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こんにちは、けいこです。私は会社員を辞めて、フリーランスのコーチとして活動しております。
今日は、夫婦の家事育児分担はやってくれた事に目を向ける事が大事、というお話をしようと思います。
子どもをですね、保育園に預けて仕事をすると、
一番最初に立ちはだかる壁は、夫婦の家事育児分担だと私は思うんですよね。
仕事を復帰する前、育休の間に、夫婦で家事とか育児を、誰がどの内容をやるかっていうのを細かく決めておかないと、
後で仕事を復帰した後に、揉める原因になると思います。
そう思うのは、私自身がしっかり決めない状態で仕事を復帰してしまったので、
仕事を始めてからですね、働き始めてから何度も何度も夫とぶつかったんですね。
私が仕事復帰する前に決めていたのは、お互いに夫と私でやる家事と保育園の送迎の分担だけでした。
私は実際、夫にお願いをしたのは、毎日のお風呂掃除、後はゴミ捨てですね、週の2回のゴミ捨て、
夜の食器洗い、後は週に2回子供たちを朝、保育園へ送るという、この4つの内容のみでした。
ただですね、これはもう、誰が見ても明らかにわかるんですけど、私の方が負担が多かったんですよね。
でも、私は育児休暇を取っている間に、当たり前なんですけど、家事育児を全てやっていたので、
夫にとっては、この4つの項目をお願いするだけでも、正直今までやらなかったことを自分がやらなければいけないという気持ちがあって、ちょっと不満そうだったんですね。
なので、これ以上は増やしてはいけないと思って、私は最低限4つをお願いして、いざ仕事復帰をしました。
仕事復帰をすると、毎日やることが多すぎるんですよね。
とにかく一つずつ家事をこなそうとするんですけれども、やっぱり子どもを抱っこしてとか、
ママ、これで遊ぼうとか、話を聞いてとかいう要求を随時聞きながら対応していると、家事は全く進まないんですよね。
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気づいたら、寝る子どもを寝かしつける1時間前になっていて、まずいと思って、
慌てて子どもたちをお風呂に入れて歯磨きをさせて、寝る前の絵本を読んで、いざ寝かしつけをすると。
残った家事は寝かしつけ後にやろうと思って後回しにするんですけど、
正直、仕事をして帰ってきて子どもたちの面倒を見て寝かしつけをすると疲れてしまって、
次の日の朝に急いで起きてやるしかないという状況でした。
あの時を振り返ると、起きている時は常に急いでいたような記憶がありますね。
ゆっくりする時間は平日にはなかったなと思います。
そんな状態なのに、夫は私がお願いしていた家事を忘れてしまうことが結構ありました。
夜の食器洗いを忘れてしまって、朝起きて時間がないのでそのまま会社に行くと言って出社してしまうとか、
あと、ゴミは私がまとめて玄関に置かないと捨てに行ってくれない。
あとはお風呂掃除の当番なのに、お風呂掃除を忘れてしまってお湯を抜くだけの状態があったりとかですね。
もう忘れるのは毎日ではなかったんです。
時々は覚えててくれて、自分の担当だと思ってくれてやってはくれていたんですけども、
夫がやらなかった分って全部私がやらなければいけないんですよね。
負担が自分に回ってくるので、やっぱりその点に関しては結構不満が多かったと思います。私自身。
私より分担している量が少ないのにどうしてやってくれないんだろうとか、
忘れた分は私が後の時間にやっているということに気づいているのだろうかとか、
もうそんなふうに思ってしまうと、どんどんどんどん夫に対してイライラしてしまって、
その気持ちを結局夫にぶつけてしまって、夫の言い分ももちろんあるので、
しょっちゅうお互い喧嘩してしまうということを昔は繰り返していました。
その結果どうなったかというと、私は気づいたら、夫のできていない部分ばかりに目が行くようになってしまったんです。
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今日もゴミ捨て言ってくれなかったなとか、食器を洗うのお願いしていたけれども、全部やってくれなかったなとか、
もちろん自分も家事、育児をやろうと思っていても完璧にできていないことも多々あります。
なので自分もそういうふうにやらなきゃいけないことができていない場合もあるのに、
自分のことを頭にあげてしまって、夫に対してまたやっていないとそう思うようになっていきました。
私が仕事を復帰してから、夫婦関係はどんどん悪化していき、子どもの前で結構激しめな喧嘩をするようになっていきました。
そういう状態が続くと、やっぱりこのままではいけないと思って、私は夫への見方を変えようと思ったんです。
どんなふうに変えることにしたかというと、今まではできなかったことという原点方式で見ていたんですけど、
それではなく、やってくれたことという家庭方式に見ようというふうに決めました。
例えば、子どもたちの歯磨きをしてくれたとか、夕飯を作っている間に子どもたちと遊んでくれたとか、
洗濯物を畳むのをお願いと言ったら畳んでおいてくれたとかですね。
夫がしてくれたことを実際思い出すと、いろいろと家事も育児も手伝ってくれていたんだなということに気づいたんですよね。
それまで夫のできていない部分ばかりに目を向けていたので、不満ばかりに常にぶつけていたんですけど、
夫なりに家事育児をやろうというふうに頑張っていたんだなと思ったら、
不思議と自分の気持ちが落ち着いてイライラする回数が減っていったんです。
その結果どうなったかというと、夫に対して感謝の言葉を言えるようになりました。
食器を洗ってくれてありがとうとか、ごみ捨てをしてくれてありがとうとか、お風呂掃除してくれてありがとうとか、
分担で決めたからやって当たり前って思ってしまうのではなく、やってくれていることに一つ一つに感謝しようというふうに思うことができたんですね。
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昔のできていなかったことばかりに目を向けていたときには正直不満しか出てこなかったのに、
ありがとうを伝えるようになってからは、夫は分担した家事をだんだん忘れる回数が減っていって、
今ではほぼ毎日やってくれるようになったんです。
きっと私がありがとうと感謝の気持ちを言うことで、夫も意識が変わったんだと思います。
今日はですね、夫婦の家事・育児分担はできないことではなく、やってくれたことに目を向けることが大事なのではないかというお話をさせていただきました。
このラジオを聞いている人で、もし夫婦の家事・育児分担に悩んでいるときに、
一度ですね、相手がやってくれていたこと、どんなことを実はやってくれていたのかなということを思い出して、そこに目を向けてみると、
意外とですね、自分が当初思っていたよりも相手はいろんなことをしてくれていて、頑張ってくれているという感じがしますね。
最後まで聞いていただき、ありがとうございました。
それではまた。