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20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャスト
伝説の新人ポッドキャストは、さまざまな業界で伝説的な活躍をしているゲストをお招きし、
20代の皆さんに向けて優秀な人材と言われるレベルではなく、
圧倒的に突き抜けた人材になるためのヒントをお伝えしていく番組です。
本期の20代に火をつける伝説の新人養成プロジェクトがお送りいたします。
皆さんこんにちは。20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャストへようこそ。
ナビゲーターの畑井香菜です。
伝説の新人プロジェクト小宮です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。本日は前回に引き続きまして、
出口治明さんをゲストとしてお迎えしております。
今回は出来事の解釈が違うということでお話ししていただこうと思うんですが、
前回の回で非常に広い視野を持った方だということが分かったので、
おそらく出来事の解釈も人とかなり違うんではないかと。
そうですね。きちんと原理原則論から始まった独自の考え方を持ちたと思いますよね。
そうですね。ということでお話しを伺っていこうと思いますので、
本日もどうぞよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
はい。それでは出口さんをお迎えしました。第3回になります。
本日もどうぞよろしくお願いします。
はい。こちらこそよろしくお願いします。
本日は出来事の解釈が違うというテーマでお話ししていただきたいなと思うんですけれども、
出口さんの著書を読んでいたり、前回のブログなんかを読んでいても、
出来事の解釈が人とだいぶ上のところで物事を解釈しているのかなと思うんですけれども、
そういうふうに物事を考えられるようになったきっかけというのは何なのかなというのをお伺いしたいんですけれども。
やっぱり読書のような気がしますね。
ああ、読書ですか。
人間は人から学ぶ、本から学ぶ、旅から学ぶ、他に学びようがないんですけれども、
実は本から学ぶって一番効率がいいんですよ。
例えば、オバマ大統領に会って話を聞きたいと思って、
明日ワシントンに行くと、1ヶ月滞在すると、会えますか?
何のアポもなくということですか。なかなか厳しいんじゃないですか。
毎日ホワイトハウスに通っても、ひょっとしたら1ヶ月後にぐらいに、じゃあ5分だけとか会えるかもしれないですから、
かなり難儀でしょう。コストかかるでしょう。
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そうですね、飛行機代と宿泊代と。
でも臨海に会おうと思ったら、700円くらいで会えるでしょう。
臨海演説資料書いてきて、ゆっくり読めば、図書館から書いてきたら無料ですよね。買っても700円。
本ってすごく効率がいいんですよね。
なるほど。
人から学び、本から学び、食べから学び以外に学びようがないんですけれど、
僕は縦横思考ということを言っているんですけれど、いろんな出来事が起こった時に、
人間の脳というのは実は、かなり都合のいい出来方をしていて、
都合のいいんですか。
自分の見たいように世界が見え、見たいように世界を解釈する構造を持っているんですよ。
なるほど。
例えば、僕がずっと昔の恥ずかしい話ですけれど、
女性にデートの約束をして、ちょっと無理矢理鴨川の太りで、
土曜日の一時に待ってますよ、とか言って、待っても待っても来ないわけですよ。
要するにフライトだけなんですが、その時に最初に僕はどう思ったかと言えば、
彼女は走ってくる途中に交通事故にあったんじゃないかと。
なるほど。
これが一つの典型ですけれど、そうすると人間はそういう脳の構造を持っているので、
やはり縦横に見なければ、昔の人がどう考え、世界の人がどう考えてきたんだろうかということを
その座標軸を持っていれば、出来事がよく分かるわけですよね。
縦と横って、縦は何を表すんですか?
昔の人の話を聞く。本に読むことですね。昔の人が死んじゃっている。
横というのは世界を旅をする。
旅をするということ。
世界の人がどう考えているのか。
日本だけではなく、世界で。
人間は一緒なんだ。
そうすると小説をたくさん読んでも、世界中の人に話を聞いても、
30分待って相手が来ないということは、それは不可能だね。
分からない。
例えば。
それが、そういうふうにやはり座標軸をしっかり持つということ。
それから、やはり国語で考えるのではなくて、
数字、ファクト、ロジックで考える、数をつける。
それがすごく大事ですよね。
この前も議論していたんですけれども、
少子高齢化の話で、みんな漠然と、少子高齢化は大変だと思っているんですよ。
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でも、この前も、ちょっと数字で書いたんですけれども、
今の社会保障の骨格、国民会年金とか会保険ができたのは、1961年なんですよ。
その時は、サッカーチームで一人高齢者を支えていたんですよ。
若い人が11人で、しかもその時の男性の平均寿命は、66歳ないんですよ。
今は20歳くらい違う。
そうです。
ということは、サッカーチームで6年間一人のおじいさんを、男性の場合ですけれども、支えればよかった。
しかもそのおじいさんは、太平洋戦争で苦労しているんだから、みんなで支えてやろうぜと。
今どうなっているかと言えば、牙線になっているんですよ。
残念ですよね。
2.8人で一人を支えているんですけれども、男性の場合でも20年以上なんですよ。
20年長いということですね。
そうすると、サッカーチームで一人を6年支えると、牙線で20年支えるのと。
牙線で20年支えるのと、めちゃ大変でしょ。
全然違いますよね、状況。
しかも、2030年の人口統計は明らかになっているんですけれども、なぜかと言えば、あと18年後でしょうね。
今から赤ちゃんもガンガン産んでも、まだ働けないので、普通は。
そうすると、2030年はもう決まっているんですけれども、肩ぐるみになるんですよ。
1.7人で20年プラスアルファをさせるわけですから。
こういうふうに、少子高齢化と社会保障の大変さも、一般に少子高齢化で大変ですねと考えるよりは、
11人6年、6年が1.7人20年プラスアルファになったら、何倍なのかということを考えれば、
数で言えば6倍以上、期間で言えば、6年が23年で3、4倍。
ということは、働く人一人の負担は20倍とかになっているわけですよね。
そうしたら、いかに大変かがわかるんですよ。
だから、やはりいろんな出来事を考えるときには、本当に過去の出来事や世界の出来事を見て、
数字に直していけば、その大変さがわかるんですけれども、
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もう一つ言えば、僕の知る限り、騎馬戦で長期間を持った子に無いんですよね。
だってサッカーチームだったら、屈強な人間が11人もいるわけだから、
順番に誰かが担いでいこうとさせていなくなる気がするでしょ。
でも騎馬戦で20年走り続けるって結構しんどいでしょ。
しんどいですね。
しかもそれが18年後には1.7人になって、2人起きるわけですから。
というふうに考えれば、そういう社会が過去なかったということもわかりますよね。
持たないからです。
人間はこの13000年間脳が進化していないので、
文明は、技術は進歩していますけれど、考えることはだいたい一緒なので、
やっぱり縦横に色々調べて、数字で検証していくということが、
その出来事をちゃんと見る、一番いい訓練になると思いますけどね。
やっぱり歴史って繰り返しているんです。
今の日本の状況はいつ頃だろうかとか、こんなこと過去なかったろうかとか、
普通の人間にとってはやっぱり似たケースを、
過去や世界から拾ってくるのがやっぱり一番考えやすい。
出来事を、色んな出来事を解釈するときは、縦横の代表軸で色んなケースを、
分からなかったらひたすらグーグル検索し続ければいいわけですよね。
これも参考にならない、これも参考にならない、
引いている間に面白い似たケースが出てくるかもしれないし、
調べればいいですし、それからやはり出来事のボリュームを数字に置き換えて、
どのくらい大変なんだろう、ということをやはり数字で表すことが大事ですよね。
さっきの社会保障でも、どのくらい大変なのかはやっぱり、
大変だ大変だとみんなが言っているんですけど、
その大変さというのは数字に直さないと分からないでしょう。
サッカーがバスケットになるのか、騎馬船になるのか、それでも大変さがだいぶ違うでしょう。
はい、ということで、縦と横にきちんと検証してみていくということが、
縦横、数字ファクトを置いてみて、自分でじっと眺めてみる。
そうすればほとんどの出来事の意味が誰でも分かる気がしますよね。
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納得性も増しますよね。先ほどあった数字できちんと伝えられるということで。
今、第3回、出来事の解釈が違うということで、
本当に広い視野で出口さんは物事を見ているんだなというのがよく分かったお話でしたね。
どうもありがとうございました。
確かにそうだなと思った言葉があるんですけど、
何かが起こった時に人間の脳は都合がいいように解釈する行動を持っているっておっしゃっていたじゃないですか。
確かにそれこそ解釈の仕方なんですけど、
人それぞれ自分の考え方で物事を咀嚼して、
自分の都合のいいように解釈してしまう危険性ってすごくあるなと思っていて、
それを出口さんはきちんと数字だったり、ファクトだったり、
ロジックで考えるっていうことをされているっていうのをおっしゃっていて、
非常にそういうことを俯瞰して見ているというか、
冷静に真実を真正面から見ているんだなという印象を受けましたね。
そうですね。
何かやっぱり昔から今に至るまでずっと変わらないものってあるわけで、
そこのところが体感も含めとってもよく分かられている方なので、
何かいいか悪いかが千人みたいなことですね。
そうですね。
まだまだ及ばないような遠いところにいらっしゃる。
そういう意味ですけどね。
いろんな相談してみたくなりますね。
そうですね。
次回は最終回になってしまうんですけども、
大野読書好きでいらっしゃる出口さんなんですが、
普段どんな読書をされているのかということを
いろいろと伺っていきたいと思いますので、非常に楽しみですね。
そうですね。
ということで、本日もどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
この番組は、伝説の新人養成プロジェクトの提供でお送りしました。