1. 社労士久野勝也の「労務の未来」
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2025-02-28 14:47

第118回 採用にコストを!DX時代だからこそ「アナログ」を!中小企業こそ「経営方針発表会」を!


▼今回の概要
シオマネキに学ぶ「両利き」の経営/『ビジョナリーカンパニー2』の「バス理論」/値上げチャレンジ/社労士業務の付加価値/AI活用による生産性向上は時期尚早!?/最低賃金1500円の意味/毎年7.20%の生産性向上が求められる/顧客体験価値(CX)

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https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_kuno

サマリー

中小企業の経営方針発表会では、社員が会社の方向性を理解する重要性が強調され、特に採用や戦略における方針の共有が求められています。また、AI技術の活用や給与の引き上げなど、生産性向上のための具体的な施策についても議論されています。DX時代において、中小企業は「経営方針発表会」を通じて社員の意識を高め、顧客体験価値を向上させることの重要性を認識しています。このエピソードでは、付加価値を上げるための具体的な施策や新会社設立のプランについても語られています。

経営方針発表会の重要性
こんにちは、遠藤克樹です。久野勝也の「労務の未来」久野先生よろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますけれども、今日はついにね、2週も過ぎで、
はい。
2025年本格的に始まっていっておるわけですけれども、そんな中で久野先生、毎年恒例1年に1回、社内向けですか?
経営方針発表説明会的なやつを、形式名が分かりませんがやっておるんですよね。
そうですね、毎年経営方針説明会という名前で、
経営方針説明会。
社員全員、名古屋に集め、
今、うちはリモートで千葉県とかで働いてるメンバーとかかな。
時々ね、青森とかいましたよね。
いました。
今ね、こっち来ちゃったって言ってましたけど。
名古屋に集まってきてもらって、
はいはい。
2025年何やるかみたいなことを、説明するみたいなことをやってます。
丸1日かけてやると聞いてますけど。
丸1日かけて、はい。
もう結構ガッツリなイベントですね。
今何期目ですっけ?
今、15年目なんですけど。
あ、もうそんなになりますか。
はい。
ただ会社になってからは、
14期か、14期目ですね。
14期目か。
はい。
もう結構長めでやってるんですか?
この伸び始めてから。
経営方針説明会ですか。
ええ、そうです。
そう、これ中小企業がやるといいなと思ってるんですけど、
私は3年目ぐらいから、
3期目?
3期目。
3期目から社員がちょこっとしかいないときからやってました。
ちょこっとって本当に下手したら、
4、5名とかって感じのときに。
そうですね。
で、なんかお弁当とか買ってきて。
あ、そんなほのぼのとした時代からやってるやつなんだ。
そうそう、ほのぼのとしてないけど。
ほのぼのとしてないか。
そんなに。
真剣ですね。
めちゃくちゃやる気あるわけでもないのに、
こう、日本一になるぞとか言いながら、
今はこれたじみですよみたいな、大丈夫ですかみたいな。
なんかどこかで聞いたことあるような演説ですね。
そんな中で、でも今年は結構多かったんじゃないですか?
そうですね、もう50人は超えてきて。
当時。
当時も。
細々とやってたところが今、そんな人数でやって。
どうですかね、
くの先生としては中小企業の経営としてもすごく、
3期目からしてるからこそのおすすめっていうのも言えるんでしょうけど、
ちょっと全体との話を共有していただけますか。
はい。
ちょっとおすすめ、年に1回あるといいよっていうのが、
私たち12月に引きが締まるので、
1月からどういう方針でスタートしていくかなんですけど、
なんかビジョナリーカンパニーってあるじゃないですか、
ビジョナリーの2のバツ理論ってあると思うんですけど、
そもそもバツがどこに向かっていくかっていうのが、
大事だねって話になってて、
それに誰を乗せるかっていうのは経営だって話をするんですけど、
社員からするとバツがどこに向かっているか分からなければ、
乗りようがないって話になるので、
そうですね。
年に1回は会社がどういう方向に向かっているかっていうのを社員に説明する義務があるし、
採用と戦略の具体的施策
反対に採用する上でもバツの方向っていうのは大事かなと思っていて、
富士山に向かってバツが行くのと、
ユニバーサルスタジオに向かって行くのと、
全然戦略も戦術も、
そうですね。持っていくものも違いますもんね。
っていう風に考えているので、
内容はでもいたってシンプルで、
大体5部構成になってて、
まず私のパートが1時間半くらいありまして、
その後人事の戦略みたいな感じで採用とか、
皆さんにこういうキャリアアップステップを進めて欲しいみたいなことを話しまして、
その後、マーケティング戦略みたいな感じで、
どういう風に売り上げ上げていくかというところで話した後に、
それで午前中終わりです。
全社員ですよね。
全社員、はい。
結構戦略的な話もするんですね。
そうですよ。一応50人くらいしかいないから、知って欲しくて。
で、お昼からは文化会じゃないですけど、チームごとに分かれて、
一般的な何々か何々かだと思う。
課単位で分かれて、
そこから管理職からいろいろ説明してもらう。
僕が社員だったらですけど、
会社はどこ行くか分からないよりは分かった方がいいなと思っているのと、
もう1個経営者にとってはすごく意義があるなと思ってて、
例えばここの時に何年後に、
例えば5年先の話ぐらいはするんですけど、
5年後に平均年収これぐらいにしますとか、
職率下げますとか、休み増やしますとか、
勇気の職率上げますとかっていうのを宣言するわけですね。
社長として?
そうです。
そのために今年こういうのやりますって話をするんで、
なかなか会社って別に緩くやろうと思えば緩くできるんです。
そうですね。手を抜こうと思ったら社長なんていくらでも手抜けますもんね。
だから社員に宣言することによって自分を縛るというか、
特に社長って縛られる理由が全くないので、
一生懸命ゲーム入るとかそういうことじゃなくて、
経営者としての責務を全うする上で、
宣言する約束するっていうのは大事かなって思ってます。
それを1年の初めに必ず自らやってるわけですね。
なので社員はどう思ってるか知らないんですけど、
自分としては一番大事な仕事だなと思ってます。
それでいくと当然流れは振り返りをしつつ、
今年のこういう形でいくよという方針発表みたいな形になると思うんですけど、
今年はもはや番組で方針発表させたら逃げれなくもっとなりますけども。
そうですね。去年までの反省点は、
まず去年は採用とか教育の強化を許可していこうということで、
結構採用に力を入れて新卒を取ったりだとか、
教育は動画研修とかを重視させて、
その辺はやりたかなと思っているんですけど、
やっぱりどうしても一部の定着の部分とか、
あと去年は結構値上げチャレンジして、
お客さん増やしてきたんですけど、
値上げチャレンジしたんですね。
ほぼ全社値上げしたんですけど、
社老式事務所の値上げって、すぐにお客さん開発、
値上げしてちょっと高いなんて思うと、
タービットのギャップがあるとお客さんって離れていくじゃないですか。
そういうのも少しありつつというところがあったので、
少しやっぱりちょこっと値上げしたぐらいで、
お客さん離れちゃいけないよねというところの反省とかもありつつ、
でもどうしても値上げというのはやっていかないといけないというところもあるので、
今年は減ってもいいような新規取れる体制を作ろうというところと、
お客さんが値上げに納得してもらえるだけの、
付加価値を上げるみたいなところを重点的に力掛けていこうというところで、
それに対しての戦略戦術というのを話していくというところと、
あとはどうしても給与を上げなきゃいけないんです、社員の。
どうやって生産性を上げるかみたいな話。
すごいシンプルですけど、そこの具体的な話を結構しているという形でした。
生産性向上の取り組み
具体的に少し話せるものってあるんですか、
給与を上げていく、生産性を上げていくための政策として。
完全に東海の内部情報なんで、どこまで喋っていただけるのかわかりませんが。
でも一つは商品の絞り込みかなと思っています。
より絞っていくというところで、
社内の分析している付加価値の高い業務と低い業務というところをセグメントして、
やってあるんですね。
そういったところをやっていくとか、
あとは時間削減が大事だなと思っているんですけど、
具体的にAI活用をして、どうやって労働時間を下げていくかとか。
AIはなかなか業務を標準的に下げるのが難しいなというところを
少しやりながら感じていて、1月から。
年末ぐらいからですね。
なので均等とか、あの辺をもっとプラグインでガンガン突っ込んでですね。
自動化していくというところをキーワードで一生懸命やっています。
なるほど、結局AIをどう活用できるかの個人の裁量になっちゃいますもんね。
そうなんですよね。だから今は個人がトライする時期かなと思っているので、
トライさせつつ。
生産性はそっちではなくて。
そうですね。
でもいろいろやってまして、本当に何か、
例えば健康保険組合の書類とかって、
意外とデジタルで出てこないんですけど、
そういったものがイントンとかプラグインとかでデジタルで出るようにしたりとか。
そういったことを一生懸命やっていて、
それで個数が十分一になりましたとか、そういうのは結構あります。
これ実際に今の話なんですけど、
社長室の負荷価値を上げるっていうのは具体的に、
これ本当に言えなそうですけど、
どういったところで負荷価値を上げる。
経営方針発表会の重要性
負荷価値って結局相手のお客さんが感じなかったら、
こっちがどんなにいったって価値にならないじゃないですか。
そこはどういうことをしていって負荷価値を上げるというのを実現していくイメージなんですか。
これはすごい難しいんですけど、
社長室って根本的に最後アウトプットは一緒なわけですよ。
離職を作った時とか休憩算を作った時に、
この休憩算はいいよね、この休憩算悪いよねってならないわけなんですよ。
そうですよね。
プロセスのところで差をつけるしかない話なので、
キーワードはお客体験価値っていうところなんで、
今まで体験したことないようなお客体験を積むみたいなところを
社内のキーワードにしているというか。
お客体験価値を社同士業務で実現させる?
イメージわからないですけど。
いや、例えばすごくシンプルなことよりはめちゃくちゃ早いとか。
早いとかじゃなくてめちゃくちゃ早い。
質問したら30秒くらいで帰ってきたとか。
なるほどね。それもお客体験価値か。
とか、例えば保険証をお願いしていたら現状のステータスがすぐ見れるとか。
そういうのも体験価値じゃないですか。
僕らの業界ってそんなに進んでいるわけじゃないので、
一個一個まだ差別化するポイントってあるんですよ。
なるほど。
そういったところをもっと掘り下げていこうねってところが。
意外と驚きが作れるんですね。
そうですね。もうできたの?みたいな。
振り込みってこんなに簡単にできるんだとか。
そういうのを一個一個、もう一回ちょっと基本に変えて
お客さんにサービスしていこうね。
昔は新しいことばかりやってましたけど、
むしろ今までやってきたことをもっと真剣に掘り下げていこうみたいな
そういうフェーズでやってます。
DXをやっていたからこそのCXの向上を狙うというようなところなんですね。
そうですね。今だからもうみんなソフトを使えるようになってきているので、
あんまりツールには差がつかなくなってきたので、
やっぱりそれを使うのは最後に人間なので、
そこはソフトの性能を最大限に生かすとか、
そういうようなところに今工夫を持っていっているという感じです。
最後にどうなんですか。
2025年の経営方針としては、大きな方向としては、
今期はどんなイメージで考えられているんですか。
その戦略としては、付加価値を上げていって給料を上げるための施策、
顧客体験価値、カスタマーエクスペリエンスですか。
ちゃんと上げつつ、いろいろ手を打っていくという話はありましたけど、
社員向けですもんね。
何か言ったんですか。
給料全員50%アップしますじゃないですか。
そうですね。やりたいですね。
でもね、給料を上げるという約束はしてます。去年からしてて。
結構難しいなと思って、1割ぐらいは上げたいなと思って、
上げるつもりでいるんですけど。
全体の?
全体の。
でも、1割ってももはや普通のレベルなんじゃないかなって。
大企業比較すればね。
そうですよね。
どうしても一生懸命威張っていうことでもないかなと思って。
だから、自分の中ではそれ以上上げられているかどうかが、
今年の勝負かなと思って。
高いですか。
だから、今年弱気でそこまで1割ぐらいで宣言終わり。
大々的にいってないんですね。
そういうこと。
あとは、新会社がどうみたいな話。
去年は東京オフィス、ついに手を打ちましたけど。
東京オフィス、2月の1日から完全スタートしまして。
2月の1日、完全スタートですか。
はい。
ありがとうございます。
今、2月の中旬に向けて名古屋のオフィスを改装しようと思いまして。
あとは、4月からBPO会社みたいなのを作ろうかなと思って。
何のBPOですか。
休憩サービスなんですね。
切り出しちゃうんですか。
切り出す。
より、社会保険の手続きに特化していこうかなと思って。
じゃあBPOがあり、社会保険事務所があって、確定拠出年金の会社があってって感じの。
3本で行きたいなと。
この3つの矢を柱に行くということですね。
でも、これらを前提にやりつつ、そういった話をきちんと年始にちゃんと社員全部集めて、
お話を社長直接自らがしていると。
そうですね。
どういう考えでやってほしいかとか、どういう考えでここに至ったかというところは、
説明する中で自分の整理されて、宣言することで結果につながるという感じかなと。
またどこかで会社の歴史みたいな話もして聞かせていただきたいなと思いますが、
今日のところはそんなところですね。
最後に、今日の皆さんへのメッセージとして何かありますかね。
中小企業は意外と刑法審査の説明がやらないなというイメージがありまして。
やりたくない。やりきれない。恥ずかしい。やると固くなっちゃうとか、いろいろ事情がありますよね。
でもね、これだけ人が移動するし、流動化している時代で、
会社に社員が残ってもらうためにも、こういう企画ってやった方がいいんじゃないかなと思いますので、
ぜひちょっとマネーして、興味があったらもっと詳しく聞いてもらえればいいかなと思っています。
教えてください。
ぜひやってもらったらいいと思います。
ということで、中小企業に経営説明会を参考にしていただけたらと思います。
新会社設立のプラン
ということで終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
この番組では、くのまさやの質問を受け付けております。
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たくさんのご質問お待ちしております。
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