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おはようございます。コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で、福住職をしております。
本日は9月の22日ですね。
9月の22日、今日はですね、秋分の日なんですよね。
秋分の日というと、ちょうどですね、昼間と夜の時間が同じになる。
ちょうどね、夏と冬のど真ん中の日が、秋分の日。
あと、春でいうと旬分の日ですね。
この春分の日と秋分の日というのは、お彼岸の中日、真ん中の日とされているんですよね。
なので今日はですね、その秋分の日にちなんで、彼岸についてお話をしていきたいなと思います。
皆さん、このお彼岸の期間、お墓参りは行っているでしょうかね。
もしかしたら若い方はあまりやっていないという方が、もしかしたら多いかもしれませんね。
このお彼岸というもの、一体何なのかというところですね。
その辺をお伝えしていきたいなと思うんですが、
あとはですね、よくね、混同されがちなお盆。
お盆とお彼岸の違いがよくわからないというところがありますので、
その辺も少しお話ししていきたいなと思います。
まずですね、彼岸というのは私たちにとって大切なご先祖様、
あとは亡くなった方々ですね。
いなくなってしまった方々を敬って供養するための特別な期間なんですよね。
単なる習慣ではなくて、命の尊さ、あとは自然の調和とかね、
そういったものは改めて考える機会でもあるということなんです。
まずですね、お彼岸の期間についてお話ししたいと思います。
この秋彼岸ですね、秋彼岸。
今年の2024年の秋のお彼岸の日程というのはですね、
9月19日木曜日から、木曜日がですね、お彼岸の入りで、
そして9月22日本日ですね、本日が中日、真ん中の日ですね。
これはね、終分の日ですね。
そして9月25日水曜日が彼岸の明け、彼岸の終わりの日ということですね。
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つまりこの7日間、7日間というのがお彼岸の期間なんですね。
春も同じように、春の終分の日を挟んだ前後3日間ですね、
合計7日間がお彼岸なんですよね。
お彼岸は7日間あるというふうに、そのように覚えておいてください。
お彼岸の意味というのはですね、どういう意味か。
彼岸という言葉自体はね、皆さんもちろん聞いたことがあると思います。
けどね、何を意味しているのかという部分ですよね。
よくわかりませんよね。
彼岸という字をよく見ると、彼の岸って書いて彼岸ですね。
彼の岸ですね。
彼の岸というのは、あちらの岸という意味ですね。
向こう側の岸。
一方でこちらの岸を自分たちのいる岸、川にね、
川にね、例えまして、自分の方のいる岸を志願。
こっちの岸。
反対側の岸を悲願。
彼の岸というわけなんですけども、
この彼の岸と悲願と志願という言葉ですね。
これは元々、サンスクリット語、インドの昔の言葉ですね。
ハラミッタという言葉に由来をしているというわけなんです。
これはですね、悩みや迷いの世界である志願、
今私たちの住んでいる世界から悟りの境地である悲願、
到達するということを意味しているということです。
つまり、悲願というのは悟りの境地なんですよね。
仏教では悲願をあの世とも表現をしております。
中文の日を中心としたこの機関は、
あの世とこの世が最も近づくとされているんですね。
昼と夜が同じ時間になるということで、
最も近いんだというふうにされているというわけなんです。
それでご先祖様に会いやすくなるというふうに、
昔の人は考えたんですよね。
では、お悲願の期間中に私たちは何をすればいいんでしょうか。
いくつかポイントをお伝えしたいなと思います。
まずはお墓参りですよね。
お墓参りというのは、
これが一番大切なところですよね。
ご先祖様、あとは亡くなった方々のお墓を訪れて供養するということです。
そして、お供えをするんですよね。
そこに季節の花、お供え物ですね、好きだった食べ物などを用意して、
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お供えをするということです。
秋らしいお花というのがお勧めです。
絶対そうじゃなければいけないわけではないんですけども、
季節に合ったものをご用意するというのがいいかなと思います。
あとはね、供物、食べ物ですね。
ファギをそのまま食べてもいいんですけども、
ファギをそのまま食べてもいいんですけども、
ファギをそのまま食べてもいいんですけども、
ファギをお供えするというのが一般的ですよね。
これもね、好きだったもの、亡くなった方、
個人様が好きだったものでもいいと思いますけども、
ファギというものが一般的であるという、
地方によっても若干違いはありますけども、
関東ではファギが多いかなというところでしたね。
可能であれば、お寺でね、
奉養を行うというのもいいのかなと思います。
お嬢さんに言って、秋の彼岸の供養をしたいんだというお話をすれば、
何らかの形で供養できると思います。
そういうのも良いと思いますね。
それと、ちょっと難しい話になってしまうんですが、
ロッパラミツの実践をするというのがいいのかなと思います。
ロッパラミツ、聞いたことないかもしれませんよね。
これはね、オフセ、ジカイ、ニンニク、ショウジン、ゼンジョウ、チエという6つの修行、
これをロッパラミツって言うんですよね。
これを心がける。日常生活の中で、
簡単に言うと他人への思いやりを持つこと、
自分を律すること、努力を惜しまないことを意識するというのがロッパラミツなんですよね。
こういったことをお彼岸の期間中は意識してみるというのは、
お彼岸の過ごし方として良いのかなと思います。
あと、お彼岸とお盆の違いについてお話ししていきたいと思います。
多くの方が疑問に思っているんじゃないでしょうか。
お彼岸とお盆の違い。
なぜかというと、
お彼岸、先ほども説明したように、
ご先祖様に対して供養するということですよね。
お盆も同じように、やっぱり先祖供養というものをしている。
しかも、お盆とお彼岸はわずか1ヶ月しか違わないからね。
なおさら、なんで一緒にやらないのとかね、そんなふうに思ったりするかもしれません。
なので、それの違いというものを簡単に説明したいと思います。
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まずはね、そもそも時期は違いますよね。
さっきも言いましたけども、お彼岸とお盆の違い。
お彼岸というのは年に2回。
春と秋に行われるもの。
それぞれね、秋分の日と春分の日を中心とした7日間。
というのがね、これがお彼岸なんですよね。
一方で、お盆というのは年に1回です。
一般的には、8月13日から16日の4日間なんですよね。
地域によっては、7月13日から8月16日の4日間なんですよね。
8月16日となる場合もあります。
それはね、地域によって違うんですが、ともかくお盆は年に1回。
お彼岸は年に2回ですね。
意味合いと目的の違いなんですけども、
お彼岸はこの世とあの世が最も近づく時期とされていて、
御先祖様への供養と自分自身の修行を行う、そういう期間なんですよね。
お盆というのは御先祖様の霊がこの世に帰ってくる、そういう期間なんですよね。
その霊を自宅に迎え入れて供養するということなんです。
つまり、お彼岸というのは主にお墓参りが中心なんですよね。
特別な儀式というのは基本的にはやらないですからね。
先ほどちょっとお彼岸の供養をしてもらうお寺にお願いするのもいいというふうにお話はしましたけども、
基本的にはお墓参りだけというのがほとんどですよね。
お盆の方というのは迎え火とか送り火というのを焚いたりして、
あとは少量馬、きゅうりとかナスで作った牛とか馬、それを飾ったりするというね。
そして小霊棚という御先祖様を迎えるための棚を作って、
そういった色々と手間暇をかけるというところがお盆の特徴なのかなと思います。
もっと簡単に説明すると、お彼岸は御先祖様に会いに行くというイメージ。
お盆は御先祖様をお迎えするというイメージなんですよね。
どちらも先祖供養ということには変わりはないんですが、基本的には。
こちらから会いに行くのか、それともこっちに帰ってくるのかというね。
その違いというところでしょうかね。
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お彼岸というのは日本独自の習慣なんだそうです。
つまり中国とかインドとかにはないということですね。
一方でお盆というのはインドから伝わってきたもの。
当然中国でも行っております。
なので仏教の伝統行事はお盆。
日本独自の習慣、行事というのはお彼岸ということなんですよね。
でも先祖を敬う気持ち、あとは自然の調和を感じること、
どの文化圏でも大切にはされております。
なのでこっちが優れているとか、あっちが劣っているとか、
そういう話ではないんですけれども、この秋の彼岸、
皆さんも少し立ち止まって感謝の気持ちとか、
あとは自分の生き方というものを振り返ってみる、
そういう期間にしてみるというのはいかがでしょうか。
そのようにしてこの秋の彼岸を過ごしていただくことができるのであれば、
なんとも気持ちのいい過ごし方ができるかなと思います。
本日のお話はここで終わりたいと思います。
今日のお話を聞いてご意見、ご感想等あればどうぞコメントしてください。
ご視聴ありがとうございました。
今日のお話を聞いてご意見、ご感想等あれば、
どうぞコメント欄の方へよろしくお願いいたします。
また人生相談、お悩み相談等あれば、
私の方まで直接メッセージを送っていただければ、
この放送を通じてお答えすることもできますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
では、練状院副住職の幸文でした。
ではでは、またね。