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2025-05-03 14:34

#230【金曜日の金次郎】あなたの財布と未来が変わる? 二宮金次郎の「報徳思想」

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土曜日ですが「金曜日の金次郎」第2回をお届け!🙏✨

今回は、二宮金次郎の教えの中心である「報徳思想」について、特に私たちの生活にも深く関わる「分度(ぶんど)」と「推譲(すいじょう)」をゆる〜く掘り下げます。

「分度」は自分の身の丈を知り、足元を固めること。
現代でいう家計管理やライフプランニングにも繋がる考え方です。
「推譲」は、そこで生まれた余裕を未来や社会のために役立てること。これは社会貢献や未来への投資、さらにはSDGsにも通じるかも?🤔

金次郎さんの教えは、江戸時代だけでなく、現代を生きる私たちにとっても大切なヒントが満載!💰🌱
あなたの家計や将来設計にも役立つ考え方が見つかるかもしれません。ぜひお聴きください!

今回もお聴きいただきありがとうございます!いいね・フォロー・コメント、お待ちしています😊

#金曜日の金次郎 #二宮金次郎 #報徳思想 #分度 #推譲 #蓮城院 #家計管理 #ライフプランニング #社会貢献 #学び
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サマリー

このエピソードでは、金次郎の教えである法徳思想について説明されています。文道と水譲という二つのコンセプトが、個人の生活や将来設計にどのように役立つのかが紹介されています。また、二宮金次郎の「報徳思想」について語られ、個人の生活設計や社会貢献の重要性が強調されています。分度と水譲の概念が、未来や社会への責任感とともに、現代においても重要な教訓であることが示されています。

金次郎の法徳思想とは
どうも、コウブンです。
栃木県の片田川にある蓮城院というお寺で副住職をしております。
今日はですね、土曜日なんですけども、金曜日の企画をお送りしたいと思います。
というのはですね、先週から始まった金曜日の金次郎という企画。
毎週金曜日にお送りしますよって言ってたんですけど、
昨日はですね、ちょっといろいろと私の都合でね、なかなか収録する時間が取れなかったということで、
土曜日に繰り越したというわけです。
これを待っててくれている方、何人いるかわかりませんが、申し訳ございません。
というわけで、第2回目をお送りしたいと思います。
この金曜日の金次郎という企画はですね、私が副住職を務めているお寺、蓮城院。
蓮城院にね、金次郎さんのお墓があるというわけで、そういうご縁がありまして、
なのでこの金次郎さんというのをね、皆さんにもぜひとも知っていただいて、
そしていつかお参りに来てくれたらいいなということでね、
皆さんに金次郎さんの素晴らしさを伝える、そういったものでございます。
はい、先週はですね、金次郎さんがどんな人生を過ごしたかということと、
どんな活躍があったか、薪を背負っている銅像でおなじみの金次郎さんなんですが、
実はめちゃくちゃすごい経営コンサルタントみたいな人だったんだよという、そういうお話をしました。
きっとね、皆さん全然イメージはなかったと思いますね。
だって子供のイメージしかないですもんね。
実は金次郎さんの進行調は大人になってからなんですよね。
さて、そんな金次郎さんなんですけれども、金次郎さんが残した教えの中心、コアの部分ですね、
法徳思想というものがあるんです、法徳。
どういう字を書くかといいますと、
法は報いりですね、徳は徳が高いとかの徳ですね。
徳がいいやつの徳といったほうがわかりやすいですかね。
思想はそのままですね、思うに思うという言葉がある。
田んぼの田を描いている心という方と、
木へんに芽と描いている心と描く心、両方の思うが二つ重なって思想ですよね。
その法徳思想というものが金次郎さんの教えの中心、コアの部分というわけなんですよね。
でも思想という言葉だけ聞けば何か難しそうというふうに思うかもしれませんけれども、
でもその教えを全部説明すると大変ですので、
少し私たちの毎日の生活に関係が出てくる部分というのをちょっとわかりやすくお伝えしたいなというふうに思います。
文道と水上という考え方なんですけれども、それを緩く掘り下げながら皆さんにお伝えしたいなというふうに思います。
なので今日のテーマは金次郎の教えの核心、法徳思想って何の第一回目ということですね。
これを知るともしかしたらあなたのお財布事情、将来設計にも役立つヒントが見つかるかもしれませんね。
さて法徳思想、ざっくり言うと世の中のいろんなもの、自然とか社会とか、後はご先祖様とか、
ありとあらゆる身の回りの環境、そういった人たちがいる、そういったものたちがある、
そういったおかげさまで私たちがいるということに対しておかげさまに感謝をして、
そして受けている恩に対して報いましょうということなんですね。
報うというのはお返しをしましょうということですよね。
文道と水譲の実践
そういう考え方、それが法徳思想なんですよね。
どちらかといえばこの日本人らしい感覚なのかなというふうに思います。
いただきますとかもったいないみたいな感覚に近いのかなというふうに感じたりもしますよね。
この法徳思想というものは、特に4つのキーワード、大事な4つのキーワードというものがあるんです。
それが、姿勢、勤労、文道、水上というこの4つがあるんですね。
それぞれ説明すると大変ですので、今日はその2つだけですね。
文道と水上、それにフォーカスをしていきたいと思います。
まず文道からいきましょうか。
どういう字を書くかといいますと、分ける。
分は大分県の分、分度器の分かな。
それも分かりにくいかな。
時間の分、1分、2分の分。
そこに度、度というのは温度とかの度ですね。
分ける度合いというようなね、そんな風な字だけ見ればね、そんな風に見えるかなと思います。
ちょっとピンとこないかもしれませんけども、これは自分の収入とか、
あとは置かれている状況に合わせて身の丈にあった生活をしようということなんですよね。
例えば、給料が20万円だったとします。
手取りですよ。
手取りが20万円だったとします。
家賃15万円のところに住んだりとか、
あとはブランド品ですよね。
高級なブランド品を買い漁ったりとか。
これはちょっと無理してますよね。
金次郎さんは、いやいや、まず自分の立ち位置、自分のキャパシティ、自分の力量というものをちゃんとしろよという風に言っているんですよね。
収入と支出のバランスをちゃんと考えて、無駄遣いをやめるという風に言い換えることもできますよね。
これが文道の第一歩というところですね。
これは現代で言う家計管理とか、あとはライフプランニングというのもそういったところに近いのかなと思います。
最近だとスマホの家計簿アプリとかで簡単にお金の流れが見えるようになったりとか、
あとは固定費を見直してサブスクの契約を見直したりとか、
そういった話もよく聞きますけれども、まさに金次郎さんが言っている文道を実践しているということなんですよね。
すごいですよね。江戸時代からこのような考え方があったということね。
まず自分の文を知って足元をしっかり固める。
これが将来の安心につながる第一歩という風に金次郎さんは教えてくれているというわけなんですよね。
そして次、文道で自分の身の丈を知って村使いをやめて、そして生活にちょっと余裕ができたとしますよね。
その余裕をどうするか。そこで出てくるのが水譲なんですよね。
水譲というのは水というのは水銭の水ですね。
それに譲というのは譲るという字ですね。
それを水譲というふうに読むんですけれども、
この水譲というのはその生まれた余裕、自分のためだけではなくて、
未来のためとか、あとは他の人のために譲って役立てていきましょうという考え方なんですよね。
要するに幸せおそわけ的な感じですね。
自分がうろった分、自分が豊かになった分を他の人にも使いましょう。
他の人の幸せに分けましょうということですよね。
文道が守りだとしたら水譲は責めというか、
あとは未来への投資とか社会への貢献という感じなんですよね。
これはすごく大事なポイントで、
金次郎さんはただ貯め込むだけじゃダメだというふうに言っているんですよね。
余裕ができたらそれを未来のために使う。
分度と水譲の重要性
例えば自分の子供の教育資金にしたりとか、将来のために資産形成を始めたりとか、
これも立派な水譲ですよね。
ニーサとかイデコとか最近よく聞きますけれども、
これも未来への水譲と言えるかもしれませんね。
そしてもう一つ大事なのが、社会のために役立てるという視点ですよね。
これは現代で言うところの寄付、あとはボランティア、
クラウドファンディングで誰かを応援するみたいな行動につながってくるんじゃないでしょうか。
フードバンクに食品を提供したりとか、地域の清掃活動に参加したりとか、
東半島地震のような災害に遭ったときに募金をしたりとか、
自分の余裕を困っている人、あとはより良い社会を作るために使う。
これも素晴らしい水譲ですよね。
さらに言うと最近よく聞くSDGS、持続可能な開発目標。
これも未来の世代のために今私たちができることをしようという考え方ですよね。
環境に配慮した商品を選ぶとか、あとは省エネを心がけるとか、
これも広い意味で金次郎さんの水譲の精神につながっているというふうに言えるのかもしれません。
金次郎さん、SDGSを先取りしていたみたいな、ちょっと大げさかもしれませんけども。
どうですか。分度と水譲。
まず自分の足元をしっかりと見つめて身の丈にあった生活をする分度。
そしてそこで生まれた余裕を未来や社会のために役立てていく水譲。
この2つって車の車輪みたいなものなんですよね。
どっちかだけじゃダメで両方のバランスが大事。
まさに前回お話をした金次郎さんの言葉。
道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。
これにも通じると思いませんか。
しっかり稼いで生活の基盤、経済イコール分度を整える。
でもそれだけじゃなくて、ちゃんと周りのこと、未来のこと、道徳イコール水譲も考える。
このバランス感覚が金次郎さんの教えのすごいところであり、
現代を生きる私たちにとってもめちゃくちゃ大事なヒントになるんじゃないでしょうか。
金次郎の教え
今日の学びのポイントをまとめると、1つ目は持続可能な生活設計。
家計簿をつけたり、ライフプランを考えたりするのってまさに金次郎流の分度と言えると思います。
2つ目は社会貢献への意識。
自分のためだけじゃなくて、未来や他の人のために何ができるのかなって考える水譲の心。
これが言ってみればSDGSにもつながってくるのかなというところですよね。
やっぱり金次郎さんって奥が深いですよね。
ただの勤勉な少年というわけじゃなかったというところですよね。
というわけで、今日の金曜日の金次郎はここまでとしたいと思います。
法徳指導、まだ資生と勤道の2つが残ってますからね。
この話はまた次回ということで、じっくりお話をしたいと思います。
今日の話は聞いて、ちょっとでも面白かったと思った方はぜひともいいね。
あとはフォローもよろしくお願いいたします。
この私の放送の感想、お話が聞きたいというリクエストなどあれば、
ぜひコメントや人生相談、お悩み相談、リクエストボックスを使って
私の方まで届けていただければお答えいたします。
そして最後にちょっとだけお知らせをしたいと思います。
私、興文がオンライン学習プラットフォームのユーデミーで
文句モード7日間チャレンジということをまだ実は作っている最中なんですよね。
いつになったらできるんだという感じですけれども、完成したらまたお知らせをしますので
チェックをしていただけたら嬉しいです。
というわけで、連常院副住職の興文でした。
ではでは、またね。
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