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お疲れ様です。経営企画のたばこ部屋、16回目の配信ですね。 パーソナリティのきりんです。よろしくお願いします。
管理会計の話を今日はしようかなと思うんですが、制度会計と違って非常に概念が曖昧で、よくわからないものが、この管理会計なんだなと思うんですね。
制度会計って、いわゆる JGAP と言いますか、IFAS とか言いますけれども、ああいった国際会計基準とか、日本の会計基準とか、基準が決まったものがあって、そのルールにのっとって、もちろん解釈とか、なかなか当てはまりづらいものについては、いろいろと考えながらやるという部分ももちろんあるんですけれども、
それでもですね、大枠の考え方、概念、ルールというものがあるのが制度会計でして、フリーとかそういう会計システム上に入力するためには、そのルールや枠組みにのっとってやりましょうというものが制度会計なんですけれども、そういうルールがなくて、でもなんとなくみんなやっているのが、この管理会計っていうものなんじゃないかなと思ってまして、
自分なりにそれについてどう思うのかというか、管理会計って何かっていう問いについてはちょっと大きいんですけど、その辺をお話したいなと思ってまして、管理会計って本いっぱいあるじゃないですか、いっぱいあるんで読んでみるんですが、
なんか募金の延長というか、一つのちょっとした計算方法とか指標みたいなことばかり載っていませんか、例えばROEの計算の仕方、ROICの計算の仕方とか、なんかROAとかいろいろあるじゃないですか、ああいった財務指標の分析によって財務状況を診断して会社のアクションにつなげるのであるとか、
もちろんそれも一つだと思いますし、あとは、そうですね、募金でもあったと思うんですけど、工業募金のところとかでも話があった、標準減価計算とかですね、なんか減価計算を一つの商品を作ったときに、それがローム費がどれぐらいでとか、直接経費がどれぐらいでとか、なんかそういうことを考えながら区分していくもの、
いわゆるアクティビティベースドコスティングとか言うんでしたっけ、ABCみたいなやつがあるじゃないですか、いろいろあるんですけど、そういうものだったりとか、いわゆる一定のルールとか計算の定義があって、それにのっとって計算するのが、ちょっと制度会計上求められる情報では必ずしもないかもしれないが、管理会計上必要になる計算手法であるみたいな、
そういう紹介のされ方って多くないですかね、僕もそれがいわゆる管理会計なのかなというふうに学生時代とかから本を読んでて、思ったんですけど、どうも実際経営企画をやっていて、管理会計というものにあまり納得がいってないというか、というのが最近なんですよね、
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そもそもの目的に立ち返りたいわけなんですが、制度会計と管理会計という2つの部分でやりたいんですけど、財務会計って今ちらって言いましたが、財務会計っていわゆる制度会計とほぼほぼ似たような意味で使われていると思います、ここでは制度会計に統一しますけど、制度会計は実績の管理だと思うんです、
あくまで過去に何が起きていたのか、その起きていた過去に関する解像度を可能な限り共通のルールでもって高めて、分かりやすく正しく企業の過去を、実績を把握しようというその目的だと思うんですね、
それに対して管理会計って何であるべきかというと、同じように過去の実績について解像度を上げようではないはずなんです、管理会計というのは何を管理するかというと、将来の会社の動きについて管理するということだと思うんです、
思うなんですけどね、将来のコーポレートのアクションについて正しい実績の管理でもって、どのように動くべきなのかを予測を立てて、数字でですね、KPIとかそういったものを予測を立て、このままだとこうなってしまうので、そうならないように手を打ちましょうというふうな示唆に富むようなものですね、それが管理会計なんじゃないかなと思うんですね、
だから微妙なところで言うと、内部取引とかあるじゃないですか、部署間での内部取引、ある部署に売り上げが立ってある部署に費用が立つみたいな、別に制度会計上は前者の話しかしないんですけど、部署単位でのPLみたいなのを出したいよねと、それも一つの管理会計だと思うんですけど、それはやるわけですよ、もちろん内部取引は付け替えますし、
共通費配付というのがありますよね、いわゆる本社経費というんですかね、何か前者で使うようなシステムがあって、それが情報システム部とかその辺についているのであれば、これは前者で使っているんだから、前者の各事業部の人の頭数に応じて安分しましょうとかいうことをやるわけですね、これが共通費配付とかいうものなんですけど、これも当然やるわけですよ、これもやるんですけど、
これもやっぱり過去の話じゃないですか、実績としてそういう、例えばスラック使いましたとか、Zoomを使いましたとか、そういう費用について各部署に配付しました、つまりこれは過去の月の、今月のでもいいんですけど、実績について正しく部署単位でPLを明らかにしましたというようなものだと思うんですよね、部署単位で見たらこれは別に管理会計ではなくて、ある種ほぼほぼ制度会計だと思うんですよね、
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この部署単位で売上が立って、この部署単位で費用が立ってという話でしかないので、内部取引も配付も同じなので、このいわゆる内部取引とか共通費配付というものを管理会計だというふうに考え方もあるんですけど、これは僕は制度会計の範疇だと思うんですよ、
じゃあ何がやっぱり管理会計なのか、将来の意思決定に役立つ情報を作るためにはどういった管理会計が必要なのかというところが論点になってくると思うんですよね、それはズバリ自分で言うと将来の見込みを立てること、業績予測をすること、これが僕は管理会計というふうに言ったほうがいいんじゃないかなというふうに思ったりします。
全然管理会計というものを定義された方もいらっしゃると思うので、それに対する正しい反論になっているかどうかはわからないんですが、あくまで過去の話を制度会計、将来の話を管理会計とするのであれば、将来の話をするために今期の業績の予測、着地見込みを出すということが管理会計の第一歩だと思うんですね。
その管理会計としての着地見込みというものを出すには結構難しいんですよね。将来の話なので実績がない、仕分けがないところから将来のPLを予測するわけですから、これは全然もう募金とかそういう領域ではなくなってくる。
情報のインプットが仕分けではないのであれば、SFAとか各部署で使っている販売管理システムとか、購買仕入れ管理システムとかそういったものから情報を集めて組み合わせて、正しくない情報について正しかろうとする概念性を高める営みをする必要があって、これが管理会計だと思うんですよね。
だから、実績について云々というよりは、こうやって将来の見込みをどのように正しくするかの知恵を働かせる手法のことを僕は管理会計と呼びたい、そういうふうに思いました。
管理会計って、だからそういうちょっとした計算手法とかROEを出せれば管理会計がわかったとかそういう話ではないんじゃないかなという一石を投じてみたかったというお話でございました。
そのためにですね、着地見込みをより概念性高く出すためには、整地に出すためにはどうすればいいのかというのはまた次の話でさせていただければと思います。
今日は以上とさせていただきます。お疲れ様でした。