▼お悩み相談・リクエストボックス
https://forms.gle/mmwtAribqPbMZCxj8
【今回の放送内容】
蓮城院の副住職コウブンがお届けする「金曜日の金次郎」!
今回は「二宮金次郎流・危機管理術」をテーマにお話しします。
夏に食べたナスの味から、未曾有の大飢饉を予測したという有名な「ナスの逸話」。
しかし、その驚異的な洞察力の裏には、ナスの味だけではない、緻密なデータ分析と観察眼がありました 。
金次郎は、どのようにして無数の情報(点)を集め、未来の危機(線)を読み解いたのか?
その思考プロセスを深掘りし、私たちが仕事や日常で活かせる「3つの鉄則」として分かりやすく解説します 。
あなたの決断を後押しする「最後のピース」を見つけるヒントが、ここにあるかもしれません 。
【ハッシュタグ】
#二宮金次郎
#金次郎
#危機管理
#ビジネススキル
#仕事術
#歴史に学ぶ
#天保の大飢饉
#ナスの逸話
#蓮城院
#お寺
#仏教
#standfm
#スタエフ
#栃木県
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f5a393ff04555115dcb4f8e
https://forms.gle/mmwtAribqPbMZCxj8
【今回の放送内容】
蓮城院の副住職コウブンがお届けする「金曜日の金次郎」!
今回は「二宮金次郎流・危機管理術」をテーマにお話しします。
夏に食べたナスの味から、未曾有の大飢饉を予測したという有名な「ナスの逸話」。
しかし、その驚異的な洞察力の裏には、ナスの味だけではない、緻密なデータ分析と観察眼がありました 。
金次郎は、どのようにして無数の情報(点)を集め、未来の危機(線)を読み解いたのか?
その思考プロセスを深掘りし、私たちが仕事や日常で活かせる「3つの鉄則」として分かりやすく解説します 。
あなたの決断を後押しする「最後のピース」を見つけるヒントが、ここにあるかもしれません 。
【ハッシュタグ】
#二宮金次郎
#金次郎
#危機管理
#ビジネススキル
#仕事術
#歴史に学ぶ
#天保の大飢饉
#ナスの逸話
#蓮城院
#お寺
#仏教
#standfm
#スタエフ
#栃木県
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f5a393ff04555115dcb4f8e
サマリー
金曜日の金次郎では、二宮金次郎の危機管理術について深く掘り下げています。特に、ナスの逸話を通じて、彼の洞察力と行動力がどのように危機を予測し、地域を救ったのかを学びます。
金次郎の紹介
どうも、コウブンです。
栃木県の片田舎にある蓮城院というお寺で、副住職をしております。
今日はですね、金曜日ですので、金曜日の金次郎をお送りしたいと思います。
この金曜日の金次郎というのは、二宮金次郎さんのことを分かりやすく皆さんにお伝えするというようなものでございます。
で、なんでそんなことをお坊さんがやっているのかと言いますと、実は私のお寺、蓮城院には金次郎さんのお墓があるんです。
なので、この放送を聞いて少しでも金次郎さんってすごいな、金次郎さん尊敬するなと思った人が、いつかお参りに来てくれたら嬉しいなということで、
それでこのような活動をしているというわけでございます。
はい、というわけで、今日のテーマというのは、二宮金次郎流の危機管理術ということでお送りしたいと思います。
皆さんもね、仕事で大きな決断をするとき、それはね、いろいろあると思うんですけど、何を根拠にします?
一つの劇的なすごい情報だったりとか、あとは小さな情報の積み重ねだったりとか、いろんなパターンがあるのかなと思います。
今日は金次郎さんが、未曾有の危機というものを作った有名な話、ナスの逸話、そういうものがあるんですけども、それを一歩深く掘り下げていきたいというふうに思うんです。
はい、危機管理という言葉、そこだけ聞くとちょっと難しく感じるかもしれませんけども、結構身近なところでもありますよね。
例えば、洗濯物を取り込むとき、空模様を見て、ちょっとなんだか空気が湿ってきたみたいなところを感じて、
もしかしたらこれは雨が降るかもしれないと思って、そして取り込むというようなこと、3段階でありますよね。
空模様を見て、未来を予測して、そして取り込むと行動するということですね。
その3ステップ、これが危機管理って言えるのかなと思います。
金次郎さんの場合ですね、もちろんその3ステップなのは違いないんですけども、最初のファーストステップですね。
ファーストステップ、状況、サインを読むって言ったらいいのかな、周りの状況を読むといったところがとてもすごかったんですよね。
すごかったっていうのは、一つのことを鋭く見抜いたというよりかは、たくさんの情報というものを総合的に判断をしたというような、
そういった、いわば緻密な観察感って言ったらいいのかな、そういったものがあったんじゃないかなっていうところなんです。
これをお話しするにあたって、ナスの逸話というもの、どういうものなのかというところを簡単にお話をしたいと思います。
簡単に言いますと、天保4年、天保4年というのは1833年ですね。
1833年の夏の出来事なんです。
金次郎さん、ナスを仲間たちと、部下かな、仕事仲間かな、ちょっと詳しいところは分からないんですけども、
とにかく食事をしたんです。
その日は夏のナスを食べたんですね。夏に摂れた野菜、旬のナスですね。
旬の野菜を食べたわけです。で、それを食べた時にふと思ったそうです。
秋のナスの味がする。夏なのに秋のナスの味がする。
そう思ってちょっとポロッと言ったそうです。そしたら周りの仕事仲間の人たちは、
何を言ってるんだよ、金次郎さん。とっても美味しいじゃないか。
夏の時期に秋のナスを食べるなんて、って思ったそうです。
夏のナスって言いづらいな。夏のナスというのは、どちらかというとフレッシュで、みずみずしくて、さっぱりとした味わい。
一方で秋のナスというのは、身が締まってきて濃厚で、ちょっと水分は少なくなるんですけども、濃厚で甘い、そういう味わいなんですね。
つまり、夏なのに濃厚な味がしたということなんです。それを感じた金次郎さん。
これはもしかしたらこの夏、危ないんじゃないか。
というふうに思って、きっとこのまま行くとおそらく菌が来るぞと。菌というのは要は強作ってやつですね。
作物が全然育たないで、食べ物が収穫が著しく減ってしまう状況。これを菌と言うんですが、その菌になるぞって予測した金次郎さん。
こうしちゃいらんないということで、自分の資材を投げ打って、急遽、泡とか冷えとかで、そういう菌に強い作物を育てて、収穫して、
菌に備えたということです。そしてその結果、翌年大菌が発生し、二宮金次郎さんの住んでいる地域の周りの地域では、未曾有の危機を迎えたと。
何もかかわらず金次郎さんの地域は、きちんと対策を練ったことで助かった。どころか周りを救ったんだという、そういう偽りが残っています。
金次郎の教訓
ナスの偽ってやつですね。
これだけ聞くと、金次郎さん、すげーと。驚異的な洞察力だ。
そして圧倒的な行動力だ。って思いますよね。
確かにそれは間違いないと思います。驚異的な洞察力に、驚異的な、圧倒的な行動力。それは間違いないんですけども、
実際ですよ。よくよく考えてみると、普通にナスを食べただけで、そこまでできないですよね。
ましてや、金次郎さんといえば、データの鬼です。徹底的にリサーチをして、そして
いろんな検討を重ねて、きちんと決定し、そして行動するという、そういう金次郎さんが
ナスを食べたぐらいで、そこまで行動を併用するとは思いません。
実際はね、おそらくですよ。これはちょっと私の想像が大いに入ってるんですけども、
たくさんの異常のサインというのに気づいてたんじゃないかなと思われます。
例えば、例年よりも日照時間が短い。
やたら曇りが多いな。曇ってばっかりだな。今日も曇り、明日も曇り。
おそらく、日記のようなもの、記録のようなものをつけていて、どう考えても今年の日照時間が短いぞと感じていた。
他にも、あとは気温が低い。
晴れ間が少ないということはもちろん気温も低いですから。
まあそういった気温が低いぞということと、他にも、農民の方々から聞こえてくる
イネの育ちが悪いと、そういった情報であったりとか。
そういった諸々、いろんな情報のデータが、金城さんの頭の中には蓄積されていたということなんです。
で、それらの情報がいろんなふうにつながって、点と点がつながって、最後の決め手。
それが、茄子を食べた時なんですね。茄子を一口食べた瞬間に、それまで仮説として描いていたことが確信に変わったということなんです。
この茄子は、もう秋茄子の味がする。
フレッシュなはずが、濃厚な味わいがすると。
おかしい、そんなはずはない。その体験が、これまでの分析とピタリと一致したということなんですね。
つまり、金城さんのその後の行動を裏がすためのトリガーとなったのが、茄子の味ということなんですよね。
その茄子を食べたことによって、もはや疑いの余地はないということで、金城さんはすぐさま資材を投げ打って、そして穀物を備蓄して、結果、
店舗の在基金というものを乗り切ったということなんですよね。
ちょっと多分に私の妄想も入っているんですけども、この背景を知れば、私たちが学ぶべき鉄則というのも、
だいぶわかってくるのかなと思います。そこでちょっと鉄則をまとめてみました。鉄則1、
点を集め線でつなぐ力。 どういうことかというと、
一つの情報に偏るんではなくて、日々のデータ、現場の声、そして肌感覚、そういった無数の点を集めて、
それらを線で結んで大きな変化の予兆をつかむ力、ということですね。
鉄則2、 最悪のシナリオを構想する力。
どういうことかというと、その線の先にある起こりうる最悪の事態は何か、という具体的な構想をする、想像をする力ですね。
金次郎さんは、基金というシナリオを明確に描いたということですよね。
そして鉄則3、 確信を持って実行をする力。
どういうことかというと、分析と思考を尽くしたからこそ、迷いなく行動ができた。
周りに反対されたとしても、自分はこれだけの根拠を持っている、という確信が、
彼の血統を支えた、ということなんです。
これを聞いている皆さんの周りでも、例えば仕事の現場でも、小さな変化の点というのはたくさん転がっていると思います。
例えば、売上げのレポートの数字であったりとか、お客様の何気ない一言であったりとか、
あとは競合多社の小さな動きであったりとか、そういう一つ一つは、ただのそういった点かもしれませんけれども、
でもそれらをつなぎ合わせると、どんな未来の線が見えてくるのかということ。
ぜひとも、あなたの茄子の味、つまり決断を後押しにする最後のピースというものを、普段から探してみてください。
というわけで、今日は金次郎さんの危機管理術というものを深掘りしてみました。
金次郎さんの逸話の裏にある、綿密な思考と分析、そういったものをぜひとも見習いたいものですよね。
今日の話を聞いて、いいねと思った方、どうぞいいねボタンよろしくお願いいたします。
それと、今日のような金次郎さんのお話、あるいは仏教の話、こういったことを聞きたいよという方、
どうぞコメント欄、あるいは概要欄の方にあるフォームの方からリクエストいただければお答えいたします。
その他にも人生相談、お悩み相談でも結構です。
というわけで、連常院副住職の幸文でした。
ではでは、またね。
13:25
コメント
スクロール