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兄と妹を分けたもの|ガンダム②
2026-09-07 16:51

兄と妹を分けたもの|ガンダム②

ガンダムを時系列に沿って振り返るシリーズ、第2回。

今回は『THE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア』です。

故郷を追われ、エドワウとセイラという新しい名前で暮らし始めた兄妹。

同じ悲しみを背負いながら、兄は復讐へ、妹は新しい居場所を守る道へ進んでいきます。

二人を分けたものは、何だったのでしょうか。

簡単なあらすじとともに、アルテイシアの静かな哀しみを考えます。

※物語の内容に触れています。

#機動戦士ガンダム
#THEORIGIN
#シャア
#セイラ
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サマリー

本エピソードでは、機動戦士ガンダム THE ORIGIN II「哀しみのアルテイシア」を振り返る。故郷を追われ、エドワウとセイラという名で新たな人生を歩み始めた兄妹は、同じ悲しみを抱えながらも、兄は復讐へ、妹は新しい居場所を守る道へと進んでいく。二人の運命を分けたのは、悲しみの受け止め方の違いであり、兄は復讐を、妹は新たな繋がりを大切にしようとした。この物語は、大切な人が復讐という道へ進んでいく妹の静かな悲しみと、個人の復讐が大きな歴史へと繋がっていく様を描いている。

00:05
こんばんは。今日は9月の7日、月曜日ですね。 合ってます?
今更だけど。 月曜日ですね。20になりました。楽しくおしゃべり❗まこにぃの部屋です。
いつも聞いてくれてありがとうございます。 そして、いいねやコメントもとってもとっても嬉しいです。
「哀しみのアルテイシア」のあらすじ紹介
はい、今日はですね。 この前の続き、機動戦士ガンダムのお話です。
第2回目の今日はですね。 悲しみのアルティシア。
兄と妹を分けたものという話ですね。 今回は、
今回も、 今回もです。
今回もガンダムの時系列に沿って 振り返るシリーズの第2回です。
今回取り上げる作品は、 機動戦士ガンダムオリジンの2
悲しみのアルティシア。 前回の青い瞳のキャスバルでは、
父ジオンズムダイ君の死をきっかけに、 キャスバルとアルティシアの運命が大きく変わりました。
大人たちの権力争いに巻き込まれ、故郷を終われ、 母親とも引き裂かれてしまった二人。
今回は、兄弟が
新しい名前で暮らし始めたその後の物語です。 まずは簡単なあらすじを紹介します。
舞台は宇宙席0071。
キャスバルとアルティシアは故郷 ウンゾウを
脱出してから3年が経っています。 二人は地球へ逃れ、
資産家である ティアボロマスに引き取られました。
キャスバルはエドワウマス。 アルティシアはセイラマスと名前を変えました。
二人は本当の名前を隠し、 ティアボロの子供として暮らしています。
父親を失い、母親とも離れ離れになった二人にとって ティアボロは新しい
父親のような存在でした。 美しい屋敷で何不自由ない穏やかな暮らしを送っているように見えます。
しかしその平穏は長く続きません。 二人と一緒に暮らすジンバラルはザビッケへの
憎しみを抱き続けていました。 そしてキャスバル、
今の名前はエドワウに父の無念を晴らし ザビッケへ復讐するように繰り返し語ります。
そんな中、 エドワウとセイラが暮らす屋敷に
キシリア・ザビンのおぐり込んだ刺客が 襲撃してきます。
その襲撃によってジンバラルは命を落とし、 ティアボロも傷を負います。
地球にいても安全ではない、そう判断したティアボロは 家族を連れて宇宙へ移住することを決めました。
新しい暮らしの場所となったのは、 ラウムのデキサスコロニー。
そこで兄弟は再び穏やかな日々を取り戻そうとします。 けれどもう一つ大きな悲しみが二人を襲います。
ムンズに残され、遊兵されていた母、 アストライアンが亡くなったのです。
母の死を知ったエドワオは、 その原因もザビ家にあると考え、
憎しみをさらに強くしていきます。 やがて、
宇宙世紀0074、 エドワオは偶然にも自分とよく似た顔を持つ、
本物のシャア・アズナブルという青年と出会います。
シャアはジオンの師官学校の入学を目指していました。 エドワオはセイラに学校を行くと告げて、デキサスコロニーを離れます。
しかし、本当の目的は別のところにありました。
彼が向かおうとしているのは、ザビ家が支配するサイド3。 エドワオは自分の過去と復讐に向き合うため、妹のもとから去っていきます。
ここまでが悲しみのアルテーシアの大まかな物語です。
アルテイシアの悲しみと兄妹を分けたもの
この作品を見て初めに気になるのは、なぜタイトルが悲しみのアルテーシアなのかということです。
物語を大きく動かしているのは兄のエドワオです。 キャスバルですね。
資格と戦うのも、ザビ家の憎しみを強めていくのも、そして最後に旅立つのもエドワオ、キャスバルです。
それでも作品のタイトルになっているのは、エドワオではなくセイラ、アルテーシアの方ですね。
キャスバルではないんです。アルテーシアです。
僕はこの物語が復讐へ向かっていく愛の物語であると同時に、大切な人が少しずつ遠くなっていく妹の物語でもあるかと思います。
アルテーシアは父を失い、母とも引き離されました。名前を捨て、故郷も失いました。
そして今度は母の死を知らされます。
それでも側には兄のキャスバルがいました。
名前がエドワオに変わっても、アルテーシアにとってはずっと自分を守ってくれた大切な兄です。
ところが、その兄の心も少しずつ自分から離れていく。
エドワオ、キャスバルはセイラ、アルテーシアを嫌いになったわけではありません。
むしろ誰よりも大切に思っている。危険から守ろうとするし、幸せに生きてほしいと願っている。
でも彼の中では妹と一緒に穏やかに暮らすよりも座敵への復讐が大きくなっていきます。
身体はそばにいても心はすでに復讐へ向かっている。セイラはそのことを感じていたのではないでしょうか。
誰かが自分から離れていくとき、その人を嫌いになれたなら、まだ楽なのかもしれません。
でも大切な人だからこそ苦しい。止めたい。そばにいてほしい。
けれどその人が抱えている悲しみや怒りもわかってしまう。だから強く止めることもできない。
それがアルテーシアの悲しみなんだと思います。
そしてこの兄弟を分けていくものは、単純な性格の違いだけではありません。
二人は同じ父と母を持ち、同じものを失いました。
そして悲しみを受け止め方が違いました。
しかしですね、しかし悲しみの受け方は違いました。
エドワーは自分たちから大切なものを奪った相手を突き止め復讐しようとします。
悲しみをいかにかえることで前に進もうとしました。
一方、セイラは新しい家族や目の前にいる人たちとの暮らしを大切にしようとします。
過去を忘れたわけではありません。
ただ、過去に奪われた人生をこれ以上奪わせないように生きようとした。
どちらが正しい、どちらが間違っているという話ではないと思います。
人は大きな悲しみに出会った時、それぞれ違う方法で自分の心を守ろうとします。
復讐への道と仮面、そして世代間の連鎖
怒る人もいれば泣く人もいる。
誰かに話す人もいれば何も言わずに抱え込む人もいる。
エドワーにとっては復讐は奪われた自分を取り戻すための道だったのかもしれません。
でも、その道を進むほど本来の自分からは遠ざかっていく。
キャスバルという名前を捨て、エドワーとして生き、そして別の人間へと変わろうとしていく。
前回、僕はシャアの仮面について本当の自分を守るための鎧なのかもしれないと話しました。
今回のエドワーを見ると、その仮面が実際に顔を覆う前より少しずつ作られていたことがわかります。
人は嘘をつくためだけに自分を隠すわけではありません。
本当の自分のままでは耐えられないから、別の自分を演じることもある。
弱さを見せない自分、迷わない自分、目的のためなら何でもできる自分。
エドワーはそういう自分を作ることで、悲しみに落ち潰されないようにしたのかもしれませんね。
ただ、その強さには危うさもあります。
エドワーウの復讐史にはジンバラルの存在が大きく影響しています。
ジンバラルは大君の死はザビ家による暗殺だと信じ、幼いキャスヴァリーも復讐を求め続けていました。
もちろんジンバラルにも彼なりの忠義や正義がありました。
尊敬する人を失い、その志がザビ家に奪われていくのを許せなかった。
その気持ちはとてもわかります。
けれど、大人が抱えた悲しみや憎しみを子供へ渡してしまってよかったのでしょうか。
エドワー自身にも怒りはあったと思います。
ただ、そこへ大人の言葉が何度も重ねられることで、その怒りは少しずつ自分が果たさなければならない使命に変わっていったのかもしれません。
父の汚名を晴らさなければならない。家族を奪ったものを許してはいけない。自分がザビ家を倒さなければならない。
こうして大人の世代で終わらなかった争いが次の世代へ引き継がれていく。
戦争は武器だけで受け継がれるものではありません。憎しみや恐怖、許してはいけないという思い、
相手は敵なのだという決めつけ、こうした感情も人から人へ受け継がれていきます。
悲しみのアルテイシャでは、その連鎖がエドワー王の中に根を張っていく様子が描かれています。
新たな繋がりと別れ、そして未来への布石
その一方でセーラは、ディアボロ・マスという新しい父王がいました。
ディアボロは二人を自分の子供として受け入れ、危険から守ろうとします。
血の繋がりはなくても家族になることはできる。
失ったものを完全に取り戻すことはできなくても新しい繋がりを育てることはできる。
セーラはそんな居場所を大切にしようとしていました。
でもエドワー王はそこには留まれませんでした。
新しい家族がいても過去の悲しみが消えるわけではありません。
守ってくれる人がいても、自分の中で終わっていないものがあれば、
人はそこから離れてしまうこともあります。
だから、ディアボロの愛情が足りなかったわけでも、
セーラの思いが届かなかったわけでもないんだと思います。
愛していても止められないこともある。
大切に思っていても一緒に歩けない道がある。
それがこの物語の切ないところだと思います。
そしてもう一つ、この作品では後のガンダムへ繋がる人や技術も少しずつ動き始めます。
セーラは宇宙港で、宇宙船が入ってくる港みたいなのがあるんですけど、
まだ少年だったアムロ・レイとすれ違います。
この時点ではお互いが誰なのか知りません。
けれど、後に同じ戦艦で戦うことになる二人が一瞬だけ同じ場所を通り過ぎている。
また、サイド3では後にモビルスーツへ発展していく人型機動兵器の開発が進められています。
兄弟の人生が変わっていく裏側で、世界をまた戦争へ向かって少しずつ進んでいるんです。
大きな歴史というのはある日突然始まるわけではありません。
一人の心の中で育っていく憎しみ、権力を握ろうとする人たちの思惑、
そして新しい兵器を生み出す技術、一見別々に見えるものが重なった時、大きな戦争が始まってしまう。
その流れを知った上で初代機動戦士ガンダムを見ると、シャアもセイレも全く違って見えてきます。
悲しみのアルテーシアというタイトルに込められているのは、母親を失った悲しみだけではないと思います。
大切な兄が復讐という自分にはついていけない道へ進んでしまう悲しみ。
兄は生きている。自分を大切にも持ってくれている。
それでももう以前と同じ兄弟ではいられない。姿が見えなくなる別れだけでなく、心が遠くなっていく別れもある。
その静かな別れがこの作品には描かれているのではないでしょうか。
次回予告
今回はですね、機動戦士ガンダムThe Originの2。
悲しみのアルテーシアから、同じ悲しみを抱えた兄と妹はなぜ違う道へ進んだのかというテーマでお話ししてきました。
次回はThe Originの3ですね。
暁の放棄をお送りします。
エドワームスはついにシャア・アズナブルという名前を手に入れ、ザビ家の息子ガルマと出会います。
2人の間で生まれた友情とその裏側に隠されたシャアの目的。
そして、個人の復讐が大きな歴史を浮かして始める瞬間を考えていきたいと思います。
今日も最後まで聞いてくれてありがとうございました。
また次回のガンダムのシリーズでお会いしましょう。
それでは、今日のお相手もマコディでした。また次回お楽しみに。
それでは皆さん、お幸せに。またねー。今日もありがとう。
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