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【禅語】「不立文字」マニュアルを読んでも自転車に乗れない理由
久しぶりの放送再開です! 今回は、人生のヒントになる「禅語」シリーズをお届けします。
今日ご紹介する言葉は「不立文字(ふりゅうもんじ)」。 字の通り「文字が立たない=言葉では表現しきれない」という意味ですが、ここには深い教えが隠されています。
▼ 今日の放送のポイント
仏教のゴール「悟り」は言葉で説明できる?
動画を何回見ても自転車に乗れない理由
書道教室の先生に言われた「上達の極意」
マニュアル人間になっていませんか?
「本当に大切なことは、文字や言葉だけでは伝わらない」 体験と実践の中にこそ真髄があるというお話をしました。
通勤・通学、家事のお供に、少しだけ背筋が伸びる禅のお話をお楽しみください🙏
【おたより・レター募集中】 番組への感想、日常のお悩み、人生相談など、なんでもお待ちしております! フォームまたはコメント欄からお気軽にどうぞ。
#仏教 #禅語 #不立文字 #お寺 #副住職 #マインドフルネス #人生のヒント #書道 #修行 #体験 #音声配信
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仏教のゴール「悟り」は言葉で説明できる?
動画を何回見ても自転車に乗れない理由
書道教室の先生に言われた「上達の極意」
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サマリー
このエピソードでは、禅語「不竜文字」について解説しており、本当に大切なものは文字では表現できないことを伝えています。また、悟りは実践を通じて得られるものであり、知識だけでは身につかないという教えを強調しています。
不竜文字の紹介
どうも、コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で、副住職をしております。
久しぶりの放送となっております。
しばらく、ちょっとサボっていたわけですけども、
言い訳をすると、仕事が立て込んでいったというような、
そんな放送もできないほど忙しかったのかというと、
そうではないところはあるんですが、
ちょっとサボってしまったというところで、
今日からまた再開をしていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いしたいと思います。
今日の放送では、皆さんにぜひとも覚えていただきたい
禅語のシリーズをお送りしたいと思います。
禅語というのは、座禅の禅に言語の語と書いて禅語ですね。
つまり禅の言葉。
この禅語の特徴としては、その言葉自体に、禅語自体が答えというわけではなく、
ヒントになるようなものというのが特徴的です。
つまり、何か自分たちが自分の人生において、
迷いとか、そういった苦しみみたいなものが生じたときに、
それをどうやって解決するかというヒントになるようなもの。
これが禅語の特徴です。
というわけで、今日ご紹介する禅語は、不竜文字です。
不竜文字、聞いたことありますでしょうか。
あんまり有名ではないんじゃないかなと思うんですが、
これは掛け軸みたいな形で書いてあるとすごくかっこいい言葉ですね。
不竜文字。何となく音の響きもかっこいいですよね。
どういう字を書くかと言いますと、最初の一文字、不竜文字の不は、
不可能とか不思議とか、ちょっと否定系の不ですね。
竜というのは立つ、立ったり座ったりの立つですね。
そこに不竜文字、文字というのは文字で書きます。
文章の文に文字の字ですね。文字と書いて文字と読みますね。不竜文字。
文字が立たない、文字が立たずということですね。
字にならないというようなことでしょうか。直訳すると。
これの意味するところというのは、本当に大切なものというのは文字では表現しきれないんだよということを言ってるんですね。
文字では表現しきれない、言葉では表現しきれないというようなことですね。
悟りと実践
どういうことかと言いますと、仏教において大事なこと、大切なことというのは何か。
最も大事なこと、これは悟りです。悟り。
悟りとはすなわち心穏やかな状態でいることですね。
安心、安静とも言いますけれども、究極の安らかな状態。
これすなわち極楽ですね。極楽な状態。これを悟りと仏教では呼んでおります。
この悟りというものはどういうことかというのを文字で表現しきるのは難しいよということですね。
別に仏教の経典を否定しているという意味ではないんです。
経典に書かれている内容というのは、どれもが仏教の悟りというものを可能な限り表現していると言ったらいいのかな。
やっぱりこれが悟りですというようなことが書いてあるというよりかは、
お経に込められた教えというものを自分で受け止めて、それを咀嚼してこういうことなのかなというふうに解釈をして、
それを実践して初めて身につくというのが、それがお経の特徴なんですけど、お経ですね。
お経の特徴なんですけども、今の説明でもわかる通り、お経の教本を読めばすぐに悟れるというわけじゃなくて、
そういうことじゃないよというのが、それが不竜門寺の言っているところなんですよ。
何て言うのかな、わかりやすく言うと、例えば自転車を乗るとき、
今YouTubeとかそういった動画でたくさんそういうやり方、乗り方、説明があると思います。
YouTubeでもそうですし、本もいっぱいありますよね。
子どもたちに向けて、お城をこうやって乗るんだよってたくさんたくさん動画を見ていても、乗れますかって話ですよ。
乗れないですよね。やっぱり実際に自転車にまたいで、何度も転びながらだんだん乗れてくるもの、乗れるようになるものというのが自転車ですよね。
そうなんです。つまり本当に大事なところ、自転車を乗るために大事なところって何でしょうか。
やっぱりバランス感覚だったり、あとはその自転車自体の乗り方ですよね、使い方。
ペダルの動かし方とか、ブレーキのかけ方とか、ハンドルの切り方とか、こういったものを体験を通じて体に染み込ませていくしか、自転車を乗る道はないですよね。
確かに動画だったり本とかにも書いてありますポイントポイント、こういうところを押さえるといいですよ。
でもそれを読んだからって言ってできるのかって言ったらできませんよっていう。すぐにはできませんよ。
頭に叩き込みながら、こうかな、こうかなっていうのを少しずつ試しながら覚えていくというものですよね。
という形で仏教の教えも同じだよということです。
経典に書いてあることを一生懸命勉強して学んだところで、それは悟りではないと。
大事なのはそこに書かれていることを実践し、そして自分の中でこうかなっていろんなことを考えながら日々の生活を改めていくというところが大事なんですよというところですよね。
わかるようでわからないというようなことでもありますけども。
実践の重要性
私が感じたことでエピソードを言いますと、筆ですね筆。書道って言った方がわかりやすいか。
皆さん書道って昔やりましたよね。小学生、中学生ぐらいまでやったかな。高校生でもそういった選択であったかもしれません。
とにかく書、筆を書いて書くという行為というもの。
私もお坊さんなんで筆を使うということは割とあるんですよ。
そういった場面でやっぱり恥ずかしくないように習いに行くわけです。
お坊さん実は書道教室に通っている方が多いです。字が下手だと恥ずかしいから。
私もその一人なんですけども、書道教室に通って先生に私、字が上手くなりたいんです。お坊さんなんで上手くなりたいんですって言って、どうしたら上手くなりますかねって。
聞いたんですよ。そしたら先生は、いっぱい書くことだって言ったんですよね。
とにかくいっぱい書いて、その書いているうちにだんだんと上手くなるからって言ってたんですよね。
絵というものは、バランス感覚だったりとか、文字自体の形、四角いとか三角とか、文字の線の間の感覚とか、
そういったものをどういうふうにやっていったらいいんですかって聞いたら、確かにそれはそういったコツというかポイントはあります。
ポイントはあるんですけど、それを覚えたからといって直ちに上手くなるっていうもんじゃないんだよねと。
やっぱり書いて、書いているうちにわかるのが、筆というのは文字の形をなぞらえれば上手というわけじゃなくて、
どれくらいの力加減で、筆の墨をどれくらい筆につけて、どれくらいの力加減で押して、
筆を紙に押し付けて、そしてどれくらいのスピードで動かして、どれくらいのタイミングで筆を離して、またもう一度押してというのは、
これはいくら本を読んだって身につかないよって言われたんですね。
確かにそういったコツはあるんだけども、そういったものも含めて何回も何回も書いて、たくさんたくさん書いていくうちにやっと上手になるんですよって言ったんですよね。
まさに不流文字だなと思いました。
たくさんあるそういったマニュアルとか読んだところですぐには上手くならないと。
結局大事なのは、一番大事なところは日々の実践、そういった体験のところに本当の教えの神通りがあるんだよというところでございます。
皆さんもきっと思い当たるうちにあるんだと思います。
どんなことでも同じですよね。
結局いろんなマニュアルっていうのは世の中いっぱいありますけども、マニュアルに沿っただけじゃと身につかないですよね。
そのマニュアルを見ながら自分ですごい工夫をするというところが大事だよっていうところですよね。
というわけで、今日は皆さんにぜひとも覚えていただきたい前後不流文字についてのお話でした。
今日のような話をまた聞きたいなという方はどうぞコメント欄あるいはフォームの方からリクエストいただければ必ずお答えいたします。
他にも人生相談、お悩み相談などあれば遠慮なく送っていただければお答えいたしますのでよろしくお願いします。
というわけで蓮城院副住職の幸文でした。ではではまたね。
11:23
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