1. 社労士久野勝也の「労務の未来」
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2025-09-19 16:09

第147回 シェアリング型経営とは!?〜ペルソナ設定で変わる「採用の未来」〜


▼今回の概要
採用難の時代にどう戦う?/中小企業に必要なのは「専任人事」/人事とは、採用・教育・評価/ペルソナ設定の価値/社労士事務所が狙うべき人材像とは/とうかいのペルソナとは?/税理士事務所経験者の強み/社長と対等に話せる人材/コミュニケーション力が専門性を支える/給与相場15%アップでも採りたい理由/シェアリング型経営が未来をつくる

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サマリー

シェアリング型経営の理念を取り入れ、社労士事務所向けの見学会を通じて、採用の重要性やペルソナ設定の効果を探求しています。採用プロセスには専任チームが設置され、より効果的な人材確保を目指す方法が論じられています。このエピソードでは、シェアリング型経営とペルソナ設定の重要性について語られ、特に中小企業の採用戦略に焦点が当てられています。特に税理士事務所経験者をターゲットとすることが、採用の未来を変える鍵であると強調されています。

見学会の目的
こんにちは、久野勝也の「労務の未来」の先生、よろしくお願いいたします。
さあ、ということで今日もね、参りたいと思いますが、今回は毎年恒例の会社事務所見学会を実施されたということですので、
ちょっとその技で少し深掘って、いろいろと皆さんに共有していきたいんですが。
毎年8月に社労士事務所向けの見学会みたいなのをやっておりまして、
社労士の先生に来てもらって見学会を実施するんですけど、目的としては、
うちは社労士事務所向けのコモンサービスというのをやっていまして、
社労士事務所がね。
同業者向けですけど、入ってもらうと、その営業の資料をお渡ししたりだとか、
名前変えで使ってもらったりだとか、あとセミナーの資料とかもお渡ししてるんですね、パワーポイントで。
めちゃくちゃいいですね。
そうなんですよ、それを20社限定でやってて。
ある意味適当までは言わない偽を、同業のライバルになりそうなところに、
むしろ情報開示する環境を作ってるんですか?
そうですね、どちらでも仲間としてやっていきましょうみたいな感じで。
僕らも、例えば人材派遣とかってあんまりうちでやらないんですね。
人材派遣強い先生に、なるべく社労士のコモン先生とかで、
気を殺し合いでるので、逆にお願いしたりだとか。
むしろ連携を目的にっていう方が強いんで、全然開放するんですね。
そうですね、いろんなビジネス社とか読んでて、
すごい話しそうにしちゃうんですけど、
こんな日本に誰がしたみたいな、失われた30年みたいな本当にあったと思うんですけど、
シェアリングエコノミーだと、とにかく自分たちで全部やろうとしないことだっていうのが書いてあって、
本当にそうだなと思って、なのでうちも今、事務所助成金とかはパワー先生にお願いしたりだとか、
あんまり得意じゃないなと思ったら、どんどん積極的に連携してるっていう感じなので、
仲間を増やすっていう意図と、
あと社労士コモンの先生に一応年に1回事務所に来てもらおうと思ってて、
来てもらうと僕らもブラッシュアップしとかなきゃいけないので、
いろんなチャレンジしなきゃいけないし、ということで、
自分たちの緊張感を高めるために、そういった企画をやってるんですけど。
業界結局盛り上げてるような形ですね。
そうですね。ただ今年は若干欲を出しまして、
社労士コムじゃない人も5万円払えば来れますよみたいな企画を実施させてもらって、
声掛けをオープンにして。
そしたら意外と集まってくれて、
社労士コムの方が本当に十何人なんですけど、
残り十何人は外部から参加してくれて、イベントをやったって感じですね。
採用の専任チーム
社労士が全員皆さん社労士の先生方ってことですかね?
そうですね。社労士と社労士事務所のメンバーの方。
なかなか普通に生きてると社労士の先生が30人近く集まるって環境見たことないんで、
なんかちょっと新鮮ですね。
そうなんですよね。できれば、僕もそうだったんですけど、
メンバーのスタッフ連れてくるといいなと思ってて。
事務所見学って割と多い業界なんですね。
あまり外から見るとわからないんですけど。
同業者も見に行くんですけど、
自分だけ見に行くとテンション上がって帰ってくるんですけど、
現場とギャップ生まれるんで。
だからスタッフ一緒に連れてくると意外といいのかなと思いながら、
なんでスタッフ来てもらうといいのかなって思いながら。
なるほど。そんな目的でやっていく中で、
結構いろんなプログラムを用意されているようなんですが、
ちょっと全体像を教えてもらいつつ、
今日はちょっと一つ、実は対応というキーワードでお話をいただけるということですよね。
はい。一応見学会自体のプログラムはお昼に集まって、
近くの外出室借りてあるんで、そこで私が大体会社全体の説明、
会社の方針とか説明した後に事務所に来てもらって、
今回だと採用とセキュリティと、
あと大規模の業務を処理、多くの業務を処理する方法みたいな感じです。
3チームに分けて。
一応全部の話が聞けるように、
30分ローテーションぐらいでぐるぐる回していったという感じですね。
ちょっとどれも聞きたい感じはしますけどね。
いわゆるBPOってやつですかね。
それとセキュリティ絡みと採用ということですね。
採用と、はい。
今日ちょっとその採用について少し話そうかなというふうに思っております。
はい。これ本来はじゃあ実際スタッフというか社員の方がしゃべるですかね。
そうですね。うちの役員とかリーダーとかがしゃべる感じですね。
なるほど。社内教育にもめちゃくちゃなっている環境ですね。
そうですね。総務の責任者が話したりとかそういうので、
なかなか社長先生の前に話すって大変だと思うので、準備もいりますので。
というわけで今日は、
久野先生自らがその採用についてちょっとお話しいただける感じですが、
どんなですか。今どこも採用できないというのが共通の課題ですよね。
そうですね。うちも採用に力を入れていまして、
多分どこの会社も採用に力を入れていると思うんですけど、
一つがまず人事のチームを作るといいよって話を初めにさせてもらっているんですね。
はいはい。
うちも社員20人ぐらいのときに人事チームというのを発足させたんですけど、
早っ。早いですね。
経営のポイントとしては、一番苦労しそうなところに人を
専属で張り付けるというのは結構大事かなと思っています。
20人のときに採用の人って専属で採用したんですか。
専属で採用しました。
なかなかキャシフローも考えたら厳しそうなタイミングでの張り方ですね。
でも結局一番中小企業の問題点って社長が片手間でやっているとか、
部長が片手間でやっているとか、
総務の人が手伝ってやっているとなると誰も責任を負えないというか、
行動量が足りないのでなかなか採用できないのかなと思うので、
中小で困っている会社さんは採用の専任を置いた方がいいのと、
僕が知る限りうまくいっている会社さんとか、運送業とかでも人取れてますよという会社は
必ず専属で人事の方いますね。
共通ですか。
共通ですね。
これはとにかく採用だけを、
例えば1ヶ月160時間採用に普通に突っ込んでいる会社と、
社長とかが面接やって、総務の方がやって、
トータル10時間くらいしかやっていない会社だったら、
それだけでも16倍くらいパワーの差があるわけです。
それは取れる可能性で大きく変わっていきます。
なるほどね。
そんな話をさせてもらったところで、
私事務所って本当に人が全てなので、
人が大事だというなら採用の担当者を作った方がいいよということで、
そもそも人事って何なのかって話が意外とみんな説明できないんですけど、
人事ってのは基本的に採用、教育、評価のことを人事って僕は定義してますので、
採用、教育、評価。
評価。
なかなか全部3つやってくれる人っていないので、
まずその中の採用の専属のメンバーをとにかく作るというようなところが
初めのポイントなんじゃないですかって話をさせてもらったって感じですね。
ペルソナ設定と実例
全然邪魔ばっかりしてますけど、
ロームっていうようなテーマは人事の方に入んないんですか?
そう、ロームは別なんだと思うんですよね。
人事として考えてないんですね。
でかい会社って人事部とローム部って分かれてますから。
はっきり分かれてますよね。
一応人事部の中に組み込まれてる。
一応というかはっきりと分かれてますけど、
でもここではちょっと切り離して、ロームはロームってことですね。
そうですね。
ローム、基本的に社道支援部署の社道支の先生も別に採用に詳しいわけじゃないですからね。
社会保険ローム士って別に採用の話って一切試験科目でもないし、
多くの社道支の先生がそんなに採用のことに関して分かっているとは思えないので。
てかここで言うと今面白かったですけど、
採用と教育と評価が人事の専門だとすると、
社道支の先生はその3つではないロームの専門ですもんね。
ロームの専門なんですよ。
だから労働、就業規則とかですね、会社のルールとかはそういったところ中心ですよ。
人事に関する法的整備みたいなところが社道支の仕事なんで、
ぐちゃぐちゃになっている会社が多くて、
結構皆さん就業規則とかそっちのローム系に寄りすぎちゃって、
意外と採用労働とかになってるんで、
そう頑張ればあたかも採用がうまくいくと思ってるんですけど、
全く全然別問題かなと。
なるほど。
という中でですね、
という中でちょっと前置き長くなったんですけど、
大事なテーマですもんね。
ちょっと具体的なところからいくと、
まず当たり前ですけど採用したい人物等とか、
ペルソナっていうのを決めなきゃいけないよねっていうところから、
はじめ話しさせていただいてまして、
本来はこれは一般の方も聞いてもらってるんで、
採用の人物等は絞った方がいいかなと思いながら、
ちょっとすみません、全然話しとれちゃいますけど、
例えば私たち過去ご支援したお客さんとかで、
リフォーム会社さんとかがあるんですね。
リフォーム会社の会社がめちゃくちゃ年収とかいいんですよ。
生涯年収ほど簡単に1億超えるような会社なんですけど、
そこのペルソナってどういう風になるのかっていうと、
大学を中退して、
飲食店でバイトして、
これからどうしようかって考えてる人がターゲットみたいな感じ。
かなり絞られてますね。
で、キャッチコピーは大学中退してても、
生涯年収1億簡単に稼げますみたいな、
そういうようなキャッチコピーにしてて、
なのでそれだけ絞られてるので、
大学の近くで求人貼ったりだとか、
ハローワークにそういう人探してるとかって言うと、
シェアリング型経営の基礎
採用コストかけずに人が取れたりするんですよ。
そういう採用の人物等をまずしっかり作ることが、
結構大事だって話させてもらっていまして。
なんか絞り方の方向性が、
当時のY-Cubeの安田さんを彷彿させるような絞り方ですね。
でも絞れば絞るほど、
逆に人材に会いやすくなるっていうのはあると思うんで、
こういうのを本来は人事担当がやらなきゃいけないんですけど、
絞った上でどこに広告かけるかとか、
どこにアプローチするかって決めるんですけど、
じゃあ社道事務所どうなのって話になると、
結構絞るの苦手なので、
まず中途半端が新卒なのかぐらいは分解ができると思うんですけど、
うちの方は割と、
はっきりしてるのは税理士事務所の経験者を
基本的にまず取りたいなと思ってるんですね。
今、ペルソナの話?
あ、税理士事務所経験者?
経験者。
初耳ですね。そうなんですね。
そうなんですよ。
まず、社道事務所で必要なスキルって何かっていうと、
事務を正確にさばく力っていうのはもちろんいるんですけど、
ただ今はAIとかいろんなものが発達してきてるし、
DX化も進んでるので、
結構事務はだいぶいろいろ工夫の余地が生まれてくるんですけど、
最後これは人なので、
人と喋れるかどうかでめちゃくちゃ大事なんですよ。
コミュニケーションのほうですか?
はい。
税理士事務所っていいのが、
もともと僕らの顧客ターゲット層って、
中小企業の社長じゃないですか。
巡回監査とかで中小企業の社長と結構コミュニケーションを取ってる人が多いんです。
その月事とかでってことですか?
そうですね。
そこの経験ってなかなか進める業界ってないんですよ。
言われてみればそうなのか。
そうなんです。だから、
税理士事務所でそういう巡回をやったことある人を、
まずフロントスタッフに置きたいっていう。
なるほどね。
中小の社長たちとのコミュニケーションを普通に取れるっていう、
そこが欲しいわけですね。
そうなんですよ。
なかなか特殊能力ですからね、あそこ。
そうなんです。なかなかあんな経験させてもらえないですから。
少しお客さんよりも、
お客さんの下手に回りすぎると僕らの仕事ってなかなかうまくいかないので、
タイトーもしくはお客さんよりちょっと上のポジションで、
お客さんと会話ができないと、
専門家として役に立てないので。
なるほど。
意外と少し下に入りすぎる商売も多いじゃないですか。
営業出身とかだと逆にそっちちょっと多くなったりしてね、
事業事務所としては合わなかったりしますよね。
その癖が抜けないと、
なかなか中途で活躍できないので、
なのでそこを狙ってやると。
とにかくまずターゲットを決めるといいよって話をさせてもらっていて、
どうやってくどいていくのかというと、
前立事事務所は結構反応期が多いんですよ。
僕らは前立事事務所の中でめちゃくちゃ行きますよね。
今ちょうど少し落ち着いた時期ですね。
落ち着いた時期ですよね。
社会事務所は6月、7月と12月ぐらいしかないですよって話をして取ってくる。
声かけてとか。
あと、全部が初めすっきり入るんだけど、
実は全部が好きじゃなくて、お客さんと話すのが好きだったっていう人が結構多いんですよ。
そうすると人事論文の方が割と深いというか、
人の話できますね。
人の話できるんで、そういうのはいいって言ってくれる人もいるので、
そういったところをターゲットにして取ってくるみたいな感じなんですよ。
なるほど。
そうすると、面習の基準とかが前立事務所の基準よりも高くしなきゃいけないとか、
いろいろ工夫の余地が生まれてくるじゃないですか。
前立事務所の経験者が。
人件費相場で言うと、前立事務所のスタッフの方とシャロー市事務所のスタッフの方って、
どうなんですか?比較すると。
大体15%ぐらい前立事務所の方が高いですね。
そうなんだ。
じゃあ、人件費を上がる採用していかなきゃいけなくなるんですね。
そうですね。
それぐらい生産性が違うっていうのが現実問題でありますよ。
なるほど。
それでもいい人が取れれば、それ以上の収益が上がると思っているので。
何が伝えたいかというと、どういう人を取りたいか決めてくると、
どこに広告を出そうかとか、中心会社さんにこういう人が欲しいという説明がつきやすいので、
そういう話をするとかいう形ですね。
採用戦略の具体例
基本中の基本の上流の部分をお話しいただいて、
今日はもう時間が来てしまいましたが。
お話しとしては、当日の事務所見学会では、
じゃあどうするんだみたいな話も具体的にされたんですか?
そうですね。
そういったところとか、ほんとかなり細かいところですけど、
どういうところをアピールしているかとかですね。
そういう話をしていたという形です。
どういう媒体を使っているのかとかですね。
この辺りどうしますかね。
次回やってもいい内容だなと思いつつ、
もし具体の話を聞きたいという方がいらっしゃいましたら、
質問いただけましたらやろうかみたいな感じにしましょうか。
そうですね。どういう媒体を出しているんだとか。
気になりますね。
すごいノウハウチックな部分ですね、この辺りは。
そうですね。はい。
個人的にはすごく聞きたいんですが、
ちょっとリスナーの皆様のご希望に沿って、
具体の話がもしありましたら、ぜひ質問いただけたらと思います。
ということで終わりましょう。
くの先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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たくさんのご質問お待ちしております。
16:09

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