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今回はお悩み相談会をお送りします 。 「ハスノハ」というお坊さんが答えるQ&Aサイトに寄せられた、10代の女性からのお悩みです 。
美術部に所属し、批評会などで議論が白熱すると、つい歯止めが効かず傲慢で偉そうな主張をしてしまい、後で自己嫌悪に陥ってしまうとのこと 。 「生意気だと思われたくない」「こんな自分が情けない」という切実なご相談です 。
ご自身の状態を深く分析できている相談者さん に対し、美術への情熱は素晴らしいと前置きした上で 、白熱してしまう時の具体的な対処法として、 ・自分の感情(優越感、怒りなど)を客観視し「ラベリング」する ・声が大きくなるなどの「身体的変化」に気づく ・作品の背景や作者の状況など「視点を広げて想像する」 ・相手を「敵」ではなく共に高め合う「同志」と捉える ・あえて「謙虚な態度」を演じてみる といった仏教の考え方も交えたアドバイスをお送りしています。
#standfm #お悩み相談 #仏教 #蓮城院 #コウブン #傲慢 #自己嫌悪 #人間関係 #コミュニケーション #美術部 #高校生 #アンガーマネジメント #客観視 #謙虚 #癖を直す
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美術部に所属し、批評会などで議論が白熱すると、つい歯止めが効かず傲慢で偉そうな主張をしてしまい、後で自己嫌悪に陥ってしまうとのこと 。 「生意気だと思われたくない」「こんな自分が情けない」という切実なご相談です 。
ご自身の状態を深く分析できている相談者さん に対し、美術への情熱は素晴らしいと前置きした上で 、白熱してしまう時の具体的な対処法として、 ・自分の感情(優越感、怒りなど)を客観視し「ラベリング」する ・声が大きくなるなどの「身体的変化」に気づく ・作品の背景や作者の状況など「視点を広げて想像する」 ・相手を「敵」ではなく共に高め合う「同志」と捉える ・あえて「謙虚な態度」を演じてみる といった仏教の考え方も交えたアドバイスをお送りしています。
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サマリー
10代の女性が、自身の美術に対する情熱からくる傲慢な態度に悩んでいます。彼女は議論中に強い意見を述べることが多く、その後に自己嫌悪に陥る様子を語り、傲慢さを改めたいと考えています。このエピソードでは、10代の悩みとして「つい偉そうに言ってしまう癖」に焦点が当てられ、謙虚さの重要性とその対策について考察されています。また、冷静に行動することの重要性や、他者との関係を深めるための視点の変え方についても触れられています。
悩みの相談
どうも、コウブンです。
栃木県の片田舎にある蓮城院というお寺で、副住職をしております。
今日は、お悩み相談会をお送りしたいと思います。
このお悩み相談会というのは、
ハスノハというお坊さんが答えるお悩み相談のウェブサイトというのがありまして、
そちらに寄せられたお悩み相談を、私、コウブンが答えるというものでございます。
というわけで、早速いきたいと思います。
10代の女性の方より、タイトル、「傲慢な自分が嫌になります。」
本文をお読みいたします。
こんにちは。こちらでの相談が初めてになるので、
お見苦しい点などがあるのをどうかご容赦ください。
私は学生で進路は美術系を目指しております。
部活も美術部です。
時折、部活の顧問や部員たちとさまざまな作品について、
批評会のようなものをしたりします。
各々、その作品に対しての所感など好きに述べたり、
顧問はその作品をどう評価するかを聞いたり、
ラフな感じで行います。
高校生が絵画作品を出品する大会があり、
その大会中の作品をよく批評します。
その時、私も自分の意見や美術に対する考え方を述べる機会があります。
議論が迫熱していくと歯止めが効かなくなって、
私はかなり正直に偉そうに主張してしまいます。
作品について強く批判することもあります。
議論が終わった後、冷静になると、
自分の態度の傲慢さに気がついて嫌になって、
その時の自分を消してしまいたくなります。
私はまだ高校生だし、美術について真剣に考え始めて、
まだ年数も多くないので、
美術という広い世界について本当にわずかしか理解がないはずなのに、
他人の作品をそれほど偉そうに批判するほどの立場ではないはずなのに、
あんなに強く意見するべきじゃなかったと後悔しています。
生意気だと顧問や仲間に思われたのではないかとすごく不安になります。
幼い自分が今置かれている領域は、
広い世界のほんの一部だとわかっているつもりです。
その領域について全く詳しくないと言えるほどに未熟なのに気を抜くと、
その領域についてまるで全てを知っているかのような
作詞をしてすごく傲慢な態度を取ってしまっている気がします。
小さい頃から美術だけに関わらず、
こういう生意気で傲慢な癖があります。
いっそこの世界の全てを知って、
自分がいかに小さいかを本当の意味で理解してしまいたいと思うのですが、
この世界を全て知ろうと思うこと自体、傲慢かもと思います。
そもそも自分が傲慢で嫌だという考えも、
自分自身というより自分の傲慢な性格により
人に嫌われる未来を祈っているから存在しているのだと思うので、
自己中心で余計に愚かな気がします。
卑屈に考えすぎなのかもしれないけど、
感情的になると無意識的に傲慢な態度を取る自分がすごく幼稚で、
情けなくて恥ずかしくて生き恥のように思われます。
私の根底の本性が傲慢な態度を取っているのではないかと嫌になります。
本当にこれを改めたいです。
どうしたら傲慢な態度や発言をやめられるのでしょうか。
まとまりのない文章ですみません。
というお悩み相談でございました。
傲慢さの自覚
非常に長いんですが、ただこの文章を読む限り、
すごくこの人は知的だなって私はシンプルに思いました。
自分の行っている、取っている態度、行動、
そういったものをちょっと俯瞰して見れる、
ちょっと引いた感じで見れるという、
自分の行動は良くなかったなって反省しているという、
これはなかなかできることではないと思います。
なのですごく知的な方なんだろうなって。
文章の書き方もまとまりのない文章と書いてありますけど、
十分伝わるかなと思います。
すごく感情表現がしっかりしている。
言葉もしっかりしている。
なのできっと頭の言い方なんだろうと、
そんなふうにまずは思いました。
その上でこの方の相談内容ですね。
傲慢になってしまうのが嫌だよと。
それで傲慢な態度を取り過ぎちゃうから、
人に嫌われているんじゃないかという悩みですよね。
要は暴走してしまう癖があるということですよね。
なかなか難しい問題ですよね。
なんせこの方は美術家はきっと大好きなんだと思います。
大好きだからこそ真剣だからこそつい熱くなってしまう
ということなんだろうなって。
まずそのやっぱり熱い気持ちを持つこと自体は
悪いことじゃないと私は思っております。
やっぱり何かに熱中する。
自分の好きと思うもの。
そういったものに対して最大限の力を尽くすというのは
これは素晴らしい才能だと思います。
なのでその情熱自体は悪いことじゃないというふうに
思っていただきたいなと思いました。
その上でつい白熱して傲慢な態度。
叱らせちゃうということなのかな。
傲慢だからちょっと偉そうに相手を見暮らしてしまう
ということだと思うんですが。
やっぱりそうやって態度を取ってしまうのは何でかな
というのをまずは分析してみるのはいいんじゃないかな
と思うんですよね。
どういうことかというと、議論中に心が熱くなって
相手が間違ってるとか自分の方が上だみたいな
この作品はレベルが低いといった考えが
選んだ瞬間に今自分は傲慢な考えが出たな
満が出たなって客観的に思うとか
あとはラベリングをするといいかもしれないですね。
どういうことかというと、これがどうしてなのかという部分。
改善の提案
優越感なのか怒りなのかそれとも見下しているのかみたいな
今の言葉は怒りだとか優越感だとか
そうやってラベリングをちょっとしてみるというのは
そういうふうに頭の中でちょっと考えてみるというのを
持つだけでも結構違うのかなと思うんですね。
あと他にも人間って怒りとか感情が高まると
独特の行動をしてしまうことってあるんですよね。
声が大きくなるとか呼吸が浅くなるとか
眉間にしようとかそういった自分の身体的な変化みたいなものが
気づくだけでも今この癖が出てるから
今私はちょっと怒りの感情、傲慢な感情だみたいな
そんなふうに気が付いている。
そのような形を持って今自分が議論で白熱して
自分の態度がどうなのかっていうのを
冷静に見てみるというのが大事なんじゃないかなって思いますね。
仏教でもそのような考え方あるんですね。
今どういうふうに態度をとっているか
気づきみたいなものを持つという。
なのでそういう実践をしてみるのがいいのかなと思います。
他にも視点を持つこと、もっと広げることっていうのは
大事かなって思うんですよね。
要はこの自分の意見だけじゃなくて
他の人はどう思うのかなとかね。
あとは例えばその作品を批評しているのであれば
この作品の背景はどうなのかなとか
そういう部分ですよね。
例えばその作品を作った人が同じ高校生だったら
どのような環境でどのような立場で
どのような期間で作ったのかな
みたいなことを考えてみるとか
そういうとこですよね。
要は想像を広げてみるっていうことですよ。
その作品の表面的な部分だけじゃなくて
それを作るまでの過程っていうところ
っていうのはやっぱり大事だと思うんですよね。
あとは議論する上で
同じ部活動の仲間であったり
あるいは先生、顧問の先生だったりっていうのを
敵っていう風な見方じゃなくて
より深く理解したいっていうと
同志、仲間みたいな視線がいいんじゃないかな。
同じ美術というものを愛する仲間なんだ
っていうような意識っていうのはいいんじゃないかな。
相手を打ち負かすんじゃなくて
共に高め合うみたいな
そういう意識を持つっていうのは
大事かなって思うんですよね。
そのような形で視点を変えてみるっていうのは
有効だと思います。
謙虚さの重要性
あとは謙虚な心っていうのはやっぱり
とても大事だと思うんですよ。
この傲慢なものに対しての対策として謙虚。
なので謙虚を意図的にやってみるのもいいかもしれないですよね。
演じてみるって言ってもいいかもしれません。
意図的に。
あえて謙虚で対策を取るっていうようなね。
例えばそうだな。
自分でも言ってましたけども
自分なんかほんの少ししか知らないっていう言葉を
言ってみるとか。
とにかく変えてみるんですよ。
いつもと違うっていうことを。
特にやっぱり謙虚な態度を取るっていうのは
周りの人たちにもすごく良い影響をもたらしますし
また自分自身もそういった白熱しているときに
ブレーキの役割にもなるんじゃないかな
っていうふうに思うんですよね。
だからあえてやってみる。
つまり白熱しそうなときに
ちょっと俯瞰してみたり
あとは周りの作品の背景を見つめてみたり
あとはあえて謙虚に態度を取ってみたりと
その白熱しているような段階で
ちょっといつもと違うようなモード
スイッチ等を意識してみるっていうのが
やっぱりいいんじゃないですかね。
そういったことを繰り返していくと
だんだん慣れてきて
自然とそういうふうな態度を取れるようになってくると思うんですよね。
まだそういったついつい
熱い気持ちが先行してしまうと思うんですが
熱い気持ち、すなわち暴走がいってしまうと思うんですけど
暴走する前に少し冷静になって
ちょっと引いてみるっていうのを心がける。
基本的な態度としては
作品の背景だったりとか
そういったものを考えてみるっていうのを
常に意識してみるのがいいんじゃないかなと思いました。
はい、こんなところでいいかな。
冷静に行動する
ちょっと今日のは難しかったかな。
なかなか気持ちが高まると
冷静にできないですよ。
私でも同じです。
冷静に、常に冷静にっていうのは難しいですよね。
なんせ感情というのは
そういう普段のリミッターって言ったらいいのかな。
制御しているのをある意味
強制的に取っ払うための
肉体の構造的なところもありますので
それを制御しろっていうのは
無理な話だと言われればそこまでなんですが
それでもですよ。
自分に良くない癖があるんだ
っていうのであれば
習慣を改めるっていうのは
癖を改めるっていうのは大事だと思います。
とても大変で難しいことだと思いますが
どうぞ精進してみてください。
というわけで、今日のお話はここで終わりたいと思います。
今日のようなお悩み相談、人生相談などあれば
どうぞコメント欄またはフォームの方から
送っていただけば必ずお答えします。
どうぞよろしくお願いいたします。
というわけで、連常院副住職の幸文でした。
ではではまたね。
15:15
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