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2025-03-11 10:39

#0165 【配球】打者は大きく引っ張りタイプとおっつけタイプに大別される


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サマリー

このエピソードでは、打者を引っ張り型とおっつけ型に分類し、それぞれの特徴やスイングのメカニズムを詳しく解説しています。また、これらの打者のタイプによって配球がどのように変わるかについても触れています。

打者のタイプの理解
配球を考える上で、一番大事なのは、まず最初に、相手打者がですね、引っ張り型か、あるいは、おっつけ型か、ということを見極める、というのが大事だと思います。
引っ張り型というのはですね、以前に説明した配球の基本的な考え方というところの、いわゆるお尻体重でスイングすることが多いタイプですね。
どういうことかというと、野球のスイングって、ピッチングだとね、ヒップファーストとか言われますけども、お尻から体重移動することで、体重をフルに平身運動に使っていくことができる、エネルギーを稼ぐことができると言われていて、バッティングも基本的な考え方はそれなんですよ。
もう少しわかりやすく言うと、陸上のハンマー投げとか円盤投げありますよね。ああいう回転運動から物を遠くへ飛ばしたりとかする運動、まあまあ砲丸投げとかも若干そういうとこありますけども、それに近い体重移動をできるのであればした方がいいわけです。
ただ、バッティングはもちろん相手のピッチャーの投球をね、見なきゃならないでしょ。だから、野毛秀夫さんのトルネード打法的なトルネード打法みたいな感じになっちゃうとボール見えませんから、そもそもバットに当てられるのが難しい。
バットに当てないことには始まらないわけですね。前に飛ばないわけですからね。なので、今後のバランス、兼ね合いをどうするかということが永遠の課題になるわけですよ。
スイングのそういうお尻体重になりながらもですね、ものすごいスピード、ヘッドスピードを出してですね、当たればとにかく飛んでいくっていうようなことを一つの可能性にかけるというタイプ、飛ばし屋みたいなタイプ。
そういうことがね、普通にスイングしてもそれに近い運動を自然とできるような選手というのがいわゆる天性の飛ばし屋とか言われるわけですけどね。
もう一方がですね、落ち着けタイプというのは、あまりそういうお尻体重で打つという感じではないことが多いんですけれども、どっちかというとホームベース側の方に常にですね、体重を預けようとするタイプっていうんですかね。
つまり一番ぶっちゃけたことを言ってしまうと、外角アウトコースのですね、ボール玉でもボール玉だったり、あるいはボール方向に変化していく外側にですね、ボールコース側に変化していくボールだったり、
まあちょっと若干落ちるように、とにかく自分から遠ざかっていくようなボール、そういう投球に対しても対応できるようにするには、当然外のずっと外れた方に向かって飛びつくくらいの、そういう感じの体重移動をしながらスイングするということになる。
まあそれが一番いいわけですね。ただし、さっき言ってたお尻体重じゃないですから、そんなに打球は飛ばないわけですよね。自分の体から通過していってですね、ヘッドが返すところ、返してもですね、体ごと全体で長い棒となってパッと返すという感じじゃなくてですね、
本当に小手先だけチョンと返すという形で何とか前に飛ばすという、まあだからどっちかというと投球のエネルギー、ピッチングのエネルギーを急速を利用して、当てて打ち返すというね、そういうタイプになりますし、引っ張られないですよね。
当然ね、そのどっちかというと逆方向の方に体重を預けちゃっているので、預けちゃうことが多いので、当然逆側ね、右バッターで言うとライト側、センターよりライト側の方に打球が飛ぶ、あるいはファーフも結構多いということになります。
まあそうですね、例えば分かりやすいのは右バッターの場合ですと、3塁側のスタンドからそのバッターを見てた場合、そういう追っ付けタイプのバッターというのはスイングしても顔がこっち向いてくれません。見えません。分かりません。下手すると横顔すら見えない。
もう打ち終わった後、ライト方向の方とか1塁ベースの方に顔が向いちゃってるんで、左耳しか見えないみたいなね。そういうタイプよくいます。僕は写真を撮ることも当然球場で、アマチュアの試合に関しては特にあるんですけれども、一番困るんですよね。
3塁側だから人気がないというか、なんでかというと、1塁側にいて同じ追っ付けタイプで、レフト側の方にしか打球を打たないという選手は、そうは言ってもスイングした後に1塁がベースの方に走るじゃないですか。顔が1塁側のベンチの方に向くわけですよ。
カメラマン席の方でね。絶対向くんです。右バッターは当然顔最初から1塁側の方向いてますから、全員とにかく1塁側にいればですね、打ち終わった後の顔とかも含めていいんであれば、全員の顔がとりあえず抑えられるんですよ。
しかしですね、3塁側のカメラマン席にいる時に、右バッターの追っ付けタイプがいると、例えば3打席、4打席に立ったとしても全てがセカンドボロとか、ライトフライとか、そういう反対方向、逆方向の追っ付けみたいな打ち方で終始すると、顔が映らないまま終わっちゃう可能性があるんですよね。
それでもね、一応その構えている時の格好だとか、ほんの一瞬こっちの方、3塁側の方向いた時を狙っておいて、本当にすかさずバシャバシャと撮っていれば、顔が何とか映っている場合とかもあるんですけれども、
ベンチも1塁側だったりするとですね、3塁を見ている時ですらね、ずっと顔が背中しか向いていない感じになっちゃうので、本当にね困るんですよね。
引っ張りのバッターであれば、お尻体重で打った後に思いっきり体が3塁側の方に開きますからね、当然顔も映るということになるんですけれども、そういうところで見分けがつくんじゃないかなと思いますので、
スタンドで見ている時でも、特に3塁側のスタンドに座っている時は、なんだかこの選手全然こっち向いてくれないなぁと思う選手は追っ付けタイプだと思ってください。
まあ今日はね、すいませんこれ10分ぐらいで話しなきゃならないので、そういうタイプがいるっていうことで、それが背球に大きく変わってきますよと。
そういうタイプなのか、追っ付けタイプなのか、そういうお尻体重での引っ張りタイプなのかによって、背球全然違ってきますよっていう話にだけしておきたいと思います。
万能タイプとその特徴
超超基礎的なところですね。
今後のね、背球話になる時も当然このパターンが出てくると思うので。
今一つだけ追加しておくと、この稀にこれを使い分けるタイプ、引っ張りと追っ付けを使い分けるタイプ、いわゆる万能タイプというのがいたりするんですね。
それも2種類タイプがいてですね、カウントによってその引っ張りなのか、あるいは追っ付けなのかを切り替えるスイッチチェンジ的なタイプとですね、
一番本当に厄介なのは、追っ付け中心なんだけど追っ付けるような体重指導をしていながら、反応してスイングの途中から引っ張り、いわゆるお尻の方に体重を持っていくことができたり、
あるいはですね腕の使い方をうまくですね体の近くを回してですね、追っ付けるような打ち方をしているのに体に近いところもさばいて引っ張ることができる。
まあないし、センター方向に打ち返せることができる。これ一番厄介なんですよね。
なんでかというと、引っ張りの専門の選手というのは当然その最初の頃に、あの他のところでね僕話してますけれども、接点を外すことができるんですよね。
うまくボール玉を使うと、どんなに振っても当たらないところをボールが通過する。
スイングも要するに満位置にも当たらない、離れたところ、バット軌道よりも離れたところを通過することができるんですけど、追っ付けタイプはそれができない。
で、何でも外のボールを打てるようになっていて、当然そうするとインコースでぐじゃっとさせるというのが一つの弱点というか、詰まらせるというのが一つの攻め方になるんですけど、それも対応されちゃうということになるわけですよ。
なのでそういう選手は厄介だなということで、こういうタイプを中心にこれからも話していきたいと思っております。
配給話は深いですよ。ということで、次回以降も楽しみにしていてください。それではバイバイ。
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