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2012-08-27 17:28

第31回:『古典1冊はビジネス書100冊に勝る』出口治明さん

無類の読書家としても知られる出口さんから、本の読み方、選び方、オススメの本まで幅広く語っていただきます。


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20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャスト
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皆さんこんにちは。20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャストへようこそ。
ナビゲーターの戸谷香菜です。
伝説の新人プロジェクトの小宮です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本日は出口治明さんを迎えた最終回になってしまいました。
もう最終回か。
あっという間に4回過ぎてしまったんですけども、
今回は第2の読書好きの出口さんから読書の仕方について色々聞きたいなと思っていまして、
本当に読書が好きっていうことは有名らしくて、
特に古典画を好きということで色々と聞いていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いします。
お願いします。
はい、それでは出口さんを迎えた最終回になってしまいましたね、今回は。
はい、残念ですね。
ありがとうございます。よろしくお願いします。
本当に面白いお話が聞けてきたんですけども、
今回は読書の仕方が違うということで、
前回もお話があったように出口さんは本から学べという教えがありましたけども、
実際出口さんはどのように読書をしていらっしゃるのかなという。
そうですね。何でもそうですけれど、
好きなものを読まないと目につきませんよね。
そりゃそうですよね。
だから僕は古典を読めばいいと思いますけれど、
基本的には読みたいと思った本を読むのが一番目につくと思いますよね。
だから若い人に言っているのは、
自分が読みたい本を読むことから始めるのが一番いいというふうに言っていますが、
そのときに一つだけ言っているのは、速読はあかんと。
僕はだから新聞でですね、一面広告で速読を進めているわけじゃないですか、
見るために進めているおじさんをですね、殴りたくなるんですよね。
そうなんですね。
というのは、本を読むということは、その人と話をするのでしょうね。
人と話をしていて、速読されて楽しいですか?
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いや、楽しくないですよね。
僕は楽しくないので、読むからには、人と会うからにはきちんと話を聞かないと意味がないので、
僕はオーロラマッシングで中途半端に本を読むのは嫌いなんですよね。
ですから、僕は本を読むときは、最初の3ページとか4ページを読んで、
面白くなければ捨てますね。
そこでもう判断されるんですね。
3ページ、4ページ読んで面白くない本が、後で面白いなんてほとんどありえないと思うので、
大学の本師にですね、大学に入ったときに教えてもらったんですが、
小手を読んで分からなければ、君らはアホなんやから、大学に残ろうなんて思ったらあかん。
早く企業に就職しなさいと言われて、その代わり今生きてる人の話を聞いたり、
本を読んで分からなければ、あるいは面白くなければ、その書いた人はアホなんやから、
そんなもん読むだけで自分の無駄やで、先生に教えられたんですからね。
それは真理だと思ってるんで、だから読みたいと思った本や人から勧められた本はまず読んでみなさいと。
3ページ、4ページ丁寧に読んでいって、面白くなければ捨てたほうがいいと。
でも面白ければ、最後まで丁寧に読んだほうがいいと。
というよりさ、気に入った本なんていうのは何回も読み返されたりとかされるんですか?
僕はどちらかと言えば、一期一会で途中で分からなくなったら無駄なんですよ。
100%自分で不倫を知るまで読み込むので、ほとんどの本は一冊ですね。一回ですね。
例外的に何冊かの本はいつも置いていて、勝手にページを開けて読むとか読むことがありますね。
さっき出口さん、皆さん好きな本を読まれたらいいというお話があったんですけど、
それでもやっぱり気になるのでお伺いしたいんですが、
出口さんが今まで読まれた本の中で一番気に入っているものがあれば教えてください。
一番気に入っているのは、マルグリット・ユースナールという作家が書いた
ハドリアンス帝の階層という本で、
これはもう20歳、大学を卒業する頃からずっと一番好きな本で、
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トンポを譲りませんね。
ローマ帝国の時代の話ですか。
五賢帝の第三代目、ハドリアンス帝の階層という小説ですけれど。
小説なのですか。彼の生涯に魅力を感じるんですか。
今後小説読んでみてください。
本当ですかね。読んでみます。
本当に素晴らしいですね。
本当ですか。そこまで言われると気になりますね。
読んでみたいと思います。
ちょっと話がずれてしまうんですけれども、
読書と人と会うこと、旅をすることで学べるというお話が前回あったかと思うんですけれども、
旅をする。
これはパスカルの言葉を引いているんですが、ごめんなさい、デカルトの言葉を引いているんですが、
デカルトがパリ大学を去る時に、自分はその本にある本はもう全部読み尽くしている。
だから自分はもう大学には戻らないと。
これからは世界を旅して世間という大きい小説から学ぶんだと言って、
好然とパリ大学を去っていった時の言葉を引いて旅から学ぶと言っているんですけれども、
本当に人間ってそれ以外に学ぶようがないので、
同じようなことをキッシンジャーも言っているんですよね。
僕は30歳越えた頃に東京で、30歳後半だったと思いますけれども、
キッシンジャー博士と飯を食った時に、人間はワインだと言っているんですよね。
人間はワイン。
要するにその土地の気候の産物で、すべての人間は生まれた土地を愛しているし、
自分の御先祖に誇りを持っている。
だから人間を理解するためには地理と歴史を勉強して、
つまり世界の人が生まれた土地と御先祖のことを勉強して、
自分の足で歩かない限り人間を理解することはできない。
こういうふうにキッシンジャーが教えてくれたんですけれども、
やはりそれは真理だと思うので、他に人間を理解する方法はないと思いますね。
人はワインなので、その土地と御先祖のことを知らなければ理解ができない。
僕が若い学生に会って、本当にすごいと思った学生、卒業生ですけれども、
彼は確か大学に入るときに、4年間で岩の上文庫を500冊読もうと決めて、
650冊を超えて読んだと言っていました。
すごいですね。
こういう若い人がいることは将来に希望を持てますが、
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日系ビジネスでしたから。
日本の大学生は4年間で本を100冊、アメリカ人は平均400冊。
これ、日米経済の差は将来もうこれで決まってるよねと、
誰かがツイッターで書いてましたけれども、その通りですよね。
時々、読みたい本を読めばいいんですけれども、
どんな本を読んだらいいのか分からないという人がいますよね。
この前、ある大学に行ったときに、僕は本を読んで、
1年間で2倍ぐらいは賢くないと。
すごくチャレンジングな学生がいて、
お金をかけないで本を読む方法を教えてくださいと言われたので、
教えてあげたんですけれども、
例えば、図書館に行って、言わない文句の前に立つと。
それで、薄そうな本を選んで、
まず薄い本で、タイトルを見て、面白そうなものを10冊ぐらい書いて、
3ページ、4ページ読んで、面白くなければ捨てて、
面白い本はその著者のものを読んでいけばいい。
古典はこういう風に読めばいい。
それで、古典だけでは嫌ですというので、
彼は経済学部だったので、最近の本も読みたいですというので、
じゃあそれは月曜日の朝、図書館に行って、
どの新聞でもいいから、新聞を日焼けなさいと。
そしたら日曜日には書評欄があって、
書評欄の本はほとんどまともだと。
書評欄の本はバランスがいいんですよ。
あるジャンルとか、ある傾向の本だけを選ばなくて、
いろんな本を選んだところでね。
そうすると書評欄に大体10冊から20冊紹介されますから、
それを読んで、その中で興味のある本を1冊書いたらいいんですよ。
それで、彼に教えてあげたのは、
その後に、君、ガールフレンドできたかと言ったら、
可愛い子をゲットしましたと言ったので、
じゃあ、今日彼女となってから、
今日から必ず1週間に1冊本を読むと宣言してしまうと言ったんですよ。
ああ、なるほど。
時間ができるでしょ。頑張るインセンティブができるでしょ。
僕と彼の話を聞いていたグループで、手紙を出していただいて、
僕はガールフレンドがいないんですよ。どうしたらいいですか?
じゃあ、ツイッターで宣言しちゃえと。
ああ、そうですね。
そういうふうに、ルールを決めて勉強する仕組みを作っていけば、
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賢くなりますよね。
なるほど。自分をある程度追いやるというか、何かプレッシャーを与えて。
人間は脳協力なんで、日記の三日文字と同じで、
やっぱりうまく仕組みを作る人が勉強ができる人だと思いますね。
人間の思考力は、やはり鍛えなければ思考力というのは高まらないので、
きちんと書かれたテキストを一行一行丁寧に読み込んで、
結論ではないんですよ。結論ではなくて、
優れた先人がどういう思考のプロセスを経て、
こういう結論にたどり着いたのかという思考のプロセスを追体験する。
自分が追って体験することによってしか、考える力は鍛えることができないので。
だから一番のおすすめは古典。
哲学でも歴史書でも何でもいいですけれども、きちんと書かれた古典。
言わない文法に代表させてもいいですが、
それをやはり丁寧に読み込んで、踏み落ちるまで読み込むことですね。
だから古典一冊はビジネス史を百冊に勝ると思ってますけれども。
ということで、非常にためになるアドバイスをたくさんいただきました。
本当にありがとうございます。
前4回にわたっていろいろお話を伺ってきましたが、
非常に、特に本に関しては古典はあまり読まないので、
これから読んでいくようにしたいなと思いました。
ぜひ読んでみてください。
あとハドリアルステの本も読みたいと思います。
どうもありがとうございました。
本当に出口さんの古典に対する愛が必死と伝わってくるようなお話だったなと思うんですけれども、
ひとつ私ちょっと衝撃だったことがありまして、
日本の大学生とアメリカの大学生の読書量が違うということで、
大学の4年間で日本人は100冊読むのに対して、
アメリカ人は400冊っていうお話がありました。
400冊って周囲に直すと何冊なんだろうと、
そうですね、2,3冊なんですが、
ってことは日本の大学生どんだけ読んでないんだっていうのをずっと思ったんですけれども、
本当に読んだ分だけ賢くなるみたいなことをおっしゃっていたし、
やっぱりどんどん読んでいかないといけないなというのは感じましたね。
そうですね。
今はこのタイミングでそれを知って、
読む量が倍にならなくても、
日本語で読んでいないことを読むきっかけになったりね、
という意味ではすごく大事なことですね。
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そうですね。
僕は本と人の出会いと旅でしか成長しないと知っているんですが、
本と人の出会いしか成長しないって人に何かって言って、
そこに旅が入って、あ、旅か、そうだなっていうのがね、
そうですね。
新鮮でしたね。
本にしても人にしても旅にしても、
若い時に読むのとある程度お年寄りしてから読むのとで、
同じものを読むと多分違うんだよね。
そういうのはあるかもしれないですね。
自分の深みだったり、いろんな経験が積んで感じるのと違ってくるので、
まずない段階でもそれを入れておいた方がいいんだよね。
そうですよね。
いろんな経験の中でそれを考えていったり、
できるっていう意味でも、
まだ若いうちにこの道をやらなきゃいけないんだなっていうのが、
多分ルールなんですよね。
ルールなんです。
もうやらないといけないルール。
やらないといくらものの判断ができるようにならないとか、
経験を積んでいけないとか、
より良い経験を積むためのバイブルとしても、
同時変更で全部必要なんだなって感じましたね。
そうですね。
ということで、どんどん若いうちに吸収していくっていうのが
大事なんですね。
ということで、皆さんも読書なり、人と会うなり、旅をするなり、
いろいろどんどんチャレンジしていってもらえればと思いますね。
本日のトークはいかがでしたでしょうか。
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