自分のこの心身の状態を保つためにもしていこうっていう、
自分に対して贅沢として与えてみようと思ったのが去年かな。
あ、そうなったんだ。すごいな。
その中でも読んでいたんですね。
なんかね、読む時間をあえて作ったって感じかな。
読んでたんだ。
そうなんだ。
ちなみに今はどんなの読んでるんですか?
今は、今もでも、やっぱミステリーかな。
で、結構本屋さんに行くと平積みになっている文庫本をパラパラ見たり、
文庫本って後ろにようやくみたいなの書いてあるじゃないですか、あらすじから。
ありますよね、ありますよね。
あれ読んだり、あとは本屋さんのポップ見て、
あとなんか本屋大賞とか書いてあると、
これは多分いい伏線の回収がありそうだなとか。
そういう選び方なんだ。
そうそう。
でもなんか最後、ほっこりして終わりたいので、
後味悪そうなものは手を出さないようにしてます。
確かに相棒とかもそうですよね。
そう。
なんだかんだいい感じで終わるというか。
そう、なんだかんだいい感じで終わるのがよくて、
語楽として読みたいので、
すごい最後に考えさせられるとかはちょっと、
それも別の機会でちゃんとやるのでって感じ。
子供時代の記憶
そうか。
ちなみに語楽として読むって、
人によって語楽って全然違うじゃないですか、受け取り方が。
はいはい。
のりぞうさんが言ってくれる語楽として読むって言ってる語楽っていうのは、
読み終わった後にどんな感覚をのりぞうさんに残してるんですか?
なんかね、私が思う語楽って、
終わった後よりも最中に、
もう没頭して無心になっちゃう感じが語楽かな。
終わった後感ないんだ。面白い。
なんか料理とかも結構そうなんですけど、
段取りとか考えて夢中になってると、
時間がファーって過ぎてくっていう感覚がすごく好きなんですよね。
はいはいはいはい。
結構いろんなことを常に何個かを同時並行で考えちゃうタッチなので、
なんかそれわかる。
そう。常に3個ぐらいのあれもやんなきゃこれもやんなきゃっていう感じがあるので、
それピチッと切って、
なんかこう、その小説の世界にバーっと入っちゃうみたいな、
この感覚、だからほんと小学校の時に図書館の本を読みながら、
二宮健次郎みたいに歩いて、
危ないですけどね、
夢中で帰りながら読んじゃうみたいな。
その感覚が語楽かな。
おもろ。なるほどな。
例えばなんですけど、
小学校の時に夢中になった本を、
なんか一つ二つ思い返してみて、どんな本なんですか?
タイトルとか。
なんか、僕らの何とか間戦争みたいなのありませんでした?
あったあったあった。
ああいうのとかすごい手上げるの頃めっちゃ読んでましたよ。
僕らの何とか間戦争ありましたよね。
ちょっと今調べてみていいですか?
ぜひぜひ。
壮大さむだっけ?僕らの、
七日間戦争だ。
あ、七日間戦争。はいはいはいはい。
あ、壮大さむだね。
壮大さむの本は、多分もう小学生の頃に読破してるんじゃないかな。
ぐらい読んでますね。
懐かしい。
そうなんだ。
うん。
えーと、僕らの七日間、
あ、この本ってあれなんだ、映画とかにもなってるんだ。
なんか、いろいろね、
映画、アニメにもなってるし、
リアルな映画にもなってそうだし、
そうだね、壮大さむはめっちゃ読んでたな、当時はほんと。
なるほどね。
あとだから、北森雄と星新一も多分全部読んだんじゃないかな。
へー。
ぐらい。
すごい。
なんかあの、僕らの七日間戦争を知らない方向けにちょっとAmazonにある説明文を読んでみようと思うんですけど、
明日から夏休みという日、東京下町にある中学校の1年2組男子全員が姿を消した。
事故、集団誘拐。
実は彼らは廃校場に立つ通り、ここを開放区として大人たちへの反乱を起こしたのだった。
女子生徒たちとの奇想天外の大作戦に本物の誘拐事件が絡まり大人たちは大懇願。
息もつかせぬ大傑作エンターテイメント、僕らシリーズの大ベストセラー。
僕らシリーズよ。
僕らシリーズ、多分全部読んだよ。
へー、おもろ。
そうなんだ。
懐かしいな。
それって、今思い返せるかちょっとわからんのですけど、
その本どこらへんがすごく没頭してた?
いや、もう思い出せないよ。
でも、すっごい本屋さんに行っては、それこそ鎌倉の駅前のしまもりとか行って、
そうか、はいはい。
前からあるんですよ。
僕らのシリーズ探してたような気がする。
そうなんだ。
それって、最初ご両親とかから渡されたんですか?
それとも自分で選んでいったんですか?
その頃の本って。
星新一とか北森雄は家にありましたね。
家にあったんですね。
そっから読み始めて、
で、おもしろいなーって思って、
で、本欲しいって言うとだいたい、
結構厳しい親だったんですけど、
いいぞいいぞって買ってくれるから、
なんとなく導かれるようにって感じですかね。
僕らのシリーズも一冊ぐらいはあったのかな。
結構古い本だから。
あとはなんか、
すごい古い少年少女世界文学全集みたいなのが家にあって、小さい頃から。
それも読んでたかな。
へー、そうなんだ。
今小学校の頃って一旦言ってみましたけど、
高校ぐらいまでは読んでたって言ってたじゃないですか。
その時代、年齢が上がっていくとまたちょっと変わっていったんですか?
そうですね。
星真一とかあの辺って、
ショートショートって超短い短編集をいっぱい出してるんですよ。
そっから一冊の小説を通してのストーリーが多分読めるようになって、
で、だんだん長いミステリーを読むようになったのかな。
シャーロック・ホームズとか読んでたかもね、その合間で。
宮部美恵とか東の帝国にたどり着く前の合間で。
そっち通っていくんだ。
子供用のシャーロック・ホームズシリーズとか多分あるじゃないですか。
はいはい、ありますよね。
あとなんか推理の本とかすごい好きだったかもな。
へー、そうなんだ。
なるほどね。
そういう風な変遷があったんですね。
そうですね。
なんかあの、私、人生100年戦略のワークショップとかたまにやってるんですけれども、副業で。
EEOがやってるんですか。
今も不定期ですけど開催してて。
そうなんだ、へー。
それを聞きに来てくださった方と、結構フリーにみんなでお話をしながらワークショップ進めていくんですが、
ある方が結構こう、ひとつのストレスのもとになることがあって、
そのことをすごくずっと考えてしまって、離れられなくてどうしたらいいだろうかみたいな悩みを出されたことがあって、
そこで私も知らなかったんですけれども、別の方がアドバイスくださったのが、
6歳の時に自分が没頭してた遊びは何ですかと。
へー。
それが自分が一番好きなことですよっていうふうに言ってたんですよ。
だから、6歳の時に自分が没頭してたことは野球なのかテレビゲームなのか読書なのか何でもいいんですけど、
それをやるっていう贅沢を自分に与えてあげるとすごく楽になりますよっていうふうに、別の参加者さんがアドバイスでおっしゃってて、
私ってそれ何なんだろうって振り返った時に、めっちゃ本読んでたなっていう。
あー面白いそれ。
そう。だから疲れちゃった時とかに本を読んで、自分をなんていうかリラックスさせようとしてるのってそういうことだったのかみたいな、
点と線になる瞬間が去年ちょうどあって。
あ、去年だったんですかそれ。
そうなんですよ。
めちゃめちゃ面白い。6歳って小学校1年生か。
多分何してた。
いやでもね、僕も本読んでた。
あ、ほんとに。
他何してたって、そうね、何記憶あるの?なんか本読んでるか苦悶やってるかみたいな。
苦悶?すごいね。
いやでも苦悶が好きだったかって別にそんな好きじゃなく、なんかやらされな感じで。
あれ、やってもやっても出てくるもんね。
やってもやっても。
次のレベルは。
それすごい嫌だなって思いながらで、その鬱憤とかも全部本で晴らしたり。
あ、なるほどね。
結構ほら、小学校の図書室にある本を全部読んでやろうみたいな、結構小学校1年生の時に思った記憶があって。
すごいね。めちゃめちゃレベチだな。
全部別に全く読んでないと思うんだけど、
なんかすごく毎日図書館に行きながら、図書室に行きながら、なんか本借りたりとか読んでたりするのがすごい好きだった感覚がありますよね。
へー。
なるほどね。6歳の時に没頭して遊びか。
うん。
面白い。それちょっとなんか今、当たり前の伊藤さん言ってくれたからこそ、この番組聞いてくれてる人も自分なんだっけ?
いやーね。結構ふと振り返ってみると。
はいはいはいはい。
なんかね、今の自分と一緒だったり違ったりするんだけど。
たしかに。
えーなんかすごい興味出てきちゃったんですけど、
はい。
高垣のりこさんの食への情熱
そのまあ、伊藤さんにとっても6歳の時の没頭は本だったって今言ってくれてましたけど、
はい。
なんかそこの感覚みたいなものと、今のアービットをやられていることって、なんか繋がったりしないのかなみたいなことをちょっと思ったんですよ。
なんか近しい感覚。
劇屋さん?
でもほらなんか、のりぞうさんもその、まあ勝者辞めた時、
で、それ以降、それこそだんだんだんだんとより自分自身の一番自然なのかやりたいことなのかわかんないけど、
なんかそこにだんだん近づいていって劇屋さんを今数年間やってみて、
なんか大変なことたくさんだろうなーみたいなことを一応お客さんとして感じたりはする。
ありがとうございます。
でもやっぱりなんか、それによってやっぱ楽しかったり嬉しかったりするのがやっぱりあるからこそ、
のりぞうさんも楽しそうにやってるのかなってことをすごく思って。
はいはい。
それってその、ある意味没頭してる部分もきっとあるんだろうし、
それってそののりぞうさんが本に対して感じること、いたことと、なんか全部違うかって言ったらなんか共通部分だったりとか、
繋がってることってあったりするのかもなーみたいなことにはちょっと初めて思って。
なるほどねー。
なんか共通点という、なんかこれがあっていう綺麗な共通点はちょっと今出てこないんですけれども、
なんかその、小さい頃の自分が今に繋がってるなっていうのはすごく、
劇屋さんの話も読書の話もあって、
私、両親が基礎研究の研究者なんですよ。
で、ご飯を食べながら、大根は消化酵素あるからとか、
なんかその、機能性食品の機能について、
食卓でこう講義をされながらご飯を食べて育ったんですね。
いやー、やばいなー、それ。
やばいでしょ。
で、なんか、
すごく食べるのが好きな母親で食いしん坊なので、
いろんな季節の食材を持ってきては、
なんかあれはこれはってこう解説されて、
で、今でも忘れられないんですけど、
高校生の時だったかな。
部活の朝練で、結構早く家出なきゃいけなくて、
当時血圧すごい低かったので朝が苦手で、
ご飯ほとんど食べずに家飛び出ようとしたら、
玄関まで母親がリーコピーンって言いながら、
トマト持って追いかけてきたことがあって。
やばい、やばい、それ。
まず玄関まで追いかけてくるのもやばいし、
トマトって言わないでリーコピーンって言って追いかけてきたっていう。
っていうね、
なんかそれぐらい現体験として、
栄養素と食っていうのと自分の健康みたいなのが、
どれだけ大切なことなのかっていうのを、
叩き込まれて育っているので、
実は少女にいた時も食品の流通の仕事で、
食品メーカーさんの海外進出の案件で、
ブラジル貼り付いてたりとか、
そうなんだ。
食品部門の中国のオフィスに駐在するので、
2年行かせてもらってたりとかなので、
食と健康みたいなところは自分の中でずっとテーマとしてあったんですね。
今のアービットも実はリンゴの甘みを使っているとさっき言ったんですけど、
リンゴってお砂糖よりもGI値って言って血糖値の上がる、
上がり方がなだらかなんですよ。
なので血管とかに与えるダメージが少なかったり、
要は成人病になりにくい糖分なんですね。
リンゴのお砂糖と比べると。
それを、なのにすごく美味しいっていうケーキにものすごく魅力を感じて、
だから、ものすごく映える見た目じゃないし、
地味なんだけど、
食べると美味しいし、機能面ですごいやっていうのがうちのケーキなんですよ。
で、その辺にたどり着いてやりたいなって思ったのは、
おそらく小さい頃からのリコピンの、
衛生教育の影響なんじゃないかなっていう。
なるほどね。
なんだかんだ自分でいろんなことを選択してきたような気がしてるけど、
やっぱり育った環境って大きいですよねって最近思ってます。
ケーキ開発と育った環境
いいよな。
なんか今思い返すと、
去年か一昨年に、
のりぞうさんのご実家の前でお父さんお母さんに一瞬、
ご挨拶したというか、
ふとお会いして。
地元感がすごいですね。
だけど、そっか、あの時は、
もともと基礎研究に乗って、
どっかで聞いたことがあった気がしてたんですけど、
今の聞くと、
リコピンなんだ。
そうそう。
今も実は母親糖尿病を患ってしまったんですが、
私が糖尿病患者だけど食べれる天然の糖はこれなのって言って論文を送りつけてきて、
それで商品開発してますからね。
そうなんだ。
そうなんです。
だから今糖尿病患者の方に向けたラインっていうのがもう出来上がってて。
すご、そうなんだ。
そうなんだ。
英文の論文が飛んでくるんです。
うちは。
すごいな。
なるほど。
すごい。
でも本当に今のキーステーション思うけど、
たぶんのりぞさんに昔言ったことある気がするけど、
全部食べてもどれも美味しいけど、
スコーン食べた時に人生上どのスコーンよりめちゃめちゃ美味しいと思ったというか。
ありがとうございます。
こんな美味しいのあるの?みたいな。
どっちがパサついちゃうというか、
パサパサしてるの好きだけどそんな得意でもないなみたいな。
結構思ってたことが結構多いんだなっていうのを、
アービットのスコーン食べさせてもらって感じたのが数年前あったなみたいなことを思い返したり。
ありがとう。
美味しいですよね。
美味しい。
天才なんですよパティシエが。
いやもう本当美味しい。
びっくりした。
いや本当だよね。
いやーなるほどねー。
そっかー。でも確かに小さい子なので形成されてるよなー。
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