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2024-07-14 18:53

#37 向いていない仕事の向き合い方

▼ハスノハサイトはこちら!
「向いていないと分かっているけれど」 https://hasunoha.jp/questions/71616

📻 職場の人間関係シリーズ第3弾!
今回は歯科医師の悩みに迫ります。

仕事への適性、患者とのコミュニケーション、スタッフとの関係など、現場で直面する様々な課題。
そして親の期待と現実のギャップ。

蓮城院副住職のコウブンが、悩める歯科医師へアドバイスを贈ります。

仕事の継続か転職か、人生の岐路に立つ時、何を基準に決断すべきか。
キャリアと人間関係に悩む全ての人必聴です!

#職場の人間関係 #歯科医師の悩み #キャリア相談
#仕事の適性 #コミュニケーション #人生相談
#お悩み相談 #仏教の知恵
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おはようございます、コウブンです。座禅をしたり、パスを育てたり、野菜を作ったり、最近ではアートギャラリーの企画をしたりしています。
さて、本日もですね、お悩み相談会をお話ししていきたいと思います。
職場の人間関係シリーズの第3弾、3日目ですね。
本日のお話も、アスノハというお坊さんがお悩みに答えるウェブサイト、そちらに寄せられた相談をお答えしていきたいと思います。
では早速、そのサイトの方を見てみます。
30代男性の方、題名が向いていないとわかっているけど、初めましてよろしくお願いします。仕事の悩みになります。
近い死になって3年がたって、自分はつくづくとこの仕事に向いていないんだと苦しんでいます。
手が不器用、人と接することが苦手、患者さんの訴えをうまく受け取りきれない、気遣いができない。
気をつけていても同じ過ちを繰り返し、同じ失敗をしてしまいます。
自分で考えることが苦手で、自己分析をする習慣もなかったので、自己分析するようになったのですが、うまくいきません。
体力もないせいか、診療が終わってからぐったりしてしまい、練習や勉強をする元気もありません。
意識が低い、やる気がないせいだからでしょうか。
仕事も遅く、同じことを注意されすぎて、スタッフとの仲も壊れてしまいました。
さらに、給料も3分の1減給されてしまいました。
食いつぶしの効く仕事ではないので、何とか食らいつきたいし、母が開業することを楽しみに待っているので、
今まで迷惑や心配ばかりかけてきたから、期待に応えたいのですが、それも苦しくなっています。
今まで苦しいこと、苦手なこと、人と接することを避けてきた報いなんだろうと思っていますが、体と心が苦しいです。
といった相談内容です。
すごく切実な内容ですね。
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これはちょっと長い質問文だったので、少しまとめます。
まず、地下医師、歯医者さんとして3年目の方が、仕事の適正について悩んでいるという内容です。
主な問題点としては、自分の技術的な課題ですよね。不器用さとか、同じ過ちの繰り返しとか、そういうところですよね。
あと、対人関係、患者とのコミュニケーション、気遣いがあまりできないというところ。
あとは、自分の自己改善があまりできないというところ。
自己分析が不慣れであるということと、勉強・練習への意識が低下しているということ。
それと、職場環境の悪化、スタッフとの関係悪化、給与が減額しているということ。
それと、親御さんからの期待と、現実とのギャップ。
お母さんの開業への期待、そして自分の実際の能力が乖離している。
そういったことで悩んでいる。そこが問題点なのかなと思いますね。
自分自身ともに苦痛を感じている。仕事をどうしようかというふうに悩んでいるという、そんな悩みですよね。
非常に難しい問題ですよね。
だけど、私もお坊さんになる前にサラリーマンをやったりしてました。
サラリーマン自体もいくつか仕事を変えております。
なので、どちらかというと仕事を変えることに対してあまり抵抗がない方なんですよね。
この相談者さんの悩みに対して、的確な人物なのかというと、もしかしたらそうじゃないかもしれません。
それでも一応、私なりに精一杯答えていきたいと思います。
これを言ったら、もともともないかもしれませんが、親御さんの期待は確かにあるかもしれませんけども、
仕事はあくまでも生きるための手段ですので、仕事をして、そして自分の人生を築いていくというわけですね。
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自分の人生を生きるための手段なんですよね。
そういうことを立つのであれば、幸せじゃない苦しい状態で仕事を続けるというのはやっぱり健全じゃないのかなというのがあります。
親御さんの期待は確かに答えたいという気持ちはわかるんですけども、
親御さんの人生じゃないんですよね。これは相談者さんの人生なんで、
もしも仕事を辞めたとしても、その時は謝ればいいですし、何なら期待に応えなくたって健康に元気でいれば、そっちの方が親御さんも喜ぶんじゃないでしょうかね。
というね、全否定をしてしまうところから始まっちゃったんですけども、
まずですね、仕事を継続する上で改善していきたいというところでお話をしていきますと、
まずいくつかの問題点がありましたよね。
まず最初に言っていたのは技術的な課題ですよね。不強さだったりとか、同じ誤りを繰り返すというところ。
これをですね、改善するにはどうするかというのは、
そうですね、不強さに関しては、はっきり言ってこれはもう直らないとは思います。
残念ながらね、ような人とそうじゃない人っていうのはこれの中にはいるんですよね。
同じ時間をかけて、同じようにやってるつもりでもレベルの差っていうのは出てくるんですね。
で、そう言っちゃうともう突き放しちゃうようですので、どうしたら不強さを改善できるかって言ったらですね、
何が自分がダメなのかっていうところを観察するっていうことだと思うんですよね。
完璧にはできないとは思うんですけども、それでも自分の悪いところっていうのを見つめ直す。
簡単ではないですけども、自分の失敗したっていうふうに思ったときにですね、
何が失敗したところだったのかっていうのをきちんと振り返って、そこを改善するように意識を向けてみるっていう、
積み重ねで徐々に失敗が少なくなってくるのかなと思います。
そして次の部分ですね、対人関係の困難についてを改善するのであれば、
コミュニケーションがうまく取れないんだっていうことだと思うんですけども、
これはですね、難しいんですよね。
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やっぱりね、コミュニケーション得意な人、不得意な人っていますよね。
これは器用さの部分と一緒なんですけども、
やっぱり少しでもコミュニケーションを取らなくてはいけないんだって思ってるんであれば、
やっぱり意識を向けるしかないですね、そこに対して。
やっぱり自分視点じゃなくて相手視点で考えるのは一番いいですよね。
自分が同じことを言ったとしても、受け取り方は人それぞれですけども、
この方だったらこういうふうに受け止めるかなっていうところをちょっとだけ考えてみる。
自分がこういうふうに話をしたときに、この人はこういうふうに受け止めるだろうかっていうのを考えてみる。
っていうのは大事かなと思います。
受け取り手のことを少し頭に入れながら話してみるというところですね。
それが気遣いになってくるのかなと思います。
患者さんとのコミュニケーションなんですけども、
やっぱりいろんな患者さんが来て忘れてしまうということはあると思います。
ですので、もうちょっと密に取りたい点であれば、メモを取るっていうのは大事かもしれません。
今、スマホとかありますので、メモを取るものっていっぱいありますので。
あと、おそらく患者さんですから軽手があると思うんですけども、
そこにその人の特徴っていうんでしょうかね、そういったところも書いてみるっていうのもいいかもしれませんね。
果たしてそういうことができるかどうかは分かりませんけども、
とにかくそういった個人情報の部分をですね、本当にその医療行為のデータだけではなくて、
その人の人間性の部分もきちんと書き留めておくっていうのは大事かもしれません。
そして、他の問題点としては、自己改善があまりできないというところですよね。
自己分析が不慣れであるとか、勉強や練習への意識が低下している。
これはきっともうやる気の問題になっていきますよね。
おそらくですね、嫌だなと思っている仕事が嫌だなと思っているから、こういう状態になってしまうんだと思うんですけども、
つまらないって感じているとか苦しいって感じているからですよね。
これもね、簡単なことではないんですけども、やっぱり楽しむような意識を持つというのが大事ですね。
興味を持つというのは大事ですよね。
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どうやったら興味を持てるのかというと、やっぱりよく知るっていうことでしょうかね。
私の過去の経験からすると、仏教のことが嫌いだった頃っていうのは、仏教のことを知らなかったからなんですよね。
知らないからこそ、よくわからないから、もうめんどくさいから、これくさいっていう風にね、なんかそういう風にからつけちゃうんですよね。
なので、勉強があんまりできない、意識ができないっていう必要に勉強しようっていうのもちょっと難しい話なんですけども、
その今やってる自分の仕事のところをもう少し深掘ってみる。
もしかしたら自分の仕事だけじゃなくて、関係する部分でもいいかもしれませんね。
歯医者さんの場合だとどうなんだろうな。
ちょっとあまり思いつかないんですけども、その歯医者さんとしての仕事の付随するところといったところを少し勉強してみるのもいいかもしれません。
そこに興味を持って関連して、自分の仕事というものに対して誇りが持てるようになってきて、だんだんと仕事が好きになっていくという過程をもしかしたら踏めるかもしれませんので、
自分の仕事はもちろんですけど、それ以外のことも少し学んでみるというのを意識してみるというのは大事かなと思います。
あと職場環境が悪化してしまったというところですよね。スタッフとの関係が悪化、そして給料が減額してしまったということですね。
これもね、やっぱりどうでしょう、自分の行動でしょうね、結局。
まずスタッフとの関係が悪化、人間関係の悪化ですよね。
自分が人のことを嫌いになる理由というのをね、自分だったらどう思うかなというところを考えてみるといいかもしれませんね。
私が嫌いな人というのは、やっぱり自分勝手な人ですよね。相手のことを思いやりがないというような人。
そういう人は嫌いだなと思っちゃいますよね。
逆に思いやりがある人、ありすぎてもちょっと困るんですけど、ある人に対しては感謝の気持ちは芽生えますよね。
なのでね、スタッフとの関係というのは、おそらく自分勝手な言動というところが大きいのかなと思うんで、
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その会話する相手のことを思いやった部分というのをですね、つまりこれも受け取り手の気持ちを考えるということですよね。
これは大事かなと思います。
給与の減額に対してですけども、給与の減額というのはよっぽどのことじゃないとなかなかないですよね、普通に考えると。
なので、おそらくそのぐらいのペナルティーを与えなければならない事件がね、事象があったのだと思います。
なので、そういった事象を二度と起こさないようにしていく。それしかないですよね、給与改善は。
そのペナルティーから回復するという条件をですね、具体的に上司に聞いてみてもいいかもしれませんね。
どうしたら回復するのかってね、それを聞いた上でその内容に努めるという、それが一番だと思います。
はい、そして何だったかな、機体と現実のギャップというところですね、お母さんとのお母さんの機体。
これはね、最初にも言った通り、自分の人生ですから、相談者さんがやっぱりね、この仕事は向いてないなと思ったら離れるのが一番だと思います。
なかなかね、他の業界に行くな、業界にいるかもしれませんけど、自分の人生をね、自分の人生というスパンで見たら、仮に80年だとしたら仕事を何歳までできるかわかりませんけれども、
その今の年齢から仕事できる限界までの年齢が苦しい時間がずっと続くのか、それとも新しい業界に移って、最初の苦しみを乗り越えて、その後心が楽になるのか、どっちがいいですかって話ですよね、これは。
私だったら、新しい業界に飛び込みますね。どうしても嫌だったらですよ、今いる業界が。改善したいと、改善するのはもうこれ以上は無理だと思ったら離れてみる。
そしてね、親御さんに期待ができない、期待に応えられないのは、それは素直に謝ればいいと思います。
それよりも、あなた自身が、相談者さん自身がですね、人生を楽しく生きるという、そちらの方を、その姿を見せた方が絶対ご両親も喜ぶのかなと思います。
そのような返答です。今言ったことをまとめようかと思ったんですけど、結構ダラダラとしゃべっちゃったんで、まとめるのは難しいので、そこはまとめは割愛いたします。
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ではですね、本日もお悩み相談会の、そして職場の人間関係シリーズ第3弾のお話でした。
今日のお話を聞いて、ご感想、ご意見、あるいはまた自分自分もお悩み相談してみたいという方がいれば、コメントの方までよろしくお願いいたします。
連常院副住職の郷文でした。ではでは、またね。
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