地域経営コースの概要
さて今回は、敬和学園大学が2026年4月に新しく作る国際教養学科ですね、その中の地域経営コースについていただいた資料にもとに深掘りしていきたいと思います。
YouTubeのトランスクリプトなんかもありますね。
はい、よろしくお願いします。
このコース、ビジネスの力で地域を支えるっていうキャッチフレーズ、なかなかこう目を引きますよね。
そうですね。
福祉とか農業、あと町づくり、そういう分野の学びに募金とかマーケティングみたいな、いわゆるビジネススキルを掛け合わせるっていう、地域が抱える課題に新しい視点でアプローチする人材を育てる、そういう狙いみたいですね。
資料を見るとですね、単に知識を頭に入れるだけじゃなくて、今の地域社会ってかなり複雑な課題がありますから、それに対して実践的に解決策を見つけていく、そういう力を養いたいっていう意図が強く感じられますね。
なるほど。
特に農福連携とか、あとファンドレイジング、こういう具体的なキーワードが出てきています。
これは、あなたがご自身の地域を見つめ直すときにも何かヒントになるかもしれませんよ。
へー、農福連携にファンドレイジングですか。それはちょっと気になりますね。じゃあ具体的に見ていきましょうか。
ぜひ。
まず、このコースの根っこにある考え方ですけど、文化、福祉、まちづくり、これを学びつつ、そこにちゃんとビジネススキルも加えると。
はい。
これで地域の人たちとか、行政とかと一緒になって主体的に地域を動かしていく、そういう力をつけるということですね。
まさにその通りです。背景としては、やっぱり今の地域社会の問題っていうのが、もう従来の福祉の枠組みだけじゃちょっと対応しきれないくらい複雑になっているっていう、そういう認識があるんですね。
あー、なるほど。
例えば、資料にもあった農福連携。これは少子高齢化で農業の担い手が減ってるっていう問題と、一方で障害のある方の働く場所がなかなか少ないっていう福祉の課題。この2つをうまく結びつけようっていう取り組みなんです。
なるほど。農業と福祉、両方の細かいことを一緒に解決できないかっていうユニークな取り組みなんですね。
ええ。
資料によると、2017年くらいから全国で結構活発になってきて、最近だと障害のある方だけじゃなくて、高齢の方とか引きこもりの方とか、そういう対象も広がってきてる。
そうなんです。そこが重要な点で。
これはなんかすごい可能性を感じますね。
社会的な課題解決の新しいアプローチと言えるかもしれませんね。そしてもう一つ、これも新しい科目として上がってるのがファンドレイジング。
これは単にお金を集めますっていう寄付集めとはちょっと違って、もっと専門的な技術とか戦略を使って、その社会的な課題を解決するためのお金を調達する手法なんですね。
国の補助金とかに頼るだけじゃなくて、ちゃんと共感を呼ぶストーリーとか、しっかりした事業計画を示して、市民とか企業から投資というか支援を引き出す、そういうスキルです。
資金調達のその戦略まで学ぶんですか。それはかなり実践的ですね。
そうですね。
他にもコミュニティデザイン。これは地域の人のつながりとか共同をどう作っていくかみたいな考え方でしょうか。
ええ、そういうことですね。
それからソーシャルベンチャー企業実践論。社会課題の解決をビジネスとしてやるその実践的な学びという感じですかね。
まさに。
こういう新しい科目が並んでいる一方で、従来の社会福祉士の養成過程は終わるということなんですね。
ええ、そうなんです。ただ注意したいのは、福祉的な視点というのはコースの基盤としてしっかり残るみたいなんですね。
なるほど。土台にはあるわけですね。
はい。つまり福祉の専門性をちゃんと持ちつつ、そこに経営的な視点とかいろんなアプローチを取り入れて、もっと広く深く地域の課題解決に取り組む、そういう人材を育てようということかなと。
新しいアプローチと科目
持続可能なコミュニティをちゃんと経営的な視点でも考えて実践できる力をつけるという、そういうコースの目的がよく現れていると思います。
あと面白いなと思ったのが、国際教養学科って全体で確か6つコースがあるんですよね。
ええ、そうです。
それぞれが緩やかにつながっているという点、例えば情報メディアコースの学生さんが、この地域経営の科目を学んで、地域の課題とか魅力を取材して、映像作品にするとか、そういう連携もあり得ると。
まさにそれですね。それが、物事をいろんな角度から見る多角的な視点を養うことにつながるんだと思います。
なるほど。
1つの専門分野だけじゃなくて、分野を横断して学ぶことで、複雑な地域の課題に対して、今までになかったような多様なアプローチとかアイデアが生まれるんじゃないかと、そういう期待があるんでしょうね。
ということは、この敬和学園大学の新しい地域経営コースっていうのは、ビジネスの発想と社会的な視点、これを両輪としてしっかり回しながら、リアルな地域の課題に挑戦していく、そんな学びの場になりそうですね。
そう思います。地域にしっかり足をつけて、でもそこで新しい価値とか仕組みを生み出していく、そんな次世代の地域を担うリーダーを育てたいっていう強い意思が資料全体から伝わってきますよね。
うーん。
まさに時代の変化に応えようとしている意欲的な試みだなと感じます。
いやー、これは非常に興味深い、刺激的な取り組みでしたね。
ええ。
さて、今回の話をもう一歩進めてですね、ぜひ、あなた女性にもちょっと問いかけてみてほしいことがあるんです。
もし、あなたの身近な地域が抱えている課題に、そのビジネスの手法を取り入れるとしたら、一体どんな可能性があるだろうかって。
なるほど。面白い問いかけですね。
ええ。ちょっと視点を変えてみると、意外な解決の糸口とか、まだ誰も気づいてないような新しいチャンスがひょっとしたら見えてくるかもしれませんよ。