群馬県前橋の発見
ノオト・ブク子
こんにちは。今回あなたが共有してくれた、あの1週間の記録、読ませていただきました。
ノオト・ブク太郎
あ、はい、どうも。
ノオト・ブク子
いやー、群馬への旅から、えーと、地域の講座の話、それからオンラインコミュニティまで、なんか面白い発見とか、問いがすごく詰まってましたね。
ノオト・ブク太郎
そう言っていただけると、まあ日々の活動とか、考えたことを書き留めてるだけなんですけどね。
ノオト・ブク子
特に、その繋がり方?みたいなところにヒントがたくさんあるなぁと感じまして、早速ちょっと深く掘り下げていきたいなと。
ノオト・ブク太郎
はい、ぜひ。あの記録から、現代のコミュニティとか、まあ学び、それからコミュニケーションのあり方について、色々と見えてくるものがあるなとは、私も感じていました。
ノオト・ブク子
えー。
ノオト・ブク太郎
単なる個人の記録っていうよりは、なんか社会への問いかけ?みたいな側面もあるのかななんて。
ノオト・ブク子
あー、わかります。で、まず最初の注目点なんですけど、群馬県の前橋に行かれた時の発見ですね。
ノオト・ブク太郎
はいはい、前橋。
ノオト・ブク子
駅の周りの、こう歩ける範囲に、NPOの拠点とか、デザイン会社とか、あと県庁の中にも交流スペース、ギンガムとかありましたね。
ありましたね。
あと、コワーキングスペースの熱源とか、そういうのがギュッと集まってるのが印象的だったと。
うん。
横浜みたいに都市機能が結構分散してる場所とは対照的だなと感じられたみたいで?
ノオト・ブク太郎
そうですね。前橋のあの集約されてる感じは、なんていうか偶然の出会いとか、そういうのが生まれやすい環境なんだろうなと。
ノオト・ブク子
セレンディピティみたいな?
ノオト・ブク太郎
あ、そうそう。まさにセレンディピティエンジンみたいなものですよね。
ただこれ記録にもちょっと書きましたけど、他の地域、例えば横浜とか、あるいは岩手県の普代村みたいなところで、そのまま真似できるかっていうと、それはまた別の話かなと。
プログラミング講座の課題
ノオト・ブク子
うーん、確かに。
ノオト・ブク太郎
物理的に集めるのが難しいなら、例えばオンラインとオフラインをうまく組み合わせて、なんていうか仮想的なハブみたいなものを作ることで、心理的な近さをデザインするとか、そういうアプローチも考えられるんじゃないですかね。
ノオト・ブク子
なるほど。物理的な距離だけが問題じゃないと。つながりやすさをどう設計するかですか?
ノオト・ブク太郎
そこが重要かなと。
ノオト・ブク子
ふむふむ。次にですね、中学生向けのプログラミング講座の準備の話。これはかなり悩ましい課題に直面されている様子が伝わってきました。
ノオト・ブク太郎
ああ、あれはちょっと、はい。
ノオト・ブク子
平日の日中開催だと、やっぱり現役のプログラマーの方ってなかなか講師として参加しにくいと。
ノオト・ブク太郎
そうなんですよね。
ノオト・ブク子
どうしてもボランティアベースになりがちで、経済的なインセンティブもないっていう。
ノオト・ブク太郎
これはもうかなり構造的な問題ですよね。社会としてプログラミングみたいなスキルを地域で教えたいっていうニーズはあるのに、そのスキルを持ってる担い手の方々は日中普通に仕事してるわけですから。
ノオト・ブク子
ですよね。
ノオト・ブク太郎
記録の言葉をちょっと借りるなら、結局無償の善意とか普通の道を踏み外した人とか、あるいは物好きみたいな人に頼らざるを得ないっていう。これはやっぱり持続可能とは言えないですよね。
ノオト・ブク子
持続可能性ですか。
ノオト・ブク太郎
ちなみにその講座の具体的な目的みたいなところって、記録の中ではどんな感じでしたっけ。単にスキルを身につけるってことなのか、それとも地域とのつながりづくりみたいな側面もあるのかで、必要な支援の形も変わりそうだなと思ったんですが。
ノオト・ブク子
少し考えて、目的ですか。そこまで明確な記述はちょっとなかったかもしれません。でも、やっぱり地域の子どもたちに新しい学びの機会を提供したいっていう、そういう思いはすごく強いみたいでしたね。
ノオト・ブク太郎
なるほど、なるほど。
ノオト・ブク子
確かに目的がはっきりすれば、協力の求め方も変わってくるかもしれないですね。
それからもう一つ興味深かったのが、許さっていうキーワード。
オンラインとオフラインの融合
ノオト・ブク太郎
ああ、許さ。
ノオト・ブク子
これは、ポッドキャストのITトリオの日常でしたっけ。あの番組との関わりから出てきた言葉だと。
ノオト・ブク太郎
ええ、そうです。ITコミュニティとか見てると、そういう雰囲気ありますよね。なんていうか、締めるところはちゃんと締めるんだけど、無事はしない。自然体で効率化するところはしっかりやるみたいな。
ノオト・ブク子
記録にもありましたね。役の抜き方を知ってるとか、力の入れどころを知ってるとか。
ノオト・ブク太郎
うんうん。あれは質の高いアウトプットとその活動自体の持続可能性を両立させる一種の知恵なんだろうなと。
ノオト・ブク子
ああ、なるほど。
ノオト・ブク太郎
常に全力疾走じゃやっぱり疲れちゃいますからね。これはIT分野だけじゃなくて、いろいろな活動に応用できる考え方じゃないですかね。あなたの周りではこの許さ、どう欠かせそうですか。
ノオト・ブク子
いやー、確かにずっと全力じゃとても続かないですからね。自分の活動にもぜひ取り入れたい視点ですね。えっと、それからオフラインとオンラインの話。
はいはい。
群馬へのオフラインの旅も楽しかったと。でも同時にオンラインの旅も重要だと感じたという話ですね。
ええ。
ポッドキャストのリスナーコミュニティ、例えばチャットアプリのDiscordとかに参加するのも、それはそれでまた違う形の旅なんだと。
ノオト・ブク太郎
まさにそこが現代のつながり方の面白いところですよね。オフラインでリアルに会う、それがきっかけでオンラインで継続的に交流して関係が深まる。
うんうん。
逆にオンラインでずっとつなごってるからこそオフラインで実際に会った時に、ああ、あの話ね、みたいにすぐ共感が生まれたり。
ノオト・ブク子
ああ、ありますね、そういうの。
ノオト・ブク太郎
記録にもありましたけど、この2つって対立するものじゃなくて、なんていうか相互に作用し合って、より豊かな関係者を育むものなんですよね。
ええ。
だからどっちか一方じゃなくて、両方をバランスよく活用していくのが鍵になりそうだなと。
ノオト・ブク子
そういう中で最後の問いかけがすごく印象に残りました。地域活動でリアルに会う人たちとのコミュニケーションの機会って、もしかしたらオンラインコミュニティよりも少ないんじゃないかって。
ノオト・ブク太郎
ああ、そこですね。
ノオト・ブク子
オフラインでたまにしか会わない関係だと、なかなか深い話にもなりにくいし、結果としてオンラインでのつながりも生まれにくい。そういう悪循環みたいなものがあるんじゃないかっていう。
ノオト・ブク太郎
これは接触頻度の問題と、あとは場の設計の問題かもしれませんね。
ノオト・ブク子
接触頻度と場の設計。
ノオト・ブク太郎
リアルで会う頻度が低いと、やっぱり関係性を深めるきっかけ自体がどうしても少なくなる。
うんうん。
だからこそもっと気軽に継続的につながれるオンラインの場みたいなものが、もしかしたら地域コミュニティにも必要なんじゃないかという、そういう定義ですよね。
ノオト・ブク子
なるほど。記録にあったDiscordみたいに、いつでも誰かがいるかもしれないみたいな。
ノオト・ブク太郎
そうそう、そういう常設の広場みたいなものの価値ですよね。Clubhouseみたいな一家制のイベントスペースとはまた違う価値があるのかもしれないなと。
ノオト・ブク子
深いですね。今回の記録をこうして一緒に掘り下げてみると、物理的な場のデザインから働き方、学びの姿勢、日々のコミュニケーションのあり方まで本当にたくさんの示唆がありましたね。
ノオト・ブク太郎
ええ、本当に。特にオンラインとオフラインの融合による関係性の進化の話とか、専門スキルを持つ人材と地域社会とのどうやったら持続可能な関わり方ができるのかという問題。
はい。
それから、ゆるさに見る効率性と継続性の両立、これらはあなたがこれからコミュニティとどう関わっていくかを考える上でかなり重要な視点になりそうですよね。
ノオト・ブク子
ええ、本当にそう思います。最後にですね、ここまでの話を全部踏まえて、あなたに一つ問いを投げかけてみたいなと思うんです。
ノオト・ブク太郎
はい、何でしょう。
ノオト・ブク子
地域とかあるいは学校がプログラミングみたいな外部の専門スキルを本当に必要としているとしますよね。
ええ。
そうだとしたら、今の善意頼みのボランティア構造から抜け出すためには、一体何ができるんでしょうか。
その専門性という価値にちゃんと見合った対価を払って、持続可能な協力関係を築いていくためには、具体的にどんな仕組みとか考え方が必要だとあなたは考えますか。
ノオト・ブク太郎
うーん、これはまた深い問いですね。
そうですね、ぜひあなた自身の経験とか置かれている状況に照らし合わせて考えてみていただけると、何か新しい発見があるかもしれませんね。
