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20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャスト
伝説の新人ポッドキャストは、さまざまな業界で伝説的な活躍をしているゲストをお招きし、
20代の皆さんに向けて優秀な人材と言われるレベルではなく、圧倒的に突き抜けた人材になるための変化をお伝えしていく番組です。
本期の20代に火をつける伝説の新人養成プロジェクトがお送りいたします。
皆さんこんにちは。20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャストへようこそ。
ナビゲーターの高井久間です。
伝説の新人プロジェクト、こみげです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。今回から新しいゲストをお迎えしてお話を伺っていこうと思うんですけども、
株式会社デリスの代表取締役社長、杉浦里多さんです。
今回紹介になりますので、いつも通り簡単に権利の方をご紹介させていただきたいと思います。
杉浦里多さんは、フランスの高級ブランドを扱うマイヘネシー・ルイビトングループに入社し、
20代の頃から先天候補マネージャーとして活躍。
その後、通常、中途採用は行っていないP&G JAPANに転職し、
マーケティング部で、SK-2、パンパース、ブランジレッドなど多くのブランドのコミュニケーション戦略全体に携わります。
MAX FACTORのブランド再建に尽力し、売上増に貢献したことが表明され、
最優秀社員賞を受賞。
現在は、自身が対象取締役社長を務める株式会社デリスで、
ブランド価値プロデューサーとして大手企業での研修や、女性マーケットを主としたコンサルティングを手掛けています。
企業のパワーブランド、パワーピープルの育成サポートをミッションとし、
P&Gで培った仕事で成果を出すノウハウを分かりやすく伝えている著書、
1年で成果を出すP&G式中の習慣や、頑張りが評価される女性の仕事術など、
多数の著書を執筆し、多くの注目を集めています。
はい、ということで、20代では華やかなブランドの世界でご活躍されていた杉浦さんですけれども、
その後、P&Gに入社されて、すごくそこでのノウハウだったりというのに感化されたようでして、
著書なども出していらっしゃるんですけれども、
いろいろお話を伺っていこうと思いますので、よろしくお願いします。
はい、それでは杉浦さんどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
実は私、杉浦さんの著書のP&G式中の習慣を読ませていただいてですね、
非常に新人にとっても役に立つスキルがいっぱい詰め込まれているなというのを思って、
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ぜひ杉浦さんにお話を伺いたいなと思ったんですけれども、
4回にわたっていろいろお話を伺っていきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いいたします。
第1回目の今回は、スキルの盗み方が違うというテーマでお話を伺っていこうかと思うんですけれども、
先ほど経歴でも紹介させていただいたように、杉浦さんP&Gとしては珍しい中途採用で
入社されたということなんですけれども、
実際にそこでいろいろ学んだことを今この著書に書かれているわけなんですが、
そもそも新卒しか採用していないP&Gにどうして中途で入ることができたんですか?
実はヘッドハンターの方に紹介していただいたんですけれども、
それまでは高級ブランドの世界にいたんですね。
フランスの企業でシール・ウィビトング・グループのファッションブランドにおりましたので、
ずっとそういう世界、業界を見てきた。
すごい華やかそうですね。
華やかな世界だったので、P&Gという消費材のメーカーのことは、
全くというほどお恥ずかしながら知らなかったんですね。
なんで転職を考えようかというふうに思ったかというと、
一つのきっかけとしては、実はちょっと旅行に行った先で交通事故に遭ってしまったんですね。
女性としては悲しい。顔に傷をつくってしまったのと、
首の方のムチ打ちが結構ひどくて、ちょっとしばらく起きれないような状態のちょっとひどい事故に遭ってしまったんですね。
それまでの高級ブランドの世界というのは、華やかっておっしゃっていただいたように、
しかも私は宣伝広報という、その中でも華型の仕事をしておりましたので。
非常に活躍されていたんですね。
そうですね。当時はプレスという職業が、今の読者モデルとかが
ちやほやされているような感じで、ちやほやされていた職業で、
ファッションショーをやるわ、それでメディアの人たちを対応して、
自分がまたメディアに出ることもあるみたいな職業だったので、
やはりその事故があってから、人前に出るのも怖くなりましたし、
やはりフランスの出張とか海外出張も結構多かったので、
ちょっと体力的にも海外出張というのも難しいなというふうな感じで、
その業界に復帰するのが心理的に、具体的に厳しいなというふうに、
まず強く思ったのが一つなんですけれども、
ある意味今思うとラッキーなのは、そうはいえども、
どこかやりながらうすら思ったのは、
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その業界である程度認められるようになった時期があって、
すごく早くて、20代の半ばには遅い間に。
えー。
マサイに出るという。
そうですね。
半ばでそうやって皆さんが知っていらっしゃるような有名な憧れるブランドの
アジアのマネージャー担当とか、
そういうようなオファーをいただくようになっていたので、
20代半ばでこんなふうにできるようになったら、
40代になって私何するんだろうとか、
ちょっとその、もっと学ぶべきことがあるんじゃないかなというふうに思っていたりとか、
なんかもうちょっと戦略的なことをやりたいなというふうに
うすらどこかで思っていたんですよね。
なので、まあそれを考える、そのキャリアチェンジという考えるきっかけになったというふうに言えばなったんですけれども。
なるほどね。
そういう背景もありつつ、非常にグローバルなブランド人に入所されて、
この著書を読ませていただいても、非常にこう特殊な会社だなというのを感じたんですけれども、
実際どうでした?入社された初日とか衝撃的なエピソードがあったということが書かれていたんですか?
そうですね。いつも私も講演とかでも話す、入社15分後の衝撃っていう話をしているんですけど、
中途三用とかがない会社だったので、お世話係みたいな人が全くいなくて、
全時の担当の人もいないみたいな感じだったんですね。
いきなりオフィスの化粧品のフロアに行ってくださいというふうに言われて、
自分の席さえも分からない。そこにいらっしゃった方に、
丁寧にね、お忙しいところ申し訳ございません。ちょっとお伺いしたいことがあるんですけれども、
よろしいですか?というふうに伺ったんです。すごく丁寧だと思います。
なのにその方から、会ったことのない人ですよ。初めて見る私の顔を見て、
話の目的は何ですか?何分必要ですか?というふうに言われたんですよ。
話の目的って何?私は伺いたいことってあるって言ったよね。
何分ってちょっといいですか?って2,3分。何が足りないの?みたいなふうに思った。
それがすごく衝撃的で、この会社って何?というところから、
ちょっとネガティブなイメージから正直始まりましたね。
そういう印象があった中で、今、P&Jを非常に評価されていて、
実際に使われている銃の習慣というのを紹介されていますけれども、
そういうちょっと割とネガティブな印象があった中で、
それがポジティブに変わった瞬間というのは何かきっかけがあるんですか?
そうですね。これって言うほどはないんですけど、
とにかく毎日見ていると、本当にみんなできるんですよ。
できるって何かっていうと、本当にみんな成果を出す。
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それまでの会社は、なんとなく物事は進んでいたんですけれども、
それに対してP&Jの人たちって、
例えば売上110%目指しますとか言ったら、
確実にみんなそれを達成していくんですよ。
すごいなと思って。
本当にこの会社バカがいないんじゃないかっていうぐらい、
みんながしっかりした喋り方をして、
みんながそういうふうにきっちりとした、
誰もが納得できるような報告の仕方をして、
しかもそれが成果が出ているという、
なんとも素晴らしいポジティブな報告しかないわけですよ。
これはなんだっていうふうに思ったときに、
気づいたのが、みんな同じ言い方をしてるっていうのをまず気づいたんです。
先ほどちょっとお話しした、入社15分後の衝撃でもお話しした、
あんなちょっとの話でも目的は?って聞かれたっていう話をしたんですけれども、
それが日常、すべての会話に起こっているわけです。
上司に話しかけるときも目的は?っていうふうに全員が始める、
このプロジェクトの目的は○○ですと。
会議を始めますというときも、
今日の会議の目的は?っていうふうに全員が始まる。
もし誰かそれを言うのを忘れた日には、
もう先輩たちから一斉に、
今日の目的は何?ってツッコミが入るんですよ。
怖いですね。
何か徹底しているものがある。
だから全員がそれをやっているから、
この成果ができるんだなっていうところに気づいたんですね。
その行動だけ見ると目的は?って聞いているだけなんだけれども、
その前に、なんでこの目的が重要なのかってみんなが分かってるんですよ。
つまり考え方がみんな共有化されていて、
それに必要な行動をとっている。
ここの本で言う習慣化されているっていうところから、
成果が出ているんだなっていうふうに思ったときに、
この人たちが繰り返しやっていることを目に付けさえすれば、
私、絶対成果出せるよねっていうふうに思ったんです。
しかもピアノ事件グローバル、すごくグローバルで、
今でも180歳の人たちが、
グローバルで今でも180カ国で展開していて、
どの国でも大概成功しているということを考えると、
しかも日本の企業の中にもそこからにインド人がいたり、
ドイツ人がいたりとかもするわけですよ。
その人たちも違和感なくそれでやっているということは、
私はこの習慣、ここでみんなが繰り返しやっていることを
目に付けさえすれば、いつどこでも誰とでもやっていけるんだ
っていうふうに思ったわけなんです。
なるほど。
先ほど転職の話もしましたけれども、
それまでは例えば、うっすらとこのままじゃいけないんじゃないかと
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高級ブランドにいたときに思ったんですけど、
高級ブランド以外から私は出ることができないだろうと思っていたんですね。
そこでの経験しかないから。
それ以外の人たちは私の経験を使えるとも思っていないだろうし、
私もそう思っていた。
けれども、このB&Gでやっている習慣を身につけすれば、
それこそ業界とか関係なくきっと私はやっていけるだろうと思ったし、
国も越えてやっていけるかもしれないっていうふうに思ったので、
ぜひここでやっているこの成果を出す習慣っていうのを
身につけようっていうふうに思って、
歯を食いしばって3年、最低3年っていうふうに決めたんです。
どうしようかなと思ったときに、
私より先に入っていた先輩がいて、
その方はMBAホルダーとして入っていたんですね。
その彼女がものすごくうまくやっていたので、
その彼女に聞きに行った。
そしたら、初めは彼女も苦しんだと。
やっぱりやり方違う。
これ間違ってるんじゃないかっていうこともすごくあったし、
それを正そうというふうに思って、
意見を言ったりとかもしたんだけれども、
やっぱり聞きに入れてもらえず、
私は何のためにこの会社に入ったんだというふうに思ったこともあった。
でもあるときに気づいたのが、
ここでやっているやり方っていうのが成立しているには、
何かやっぱり理由があるはずで、
それを身につけて、
彼じゃないと自分の思う意見って言っても、
聞きに入れてもらえないんだろうなというふうに思って、
まずはそのP&Gのやり方を徹底的に身につけることをやった。
その上で自分の意見を言うことを始めたら、
みんなもスッと聞いてくれるようになったし、
あるいは必ずしも自分の思っていたことが正しいことではないということも見えるようになった。
というふうにアドバイスをもらって、
ゴーに行ってはゴーに従えっていうことが重要なんだなっていうことを、
そうやって自分から聞きに行くことで学ぶことができたんですね。
やっぱりそこは聞かないと見えない部分だったんですね。
そうですね。このスキルの盗み方が違うという意味では、
自分から積極的に聞きに行く、取りに行くっていうことをしないと、
やっぱり本当に自分に必要なことがない。
やっぱり本当に自分に必要なものっていうのは得られないし、
あるいはもっと先のことを一歩先に進んでいく。
一歩先のことをやりたいと思った時には、
ただ足並みを揃えるだけではなくて、
それ以上のことを得るために聞く。
取りに行くっていう姿勢はすごく必要かなっていうふうに思いますね。
そうですね。先ほどT&Gの社員の方がすごく優秀だっていうことに気づいて、
ここで3年は頑張ってみようって思われたっておっしゃってましたけど、
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その聞きに行く姿勢みたいなのはやっぱりその3年間の中でも
かなり意識されたんですか?
うん。すごく意識しましたね。
というのも、それもP&Gである意味教えてもらったんですけれども、
P&Gがそうやって成果を出す人材を育てるためにやっていることとしては、
メッセージをちゃんと、考え方を伝えるっていうこととともに、
それをちゃんと体感させるために研修、トレーニングとかもすごくやるんですね。
その研修とかやるとなると、結構受け身でみんな聞くじゃないですか。
その時に必ず毎回言われるのが、絶対質問しなさいと。
質問をするためには、ただ聞いているだけでは質問は浮かばないものだと。
全部聞いて、ふと質問が出るかなと思ったら、そんなもの出やしない。
まずはじめに質問しようと決めて、聞きなさいと。
質問するという目的をある意味設定してすると、
自分の今やっていることとか、考えていることとリンクしながら聞けるんですね。
それでよって、もっとこれを知りたいとか、
もっとこれが自分でできるようになるためには、
これを知っておくべきじゃないかというふうな疑問がそこで初めて生まれるわけなんです。
そうやって聞くと、自分が欲しいものであったりとか、
自分が気づかなかったプラスアルファのものが得られるんですね。
その意味でも、スキルの盗み方じゃないんですけれども、
聞く、質問するという意識を常に持つということは、
相手から得られるものが多くなる。
講演とかで見ていても、たぶん3%から5%くらいの人ですよね。
そうやって聞いている人ってね。
前から見ていたらだいたいわかるじゃないですか。
わかるんだけど、その手を挙げる準備ができているみたいな感覚で聞かれている方って、
なんとなく5%くらいな感じですよね。
そうですね。そうなんですよ。
なので、私は自分が研修をする時も、それを必ず伝えてから始めますし、
あるいはもう、研修自体の組み方を必ずグループ内で
ディスカッションが起きたり、質問し合うように構成しているんですね。
そうしないと、やっぱり人って受け身なんですよ。
でも身につけるためには、自分で考えて行動するというところまで落とさないと
自分の身につかない。
その前には、自分で疑問を持つことってすごく重要なんですよね。
そうですね。非常に勉強になるお話でした。
ということで、今回はスキルの盗み方についてお話しいただきましたが、
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、ということで、スキルの盗み方についてお伺いしてきたんですけれども、
研修とかセミナーの時に必ず質問をするんだという目的意識を持って、
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セミナーだったり講演というのを聞くことを意識しろというふうにおっしゃっていたんですけど、
それってあまり私の中では考えていなかったなという。
もちろん聞いている中で質問が出てきたらすることはあったんですけど、
必ず質問をしようということはあまり意識していなかったので、
そういう聞き方をすると、また吸収できるものだったり得るものだったり
変わってくるんじゃないかなと思いました。
そうですよね。
1個はそう聞くことですごく集中する気がするしね、
そうですよね。
もう1つは多分話し手側からすると、
そういうスタンスで聞いている人の聞いている姿って話しやすいと思うんですよね。
そうでしょうね。
聞く姿というかスタンスというのもとても前向きになる気がするので、
すごくいいなと思いましたね。
そうですね。皆さんぜひ意識していただきたいなと思います。
本当にね。ぜひぜひやってみてください。
はい、ということで杉浦さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日のトークはいかがでしたでしょうか。
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