ちなみに、仕組み課の話の中で、マニュアルとかチェックリストは、
とりあえずでいいから60点くらいのものを作ればいいみたいな話があったじゃないですか。
これ、経営計画書はやっぱりプロを入れて、
わざわざ80点、90点近いものを作ったほうがいいっていうことですか?
これ、プロを入れたとして80点、90点が作れるかというと、
それ結構難しいと思っています。
何をもって80点、90点なのかによるんですけれども、
まずベースとなる叩きを作ります。
私たちのプリマベーラーもそうですけれども、
結局方針というのは、まだそれが実現されていないのであって、
海のものとも山のものともわからない状況なんですよね。
それを繰り返し、常にアップデートをし続けることによって、
点数の高いものになっていきます。
経営計画書というのは基本的に、
うまくいったことがすべて反映されている経営計画書というのが、
一番成果につながります。
でも成功事例集みたいなもんですね。
ただその成功事例集にプラスワン、
それをよりブラッシュアップするためにこういう方針でいきます、
というのが出てくるわけなので、
最初プロを入れたとしても100点満点に近いものができるかというと、
それは何とも言えないです。
なぜならば、作った経営計画書はお客様にサービスを提供してみて、
そのフィードバックを用いてどうだったかというのが決まるものなので、
私たちが何点のものという判断をするのも結構難しいなと思いますが、
ただ言えるのは、経営計画書の作成活用浸透には原理原則という順番があるので、
このフレームとかこの考え方に則ってやれば大外れしない。
逆にその考え方に則ってやらなければなかなかうまくしない。
いかないよねというのはあるんじゃないかなと思っています。
本当に何も知識がない状態で我流でやるのではなく、
プロを通じて過去に成功したフレームワークとかに則って、
まずは作ってください。
それから何点かどうかは、実際にお客様に提供してみてというところですね。
ですね。それでアップデートし続けるということですね。
提供というのは仕組み掛けのOSなので、
一回作って終わりということは当然ありません。
常にアップデートしていって、
お客様であったりとか従業員の皆様であったりとか、
関わる人の変化によってアップデートし続ける。
会社の成長とかによって変化し続けるというのが、
もちろんベースになってくるんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。
では続いて浸透に関して、
そもそもで会社に経営計画書、方針が浸透してきているなというのは、
どうやって測ればいいんですか。
基本的には実行確率が高ければ浸透しているというふうに
捉えてもらっていいんじゃないかなと思います。
例えば、徴令をやりましょうねという風な方針をちゃんと打ち立てていて、
その徴令というのが100%実施されているという風な状態であれば、
それはもう方針が浸透しているという風に言ってもらっていいと思います。
なので、まず戦略方針と業務方針があるというのをお伝えしました。
業務方針に関しては定量的に全て表すことができます。
基本的に。
では離職率が何%だったとか、徴令100%やっている、これを数字で表せます。
ただ戦略方針の部分に関しては、数字で表すこともできますけれども、
ものによっては、やっぱりでも大事なのは抽象的なことになってしまうんですけれども、
社風文化、雰囲気という部分によって浸透しているかどうかというのを見ることができるんじゃないかなと思います。
逆に戦略方針の部分で数字で完璧に数字目標を達成しているけれども、
社内がすごいギクシャクしている。
それって本当に戦略方針が実現できている、浸透できているんですか?
なんとも言えないです。
なので、そういう部分に関してはやっぱりファジーというか、
感じ取る社風文化という風なものになってくれるのかなというところもあるんじゃないかと思っています。
はい、ありがとうございます。
はい、今言っていただいたところで、その方針が浸透してきたときに、
具体的に会社にどんな変化が起きますか?
はい、方針が浸透してくるとやっぱり実行確率が上がりますね。
シンプルにお願いする、やるって決めたことの実行確率が上がるというところが出てきます。
あとはその方針に対して、自らこういう風にやるともっといいんじゃないですかとかですね。
その方針に対して自創し始める。
自らその方針を実現させるため、より良くするために考え動き始めるというのが、
よりさらに一歩進んだ浸透の状況なのかもしれないなと思います。
本当に方針に関しての改善提案が出始めたりしたらというところですか?
そうですね、改善提案が出たりとか、それはやっぱり自分で取り組んでいくというところだと思っています。
改善提案自体出すのは、出そうと思えばというか、やろうと思えば難しいことではないかもしれないですけれども、
実際に自分で全部やり始めるという自創というのは一歩先のものになってくると思うので、
そこまで来たらかなり浸透しているなという風に思っていいんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。
続いて経営計画者で立てた方針を浸透させるために、経営者、社長がまず何からやればいいとかってありますか?
これは繰り返し繰り返しその方針を伝えていくということですね。
何回も何回も同じことを繰り返しリピートで話していくというのがすごい大事になってきます。
人ってエビングハウスの忘却曲線というのがあります。
聞いたことを30分経ったらだいたい50%くらい忘れてしまいますので、覚えてないんですよね。
なので繰り返し繰り返し大事な情報を伝えることによって、記憶に定着されていきますというものがありますので、
同じことを何度も何度も伝えていく。
その時に大事なことの中での大事なことですね。
経営計画書の方針を全部まんべんなく伝えていくというのも、もちろん一個やり方として効果的だと思いますが、
本当に大事な部分に関して重点を置いて何度もやるとか、
そこは仕組み作りのやり方としてうまく構築していく必要があると思っています。
なので基本的に言えば人が変わるきっかけはショックとリピートしかないというふうに私たちは考えています。
年に1回の経営計画発表会という時に思いっきりショックを与えて、
あとリピート、繰り返し繰り返し伝えていく。
続いて浸透についての、基本的に社長が先頭だって方針を浸透させていくのかなと思うんですけれども、
経営幹部、マネージャー層は方針の浸透にどのようにして関わっていくのが効果的ですか。
基本的には常に方針と現場がつながっているかというのを見るのが一つの役割になってくると思います。
それを高速でチューニング活動をしていくというのが大事で、
方針立てました、現場で取り組んでいます、それが日報を通じて情報が上がってきます、
両方とも客観的に見れる立場の方がマネージャーになってくると思うので、
方針と現場がやっていることが違うのであれば、それを合わせるような活動をしていく。
現場がやって成果が出たことは今度はそれを方針に反映させていく。
これは架け橋になるような動き方をするというのがすごい大事になってきて、
思いとか言葉とか、そういう抽象的なものって一貫性でしかないんですよ。
すぐ忘れます。
なので仕組みに反映させなければ効果はないので、
マネージャーになる方はその方針と現場の取り組みを
仕組みとしてアップデートするためにどうすればいいのかというのを
リアルタイムでやり続けるというのが
マネージャーの皆さんの関わり方になってくるんじゃないかなというふうに思います。
ありがとうございます。
続いてですね、プリマベラ仕組み化経営を推進していると思うんですけれども、
この経営計画中の方針を浸透させるために
今どんな仕組みがあるか教えていただいてもよろしいでしょうか。
経営計画中の方針を浸透させるために。
そうです。
まず方針を浸透させるという意味で言うのであれば、
やっぱり一番力を入れているのは朝礼ですね。
朝礼を通じて方針の浸透、つまり方針がどういうことなのかとか、
どういう考え方なのか、何のためにやっているのかという部分に関しては、
朝礼などを通じて方針の読み合わせをしていくと。
そして、それを基に勉強会をしていくというのも非常に重要だと思います。
何か裏技的なものがあるわけではなくて、
方針の浸透に関しては、書いている方針を擦り合わせて、
そしてそれに対する勉強会をやっていくみたいな、
そういう泥臭いことをやっぱりやり切れているかどうかというのが大事だと思っています。
裏技みたいなのがあるかというとないんですよね。
ただ、朝礼でどういうふうにやると浸透しやすいかとか、
勉強会のときにどういうふうにやると報道につながりやすいかという、
そういう部分のやり方みたいなもちろんありますけれども、
何かボタンを一発でポチッと押したらみんなが浸透するみたいな、
そんな裏技なんて当然ないので、
これはもう愚直に泥臭くやり続ける。
だからOSに終わりはないんですよ。
アップデートし続けなければいけない。
どんなこともOSも伝えていきますと。
伝えていったら社員の皆さんも成長していくじゃないですか。
成長していくと同じ勉強会をしていても、
キャッチアップするレベルが変わっているので、もっと成長していくんですね。
何で繰り返し繰り返し同じような話をしたとしても、
受け手側が成長していれば、
同じことまでももっと上の列に気づき学びが得られるような形になってくるので、
愚直に勉強会を繰り返すということが、
仕組み浸透のための一番大事なことになってくるんじゃないかなというふうに思います。
ちなみに繰り返し伝える場所として、
徴礼というところ、プリマベラを取り組んでいると思うんですけど、
業態とか規模によっては、
徴礼できないよという企業さんもあるかなと思います。
徴礼できない企業様でも、
繰り返し浸透させるためにどんなことができるよというのはありますか?
一番簡単なのは、事前に社長がYouTubeでやっているとか、
これでもいいですね、録画をしておいてもらって、
その録画したものを、5分、10分の内容のものを、
どこかの移動時間中とか休憩時間中に見て感想を上げてください。
これだけでも全然、いわゆるやっていることと同じことなので。
ただ、受動的にやるものと主体的にやるものでは、
方針の浸透度が全く異なってくると思うので、
なるべくだったら主体的に行動するような仕組みにしちゃった方がいいんじゃないかなと思います。
主体的に方針に触れる場ってどんなのがありますか?
主体的に方針に触れる場と教えますか?
徴礼とか勉強会とか動画っていうのは、
やっぱり会社から見てくださいとかっていうのはあると思うんですけど、
主体的になってもらう環境ってどうやって作れるのか?
なので、さっきの徴礼でいうとどういうことかというと、
結局動画を見てねって言われても、別に見なくてもいいわけじゃないですか。
裏側にログを取られたとしても、右から左に切り流せばいいじゃないですか。
これで何の意味もないです。
でも徴礼とかっていう場合、私たちの場合だったら、
例えば徴礼読みます、方針読み合わせします、方針読み合わせた後にクイズを出します。
クイズを答えられないといけないからちゃんと読み込みますっていう仕組みになってるわけですよ。
なので動画の中でも終わった後に2つ問題が出ます。
その問題の点数によって評価が変わりますみたいな仕掛けにするんだったら、
それは能動的になるんです。
その仕組みの中で能動的になるような仕組みを設けた方がいいと思いますよっていう話ですね。
ありがとうございます。
続いて浸透しやすくするための工夫とかってあったりしますか?
これはもう明確に時代背景があると思うんですけども、
経営計画書って基本的にはテキスト、文字だと思うんですね。
でも年々文字が読める人って減ってるって言われてます。
これもYouTubeとかTikTokとかのショート動画にどんどん変わっていってますので、
やっぱり文字だけじゃなくてなるべくイラストとかを入れて
ぱっと見視覚的に理解をしやすくしようという工夫が必要だと思います。
そして同時に動画で方針を伝えていくっていうのも結構大事になってくると思います。
文字は読めない方って本当に読めない方いらっしゃいますので、
動画で慣れちゃってると動画で伝えて見てもらうっていう方がスムーズに受け入れやすいという方もいますし、
私たちが実際実験したのが漫画ですね。
ベクトル漫画っていう漫画を作ってストーリー仕立てにすることによって
方針の理解深度が進むみたいなこともやっております。
漫画とかは私たちが作った時はまあまあ時間とかかりましたけれども、
今は本当にAI使えば自分たちの経営計画書を方針をちゃんとGPTに入れましたと、
これを4コマ漫画にしてねって言ったら漫画にしてくれるんですね。
そしたらその漫画で出来上がるじゃないですか。
なのでこれ工夫次第で浸透させやすくするっていうのはいくらでもできると思いますので、
文字だけじゃなくて動画であったりとか物語であったりとか、
そういうものを使って浸透させる工夫。
勉強会の時も同じなんですよね。
堅苦しい勉強会をやってても面白くないと何も覚えないじゃないですか。
早く終わんないかな30分みたいな。
でも例えばYouTuberの中田なっちゃんみたいな話だったらめちゃくちゃ面白いじゃないですか。
先生がみんなあんな面白く話してくれたらいくらでも理念浸透すると思いません?
浸透しますね。
そう。なので浸透させる時に大事なのは結局社長が時間を使えば、
その下の社員全員の浸透であったり行動が変わる可能性があるので、
社長のプレゼンテーションとか勉強会の時間はちゃんと作った方がいいんですよ。
ただその勉強会は大事だけれども勉強会のスライドが作れないとか、
忙しくて作れないとか、そもそもスライド作るのが不慣れって方がいらっしゃるんですよ。
そういうところ私たちはOSのアップデータのところでご支援していっているので、
そうするとケーキ屋敷を作成しました。
ちゃんと勉強会をやりました。
この社長が仮に10時間かけたとしても、
その下のメンバーさんが30人いたら30人の行動が変わるんですよ、マインドが。
だったら何十時間でも本当はかけた方がいいんですね。
なので実際私たちの会社の創業者の吉川さんは勉強会のときにものすごい時間かけたんですよ。
その社内の勉強会に時間かけたところで売上げ上がらないんですよ、短期的には。
ただそこでちゃんと勉強会することによって考え方と行動が変われれば、
結果的に売上げが絶対上がるという確信があったから、
そこの浸透のための勉強会を吉川さんはずっとこだわってやってますね。