こんにちは、ダルマー競馬場です。
いやー、この前、積読の話させてもらったじゃないですか。
いや、最近本読めてないんですよ、みたいな話したんですけど、
あれからね、結構、読書欲というか、読書に対するテンションみたいなのが上がってきて、結構本読めてるんですよね。
で、まあ、あのー、その、上がる前みたいに、ちょっとなんか、
まあ、本読めてないんですよねー、っていう時でも、気軽になんか本読めるようになりたくて、
ちょっと、Kindle端末とかね、買ってみようかなっていう風に考えてたんですよ。
ねー、まあ、紙の本だと物理的な場所も取るし、
まあ、いいかなー、みたいな感じで考えながら、まあ普通に本屋回ってたんですよね。
なんかいい本ないかなー、みたいな感じで回ってたら、
本、買っちゃったよね。
本、買っちゃった。
しかも全然競馬とは関係ない本買っちゃったー、もうー。
いや、買ったはいいんだけどさ、その本読むのいつよ、みたいな。
今読んでる本あるけど、みたいな。
えー、どうしようー、みたいな感じで、
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ということでねー、読んでるのは本だけではないんですけども、
あのー、最近競馬のニュースの記事とか色々読んでて、
まあちょっと衝撃的な記事というか、まあ面白い記事というかね、
あのー、まあ見つけたんで、今日はね、その話をしたいなという風に思ってるんですけど、
まあ、以前から結構言われていたことではあるんですけど、
まあ今、イギリスの競馬がヤバいよっていう話なんですよね。
ねー、まあイギリスといえば競馬の本場じゃないですか。
伝統も誇りもあって、ダービーもロイヤルアスコットもあって、
もう本当に競馬が国民の文化として根付いているような国なんですよね。
で、なんすけど、そのイギリスで今起きているのは、今後競馬なくなるかもしれないみたいな感じなんです。
えー、みたいな感じじゃないですか。
どういうことがね、ちょっと起こってるかというと、
まあ数字で言うとね、わかりやすいと思うんで、ちょっとバーっと数字お話しさせてもらうんですけど、
まず、入場者数が減ってるんですって。
2015年から比べて、平地の競馬の開催の入場者数が約100万人近く減ってしまってると。
ヤバいっすよね。これ100万人も減ってんすよ。
で、あとは売上も下がってると。
売上、まあ賭け金ですよね、馬券の。賭け金も減ってってると。
2022年から2024年のわずか数年でなんと17%も減ってしまってると。
言って、これ結構っすね。
っていうところで、それに白車をかけるじゃないですけども、
生産当数も減っていってしまってるんですよね。
で、このまんまだと2026年までには4分の1ぐらい減ってしまうと予想されてるということで、
生産当数が減ってしまってるっていうことは、出走当数も少なくなっちゃうんですよね。
今は9等前後を走ってるんですけども、
2030年頃には約7等前後、1レース出走するのが約7等前後になってしまうのではないかというところまで試算されているわけでございますね。
で、今言った数字だけを見ると、
まあでも別にそれって人気が落ちてるだけなんじゃないの?みたいな感じに思いがちなんですけど、
ここだけじゃないんですよね。
これ、今言ったところ、売上と入場者数と生産当数と出走当数減ってるんですけど、
なんとレース数増えてるんですよ。
えー!みたいな。
いや、さっき出走当数の話したじゃないですか!みたいな感じなんですけど。
そうなんですよ。レース数増えてるんですよね。
しかも増えてるので、下級クラスのレースで、
この増えてる、下級クラスのレースが増えてるんですけど、
あのー、なんて言うんですかね。
今の賞金のまんまレースがいっぱいやってるわけじゃなくて、なんと賞金上がってんすよ。
じゃあ別にいい木差しじゃないですか?っていう話なんですけど、これ全然違うんですよ。
何十年もサービス続けてるMMORPGでインフレを防ぐために何億ダメージみたいなのを当てちゃうみたいな。
そんな感じの。ちょっとわかりづらかったかごめんなさい。今の話、忘れてください。
あのね、インフレを調整するためにこうやって額面では上げてるんですけど、
レースの価値が上がってるから賞金が上がってるっていうわけではないんですよ、というところでございます。
これはつまりどういうことかっていうと、レースが増えてるから拡大してるわけじゃなくて、
一つ一つのレースの価値っていうのがどんどんどんどん薄まっていってしまってるっていう話なんですよね。
これが起きてる理由っていうのがめちゃくちゃ深刻で、
簡単に言うとイギリスって競馬に戻ってくるお金の仕組みがもろすぎるんですよね。
日本だと券買うといくらか戻ってくるんですよ、競馬を運営するために。
これは詳しくはちょっと後で話しますけども、戻ってくるんですけども、
イギリスの競馬に戻ってくる還元率って約売上げの0.5%なんですよ、ざっくり言うと。
0.5なんだっていう感じなんですけど。
ちなみにこのフランスとか日本もそうですけど、パリミチュエル方式っていう、
1回みんなにプールしてもらって、控除率を抜いた他のお金を皆さんにお返ししますっていう、
このパリミチュエル方式っていう方式を取っている国々は、
だいたいこの還元率っていうのが5%から9%ぐらいらしいんですって。
つまり5%であってもイギリスとは約10倍ぐらい違うんですよね、競馬に戻ってくるお金っていうのが。
これはファンがどれだけかけても競馬に戻ってくるお金が少なすぎるよっていう話で、
だから賞金も増えないし、賞金が増えないってことは馬主も増えないですよね。
馬主も増えないってことは生産者も生産当数も増えていかないですよね。
そうするとレースの質とか量とかもどんどんどんどん維持できなくなっていくわけなんです。
しかもさらにガバナンスの問題もこれ重なってきちゃってて、
BHAっていうブリティッシュホースアソシエーションっていうJRAみたいなもんですね、
統括機関っていうのがイギリスの競馬をあまり統括できてないんですよ。
どういうふうに統括できてないのかっていうと、
法営権が各競馬場が持ってるんですって。
各競馬場が法営権持ってるからメディアに対する対応がバラバラで、
各競馬場、短期的な利益を得ていくためにレースを増やし続けてっちゃってるんですよね。
これがさっき言ったレースが増えてるっていう話になってくるんですけど、
もちろんそうですよね。レースが増えればやっぱり賭ける人も増えるし見る人も増えるから、
メディア権、法営権を持ってる側はもっとレースしろっていうし、
競馬場はお金をいっぱい欲しいからスポンサーしてもらってる側の言うこと聞くしみたいなので、
本当に次の開催の収入をどう増やしていくかだけを考えてレースを増やしてるみたいな感じになっちゃってるんですよね。
こうやっていくうちにやっぱり入場者数も減っていくし、売上も減っていく。
生産等数も出走等数も減って、賞金も下がって、実質的なヒトレースの価値が薄まっていっちゃうっていう、
この負のスパイラルにはまっちゃってるんですよね、今イギリスが。
でもこうやってお金のイギリスの回り方お話ししましたけども、
じゃあ日本はどうなってんだよっていうことなんですけども、
日本は今あなたが馬券を100円買いましたと。
この100円買ってこの100円が100としたときに75%が払い戻しに充てられるんですよ。
75円が払い戻しに充てられて残りの25円っていうのがさっき言った控除率なんですけど控除されて25円ですよね。
100円の25%25円が控除されてその25円のうちの10円前後が国庫の億金として国の一般財源に回っていきます。
この国の一般財源に回ったお金約4分の3は畜産振興に充てられます。
この畜産振興って言ってもいろいろっていうかイメージしづらいと思うんですけど、
例えば豚とか牛とか鳥とかのああいう伝染病の予防とかであったりとか、
あとは畜産やられている生産者の方々への支援であったりとか、
肥料の開発とかそういったところにお金が充てられていて、
残りの4分の1はですね社会福祉に充てられます。
こうやって馬券を100円買うと10円は必ず社会のために使われるお金となって、
残りの15円、25円のうち10円は社会のために使って、
残りの15円、この15円で経営はそのものを運営しているって感じなんですよ。
これは賞金であったりとか出走奨励金とか馬場の整備だったりとか、
旧車とかトレセンの維持とか、あとはPRとか後は引退場の支援とか使われたりとかしますね。
まあバーッと今お話ししましたけど、つまりは馬券100円のうち75円は僕たちファンに返ってきます。
10円は社会に使われて15円は競馬の運営に回りますっていう構造がねできてるんですよ。
なんでこの15円っていう戻り方がすごい太くて安定してるっていうところなんですよね。
これをJRAが一本化してるんですよ。
なんで番組も賞金も競馬場の整備も統一されてるんですけど、ここがイギリスと違うところなんですよね。
ここからは本題と言っちゃあれなんですけども、じゃあこのギャンブル要素、競馬から、競馬イコールギャンブルなのかっていう話結構あるじゃないですか。
競馬からこのギャンブル要素を抜いてザスポーツ、イギリスみたいな感じでザスポーツみたいな感じにしたらどうなるのかって疑問が出てくるんですけども。
例えば競馬ってもうギャンブルだからいらないとかって意見当然あるじゃないですか。
それはもうめちゃくちゃわかるんですよ。ギャンブルって絶対負の側面というか、あるじゃないですか。
依存症の問題もあるし、その依存症で破産してしまう人もいるわけで。
ここは絶対目を逸らしちゃいけない部分ですよね。
なんですけども、そういう馬券の構造の話として見たときに、仕組みっていうのは競馬を動かしていくお金の流れで絶対欠かせないものなんですよね。
賞金とか番組とか、施設の維持とかっていうのとか、生産者の生産の方面にもお金は使われるんで。
G1第42回マイルチャンピオンシップでございます。
もともとはねあのマイラーズカップが秋に移動してG1に昇格する予定だったらしいんですけど、
直前になってマイルチャンピオンシップっていうの新設しますみたいな感じで方針がなんか変更されたらしいですね。
コース自体は京都の外回り芝1600mで争われます。
イメージとしてはやっぱり先行場が粘る粘るっていうところに切れ味抜群の馬たちがドチューンって襲いかかったゴールバーン前みたいな感じ。
そんなイメージですけどね。
持続力勝負になるのか据え足勝負になるのかみたいな感じではなくて、
結構うまく織り混ぜて和権組み立てるのがいいような感じですかね。
どっちも入れちゃいますみたいな感じ。
イメージがいいのかなというふうには思いますね。
あとはやっぱり近年一番人気がね、全然勝たないイメージですからね。
あなたの皆さん、4、5番人気あたりが狙い目かもしれないっす。
っていうところでございますかね。
そして東京スポーツ杯2歳ステークスでございますね。
今年で30回目を迎えますG2競争でございます。
30回目なんですけども、歴史は深くてですね。
1966年にオープン特別東京3歳ステークスとして創設。
1968年に府中3歳ステークスとなって長く続いていたんですけども、
1996年に重症に格上げされて、
翌1997年に東京スポーツ杯3歳ステークスとなって、
2001年にバレーが国際基準に統一されたことから東京スポーツ杯2歳ステークスとなって、
その20年後、2021年にG2に昇格して現在に至るということでね。
もう東京スポーツ杯はね、言わずとしれたもうね、
来年のクラシック場を探すレースみたいな感じですよね。
もうあの一口で出資してる馬とか、あとはPOGと指名馬とかが
ここに出てきたら結構テンション上がっちゃうみたいな。
うわぁ、もし勝っちゃったら結構来年期待していいのかなみたいな感じになっちゃう。
そんなようなレースでございますけどね。
まあやっぱり今までは結構比較的出走投数少なめなんで、
結構そのコーナーの通過順とか見たりすると前面にいる馬が多かったりする感じなんですけども、
今年は15投ぐらい登録してるんで、
ただ2歳戦っていうのもあるし、コースも東京の柴戦8っていうのもあって、
あんまりハイペースにはならないと思うんですよね。
なんで、このコースしっかり折り合えて足使えるんだったらいいんじゃねみたいなところで、
本当に来年のダービー場探す旅じゃないですけど、
2400m持つ馬を探すみたいな感じ。
そんなイメージでね、私毎年見させていただいて。
というところで今週も皆様に、
いやぁ、良くない良くないって言われてたけどさぁ、
そうじゃない、見方をするとね、案外馬券に絡んできたりするんだよね、
っていうぐらいの会心の的中があることをお祈りしております。
はい、ということで今回も最後までご拝聴いただきありがとうございます。
また次回の競馬見聞録でお会いしましょう。
さよなら。