法改正の背景と予測
こんにちは、遠藤和彦です。久野勝也の「労務の未来」久野先生、よろしくお願いいたします。
お願いいたします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますけれども、
今日はですね、久野先生の方から、法改正についてちょっとお話をする必要があるだろうということでね、やっていきたいと思います。
はい。あの、まだこれ、完璧に決まってないんですけど、予告というか、未来予測、まあ労務の未来なんでね。
未来の予測みたいなところで、ちょっとこう話したいなと思っております。
はいはいはい。これは久野先生の予測ですか?
あの、もう法改正なので、こんな感じですね。あの、法律の、まず改正の予定予告を、今現状決まっているものを話し出してもらって、
世の中的にこうなるんじゃないかみたいなことを自由に喋るみたいなことを。
なるほどなるほど。ということでやっていきたいと思います。
はい。
自由に結構あるんじゃないですか?
もうたくさんありすぎるので、まずあの、ちょっとやってみて、盛り上がるようだったら次に行こうと。
法改正盛り上がりますかね。やっていきましょうか。
まあこれ面白いなと思っているやつがあって、
はい。
社会保険の適用拡大ってずっとやってきたじゃないですか。
へえ。
この51人以上の会社は、今週に10時間以上、月約8万1000以上とかっていうところで、
社会保険、もうちょっと細かいですけど、社会保険入らなきゃいけないよと話したと思うんですけど、
これの企業規模の要件の撤廃というのが今予定されています。
もう51名以上の企業にっていうのが撤廃するってことですか。
はい。あの、それでどういうふうなのかというと、今2案出てまして、
ほうほうほう。
1案目が、27年の10月に、まず21人以上にしようと。規模。
また中途半端に刻みましたね。21。
はい。で、29年の10月に、規模要件なしなら全員かけるよと。
そうすると、パートも全員社会保険かける時代が来ますんで、
あ、全国民社会保険。
まあ、週20時間以上なんで、ほぼ働いてる人全員。
働いてる人全員。ほう。
働くぞということで、29年10月案っていうのは1個。
4年後。
4年後。で、もう1個がむちゃくちゃ中途半端なんですけど、
27年の10月に36人以上にして、で、29年の10月に21人以上にして、
32年の10月に11人以上にして、35年の10月に全員、規模要件なしと。
え、もう何言ってるか全然わかんないから刻んできましたね、今。
はい。だから、2025年、10年後にやるぞというのが第2案なんですけど。
あ、案が2つ出てるんですか、今。
2つが出てるんです。だから、29年10月案と35年10月案と。
なるほど。
まあ、だから将来的には必ず社会保険っていうのは、
今、51人以上だけが週に10時間以上だったけど、
まあ、ここは全体に広がっていくという話と、
で、もう1個ね、今のところに関連してなんですけど、
賃金要件の撤廃っていうところで、
これはね、3年以内にやるって言ってまして、
僕はね、もうちょっと結構早いんじゃないかと思って、
2026年10月ぐらいにやるんじゃないかなと思ってるんですけど、
来年じゃないですか。
そうなんです。現状を、お給料が8万8千円以上で、
で、週20時間以上を義務するっていうのがあったんですけど、
この8万8千円の計算方法が結構微妙で、
残業代を入れないんですね、ここには。
通勤費とかも入れないとか、計算がむちゃくちゃ複雑なんですよ。
でもこの月額8万8千円を要件撤廃しようということで、
週20時間のところとか、学生でないとか、
そういったところの要件だけでやっていこうみたいな話にもなってる。
シンプルになるってことですか?
シンプルになるってことです。
だからおそらく先ほどのやつとセットかなとは思うんですけど、
簡単に言うと、20時間以上働くんだったら社会保険にかけてねっていう時代が、
おそらく早いから来ますよっていうところです。
細かく学生だったなとか、いろいろこう、
主婦の方はとかって配慮を数字的にしてましたけど、
そういうのを一旦シンプルにして、
20時間以上働く人は社会保険みんな入れと。
そうですね、はい。
賃金要件の撤廃
で、何の狙いなのかっていうとやっぱり、
これは税金の壁ってあるじゃん、年収の壁っていうのを。
とにかく社会保険に入れてしまおうということが結構大きいのかなと思います。
社会保険に入れてしまおう?
これ以上働くと税金がどんどん来るのっていうところに、
ものすごい敏感になってるじゃないですか。
でもまず社会保険に入るか入らないところで一個壁があるわけです。
日本の制度がもう複雑すぎるので、
一旦社会保険に入ったら基本的にはたくさん稼いだ方がですね、
得になるという制度になっていくわけですよ、シンプルに言えば。
なるほど、壁を消すんじゃなくて、
社会保険全員入れちゃうことで結果壁を消そうっていう。
そうですね。
順番逆に切り替えてきたわけですね。
はい、こっちからアプローチしてるのかなっていうのは、
特に社会保険のほうが改正がしやすいっていうのが一つあるのかなと思ってて。
なるほど。
これはね、すごいなと思うのが、
アメとムチってこういう感じだなと思うんですけど、
社会保険関係でいきますけど、
在職労働年金ってポートキャスターでもやったと思うんですけど、
在職労働年金の簡単に言うと、厚生年金ですね。
労働厚生年金と現行の法律は、
月額の給与と年間の所得の平均額を足して、
51万円を超えた額の半分を年金に止めますという制度があるんですよ。
51万のラインみたいなのがありまして、
年金と給与を足して51万を超えたら減額調整しますよという話なんですけど、
これはちょっとかわいそうだということで、
62万円に引き上がるんですよ。
2026年の4月。
62万まで引き上がる?
引き上がる。
ってことは年金が止まりにくくなるっていうのが想像できるじゃないですか。
そうすると、これ本当政治だなと思うんですけど、
多くの労働者の方は、もっと働こうとか、
政府いい制度作ったなって思うじゃないですか。
対象人数結構多いですよね。
そこに合わせてきたんですね、対象人数多いところに。
年金は、今まで止まってたものが出てくるケースもありますんで、
年金の財源は多分おそらく結構出てくるんだと思うんですけど、
ついでに言ってきたら、
僕がついでに言ったらかなり問題かもしれないんですけど、
今のが飴ね。
飴だと思うんですね。
無知だなと思うのは、2027年の9月からですね、
時期までずらしてくるんですか。
先ほどの飴は2026年の4月とおっしゃいましたよね。
僕がセットだと思ってるだけでセットじゃないかもしれないですけど、
厚生年金の保険料の上限の引き上げがあるんですよ。
厚生年金の保険料の上限の引き上げ。
厚生年金で65万円までしか、
65万円以上の人は全員同じ保険料なんですよ。
はいはいはい。
59,475円ぐらいなんですね。
保険料の上限引き上げ
59,475円の会社が負担して、
59,475円の事業員が負担すると。
そこが上限なわけですね。
70万もらっても80万もらっても90万もらっても同じ保険料だったんですけど、
いやいやと思う。
ルールは決まってるんですけど、
ここの上限を75万に引き上げると。
これは結構大きいですよ。
じゃあ結構もらってる方々が寄り取られると。
寄り取られると。
私も計算してみたんですけど、
仮にですけど80万受け入れもらってると。
そしたら65万で今計算されたやつが、
75万で計算することになりますんで、
そうすると75万かける、
今は厚生年金の保険料が18.3%なんで、
18.3%かけるとなんと137,250円。
これを10円が68,625円セッパーなんですね。
会社が68,625円なんで、
なので68,625円、
毎月会社の負担が増え、10円の負担が増えると。
え、68,625円分負担が増えるんですか?
そうですよ、10円が借らなきゃいけないんです。
結構増えますね。
結構増えますよ。
月に?
月に月に。
年間80万くらいってことですか?
80万くらい手取り入れると。
その分年金は増えるでしょって言うんですけど、
ちょっとすごいなと思いながら。
年金って言っても将来の話ですからね。
そうです。
今の働いてる人からしたら、
手取り80減るってちょっと暴れませんか?
普通は暴動起きると思うんですけど、
意外とみんな知らないんですよ、こういうのは。
知れっと?
知れっとはいいんですけど、
税金はもう税制の改正が要るんですけど、
法改正?
はい、年金はそういった改正が要らなくて、
どこで決めるんですか?
社会保険のそういう会議みたいなところで決めて、
もちろんルールの範囲があるので、
その範囲に基づいて変更できるっていう。
これ全く知らなかったんですけど、
税の改正は法改正必要ですけど、
社会保険は法改正じゃないんですか?
これ別に法改正、
例えば18.3%上げるという形になると、
全然別問題になるんですけど、
これ等級のレンジ上げてるだけなので。
未来の影響と対応
だからそういう対応をすると、
法改正くぐれるんですね?
そうですね、そこに関しては、
もともとルールはあって、
法律で決まってると思うんですけど、
今日そこすぐ出てこないんですけど、
ある程度全体の給料が上がってくると、
等級もどんどん上がってくるような仕組みになってます。
よくできてますね。
よくできてるんだ。
もう止められないし、
かといって選挙の議題にはならないから。
本当ですね。
別に上がることが悪いとは思ってないんですけど、
結構インパクトは大きいなと思います。
これでなかなかないでしょうけども、
消費税が今参院選の話で言うと、
減税しないような気もしますけど、
そんな流れがあるけれども、
実はこういうところで社会保険の方で
上げることができたりしてるとか、
いうのは知らないところですね。
ただそこはどう考えても、
結構金額が高い方は対象なので、
だからあまり問題にはならない。
いやいやいや、そういう問題じゃないでしょ。
政治の問題にはならない。
代表でには関係ないと。
だからやはり票を取る法令者のところと、
問題になりそうなところの層は
さまざまないというのが上手だなと。
そういうことですか。
法改正。
僕が勝手に思ってるだけなんで。
そうですね。
あくまでも久野先生。
僕の試験です。
あらかじめちょっと伝えておきます。
今回法改正一旦終わりですか。
どうしますか。
他にもありそうでしたら、
次回ちょっとやりますか。
めちゃくちゃいっぱいあるんで。
めちゃくちゃ、全然ですねまだ。
じゃあもう少し紹介する必要があるということで、
次回も法改正。
そして久野先生予想も含めて
やっていきたいと思いますので、
楽しみにしていてください。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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