00:05
はい、マモ〜です。本ラジオでは、異業種への転職を3回経て、現在は学習塾に勤務する私が、
千冊以上の読書と実体験から得た知見を求めに、キャリア、子育て、幸福についてお話しするチャンネルです。
いかがお過ごしでしょうか。今回は、子どもにゴーレム効果をもたらさないために、というテーマで話をしていきます。
本題に入る前にお知らせです。この度、Kindle出版をしました。タイトルは幸せにならない人生戦略です。
この放送と全く同じチャンネル名、タイトルになっていまして、内容はここでお話しした幸福に関する内容を
加筆修正を加えて一冊の本にしたものです。よかったら概要欄リンクを貼っているので見てみてください。
そんなこんなで本題です。子どもにゴーレム効果をもたらさないというお話なんですけども、
そもそもゴーレム効果って何っていう話なんですけども、これは教師や上司や親が個人人物に対して低い期待を持つと、その個人人物の能力パフォーマンスが下がるという現象ですね。
対極にあるのがピグマリオン効果ですね。よく君たちはやればできるという先生が言ったら、本当に子どもたちの成績だったりが向上するっていう話なんですけども、
ゴーレム効果は逆ですね。期待値を下げちゃうと本当に能力パフォーマンスが下がってしまうっていう話ですね。これちょっと起こしたくないですよね。
このゴーレム効果の例としてよく挙げられるのが、子どもが対象ではないんですけれども年齢に関する期待の実験というのがあるんですね。
これ年配の参加者を募って、その方々にある物事を覚えてもらうという実験をしてるんですね。
その際に2つのグループに分けました。1つはこれは単なる心理実験と伝えて覚えてもらうグループと、
もう一つはそれと年齢に関連して記憶力が低下するって事前に伝えちゃうパターンですね。
要は年配の人の方が結果が悪くなる傾向にあるっていうのを伝えた時にどっちの方がパフォーマンスが下がるかっていう話、実験なんですけども、
結果はもちろん②の方が下がりましたね。要は年齢に応じて記憶力が低下するって伝えられたグループの方が
結果は悪かったんですね。これから要は思い込みの怖さですよね。期待値下げられちゃうと本当にその通りになってしまう。
つまりゴーレム効果が影響をもたらしているっていうことなんですね。で正直私も学習塾に勤めていて、これを自分でやっちゃってるっていうケースがあるなっていう風に思っています。
03:03
例えばなかなかこの子厳しいなっていう、成績上がらんやろうなっていう子が一定数いるんですね。
って思っちゃう子がいて、そういう大体本当に最後まで上がらないケースが多いんですよ。頑張りきれずに受験結果もいまいちっていうので、本当にその通りになってしまって、
これは自分のですね仮説や予測が当たってしまうっていう悲しいことにも精度が高まっちゃう。
仮説予測の精度が高まってしまうっていう見方もできると思うんですけども、これ拡張バイアスにかかってるんですよね。
自分が得たい予測や結果のみの情報を仕入れるから自分の予測や仮説は正しいというふうな思い込みをしている可能性もあって、
ただこれって誰も良い方向に行かないんですよね。マイナスな予測っていうのは。だからこれは自らもちょっと考えを変えなきゃいけないなっていう風に思ってますね。
この子ダメだなぁとかこの子伸びねぇやろうなぁではなくて、どうやったらこの子を良い方向に変えられるかなっていうふうな問いを変えるってことですね。
マイナスな思い込みっていうのは誰にとっても良くないんで、これは自らちゃんと払拭をしなきゃいけないなと。
でそういう思いは捨てると。その問いを変えるっていうことですよね。
この子ダメだな、成績上がらんな。じゃなくてどうやったらこの子を良い方向に持っていけるかな、成績を向上させられるかなっていうふうな話ですね。
きっと誰しも変われる、良い方向に変われるっていう思いを強く持つことがものすごく教育者としては大事なんかなっていうふうに最近思ってますね。
悲しいぐらい予測当たっちゃうんですよ。きっとこの子こういう感じになりそうだな、悪い意味で。本当にそうなるんですね。でもこれじゃあ誰も良くないですよね。本人も良くないしこちら側も良くないし親御さんからしても良くないので
ちょっとそこは本当に変えていかなきゃいけないかなっていうふうに思いますね。やっぱ期待は高めるっていうことですね。自らどうしても期待できない部下や
子供がいたとしても。そうではなくてどうやったら良い方向に持っていけるかなっていう。それでも期待をする。必ずあなたは変われる。良い方向に成長できるっていうふうな感じで
期待を高める。どういうふうに良い方向に変えていくかっていうふうな感じで問いを変えるっていうのがものすごく重要かなと思います。
参考になれば嬉しいです。最後までお聞きいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。