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2026-02-02 41:41

#79 『大地との遭遇』ーーこの本は自分に、どんな人や土地と出会わせてくれるのだろう? | ゲスト・『大地との遭遇』著者/税所篤快さん

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前回に引き続き、『大地との遭遇』著者の税所篤快さんをお迎えして、“読みかけの本”について語り合います。
 
【今回のゲスト】

税所篤快(さいしょ・あつよし)さん
19歳のとき、失恋と1冊の本をきっかけにバングラデシュへ。同国初の映像授業プログラムe-Educationを立ち上げ、最貧の村ハムチャーから国内最高峰ダッカ大学への合格者を輩出する。その後、中東のパレスチナ難民キャンプ、アフリカのソマリランドなどでプロジェクトを展開。2021年、長野県小布施町へ引っ越し幼稚園「大地」に出会う。現在はドイツ・ザールラント在住。ドイツの風力発電企業VENSYSにて、世界各地の風車プロジェクトに取り組んでいる。著書に、『前へ!前へ!前へ!』『「最高の授業」を世界の果てまで届けよう』『未来の学校のつくりかた』『僕、育休いただきたいっす!』などがある。3児の父。

ミシマ社『大地との遭遇』ページはこちら:https://mishimasha.com/books/9784911226292/
 
【登場した本】
グラミン銀行を知っていますか―貧困女性の開発と自立支援坪井ひろみ
大地との遭遇 こんな幼稚園ありかよ税所篤快

サマリー

本エピソードでは、税所篤快さんが新著『大地との遭遇』を通じて、オブセ町近くにあるユニークな幼稚園「大地」との出会いや、家族との大切な時間について語ります。幼稚園での体験が彼の人生に与えた影響や、子供との関わり方の重要性についても考察されています。税所篤快さんが著書を通じて、育児や家族のあり方について言及します。特に東京から長野へ移住した背景や、その経験から得た子育ての知恵について深く掘り下げています。このエピソードでは、著者が親子関係や子育てにおける重要な価値観を紹介し、自己の幸福が子供の幸福に与える影響について述べます。また、風力発電のプロジェクトに関与しながら自己成長を追求する姿勢についても触れています。著者が新しい出会いや場所の発見を語り、ドイツ語翻訳や朗読会の体験についても言及します。これは作品を通じての文化交流と、新たな視点を持つことの重要性を示唆しています。

新著の紹介
ちなみに、今の話を受けつつ、もうちょっと話を展開してみたいな、みたいなことを思ったんですけど、
今回、ちょうど来月、税所さんが『大地との遭遇』という本、2本だったら2月中旬前後ぐらいに出されるということを伺いまして、改めておめでとうございます。
ありがとうございます。
それも先日、ゲラ配読して、娘が寝静まっている夜に読みつつ。
こういうところで読むとまた、どんな感じでしたか?
娘の寝顔をちょっと横目で見ながら読みつつ。
それこそ、僕が今度引っ越すオブセというところに、すぐ近くか、の町にある大地という場所。
そうです、そうです。
の話だったので、娘が今後どうやって生きていくのかな、みたいなことも。
別にオブセに行くだけじゃなくて、もちろん思ってましたけど、改めて直近、引っ越しがもうすぐ目前に迫ってきた中で、
読みながら、今後こういうふうな世界に入っていくのかどうなのかな、娘は今後どういうふうに生きていくのかな、みたいな。
何て言うんですか、二十歳になっても一緒におしゃべりしてくれたらいいな、みたいなことが思えたら。
それを読みつつ、娘が泣き叫んだら読むのをやめるみたいになって。
2日3日くらい繰り返していながら読ませてもらったんですけど。
そっか、ありがとうございます。
いえいえ、なんかそれがすごく個人的に、何て言うんですか、すごく嬉しい時間だったし、
これちょっと是非、妻とも一緒に考え、これを読みながら考えたいと思います。
今ちょっと妻も読ませてもらって。
ありがとうございます。
そうかそうか。
ちょっとなんか今日ね、このさっきの読みかけの本、グラミ銀行の本からの流れも、
多分そのまま受け継ぎながら、今出される本も書かれたんだろうなって感じているので、
その本の話を伺ってみたいな、みたいなことを思っていたんです。
もともと、大地っていう場所がどういう場所なのかは、
ちょっと軽く最初さんに一瞬だけ話してもらった方がいいのかもしれないですね。
僕たちがね、今ドイツに来る前に住んでたのが、長野のオブセ町というところで、
そのオブセ町の隣の町にある大地という、とても不思議な幼稚園が、
リンゴ畑の丘の上にありまして、
その大地に親子で通った2年間の体験をまとめた本が、
大地との遭遇、こんな幼稚園ありかよというサブタイトルで書いた本で、
とてもユニークな園長先生たちと親と子どもで繰り広げる、
ドタバタ劇というかですね、
すごく僕の人生にとってかけがえのない体験をして、
大地幼稚園の特異性
そこでの体験が一つの大きなきっかけとなって、
ドイツにも行くぞということになった。
だから人生の転機をくれた幼稚園でもある。
幼稚園が人生の転機をくれるってどういうことだよって。
どういうことだよって。
そうなんですよね。
ちなみに大地に通い始めたのは、
オブセの町に住み始めた後に行きたいと思ったんですか?
そうなんです。
結城さんももうすぐオブセに引っ越されるんでね、
偶然なんですけど、
僕が引っ越したときに、当時息子が2人いて、
幼稚園、保育園を探していたときに、
大宮徹さんっていう人ですね、今ちょうちょやってますが、
彼がですね、大地って面白い幼稚園があるよって一言僕に言ったんですよね。
なるほど。
何?と思いまして僕は。
面白い場所があるって言われるとですね、
もう行きたくてしょうがなくなっちゃったんですよね。
オブセ町から車で15分ぐらい、
伊豆那町の丘の上にあるとこですけども、
そこに行ってみたらですね、
すごく山に囲まれた、
リンゴ畑に囲まれたすごく素敵な園舎があって、
何て言うんですかね、
当時東京の文京区に暮らしてたので、
こんな幼稚園あるのっていうぐらい豊かな自然に囲まれた、
魅力的な場所ですごく驚いたんですね。
そうか。
ちなみに最初行った時の素敵さみたいなものは、
周りの風景とかだけじゃなく、
多分いろんなものを含めて、
素敵さを今言ってくれたような感覚を持ったんですけど、
最初行った時の景色以外で言うと、
すごく惹かれたことというか、
すごくびっくりしたこと、
印象に残っていることどういうのがあったりするんですか。
やっぱり現れた園長先生の青ちゃんっていう人がですね、
すごい独特なオーラをまとっていて、
どうも彼はこの幼稚園を全部自分で手作りしたらしい、
自力で作ったらしいって言うんですよね。
結構立派なスキーロッチみたいな素敵な木目の映写があるんですよ、
すごく素敵なデザインの。
で、これも青ちゃんたちが自力で、
大工さんたちの手は借りちまったんですよ。
大工さんたちの手は借りつつも、
メインは彼の手で建てたって言うんですね。
その理由が、彼が園を始める時に、
大工さんたちにこういう園を建てるから、
いくらかかるって聞いたら、
大体1億ぐらいかかるって言われたそうなんです、
当時見積もりで。
で、材料費はいくらなんですかって青ちゃんが聞いたら、
2、3000万ぐらいですねってことを言われたと。
じゃあその材料だけで自分で建てたら、
7000万浮くじゃないか。
発想がすごいから。
青ちゃんは思って。
で、それを3年ぐらいかけてやっちゃったんですよね、
2、3年経ったのかな。
だから当時の、
俺の年収は3000万ぐらい働きをしたんだとかって、
青ちゃんは言うんですけど。
なるほどね。
すごい。
彼がそれを自分たちで建てていく過程が、
一番勉強になったんだよってことを言ったんですよ。
本にも書かれてましたね。
ちょっとびっくりして、
当時東京在住で何でも買ったりね。
まあまあまあそうですよね。
サービスでお願いしたりとかって基本じゃないですか。
水道直すにしたって呼んでとか。
そりゃそうだ。
そんな全部で自力でやりますとかって言われて、
こういう価値観があるんだって言われて、
すごいびっくりしたんですよね。
なるほどね。
結構ショックでしたね。
ショックですね。
確かに確かに。
なるほどね。
だからそういうことを、
園長自身が後ろ姿で示して、
何でも自分たちの工夫で、
そういう工夫でやってしまうっていうのが
大きなモットーとしてあったんですよね、
大地では。
家族とのかけがえのない時間
だからそういう、何ですかね、
誰かにお金を払ってお願いするじゃなくて、
自分たちでもできることって
もっとたくさんあるんじゃないのっていう
大きな問いかけを、
大地は常に通ってる親御さんにもしてくるんですけど、
多分そういう幼稚園って正直ね、
ある観点から言ったらすごいめんどくさいと思うんですよ。
まあまあそうですかね。
学校とかにあったらすごいめんどくさいよね、
その幼稚園って。
そうですね、やっぱり何て言うんですか、
幼稚園、保育園どっちでもそうかもしれないですけど、
もちろん子供への教育のためっていう観点もあるでしょうけど、
それ以上にやっぱり、
特に保育園の方はあれですけど、
両親がフルタイムなり何なりで働けるようにするための時間を
空けるために子供を預けるみたいなのが概念として
結構強いじゃないですか。
多分読んでても本当にビリビリ感じましたけど、
第一位は全くそうではないというか。
そうなんですよね、それも驚きましたね。
なんか、あおちゃんから、
いや子供たちがこの小さい時期っていうのは、
ほんと人生でかけがえのない時間だから、
その仕事なんかに熱中してちゃダメだっていうわけなんですよ。
はいはい。
仕事で得られる対価、
経験とかお金とかっていうのは、
ある意味後回しにしても、
自分がスキルとかさえ持ってれば回収できるんだというわけですよね。
でも子供たちと散々遊んだり、
一緒に過ごした時間っていうのは、
この子供たちが小さい時を逃すと、
それは退職金で何千万もらっても買い戻せないんだよっていうことを
保護社会とかで言うわけですよね。
そっか、保護社会出るんだ。
どんな保護社会なんだよみたいな。
東京の時の幼稚園の保護社会は何だったんだっていう、
そんなこと言われたことないじゃないですか。
はいはいはい。
そんな人生論なんて言われたら、
もうクレームになるんですね、東京の幼稚園だからね、多分。
大きなお世話だとか言ってね。
そうですよね、そうですよね。
でもそれも、長野の大自然の中で、
彼が作った園とかの中の、
すごく薪ストープが掛かれてる部屋とかで、
そういう話を聞いてると、
そうかもしんないなとかって思ったりして。
そうかもしんないな、そっか。
面白い、そっか。
ちなみにそこに、
計何年間そこに、
お子さん方通ったというか、
採掘さんは通ったんですか。
そうですね、僕が幼稚園に通ったんですけど。
長男のたかちゃんが2年間通って、
次男のひろくんは1年弱通ったのかな。
親子で関わったのは丸2年間ですね。
ああ、そっか。
なるほどね。
その2年間を経て、
ドイツに今いるわけですけど、
今思うとその2年間で、
何にタイトルを付けるとしたら、
どんなタイトルが出てくるのか。
ゆうきさん、今聞こえなかったです。
すみません。
そうそう、その2年間をあくまで、
今から振り返ってみたりすると、
その2年間に何かしら、
その2年間が1冊の本みたいなものだとしたら、
それってどんなタイトル付きそうな感じします?
そうですね。
やっぱり最初期のかけがえのない日々といいますか。
かけがえのない日々なんだ。
大地がやっぱり一番教えてくれたのは、
家族でこんな風に密接に過ごせる時間っていうのは、
決して人生で多くない。
そのかけがえのなさを、
日々の仕事とか育児の忙しさにまみれると、
簡単に忘れて子供のこと怒鳴り散らしたりするわけですよね、僕なんかもね。
でも一歩引いてみると、
本当にこの時間ってかけがえがないんだよなっていうのを、
大地に通ってた2年間は、
自分の人生にすごく深く刻んでくれた時間だった、
場所だったなと思っていて、
昨日も長男のタカちゃんを大地で幼稚園を経た後に、
ドイツで小学校1年生をやっていて、
地元の公立の小学校に行ってるんですね。
ドイツの小学校では、小学年は親子で学校まで行って、
校庭にみんなを送って、
ドイツでの生活と発見
8時になると先生が迎えに来るっていうスタイルなんですよ。
そうそう、だから毎朝手繋いで園まで行くわけですよね。
途中パン屋さんでパン買い食いしたりしながら、
一緒に歩いていくわけですよ。
今ドイツ、1月だから8時前まだ暗かったりして、
徐々に朝焼けになってきて境界が見えてきてとか、
学校に着いたら息子を送り出して、
校庭のみんながいる場所に歩いていくその後姿とかを見ながら、
この時間って毎日続いてるから、
永遠に続くかのように錯覚するんですけど、
実はこれめちゃめちゃ俺人生で幸せな瞬間を生きてるんじゃないかとか、
そんなふうに思うような観点をくれたのは、
やっぱ第一の体験だったんですよね。
まさにそれぐらいのインパクトがないと、
きっと突然ドイツに行くなんてこともないよな、
みたいなことも聞いても解読してても思ったし、
それこそそういった衝撃がなかったら、
きっと何かそれを3年でしたっけ、経て、
本にしようみたいなこともそこまでの力に入っていかないよな、
他の保育園とかでチェーンじゃなかったかもな、
みたいなことを今聞きながら思ってたんです。
出版の経緯と願い
それこそ今回のこの本を、
過去を出そうと思ったのはいつぐらいなんですか?
そうですね、第一に通い始めてから1年くらいしてからですね。
そうなんだろうな、
やっぱ毎日起こることがあまりに面白くて、
刺激的に刺激があったから、
自分の中でも1年間第一に関わってたら、
何か書くエネルギーが溜まってきたんですね。
書きたいなっていう気持ちが湧いてきて、
それでまた僕が大好きな出版社の三島社っていう、
京都の出版社がありまして、
そこでいつか一緒に仕事がしたいなって思ってた、
編集者の方がいらっしゃったんですね。
その方にお手紙を書いて、
今自分はこういう体験がしてて、
ぜひ文章にしたいんだっていう思いを手紙に書いたら、
その方からのお返事で、
じゃあぜひ連載一緒にやりましょうってことを言ってくれて。
そういうのが流れとしてあったんですね。
そういうのがあったんですよ。
結城さん、あれなんですよ。
ちなみにその編集者の方を知ったのも、
三島社の本を読む中で、
僕がこれ面白いなっていう本の最後の間末には、
必ずその方のお名前が。
編集者の欄を毎回見せたらその方がいたんだ。
著者がだいたい最後に、
この方のおかげでいい本ができましたってことを毎回書いてるんですよ。
だからこの人と、すごいショックを経て、
僕の中ではもう。
そうか、著者じゃなくて編集者じゃなくて。
書かれてる文字はもう目覚まり感のある人になってるから。
すげーな。
そっか、そこは20歳ぐらいの時からの流れをそのまま通じていっただけなんですね。
そう、流れを通じていっただけなんです。
へー。
ドイツ行ってから1年間経てから書き始めて、
で、その書いてから1年後にドイツに渡ったんですけども、
ドイツでもずっと2年間書き続けて、
で、やっと丸3年かけて書き終えて、
一冊の本にこの度、
はいはいはい。
渡ったんですよねー。
なるほどねー。
ちなみにその、
本にして、連載をしていく本を出そうみたいな、
初々期の頃の、
その本を出すにあたり、
それこそ最初の中にあった目的というか願いみたいなものもきっとあれば、
はたまた今、もうすぐ出るよっていうタイミングだからこそ感じてる願いみたいな、
出すことの願いみたいなものって、
それぞれ、たぶん共通する部分もあるだろうし、
はたまた変わってる部分もあったりするのかなーみたいな思いながら聞いてたんですけど、
なんか、今ってなんか本を出すにあたり、
で、今後出ていく世の中に広がっていくにあたり、
今感じてる願い的にどんなものだったりするんですかね。
そうだなー。
この本にも書かれてますけど、
長野のオブセに引っ越す前に、
僕たちの家族はやっぱり、
東京での子育てにどこかやっぱり、
ちょっと息苦しさみたいなのを感じてた部分があったんですよね。
で、なんだろうな、悩んでて、
どんな形の子育てが我が家にはいいんだろうかとか、
悩んでてですね。
で、ある意味、
その頃悩んでた5年前ぐらいの僕たちに、
書かれたものでもあるというか、
あー、そうなんだ、はいはい。
その時の自分たちに対しての答えでもあるんですよね、これが。
へー。
答えっていうか、なんか、
その悩みの果てに動いて長野に行ったら、
こんな光景が広がってましたよっていう、
報告のお便りでもあって、
はいはいはい。
だから、もしね、今そういうふうに自分たちと同じような、
なんか、悩みとか違和感を持ってる子育て中の人たちがいたら、
そういう人たちにね、手に取ってもらえたら、
どんな感想を持ってもらえるのかなとか、
そういう気になったりしてるんですよね。
へー、あー、なるほどね。
そっか、他の方に対しては、なんかそういうふうなことを思ってるんですね。
そうなんだ、そうなんだ。
それ出すことによって。
あー、どうぞどうぞ。
多分ね、子育て中、親として悩みがない人って多分いないと思うんですよね。
そうそうそうそう。
確かに確かに。
だから、そういう、なんだろう、
今の時代に子育てしてるってどういうことなのって問いが、
僕の中にはあって、
その問いの一つに応答したのが今回のこの本なんですよね。
この時代に子育てするっていうことの可能性の一つを、やっぱ長野のこの大地は表現してると思うんですよ。
それを僕は体験したことを、
一冊の本にまとめることができたのはすごく僕としては気持ちがいいというか、
自分の一つの役目を、鮮やかな役目を果たせたなっていう感じてるんですよね。
現代の子育てに対する考察
いやー、今のいただいた言葉はすごく個人的にグッとくるところがあって、
それこそ先日解読させてもらっているときに、
本当にどうやって娘と今後一緒に生きていくんだろう、
妻と娘と一緒に生きていくんだろうみたいなことをすごく感じながら、
子育てをどうしていくのか、
育てをしていると言えばしているし、
育てていると言うか育ててもらっている感じは子供からね、きてはいるんですけど、
どういうふうになっていくんだろうなーみたいな結構思っている中で、
それこそ今聞きながら出てきたのが、
僕はオブジェの図書館に行きますけど、
いろんなそこに行きたいと願った思った理由はあるんですが、
そのうちの一つはやっぱり娘のことがあったんです。
今、僕は神奈川の寿司っていう海沿いの、
ちょっと都会じゃないけど言うても東京からすぐなんですけど、ほぼ都会みたいなところにいて、
東京の会社にこれまで10年ぐらいいて、
言うてもほぼリモートワークなんですけど、
パソコンに向かって基本仕事をしているのが多いですという中で、
娘が生まれる前はあんま思ったことなかったんですけど、
生まれた後に、今0歳4ヶ月ぐらいなんですが、
娘と一緒に生きている中で、
父親、親が常にパソコンと話しているっていうのを、
娘はどう感じるんだろうみたいな、結構生まれた後ぐらいに思ったんですよ。
そうなんだ。
その中で、僕はやっぱりもともと秋田の野代っていう一番北の方で生まれていて、
家が材木屋をやっていたので、
結構その家と工場が合体してたんですよ。
なので、祖父がその時社長をしてて、
工場にたくさん働いている人もいたし、
それこそばあちゃんとかはそこのお手伝いしてたり、
僕も工場の破棄掃除とかはちっちゃい頃やった記憶がある。
そういう生活と仕事が密接だったからこそ得られた楽しさみたいな。
そうなんだ。
思ってこういう感じなのかなみたいな。
仕事ってこういう感じなのか楽しそうなのかなみたいな感情みたいなものが結構あったので、
自分ももしかしたらパソコンと向かい続ける仕事というよりかは、
地元に根差し、地元の人たちと会話しているということを、
仕事と日々生きているのを娘と一緒に体感できたら、
方が僕は嬉しいかもしれないみたいなのは、
いくつかある意向と思った理由の一つとしてありまして。
そうなんだ。
なんかそれは結構、さゆしさんの本を読みながら、
確かにそれ当初、申し込みというか応募か、
図書館の館長に応募したときに思ったなというのを思い出したりとかしてましたね。
そうなんだ。
僕、ゆきさんがほら、すごく館長に応募しようと思っているというときに、
やっぱりその話に、オブセの図書館長という話がすごくときめいていらっしゃっているという話を聞いたときに、
すごいいいなって感じたのを思い出しました。
すごくね、心が踊っている感じがあるんだなって。
はいはいはい。
そうですね。踊っているたぶん理由の一つはそういうところもあったような気がしますね。
そうなんだ。
ゆきさんはね、まだ今4ヶ月ですもんね。
4ヶ月ですね。
本当に父親になられておめでとうございます。
ありがとうございます。
ありがたいですよね、本当にそういうのが。
ゆきさんにとっては、僕がさっきほら、問いでもっているっていう、
今この時に、この時代に子育てするっていうことは、
ご自身にとってどういうことなのか。
どういうことなんでしょうね。
どういうことっていうか、何を感じているんですか。
はいはいはい。そうですよね。今の時代に子育てするっていうのがどういうことなのか。
なんかね、別に一緒にいる時間を長くすればするほどいいというふうな趣味は別に思ってないですけど、
なんか、なんて言ったらいいかな。
やっぱり娘が一番嬉しくなる瞬間みたいなものが、
より増えていったらいいなみたいなことを思っていて、
かといってストレスを全部排除しようともさせてもらってないというか、
大事なストレス、大事なプレッシャーみたいなのもあるとは思いつつ、
やっぱなんか娘がより幸せで嬉しく生きている、呼吸できている日々が送れるってなんだろうみたいな、
結構いつも思ってる気がしており、
それに対して、それこそ別に娘の年齢に応じて、状態に応じて、
親が関われる範囲って全然違うと思うんです。
今はまだ娘がすごくちっちゃいので、
たぶん、むしろ関わらないと死んじゃうと思います。
そうだね。
親子の時間の本質
関わる時間が多いと思うからこその、今どうやって関わったらいいんだろうってあるときはするし、
たぶんそれがもうちょっと大きくなったら手が離れたりとか、
むしろこちらが一緒に遊んでよって言っても遊んでくれないみたいなタイミングとかは来ると思うんですけど。
そうだよね。
ただやっぱり各タイミングで一番この娘の嬉しさが最大化するために、
どう関われたら一番インパクトがなくてっていうのは、
仕事よりも手前に来る。
そして生活よりもむしろ手前に来るぐらい、
一番大事なことなのかもなみたいなことが、
今の時代に自分が子育てをするとしたら、
それを大事にしたいと願っている気はした。
っていうのもありましたね。
どんな感じかな。
いや、ありがとう。聞かせてもらって。
今、ゆきさんの話聞きながら、
僕の中である映画の1シーンが出てきまして。
どんなですか。
映画監督の小枝さんっているじゃないですか。
はい、小枝さん。
彼の「そして父になる」っていう映画が。
あれだっけ、子供が取り違えちゃって逆転してるじゃないですか。
ゆきさん多分ね、主演になってからこの「そして父になる」見るとまた違う感じがすると思うので、
ぜひ見てもらいたいですけど。
昔見た記憶あるけど、全然覚えてないや。
そして「そして父になる」っていう映画の中でね、
子供の取り違えの話がモチーフになってて、
2つの家族が出てきて、
2人のお父さんがすごくある種の主役なんですけど、
福山雅春演じるエリートビジネスマンと、
リリー・フランキー演じる地方にいる電気屋さんの親父みたいな感じの。
電気屋でしたね、そうでしたね。
2人の会話のシーンで、
エリートビジネスマンの福山が、
子供と一緒にいる時間じゃないですからって言うわけですよ。
そしたらリリー・フランキーがね、
いや時間やろ。
わかりやすい。
その時のリリー・フランキーのね、
まなざしがね、すごいんですよ。
えー。
ぜひまた見ていただきたいです。
僕このやりとりをね、この5年間ずっと自分の頭の中で反芻してて。
そうなんだ、そうなんだ。
で、時間じゃないとも言えるし、時間だとも言えると思う。
今の僕のはどっちかっていうか。
僕もなんかその感覚なんかある気がするな、確かに。
その時間じゃないっていう気持ちもすごいわかるし、
でも時間だろっていう気持ちもすごいわかるし。
そうですよね。
いやー、ほんとそうだな。
なるほどね。
その問いかけって、その大地が問いかけてるものそのものでもあるんですよね。
そうですよね、そうですよね。
子供、親子の時間ってなんなんだっていうことなんですよね。
確かに。
この大地との遭遇を読ませてもらったときに、
それこそその後、読ませてもらった後、
最初にもメッセージを送った気もするんですけど、
一番僕の中で残ったことの一つが、
多分それはあれかな、大地の代表の青ちゃんさんが言った言葉なのかな。
親が子供に何か願うんだったら、その前に親がそうなれみたいな話があったよなと思っていて、
それを見て、なるほどなってすごく思ったんですよ。
親が子供に何かを願う、幸せになってほしいとかって普通に思うじゃないですか、
別に思うこと自体もちろんいいと思うんだけど、
仮に一旦収賞高く幸せになってほしいって言葉で仮に思ったとしても、
やっぱり親が一番幸せな状態ってなんだっけっていう問いを自分で持ちながら、
自分が常に幸せにあり続けるってことが、
やっぱり一番子供がより幸せになっていくことなんだなみたいなことを、
それを読ませたときにめっちゃ感じて、
すごいいいため息を吸いたような記憶があって、
それはすごく残ってるんですけど、
ある意味、最初さんがお子さんに願い、
そして自分に願っていることって一体何なのかなっていうのが、
すごく聞いてみたくなったんですよね。
ユキさん、最後の最後で、この本の一番本質的なところを救ってくれてありがとう。
ユキさんが話してくれたように、
大地が持ってる一番のメッセージっていうのは、
親の生き方自身が子供にとって一番の学びなんじゃないかっていうことなんですよね。
自己成長と幸福
だからついつい僕たちね、子供に良かれと思って、
いい教育プログラムを探そうとするんだけど、
いい学校とかを探そうとするんだけど、
子供たちにクリエイティブに生きてほしいと願うんだったら、
自分がクリエイティブに生きると。
豊かにね、人生豊かに生きてほしいと願うんだったら、
自分自身が豊かに生きて、その後ろ姿を子供は模倣だからって言うんですよね。
とにかく小さい頃の子供はよく見てて、とにかく模倣なんだから、
親がそういう生き方を実現してればいいんだっていうことなんですけど、
これってめっちゃ難しいことでもあるんですよね。
言うのは簡単。
言うのは簡単だけです。
僕が子供たちに願ってるのは一つだけで、
せっかくの人生だから、
いろんな人と出会って自分自身の人生を満喫してほしい、
楽しんでほしいっていうことだけなんですよね。
だから、そのために一番できることは、
自分自身がそういう人生を満喫するっていうことなんだっていうのを、
大地が教えてくれたんですよね。
風力発電の新しい挑戦
そうなんだ。
だから自分自身が人生を謳歌するっていうことに尽きるんでしょうね。
なんかこの本のもしかして、
今度出てる大地との遭遇の本のご実談っぽいものになるのかもしれないですけど、
まさにあの本は大地さんがドイツに行きますっていうタイミングぐらいで終わったな、
みたいなことを思っていて、
今まさにこの収録をしている1月後半、
今中晩中旬ぐらいか、
さっき論文を書き上げましたというふうな話をされてたので、
もう多分大学院、学校が終わりますというタイミングだと思いますと、
要するにそれって多分大地生を出てドイツに行ったときって、
まさに大地さんご自身が人生をより楽しみ満喫するということを考えたときに、
やっぱりドイツで学ぼうと思っていかれると思うんですけど、
その学びが今後もずっと続くとは思いつつも、
一旦の区切りとして一旦の学びが終わろうとしている今、
大地さんにとってのこれからの楽しみ、これからの満喫したいことって一体どんなことなんですか。
そうですね。
ドイツで2年間の時間が過ぎて、やっぱりこっちでもいろんなことがあって、
予想していた以上にやっぱり大変なこととかもたくさんあったわけですよね。
予想していないけどそらくんですよな。
それについて語るまた違う機会をいただけたらと思うぐらい、やっぱりいろんなことがあって、
その中でこちらの息子たちが主体の幼稚園に通うことになって、
そこのあるお父さん友達と出会って、
ステファンさんっていうお父さん友達は地元の風力発電の会社で働いているエンジニアだったんですね。
彼からうちの会社、日本でもプロジェクトやってるよって話を聞いて、
そこの会社に遊びに行ったらあれやこれやとそこで働くことになってですね。
なるほど、そうなんだ。
それで今はだから僕はこっちで大学院で勉強しながら風力発電の会社で働いて、
今世界中にある風力発電の仕事に関わってるんですけども、
そこでもまたいろんな出会いがあって、
今こんな新しい本を書きたいっていうアイデアがあってですね。
そうなんだ。
風力発電三国志っていうタイトルで、
ドイツ、日本、中国、この3つの国を股にかけながら展開していく風車を巡る物語っていうのをですね、
今この集論が終わったら書き始めようと思ってて、
そうなんだ。
今はねそれにすごいワクワクしてて、
それが書き終わるまではドイツにいたいなと思ってるんですね。
いやそれめっちゃ興味あるな。
そういうそこにはワクワク感があるんですね。
そうなんですよね。
いやすごいな。そういう展開がなってるんだ。
だから大地を出発するときは想像しなかった風景になってて、
ちょっとびっくりしてます。
そうですよね。エネルギーをやりにドイツに行ったわけじゃないですもんね。
そうなんです。
でもユキさん不思議なんですけど、全くつながってないわけでもなくて、
ほら僕オブセに行ったのって、オブセの地域おこし協力隊のゼロカーボン隊っていうね、
環境政策の仕事を携わってたんです、オブセで。
だから一応その流れを組んでると結構よく分かる。
こっち来てから基礎の勉強が終わってますみたいな感じですね。
ローカルではやってましたみたいなことですもんね。
だからオブセの仲間たちにその話をするとびっくりするんですよね。
そっちでも環境みたいな。
そうなんだ。
さも意図されてたかのような。
確かに確かに。
幼稚園のパパ友がそうだったっていうだけで。
要するにパパ友といてもお父さんもたくさんいるし、
たまたまその人と仲良くなってなかったら別にそっち行ってないですもんね。
偶然そのステファンさんとお祭りの準備で一緒に長机を運んだんですよ、彼と。
そうなんだ、そうなんだ。
それだけなんです。
そういうふうには、なるほどね。
風力発電三国志か。
名前も何それみたいな感じがしますね。
いやー素敵。
でもゆきさんありがとうございます。
僕もいろいろ話してて、自分の中でもすごくこういうことが起こってたのかっていうのがすごい感じですね。
よかったです。ありがとうございます。
そんなふうに話したらもう結構時間がいい時間になってきたなと思ってます。
ちょっと最後に一つお伺いをして終わっていけたらなーみたいなことも思っているんですけれども、
今度またこの大地の遭遇本が出ていくわけですけれども、
本が出てから例えば半年後ぐらい、今年の7月ぐらいとかでしょうか、
その時とかのご自身のことをイメージした時に、その時のご自身に投げかけてみたい問いみたいなものを何か一つ投げてもらって終わっていけたらなーみたいなことを思ったんですけれども、
半年じゃなくてタイミングよく、大地さんとしてタイミングいいのが3ヶ月後、1ヶ月後、1年後でも全然いいんですけど、
どれぐらいの時期でもいいんですが、将来未来の自分に対して投げかけたい問いみたいなものを
ぜひ一つもらえたらありがたいなーみたいなことを思ったんですけれども、どんなものが出てきますか。
新たな出会いの探求
そうだなー、僕毎回自分が書いた本を出させてもらうと、その本をきっかけにいろんな新しい人との出会いとか、
新しい場所に行くことになったりとか、その本がいろんなとこに連れてってくれたり、いろんな人と会わせてくれたりする感覚があるんですよね。
だから今回、来月に出るこの大地との遭遇が、どんなとこに自分を連れてっちゃうのと、どんな人と会わせてくれちゃうの、
その出会いはどんな感じだったのっていうのを、7月とかの自分に聞いてみたいですね。
あー、面白い。
そっかそっか。
ゆきさん、僕この大地との遭遇ね、今ドイツ語の翻訳にも取り掛かってるんですよ。
早いそうなんだ。はいはいはいはい。
あの、ほら、大地ってシュタイナー教育、ドイツで始まったシュタイナー教育を取り入れてることもあったりして。
あー、確かに。それドイツに行くのはなんかね、いいですね。
ドイツにいるシュタイナーの関係者の方とか親御さんたちも、大地の話読みたいって言ってるんですよ。
へー。
だからドイツ語にして、ドイツ語版も出そうと思ってて、そしたらまた、どこに連れてっちゃう気だよっていうね。
その本は俺を。
そっか。ちなみにそれを翻訳をして出すみたいなのはいつぐらいのイメージ感がなんかあったりするんですか?
今ね、第1番、パイロット版っていうのを作ってて、このパイロット版はね、就論終わってからすぐ取り掛かるから、3月ぐらいには追いかけて、日本語を追いかけて出そうと思ってるんですよ。
はいはいはいはいはい。そっか。じゃあもうあれですね、7月ぐらい半年とか経った後には、まあ少なくともそういったパイロット版とかは出ている状態なんですね。
そうなんです。で、ゆうきさん、ベルリン在住の作家の田和田陽子さんっていう、僕がすごい好きな方がいらっしゃって、彼女の主催する朗読会に12月行ってきたんですよ。
へー。
作品を通じた文化交流
で、彼女と僕以外、もう会場はドイツ人だけみたいな感じで、彼女が自分の作品をドイツ語でね、朗読するのを聞いてて、それを見て僕の中でまた衝撃が発してね、
こういう感じのことやってみたいって思ったんですよ。
そうなんだ。
だから、ドイツ語の作品を発表していって、ドイツ語でこういうふうにドイツの人たちと語り合えるようになりたいっていうふうなイメージが出てきて。
あー。それをもしかしたら半年以内には実現しているのかもしれないですね。
かもしれないし、みたいな想像。
いいですね。さっき言ってもらってたのが、第一との遭遇がどんな人や地と出会わせてくれるのだろうか、その時代がどんな感じだったのっていうのが問いとしてありましたね。
いやー。
ですね、ですね。
ちょっとなんか半年後ぐらいとかに、わかんないな、僕もふと思い出したら、その問いだけを大地さんに送りつけようかななんて思ってました。
でも、ゆうきさんにも同じ問いを投げたいですけどね。7月、8月ぐらいになって、オウセイでの図書館場での仕事でどんな人と出会って、どんなことが起こったんですかっていうのは、僕も同じ問いをゆうきさんに投げたいですけどね。
嬉しいですね。ちょっとそのタイミング頃にあったら、ぜひまたお話しできると思います。
その回をやりましょう、ぜひ。
嬉しい。
いやー、じゃあちょっとそんなところで、今日のこの場は終わっていきましょうか。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございます。
今日もですね、リサの皆さん、お聞きいただきありがとうございました。
読みかけの一冊から少しだけ人生の土地を見つめる時間になっていたら嬉しいです。
ではまたですね、次のまにまにでお見にかかりましょう。
今回の読書のまにまにゲストは、大地との遭遇著者の斎掃敦義さんでした。
斎掃さんありがとうございました。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
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