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友か、復讐の駒か|ガンダム③
2026-09-09 16:45

友か、復讐の駒か|ガンダム③

ガンダムを時系列に沿って振り返るシリーズ、第3回。

今回は『THE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起』です。

エドワウはシャア・アズナブルという名前を手に入れ、士官学校でザビ家の末弟・ガルマと出会います。

シャアにとって、ガルマは大切な友だったのか。それとも復讐のための駒だったのか。

簡単なあらすじとともに、友情と利用することの境界、人を動かす力の危うさについて考えます。

※物語の内容に触れています。

#機動戦士ガンダム
#THEORIGIN
#シャア
#ガルマ
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感想

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00:05
こんばんは。今日は9月9日水曜日ですね。 20時になりました。楽しくおしゃべり❗まこにぃの部屋の時間です。
いつも聞いてくれてありがとうございます。そして、いいねやコメントもとってもとっても嬉しいです。 さて今回はガンダムシリーズの第3弾になります。
はい、ではね、いつものようにガンダムを時系列に沿って振り返るシリーズです。 今回は第3弾です。取り上げる作品は機動戦士ガンダム The OriginⅢ 暁の放棄です。
前画の悲しみのアルテイシアではエドワウ
キャスパルとセーラ、アルテイシアですね。 名前に変わってね、新しい名前にエドワウとセーラという新しい名前で暮らし始めた兄弟がまた大きな別れを迎えましたという話でした。
母アストライアがね、死んでしまったということでエドワウの中にあった座部家の憎しみはさらに強くなっていきます。
そして彼は妹のセーラ、アルテイシアですね、を残し座部家が支配するサイドⅢへ向かいました。
今回描かれているのはエドワウマスがシャアズナブという名前を手に入れ、僕たちの知るシャアへ変わっていく物語です。
まずはね、このお話のちょっとあらすじを紹介です。 時は宇宙世紀0074、エドワウ、キャスパルですね。
偶然にも自分とよく似た顔を持つ青年、シャアズナブルと出会います。
本物のシャアはジオン自治共和国の国防軍士官学校へ入学するためサイドⅢへ向かおうとしていました。
エドワウもまた座部家に近づくためサイドⅢへの潜入を狙っていました。
エドワウは二人の様子がよく似ていることを利用し、本物のシャアと入れ替わります。
本物のシャアはエドワウだと思われたまま宇宙船へ乗り、その宇宙船はエドワウの命を狙っていたキシリア側の工作によって爆破されます。
ごめんなさい。
こうして本物のシャアズナブルは亡くなり、エドワウは彼の名前と身分を手に入れました。
キャスバルはエドワウへ、そしてエドワウからシャアズナブルへと変わっていたわけですね。
彼は名前を変えるたびに過去の自分を一枚ずつ脱ぎ捨てていきます。
03:01
その後シャアとして士官学校へ入学した彼はザビ家の末っ子ガルマ・ザビと出会います。
ガルマはザビ家という大きな存在の中で育った青年です。
父デギン、兄ギレン、ドズル、姉のキシリア、強い家族に囲まれ、自分も認められる人間になりたいと思っています。
けれど軍人としての能力も精神的な強さもシャアには及びません。
シャアは冷静で判断が早く、身体能力にも優れています。
士官学校の中で次第に周囲から一目を置かれる存在になっていきます。
そんなシャアに対しガルマは最初抵抗心を持ちます。
しかし訓練の中、危険な状況に陥ったガルマをシャアが助けたことで、2人の距離は急速に近づいていきます。
ガルマはシャアを信頼し、大切な従人だと思うようになります。
物語は宇宙世紀0077へ進みます。
サイド3では中流する地球連邦軍への反感が高まり、独立を求める人々の動きが強くなっていきました。
地球連邦軍と住民との対立が激しくなる中、シャアはガルマに士官学校の学生たちを率いて、
連邦軍の兵を奇襲し、武装を解除させる計画を持ちかけます。ガルマはその計画の指揮官として立ち上がります。
シャアは表に立つガルマを支えながら、実際の作戦を動かしていきます。
学生たちの放棄は成功。地球連邦軍の部隊は武装を解除され、
この出来事の後に、暁の放棄と呼ばれるようになります。
そして、指揮官だったガルマは人々から英雄として称えられます。
しかしシャアにとってこれは独立のためだけの戦いではありませんでした。
座席へ近づき、内側から復讐する、そのためにガルマの信頼と立場を利用する長い計画の始まりでもあったのです。
また戦いの途中、シャアの正体に気づいた同級生のリノ・ヘルナンデスをシャアは自らの手で死に追いやります。
放棄の責任を問われたシャアは指揮官学校を除退となり、地球へ向かうことになります。
一方ガルマは英雄として座席の中で存在感を高めていく。
二人の人生はここからさらに複雑に絡み合っていきます。
06:04
ここまでが暁の放棄の大まかな物語です。
今回まず考えたいのはエドワーウがシャア・アズナムルという名前を手に入れた場面です。
シャアという名前は彼が自分で考えた偽名ではありません。
もともとは世をもって指揮官学校を向かおうとしていた別の青年の名前だったんですね。
本当のシャアにも家族がいた未来がありました。
ところがエドワーウはその人生を利用して自分の復讐への道を開きます。
前回までのキャスバルは大人たちの争いによって人生を奪われた被害者でした。
父を失い母と離れ、故郷と名前まで失った。
だから彼の怒りや苦しみには理解ができる部分があります。
けれど今回キャスバルは初めて誰かの人生を奪う側へ踏み込んでいきます。
奪われた人が自分を奪った相手へ復讐しようとする。
その中で別の誰かから大切なものを奪ってしまう。
憎しみの連鎖はここから始まります。
もちろん本物のシャアが乗った船を爆破したのはエドワーウを狙っていたキシリア側です。
しかしエドワーウはその動きを利用しました。
自分が狙われていることを入れ替わった相手に危機が及ぶことも分かっていたのです。
自分が狙われているということも入れ替わった相手に危険が及ぶということも分かっていたはずなんですね。
直接手を下さなければ自分には責任がないのか。
計画に利用しただけなら自分は殺していないと言えるのか。
シャアはそうした境界線の上を歩き始めます。
そしてリノのシーンではその線をさらに越えていきます。
リノはシャアの正体に気づきます。
しかし彼はすぐに正体を暴こうとしたのではなく、キャスバルという人物に関心を持ちむしろ協力しようとします。
それでもシャアは正体を知られた危険を残しませんでした。
復讐という目的のためなら味方になろうとした人さえ斬り捨てる。
ここでシャアは守られるしかなかった少年から他人の運命を動かす人間へ変わったのだと思います。
そしてもう一人の重要な人物がガルマです。
ガルマはわがままで世間知らずなところもあります。
ザビ家の御曹津氏として特別扱いされ、自分の力では生きていけたわけではありません。
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でもガルマは単純に嫌な人物だと思えないんですね。
彼は彼なりに一生懸命です。偉大な家族に認めてもらいたい。
自分もザビ家の一員として何かを成し遂げたい。周りから家柄ではなく自分自身を見てほしい。そんな思いを持っています。
シャアはガルマのそんな気持ちを見抜きます。
自信がないこと、誰かに認めてもらいたいこと、英雄になれる機会を求めていること。
そこへシャアは暁の宝記という舞台を差し出します。
ガルマを指揮官にし、表向きの手柄もガルマに与える。
これはガルマにとって何より嬉しいことだったと思います。
シャアは無理やりガルマを動かしたわけではありません。
ガルマが自分から決断したように見える形で進み道を用意しました。
ここにシャアの人を動かす力があります。ただそれは本当にリーダーシップだったのでしょうか。
人を動かすことと人を利用することはとてもよく似ています。
どちらの相手の気持ちを理解し、その人が動きたくなる言葉や役割を渡します。
違うのはその先です。
相手の成長や幸せも考えているのか。
それとも自分の目的のためだけに相手の力や感情を使っているのか。
ガルマは自分の意思で立ち上がったと思っています。
けれどその決断の裏にはシャアの目的が隠されています。
ガルマには本当の目的が知らされていません。
シャアはガルマの誇りを満たしながら、その誇りを復讐のために使ったのです。
これはかなり怖いことだと思います。
命令されるとわかっていれば人は抵抗できます。
でも自分で決めたことと思っていると、その選択を疑うことが難しくなる。
シャアは力で人を従わせるのではなく、その人の心の中に入り込み、自分から動くように導いていきます。
だからこそ彼は人を惹きつけます。
そしてだからこそ危うい。
ではシャアはガルマのことを最初から道具としか見ていなかったのでしょうか?
これは僕には断定できません。
訓練中にガルマを助けたこと、
共に時間を過ごし笑い合っている場面があること、
そこに友情が全くなかったと言い切れないと思います。
12:00
もしかするとシャア自身もガルマといる時間に失ってしまった自分の青春を少しだけ感じていたのかもしれません。
もし相手が心から憎むだけなら話はもっと簡単です。
もし相手を心から憎むだけの存在だったら話はもっと簡単だったのかもしれません。
でもシャアはガルマ個人を嫌っているというより、
ガルマがザビ家の人間であることを許せない。
目の前にいる友人としてのガルマと復讐すべきザビ家の一員としてのガルマ。
シャアの中にはその二つが同時にあったのではないでしょうか。
だからこの二人の関係は苦しいんですね。
ガルマはシャアを親友だと思っている。
シャアにも友情に近い感情があったのかもしれません。
それでもシャアは復讐を捨てない。
友情があっても、もけて抜きのために利用する。
今日カミカミですね。
人間は誰かを大切に思いながら同じ相手を傷つけることもあります。
好きか嫌いか、味方か敵か、そんなに簡単には分けられません。
シャアという人物の魅力の怖さは、その矛盾を抱えたまま進んでいるところにあると思います。
そして、暁の宝記という題名にも少し皮肉を感じます。
暁とは、夜が明けて朝が始まる時間です。
サイド3の人々にとって、この宝記とは独立へ向かう新しい時代の始まりでした。
暁にとっても、自分が英雄として認められる始まりです。
しかし、ここから始まるのは希望だけではありません。
独立の熱はやがて戦争へ繋がっていきます。
シャアの復讐も本格的に動き始めます。
明るい朝が来たように見えて、実は長い戦いの夜が始まっていました。
誰かにとっての希望が、別の誰かにとっての悲劇になる。
これもガンダムという物語の中で何度も描かれていくものです。
暁の宝記で描かれたのは、シャア・アズナブルという人物の誕生だけではありません。
一人の人間が人を動かす力を手に入れた瞬間、そしてその力を復讐のために使い始めた瞬間でもあります。
力そのものに善悪があるわけではありません。
人を惹きつける魅力も、先を読む知性も、勇気も、本来は誰かを守るために使える力です。
でも、何のために使うかによって、その力は希望にも悲劇にも変わります。
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シャアはとても優秀です。
だからこそ、その心の奥にある憎しみが多くの人の人生を巻き込み、やがて大きな歴史を動かしていく。
もし彼が無力な人間だったら、その復讐は個人の中だけで終わっていたかもしれません。
けれど彼には人を動かす力があった。
それがシャアの才能であり、同時に悲劇だったのだと思います。
はい、ここまでで終わりです。
今回は機動戦士ガンダム ジ・オリジンの3 暁の放棄から
シャア・アズ・シャアが誰も友として見ていたのか、それとも復讐のために利用したのかというテーマでお話ししました。
次回はオリジンの4 運命の前夜
暁の放棄によって司官学校を去ったシャアは地球で不思議な力を持つ少女ガラースンと出会います。
一方、宇宙では人型機動兵器モビルスーツが実践へ向けて進化していく。
人と人との出会い、そして人を守るはずの技術が兵器に変わっていく瞬間。
一年戦争直前の世界を考えていきたいと思います。
はい、今日も最後まで聞いてくれてありがとうございました。
それではまたね、次回ガンダムシリーズでお会いしましょう。
今日のお相手もまこにーでした。
それでは皆さんお幸せに。またねー。
今日もありがとう。
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