タレントーク。才能が見つかれば、仕事も人生もうまくいく。この番組では、一人一人に秘められた才能を見つけ、その才能を活かして、自分らしい仕事や人生を作っていくためのヒントを発信していきます。
こんにちは、パーソナリティを務めます株式会社タレント代表の高地インコと佐野孝史です。
同じくパーソナリティを務めます音声プロデューサーの野村孝文です。TALENT TALKシーズン2第23回です。よろしくお願いします。
前回は、才能が活かされる承認というテーマでお話しいただきました。実際にロールプレイングなどもしながら、やっぱり合図地であるとかオウム返しであるとか、しかもそれを割と真心込めてやっていくのが大事っていうお話になりましたね。
そうですね。全てにコミュニケーションが重要なのって真心ですよね。
はい、そう思います。
昔僕はテクニカルにすごい走りすぎた時代だったんですけど、それだけでやってるコミュニケーションって心霊関係何一つできなくてですね。
だからコミュニケーションっていうのはテクニカルはもちろん意識するというか、できないときは勉強するべきだと思うんですけど、最終的には心をこもったコミュニケーションをとれていれば問題ないのかなと思います。
そうですね。相手には結構テクニカルにやってると伝わっちゃうもんですからね。
はい。でもテクニカルを知らないと今度はガサツなコミュニケーションになるみたいなことがあって、本当に難しいんですけど、心を持ってテクニカルを習得していくみたいなのが重要なかもしれませんね。
はい。ちょっともったいないですよね。テクニカルがないと真心こもってるはずなんだけど、結構ぶっきらぼうに聞こえるみたいなのがあって。
そうなんですよ。
もったいないなと思いますよね。ということで、今回のテーマ教えてもらってもいいですか?
はい。今回はですね、才能が生かされる質問の方法についてお話をしていきたいと思います。
質問ですね。
継承力の中でも聴人っていうのは前回ありましたけども、次に質問っていうのもすごく大きいテーマかなと思ってまして、野村さんは結構質問してくださるじゃないですか。
そうですね。
何か意識してることってあるんですか?質問において。
シチュエーションにもちろんよるんですけど、まず本当に相手に興味を持つじゃないですかね。興味を持つと何らか聞きたいことが出てくるんで、場をうまく回そうっていう感じよりも、
こういうことをされている方なんだってことが分かった時点で、結構自分に興味があることをまずは聞くっていうのが一番のそのベースにある部分ですね。
あとは状況に応じて単に自分に興味のあることを聞いてりゃいいのか、それとも、例えばトークイベントだったらさすがにそういうわけにもいかないから、
ちゃんとその構成を考えたりとか、オーディエンスの方が今この話で伝わってるかどうかっていうのを意識しながら、足りない部分を補うために質問していくっていうのこともやってますかね。
確かにそのオーディエンスのことを意識すると、足りない部分を意識して質問したいことによって、だいぶ皆さんが欲しかった回答を得られるっていうことはありますよね。
ですです。オーディエンスの存在があったとすると、私は結構その興味っていうのもそうなんですけど、もう一個やっぱり要素を加えて、今の情報で足りてるのかっていう脳みそを発動させるようにしてるんですよね。
で、ちょっとまだこの話だとオーディエンスの皆さんが少し理解しづらいかなっていうのがあったら、まだそれは情報が足りてないっていう部分なんで、その情報が出てくるような質問の仕方をしていくっていうことですかね。
なるほどですね。結構野村さんは質問のプロフェッショナルですよね。
職業柄ね。
なんかそういった野村さんが意識されてるクエッションって、大きく分けるとクローズドクエッションとオープンクエッションっていうのに結構分けて使われてるのかなとは思っておりまして、
特にオープンクエッションの話を今されてたのかなっていうイメージはあるんですけど、前者のクローズドクエッションの方ですね。
これは何かっていうと、イエス・ノーを回答してもらうための質問で、これはどっちですか、どう思いますか、イエスですかノーですか、みたいな質問ですね。
これは結構端的に導くときに使う質問だと思います。
で、多く使われる質問はオープンクエッションの方だと思うんですけど、これ何かっていうと自由に回答してもらうために、なるべく幅広い回答を得られるための質問です。
例えばオープンクエッションの中にも限定質問と拡大質問というふうに分けられてるんですけど、限定質問だったら、それって何かいつまでにやろうと思ってらっしゃるんですかとか、誰とやろうと思ってるんですかとか、どこでやろうと思ってるんですかみたいな、具体的な質問になっていくやつですね。
次に拡大質問っていうのはどんどんいろんなものを情報として広げていくためにやっていくんですけれども、一つ目が相手の視野を広げたいとか、見えてる視点を変えたりする。
例えば他にはどんなことがあるんですか、何でもできるとしたら何がしたいですかとか。
確かに。たかちんさんこの何でもできるとしたら何がしたいですかってよく使ってるイメージありますね。
僕はめちゃくちゃ意識的に広げるって質問を使ってますね。
そうですよね。結構コミュニケーションで感じること多いです。
質問するときに簡単に言うと地図のイメージを膨らませてて、今この人は日本だけを話してるんだなみたいな。
日本の地図だけで話してるんだなって思うときに、でもこの人はもしかしたらアメリカとかヨーロッパの世界観まで知ってるのかもしれないし、
だから一回世界地図広げてみようってブワーって広げてるんですね。
広げた中にさらに分かってきたぞこの人の考えてるポイントは日本じゃなくてアメリカだったぞみたいなことが分かったら、そっちに旅立ってアメリカを深掘るみたいなことをするんですね。
へえ面白いですね。そんな脳内イメージなんだ。 そんな脳内イメージなんですよね。
もし最初から深めちゃうと日本での話しか深掘れない可能性があるので、時間が許される限り一回広げておくっていうのをそうやって。
なるほど面白いですね。そういうことですね。 そうそう可能性が広がるので、で今度収束させてアメリカ深掘っていったら、
意外とつまんなかったぞってなった場合、もう一回日本に戻って2番目に面白かった日本で一回深掘ってみると、
こっちの方が面白いんだみたいな。でもなんでさっきアメリカと日本がどっちも面白かったんだろうな。
じゃあなんかどっかに繋がる点があるんじゃないかなみたいなことをまた繋げ始めたりするんですよ。
みたいな感じでいろんなヒントを使うみたいなやり方をしちゃいますね。
なるほど面白いですね。そっかだから広げる質問が多用されるんですね。
はい、多用しますね。で今出てきた深める質問ですけど、これは例えばどういうことですかとか、
具体的にはどういうことなんですかとか、その時どんな感情が出てきたんですかみたいな感じで、
どんどんどんどん同じ一つのテーマを下にどんどん掘っていく感じですね。
めちゃめちゃいい質問で、おそらくなんですけど、旅に出ると思いますよ。
旅なんですね。一番大事なのは。
旅に出て自分の物見予算をしてるだけじゃなくて、コンテンツの形にそれを落とし込むっていうのを多分一番やると思いますね。
落とし込みたいですね。コンテンツに。
そうですね。自分が満たされるっていうのもすごい大事なんですけど、さっきの他人への貢献じゃないんですけど、何かしらやっぱり社会に対して価値を返したいっていうところも強いんですよね。
まず今は縁があった、実際に仕事をしている方々に対して価値を返したいっていうのが、これはその一番価値を返しやすいじゃないですか。
社会に対してって誰に返していいのってわかんないから、だからまずは今実際に仕事をしている人に対して価値を返すってことなんですけど、
もう仕事をしなくていいですっていう風になったら、そうするとじゃあ全部のリソースっていうのを自分のために使っていいのかっていうと、それはそれであんまりしっくりこなくて。
そうすると具体的な仕事相手がいないとしたら、その相手は多分社会になるんですよね。
だからそうすると何かしら自分の見聞きして考えたことっていうのを社会に対して還元していくっていうようなところをやり始めるかなと思いますね。
やっぱり最終的には社会の還元なんですね。
なんかその情報だったり経験だったりっていうのを自分で滞留させてもあんまり意味がないと思ってるって感じですかね。
例えばどんな還元がしたいなとかあるんですか。これは深める質問です。
例えばまず1個はその時点で仕事的にというか経済的に成功しているとしたら、その方法論っていうのをできるだけ多くの人に再現可能な形で、しかも無償で伝えていくっていうのはまず1個ありますよね。
自分のやり方っていうのがその人に100%応用できるかわからないんですけど、少なくとも1個のサンプルとしては使えるんじゃないのっていうふうには思ってるので、それをやっていくっていうのもありますし、
あとは恵まれているからアクセスできる情報っていうのがあったとするじゃないですか。で、その情報そのものを人に伝えていく。
さっきの前者の話は方法論の話だったんですけど、見聞きした情報そのものを伝達していくっていうところかなと思いましたね。
なんか野村さんが言ってた自由と価値の提供ってあったじゃないですか。
価値の提供も結構そこに通ずるものがあるんですかね。社会の還元っていうところを考えると。
そうですね。価値の提供っていうふうに自分が強いなと思ったのは、ダイレクトな仕事関係だとお金対価ですね。
っていうのが発生していて、少なくともそのもらった分だけは絶対返さなきゃっていうような思いがすごい強いんですよ。
社会から何をもらってるかっていうと、多分その生まれ育っててくれたみたいなことだと思うんですよね。
日本の場合は治安が保たれている中で安全に暮らせましたっていうことだと思っていて、
そうするとその安全に生まれ育つことができましたっていうことに対して何か返さなきゃいけないなっていうような思いはありますかね。
じゃあやっぱり野村さんにとっての幸せっていうのは、今話してくださった自由っていうところで知的好奇心、旅、いろんな体験をするっていうのと、
社会の還元と、あとはお金っていうところもそうですけど、ちゃんと仕事としては対価を貸していきたいっていったところが野村さんにとっての幸せなんですか。
野村 はい、そうですね。それが満たされている状態は、今現時点生きてる上で過去を振り返ると高い確率で幸せを感じてるなと思いますね。
ありがとうございます。これ最後にしたのがクローズドクエッションですね。
確かに、確かにイエス・ノーだ。
はい、最後イエス・ノーで締めました。
鮮やか、ほんとだ。気づかなかった、ほんとだ。途中まではオープンクエッションのその3つのやつだなっていうふうに思いながらこっちも喋ってたんですけど、最後ほんとだ、クローズドクエッションで締められました。
一応全部使いました。意味を問う、広げる、深めるのオープンクエッションと最後クローズドクエッションですね。
自分は結構最後の確認の時にクローズドクエッションを使うようにしてて、最初から使うと相手を限定させたりとか認知の歪みをそのまま利用してしまうので、バイエスがかかるので、一回やっぱり世界地図広げて、最後ここだねってピン止めして、このピンで合ってますかっていう確認の仕方をやるんですけど、
なるほど。
なんかこれをすると比較的才能も発見しやすいのかなと思いますね。
確かに。最後にまとめみたいな感じで使うのが一番効果的ってことですね。
そうですね。合ってますかっていう確認が一番使いやすいですね。
そうですね。相手側もずっと喋ってるじゃないですか、喋ってて何が重要かっていうのがちょっとメッセージがぼやけてくるんですけど、最後にこういうことですよねとか、こういうふうに私は理解したんですけど合ってます?っていうふうに言われると、
喋ってる側も結構そこで改めて認識というか、頭の中で整理できるところがありますね。
ありますね。あと最初に言ったことと違う答えが出てくる可能性も全然あるんで、こっちだったのかもしれないですけど、こっちが答えですかねって聞くと、話していくうちにそうだった気がしますみたいな感じになったりするので、可能性を広げてからの良い正解が出てくるのかなと思ったりしますね。
そうですね。
これが質問のデモンストレーションをちょっとやってみました。どうでしたか?質問されてる側はどんな気持ちでしたか?
いやもうね気持ちよく喋らせていただきました。
良かったですね。
リスナーの皆さんがどう感じられてるかわかんないですけど、少なくとも私は自分のことを気持ちよく喋ることができまして、でもそれもテクニックが使われてるんですけど、それをたかちんさんが意識させないように本当に自然な形で、しかもあれですよね、繰り返しになりますけど、ちゃんと興味を持って聞いてくれてる感じがすごいしたんですよね。
そうですね。単純に野村さんの人生観とか考えとかって深くて面白いなと思ってて。
そうなんですよね。ちょっと私の人生観が面白いかどうかってのはわからないんですけど、でも相手に興味を持つとその相手っていうのは喋りたくなるっていうのはその通りだなと思いましたね。
なんかそこがベースですよね。やっぱり興味を持っているのが一番のベースにないと全てはうまくいかないかなと思って、それも心理的安全性を上げる施策の一つなのかなと思いますし、施策って言っていいのかわかんないですけど、マインドセットは重要ですよね。
なのでね、今日まずはクローズドクエッション。そのイエス・ノーで回答できる質問とオープンクエッション。そのオープンクエッションも結構枝分かれしていて、まずは限定質問。いつまでにあるんですかとかどこでっていうふうにより具体的にしていく質問と、あとは拡大質問ですね。