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2025-10-11 07:38

速報版:SBCast. #152 一般社団法人LOCAL 菅井裕太朗さん、三谷公美さん

収録直後未編集の音源まとめ

サマリー

一般社団法人LOCALは、北海道のITコミュニティを支えており、技術者や学生向けに様々な活動を行っています。特に、学生部の活動やサーモンスピリットという考え方を通じて、地域貢献を促進しています。

一般社団法人LOCALの活動
ノオト・ブク太郎
今回はですね、いただいたインタビュー記録、速報版音声をもとに、北海道で活動する一般社団法人LOCALについて、ちょっと深く見ていきたいと思います。
ノオト・ブク子
技術者の方とか、あと学生さんを、もう20年以上も支えている団体だそうですね。 そうなんですよ。設立自体は16年前なんですけど、その前の任意団体の時期も入れると、ほんと20年超えますね。
北海道のITコミュニティ、特に技術者の方々のために、彼らが何を大事にして、どんな活動をしてきたのか、そのあたりを掘り下げていくと、もしかしたら、あなたが関わっているコミュニティ活動のヒントにもなるかもしれません。
ノオト・ブク太郎
なるほど。じゃあまずは、具体的にどんなことをやっているのか、活動内容から見ていきましょうか。
資料を見ると、本当にいろいろやってますね。 道内のIT勉強会の情報を集めて発信したりとか、学生さんへの交通費支援、それから独自のイベントも、特にローカルデベロッパーデイ、通称LDDですか、これは北海道でも最大級の開発者向けカンファレンスだそうで、今年はFBI関係者も登壇予定って、これはどういうことなんでしょう。
ノオト・ブク子
LDDは彼らの活動の大きな柱の一つですね。FBIの方が来るっていうのは、おそらくですけど、最近特に力を入れているサイバーセキュリティ分野との関連じゃないかなと。
ノオト・ブク太郎
なるほど、セキュリティですか。
ノオト・ブク子
そうなんです。ローカルさんは学生向けのセキュリティミニキャンプ北海道を主催したり、あとSNRっていう、これ月例のオンラインイベントなんですけど、セキュリティの最新ニュースを共有するような場も設けてるんですよ。
へー。
他にもU16プログラミングコンテストを一緒にやったり、高校生のICTカンファレンスの運営を手伝ったり、何ていうか単に情報を集めるだけじゃなくて、次世代の育成とか技術者同士の交流とか、かなり多角的にやってるんですね。
まさに北海道のITエコシステム全体を下支えしてる、そんな感じでしょうか。
ノオト・ブク太郎
ああ、エコシステムを育ててると。すごいですね。そもそもどうしてこういう団体が生まれたんでしょうか。なんか資料には北海道が大好きっていう、そういう強い思いがあるって書いてありましたけど。
ノオト・ブク子
まさにそこが大きいみたいですね。もともとは2004年頃に、道内のいろんな技術コミュニティの主催者さんたちが集まったのがきっかけで、それで活動をちゃんと続けていこう、もっと広げていこうっていうので、2009年に一般社団法人になった。
ノオト・ブク太郎
と、法人化して。
ノオト・ブク子
やっぱり法人格があると助成金を受けやすくなったり、契約を結んだり、組織として動きやすくなりますからね。北海道の技術者が幸せになれるように、とか縦と横のつながりを作りたいっていう設立当初からの思いと純粋な北海道愛みたいなものがエネルギー源になってるんでしょうね、きっと。
ノオト・ブク太郎
うーん、なるほど。
ノオト・ブク子
あなたの周りでもそういう強いパッションが活動を支えてる例ってありますよね、きっと。
ノオト・ブク太郎
シンプルだけどすごく強い動機ですね。その支援の対象というのは、やっぱりITエンジニアの方とか学生さんが中心なんですか。
ノオト・ブク子
基本的にはそうですね。ただインタビューの中では、少しでもITに興味がある人なら、もう誰でも対象にしたいって語ってましたね。特に若い世代、学生さんなんかは、将来エンジニアになるかもしれない卵としてすごく大事に応援してるみたいです。
ノオト・ブク太郎
卵ですか。
ノオト・ブク子
ええ、一方で一般の方向けにインターネットの安全教室みたいなこともやってるそうで、裾野は結構広いんですよ。
ノオト・ブク太郎
へー、あとサーモンスピリットっていう言葉も出てきましたね。これはどういう。
ノオト・ブク子
ああ、これ面白い考え方ですよね。普通若い人が地域から出て行っちゃうのってちょっとネガティブに捉えがちじゃないですか。
ノオト・ブク太郎
まあそうですね、人材流出とか言われますし。
ノオト・ブク子
でもローカルさんでは、一度北海道を出て、外で勉強したり働いたりする若者を、なんていうか大きくなって帰っておいでって鮭みたいに送り出すと。
鮭のように。
そうなんです。将来いろんな経験を積んで、また北海道に戻ってきて地域に貢献してくれたら嬉しいなって、そういう期待を込めて応援する。
短期的に人が減るんじゃなくて、長期的なサイクルで地域への還元を見てるっていう、そういう視点ですね。
なるほどな。面白いですね。
あなたのいる地域とか組織では、人の流れってどういうふうに捉えてますか?こういう考え方はどうでしょう?
ノオト・ブク太郎
考えさせられますね。これまでの成果としては、どんなことが挙げられてましたか?
ノオト・ブク子
やっぱり一番大きいのは、学生部が世代交代しながらもずっと続いてる点じゃないでしょうかね。
ノオト・ブク太郎
学生主体のコミュニティが。
ノオト・ブク子
ええ、これなかなか簡単なことじゃないと思うんですよ。
OBとかOGが各地で活躍されてて、中には実際に北海道に戻ってきてる方もいるそうです。
ノオト・ブク太郎
おお、まさにサーモンスピリットが。
ノオト・ブク子
そうそう、形になってるのかもしれないですね。
ただ一方で、課題も認識されてるみたいで、運営側、つまり理事の世代交代がまあ難しいとか、
あとはそもそもコミュニティ活動を続けること自体の難しさとか、
必要なら活動をちゃんと畳む店じまいを計画することも大事だっていうような話もされてましたね。
サーモンスピリットの概念
ノオト・ブク太郎
ああ、終わり方も考える。
ノオト・ブク子
ええ、これはまあどこの非営利団体とかコミュニティも似たような課題を抱えてるかもしれないですね。
ノオト・ブク太郎
そうですね、その長期的な視点も踏まえつつ、今後はどんな活動に注目していくんでしょうか?
ノオト・ブク子
そうですね、引き続きやっぱり学生部の活動を口は出さないけどお金は出す、みたいなスタンスで見守って支援していくっていう方針みたいです。
ノオト・ブク太郎
なるほど、主体性を大事にするんですね。
ノオト・ブク子
ええ、OB、OGとの繋がりももっと大事にしていきたいと。
あと、これは定期的ではないんですけど、数年に1回くらい北海道の外でローカルコミュニティサミット、LCSっていうイベントもやってきたみたいなので、
そういう外との交流ももしかしたらまた考えてるかもしれないですね。
ノオト・ブク太郎
活動を知りたい場合はどうすればいいですか?
ノオト・ブク子
公式サイトはもちろんありますけど、なんかX、旧ツイッターの方が情報が早いこともあるみたいですよ。
ノオト・ブク太郎
あ、そうなんですね。
ノオト・ブク子
あとはイベント告知サイトのコンパスとか、そういうところもチェックするといいと思います。
ノオト・ブク太郎
なるほど、ありがとうございます。
今回は一般社団法人、ローカルの活動、その革新に触れてきましたけど、地域への深い愛情というか、そういうのが根底にあるんですね。
ノオト・ブク子
技術者や学生さんに対するすごく長期的な視点での支援、それが20年以上も活動を支えてきたんだなって感じました。
ノオト・ブク太郎
そうですね。特にサーモンスピリット、人材が地域から出ていくことをむしろポジティブに捉えるっていうのはすごく視差に富んでるなと思いました。
ノオト・ブク子
本当にそうですね。地域コミュニティってどうしても人が出て行っちゃうっていう課題がありますけど、それに対してまさに逆転の発想で持ち合っている。
外での経験をある意味地域への投資みたいに捉えて将来の還元を期待するっていう。
これは他の地域とかいろんな組織にとっても何か応用できるヒントがあるかもしれないですよね。
ノオト・ブク太郎
確かに。外に出て学んで、そして戻ってくるっていう人の循環。
あなたが関わっているコミュニティとか組織において、この人の流れ、あるいは循環をどういうふうに捉えてどう生かせるか。
今後の展望
ノオト・ブク太郎
ちょっと立ち止まって、このサーモンスピリットっていう考え方から何かヒントを得られないか、ご自身の状況に当てはめて考えてみるのも面白いかもしれませんね。
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