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2025-03-22 19:01

#209 お彼岸の意味と過ごし方

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お彼岸の意味と過ごし方について解説しています。
春彼岸の期間(3/17〜3/23)や「彼岸」という言葉の由来、ご先祖様を敬う意味などをわかりやすく説明。
お墓参りを通じて自分の人生を見つめ直す機会にしましょう。
家族でお墓参りをした後、食事や温泉を楽しむなど、家族団らんの時間としても活用できる方法もご紹介しています。まだお墓参りに行っていない方は、彼岸最終日までにぜひ。

#お彼岸 #春彼岸 #お墓参り #ご先祖様 #仏教 #家族団らん #蓮城院
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サマリー

お彼岸は、ご先祖様や亡くなった方々を敬い、供養する特別な期間です。春彼岸は3月17日から3月23日までの7日間です。この期間中、彼らは大切な人を思い出し、供養を行うことを重視しています。お彼岸は先祖の供養を通じて、自分の人生を振り返る大切な時期とされています。お墓参りを通じて、先祖との関係を再確認し、人生をより良い方向に向けることが重要とされています。

春彼岸の開催
おはようございます、コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で、福住職をしております。
今日は散歩をしながら収録をしております。
ここのところ、私の収録は室内でしておりました。
以前は散歩をしながらだったんですけれども、室内でしていた。
なぜかと言いますと、寒かったからなんですよね。
シンプルな理由なんですけど、この歩きながら、散歩しながら収録をするとですね、
当然ながら手をね、スマホを持ちながら喋っているというわけなんで、
スマホを操作するために手袋をしないでね、外に手を出しながら歩いているんですが、
それがね、冬の間はとても辛いということで、
なので冬の間は、このスタンドFMの収録は室内でしておりました。
ところがですね、だんだん春となってきて、暖かくなってきたというのもありますし、
また、昨日お伝えした文句モードというものはね、
毎日の運動習慣も含まれているんですよね。
ということで、私毎日1万歩、散歩をしているんですけども、
散歩というか歩くようにしているんですけども、
今までは夜歩いてたんですが、朝に切り替えました。
というのは、その文句モードの推奨する運動習慣というのは、朝が良いと、
太陽の、日の光を浴びると良いというようなことが書いてありましたので、
それを取り入れて実行しているというわけです。
朝の散歩って、夜と違って気持ちいいんですよね。
この気持ち良さを、この気持ち良い環境でお話をすると、
より良いお話になるのかななんていうふうに思いまして、収録をしているというわけでございます。
今日は何を話すかと言いますと、お彼岸についてのお話をしたいと思います。
今、お彼岸の期間中です。知ってました?皆さん。
春彼岸ってやつですね。
これは春彼岸、期間が決まっております。
3月の17日から3月の23日、日曜日までということですね。
今日は3月の22日ですので、明日までがお彼岸の期間です。
なので、まだお墓参りしていないという方は、ぜひともね、
今日は明日、土日ですので、これを利用してお彼岸に行っていただければなと、
お墓参りをしていただければなというふうに説に願うわけではございますが、
まずはお彼岸って何ぞやという部分、これをお話をしたいなというふうに思います。
お彼岸とは先ほどもお話した通り、全部で7日間ある行事なんですよね。
3月の17日に彼岸入りをして、そして3月の20日、つい先日ですけども、
中日、終分の日ですね。
中日、終分の日を迎えて、そして明日、23日に彼岸開けというわけなんですよね。
つまり、その終分の日を中心に前後の3日間、合計7日間、これが春彼岸ということですね。
彼岸の意味と背景
どういう意味があるのかというと、ご先祖様、あとは亡くなった大切な人たちを敬って供養する特別な期間ということですね。
ちょっとしたキャンペーン期間みたいなイメージですよね。
ご先祖様と、亡くなった方を思い出してみようというような特別キャンペーン期間みたいなイメージでございます。
まずね、彼岸という言葉、どういう意味かと言いますとね、これは漢字を見てもらうとわかるんですけども、
彼氏彼女の彼ですね、そこに岸、川岸とか、水際と陸地との間の部分、これを岸と言いますけども、その岸ですね。
彼の岸と書いて祈願ですね。
これね、彼の岸と言うと意味がわかりませんけども、彼っていうのね、彼女っていう言い方を、呼び方かな、呼び方をします。
彼女、彼女っていうのは向こうとか、あっちとか、そういう意味ですね。
実はそういう言葉なんですよ。
彼の何々、ちょっと例文が思いつかないんですけども、そういう使い方をする、彼のですね。
彼の岸というのは向こう側の岸という意味になるんですね。
例えば、大きな川があるとして、こっち側の岸とあっち側の岸があるとします。
こっち側の岸は志願、この岸っていうんですね。
こちらの岸っていう意味で、この岸、志願、それをそういう風に呼びます。
そして向こう側の岸、対面の岸を、あちら側の岸、向こう側の岸、祈願というわけですね。
そのね、向こう岸のことを指すのが祈願というわけなんです。
で、何でって思いますよね。
これはですね、何を意味しているかというと、悩みとか迷いがいっぱいあるこちらの岸。
つまり私たちがいる世界というのが、そういった苦しみが溢れている世界である。
そして川岸を、川を挟んだ向こう側のあちらの岸の方は悟りの世界。
苦しみとかから解放された極楽浄土があるんだという考え方がインドの方でありました。
その流れでね、そういう言葉が生まれてきたというわけですね。
つまり、祈願という言葉は極楽浄土が見えるというね、見えやすいということで祈願ということなんですね。
で、何で見えやすいかという部分ですよね。
それはですね、3月20日、春分の日、あるいはね、秋の中日、春分の日ですね。
3月20日は春分の日。
秋は秋分の日、9月の22日だったかな。
そちらが1日の中でね、昼間と夜が同じ長さの日なんですよね。
昼間と夜、これをおそらくね、明確に書かれている文献はないんですけども、
昼間明るい時間を極楽浄土というふうに例えるのであれば、夜の時間は私たちの住む世界、苦しみの多い時間とします。
そうすると昼と夜が同じ長さということは、最も近い状態、バランスが取れた状態ということで、
向こう岸が今一番近い状態であるというふうに昔の人はおそらく考えたんですね。
というわけで、この悲願の期間中というのは、最も極楽浄土が近いよ、あの世が近いよというような考え方から、ご先祖様たちが今一番近くまで来ている。
だから、その供養をして自分たちの思いを届けやすくなるんだというような考え方からなんですよね。
お彼岸の過ごし方
昔の方がどこまでその昼間とか夜の時間を気にしていたかは分かりませんが、そういったことをきっかけに自分たちの大切な人を思う時間を作れるというのはとても素敵なことですよね。
なので、私もこのお悲願はちゃんと自分のお墓、および奥さんのお墓、奥さんの家族のお墓ですね、お参りをしていきました。
このお悲願の期間は、いつでも行ってもいいんですよ。
一回行って終わりというわけでもなく、何回行ってもいいし、お盆みたいに迎え盆と送り盆があるというわけでもありません。
だから、何回会いに行ってもいいし、もちろん一回大歓迎でもいいし、そういった形でね。
とにかくそのお悲願の期間中は、大切な人を思って、そしてそれを偲んで、偲ぶというのは思い出話ですよね、そういう期間にあてると。
でね、何でそれが大事なのかという部分ね、これを抜け落ちちゃうと、いまいちこの悲願って意味がわかんないなという部分なんですよ。
何でお墓参りとかそういったことを通じてね、自分の大切な人を偲ぶ時間が大事なのかというのはね、実は、
供養と同じ考え方なんですけども、その期間というのは、自分の大切な人のことを思い出して、
そしてその人たちからね、自分たちは何をいただいたのか、受け取ったのか、どんな影響を受けたのかという部分を思い出すという作業が大切なんですよね。
自分たち、私たちというのは一人では生きることができません。
当たり前ですよね。これは説明するまでもありませんけども。
当然ながら、いなくなった人たち、どんなに憎い相手でも、嫌いな人でも、やっぱり何かしらの影響は受けてるんですよね。
良い影響でも悪い影響でも受けてます。
先祖との関わり
それに対して、良い影響を受けたらね、やっぱりそれに対して、自分が今生きているというところのどれくらいの割合かはその人と影響を受けて、私たちというのは現在がある。
今自分がいるというのは、その人たちの力の影響なんだというところですね。
逆に、自分にとって嫌いな人、嫌だった人、もちろん家族はみんな必ず円満というわけではありませんから、親のことが嫌いだったんだよな、兄弟のことが嫌いだったんだよなって思う人もいるでしょう。
じゃあそういう人たちはどうしたらいいの?お墓参りしなくていいの?というわけではなくて、そういうふうに思うかもしれませんけども、行かなくていいというわけではなくて、そこはね、それでも行った方がいいと思うんですよね。
少なからず、嫌な何か思いをしたというのは経験があるのであれば、そういう掛かり方をしたと。
で、そういうふうにならない自分でいいよというふうな考え方、そのきっかけを与えてくれたということにもなりますよね。
つまり反面教師。そういう意味では、この聞いてくださっている方にとって役に立っている、その人の人生にとって役に立っているということになりますよね、結局のところ。
いずれにせよ、自分にとって大切な人、大切じゃなくても関わりが深い人、いつの間にか話が少し変わってますけども、ご先祖様とかね、
お祈りの期間中を大切にすることで、その関わり合いということ、いなくなってしまった方々との関わり合いを再確認することで、自分の人生にどんな影響を受けたのかな。
その人たちに受けた影響に対して自分はどういうふうに報えることができるのかな。どういうふうに生きることができるのかなと考えるね。自分の人生をより良い方向に見つめ直す期間というわけで大事だというふうに仏教は添えているわけでございます。
どうぞね、今日この放送を聞いてくださった皆さん、まだお墓参りに行ってない方は、今日は明日、まだ2日間ありますから、お墓参りに行っていただいて、
自分の人生のより良い方向に向かうための少しでも助けになればな、より良い方向になればきっといなくなってしまった人たちにとっても嬉しいことですから、そういうふうに自分の人生を点検してみましょう。
とはいえ、ちょっとめんどくさいなと思う方はやっぱりいますよね。私もどちらかというと、そんなに積極的にお墓参りに行きたいというふうに思う方ではないんですけれども、ただね、お坊さんがそんなこと言ってどうするんだというのはありますか。
家族との時間を楽しむ
ただですね、これをね、あのきっかけに、私たち家族が、自分たちの家族がね、楽しめるきっかけにするっていうのもね、いいのかなって思うんですよ。
つまり、お墓参りを行く、そしてその帰りは美味しいところで食事をするとか、ちょっとした温泉に行ってみるとか、お墓参りを起点として、家族ないし、自分の彼氏彼女でもいいと思います。
とにかく、お墓参りを起点として、自分たちも楽しめるという時間をね、作ってみるというふうにすれば、そんなに嫌じゃないですよね。
理由としてね、お墓参りに行きましょうというね、大義名分ができるわけですから、そうすることで家族団らんができるというね、わけです。
しかもですよ、もし小さいお子さんというか、自分のお子さんがいるのであれば、子どもたちに先祖を敬うということの大切さ、大切さっていうことを伝えることができる。
ご先祖様たちを大切にするということは、先ほども言ったように、結局のところ自分の人生を大事にするというところですのでね、そういったいろんな意味を含めてお祈願というものをね、ぜひとも皆さん大事にしてお墓参りとか行ってみてください。
というわけで、今日はここまでで終わりたいと思います。
今日のお話を聞いていいねと思った方、どうぞいいねボタンよろしくお願いいたします。
また人生相談リクエストなどあればね、人生相談リクエストボックス設置してあります。
概要欄の方に書いてありますので、どうぞそこから投稿していただけば、私の方で何らかのお返しができるかと思います。よろしくお願いいたします。
では、念状院副住職の幸文でした。ではでは、またね。
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