山本一生と競馬学の冒険
こんにちは、ダルマー競馬場です。さあ、今週もやっていきましょう。
今週はですね、ダービートライアル、オークストライアルが行われるんですけども、
トライアルだ!前日もね、山本一生を読もうということで紹介したい一冊が、こちら!
山本一生著、競馬学の冒険でございます。
無理やりこじつけた感、ちょっとありますけどね。
私がですね、山本一生文学をしておりましたので、今回再読いたしましたので、ご紹介したいなというふうに思っております。
もうすいません、エゴイズム全開でございますね。大変失礼いたします。
やるなよって話ですけどね。
いやもうね、再読してわかりました。さすがマイフェイバリット山本一生先生でございますよ。
もうね、毎年春の桜が終わった時期あたりからもね、だんだんちょっとね、欲しいってくるんですよ。
ちょっと読みたい、あの文ちょっと読みたいみたいな感じになってくるんで、
多分来年もやります。やるんかい?みたいな。やるんかい?っていう感じですけどね。来年も多分やると思いますのでね。
いやマジでね、本当にあれなんですよ。何回読んでも最高。本当にね、最高なんですけど、ちゃんとね、物語なんですよ。
もちろんそうなんですけど、歴史と事実を織り混ぜて作ってる物語なので、
視点としてはね、主人公と友達の会話の中での話みたいな感じの設定だったりとか、
あとは主人公の頭の中を読んでるっていう感じの視点だったりするんですけどね。
もうね、あれですよ。
多分主人公は山本先生本人がモデルになってると思うんですけど、
山本先生と友達とね、飲んで会話してる席に一緒にいるみたい。
もうなんかへーって聞いちゃってるくらいの感じの、もうね、お酒チビチビ飲みながらね。
めちゃくちゃ私服の時間なんですよ。これマジでやりたいなと思って。
やりたいなっていうかできないと思うんですけども、マジでいいなと思って。
そんな感じにね、してくれるのがこの競馬学の冒険でございますね。
ごめんなさい。愛が強すぎてちょっと空回りするかもしれないです。
アメリカ競馬の魅力
いつもそうでっていう感じかもしれないですけどね。
肝心の本の紹介になるんですけども、この競馬学の冒険なんですけども、1998年に発行されております。
まあもうね、それなりに時間は経ってますし、話の舞台も昭和の設定なので、
時代背景的にちょっともしかしたら最近競馬を知った方々からするとちょっと難しいかも。
知れないし、ここで初めて知ることっていうのが多分数多く書かれているんじゃないかなというふうには思っておりますが、
この本を読んでいないそこの、そこのオールドファンの皆さん。
競馬歴30年だ、40年だ、言うてる方々。
俺は馬犬一筋だ!みたいな感じの方々も一回読んでみましょう、これ。
あのね、懐かしさと愛しさと切なさとかね、混ざり合って、初代ウルトラマンのオープニングみたいなんですよ。
グチャーン!みたいな感じになってくるんで。
で、漢字のですね、著者の山本一生さんなんですけども、
1948年生まれ、東京大学文学部国史学科を卒業されて、
タイのムーティエに魅せられて、寺山修司を呼んで、競馬から離れられなくなるというね。
現在はですね、血統や競馬の歴史に関する翻訳の傍ら、
サラブレットを題材にした短編やエッセイを出筆中とね、
98年当時のプロフィールとなっているんですけども。
競馬の著者はね、ちょっと私が知る限り2008年に書斎の競馬学が出たのが最後だった気がしますよ、マイフェイバリット。
あの情報版とかで、私の当初ボーイが2014年に制度社から出てたりはするんですけども、
基本的にダイレクト単行本という方ではなくて競馬雑誌に連載されて、
それがまとまって本になるというスタイルの方だったりするのでね。
なかなか最近は競馬家関係の本が出てなくて、私は非常に残念がっています。
非常に寂しいです。
最近はね、もっぱら日本の近代史の著書ばっかりだったりするので、
本は出されたりするんですけども、日本の近代史のことを書いた本が多かったりするのでね。
私はそろそろですね、メルマガだけではちょっと足りなくなってきておりますぞっていう感じでございますけどね。
本の構成なんですけども、全部で序章と終章合わせて10章の構成となっておりますね。
どうやって主人公が競馬に導かれたのかっていう序章から物語がスタートしていき、
東証ボイドとかテンポイントとかのね、マッチレースみたいな競馬って意外とあるよねみたいな話から舞台をですね、
アメリカ競馬に移していくんですよ。
昔のアメリカってやたらとね、マッチレースしたいものだったんで、
結構そのマッチレースといえばアメリカでやってますみたいなイメージで持たれている方も多いと思うんですけども、そのイメージであります。
で、話が進んでいって、4章からですね、このお友達が出てきて、お友達との会話をしているような感じの文章構成って言っちゃあれですけども、話の進み方になっていきますね。
で、この4章を読まないと、で4章だけ飛ばして、あ、こっちの方が興味あるなって言って先読んじゃったりすると、
そのお友達の名称、なんでそんな呼び方なみたいな感じのところがね、この4章で出てくる。
これ読まないと、え、なんで?みたいな感じのがね、ずっと後まで続くんで、これ4章だけはね、読んだほうがいいと思いますね。
読んでみるとね、あー、そういうことでね、みたいな感じなんですね。
おー、すげー気持ちわかるな、みたいな感じです。
で、そこからアメリカ競馬といえば、ケンタッキーでございますけども、なんでケンタッキーになったのか?みたいなところの話であったりとか、
あとは競馬インテリ的なね、年齢の答え方ってこうやって答えるんだぞ、みたいなのが書いてあったりとか、おー、超かっこいいな、みたいな感じなんですけども、
答え方によっちゃ競馬ファンの、同世代じゃないと、同世代の競馬ファンじゃないと結構ね、はて玉がポーン上がって、ピッみたいな感じになってくるので、そこだけ注意していただければね。
僕だったらそうですね、皇帝が最後に勝利をあげたアリマの年に生まれました、みたいな感じですね。
その年、いろんな競馬にまつわる出来事っていうのはもちろんあったんで、答え方は人それぞれだと思うんですけど、
あとは神山の最高傑作が2冠取りましたとか、そのアリマで皇帝が勝ったんですよ、みたいな、そんな話でございますね。
そこからヒンバの話が出てきて、ドイツのバサンカ、ブルヒャルト・フォン・エッチンゲンの翻訳をして、メニエル病になってしまうっていう話を出て、競馬のミステリーに迫っていって、終章という流れになりますね。
今週のJRAとレース情報
この競馬のミステリーに迫っているっていうのは、これの前の著書のですね、競馬学園の正体っていうところでも、少し一つの章として取り上げられてるものの、それの続きじゃないですけども、こういうことあるよね、みたいな感じでございますね。
アメリカとかヨーロッパってすごい競馬にまつわる犯罪が起きているので、日本ってあんま聞かないですよね、みたいなところからね、物語が進んでいく感じですね。
私としてはね、エッチンゲンの章がめちゃくちゃ良かったですね。海外のサラブレット生産の翻訳の歴史が知れて、やっぱり佐藤さんなんですね、第一人者そこなんですね、みたいな感じ。佐藤正人さんですね、みたいな感じでございますけどね。
ただね、これ今言いましたけども、歴史をただつらつら綴っているだけだと、ここまで愛が溢れてこないんですよ。いや、お前だけだよ、みたいな感じですけど、ここまで愛は溢れない。これ、ちゃんと物語になってるんで没入できるんですよ。
序章をちゃんと収章で回収してくれるから、もう本当に一つの壮大な物語を読み終えた独了感がありますよね。もう本当に良かった。もうね、この私のマイフェイバリットが唯一無二な感じになってるんですよね、今のところ。これが寂しい。
本当に、矢本先生が書いてない時代の話は誰が書いてくれるんですかっていう。2000年代以降も面白い話いっぱいあるんですよ、みたいな。ちょっとちょっとお願いしますよっていう感じなんですけどもね。
いや待て、ちょっと待ってください。私が知らないだけっていう可能性もあるので、この人、矢本先生の感じに似てないですかとか、こんな本あるっすよみたいな感じの方いらっしゃったら是非ね、SNSのDMとかコメントお待ちしておりますのでよろしくお願いいたしますね。
あとはね、あと書きにも書いてあるんですけど、競馬の登場人物はサラブレットと人間、最高の芸術品とも言われるサラブレットと欲望をむき出しにする人間が絡み合いつつ織りなすドラマ。それが競馬の世界だと。そこでは人間の世界とは違った時間が流れていて、人間の世界とは違った関係が存在しているんです。
勝利も敗北も、理想も挫折も、正義も犯罪も、時には見捨てられずに、時にはファンタスティックに映るのはそのためだと。人間の世界とは違った関係性とか時間が流れているからそういう風に感じるんだよと。
そういう競馬の世界の片隅を少しでも明らかにしたいと思って、この1個前に出した著書、競馬学の正体というのを書いたと。でも書き終えてみたら、全然書きたりないよというのに気づいてもっと書きたくなってしまった。他にもいろんなドラマが待っているだろうと。
今回は競馬の世界を探検してみる冒険記のようなものを書いたり、そういう風に読んでくれと。でもまだまだ書きたい。先生、私、ただ一ファンではございますけども、待っております。すごい待っております。書いていただけるのを待っております。もうね、アミンより待ってます。
私待つわ。いつまでも待つわ。いや、いつまでもはちょっと待ってない。時間は有限です。いつまでも待てないんですけども。ちょっとふざけすぎました。ごめんなさい。すみません。
というところで、お時間のある方、ぜひ競馬学の冒険をしてみてはいかがでしょうかというところで、ご一読おすすめでございます。そして、今週ですよ。今週というか、毎週ですね。毎週毎週冒険してメイクしているのは競馬が、私が、私たちがメイクしているのは競馬があるじゃないですか。
というところで、ちょっとぐだりましたね。すみません。スタスタ行けばよかったんですけどね。すみません。失礼いたしました。というところで、今週のJRAでございます。
今週はですね、中山阪神開催が終わって2回東京、2回京都が始まって1回福島の参上開催となっておりますね。土曜日に東京競馬場ではG2、テレビ東京杯青馬賞が行われて、日曜日には同じく東京競馬場でG2、三景スポーツ賞フローラステイクスが行われて、京都競馬場ではG2、読売マイナーズカップが行われますね。
ダービーとウォークスのトライアルがもう来たみたいな感じですけどね。もう本当に皆さん例年おっしゃってる通りだと思いますけども、もう早いですからね本当に。
1週1週カウントしてるともう終わったみたいな。今週もあれ?佐々木賞ってもう終わったんだっけみたいな感じでございますけどね。青馬賞ね、早いんですよ。例年より1週前倒されてこのフローラステイクスと同じ時期に開催となっておりますので、ついにこの1週間開いたことによって青馬賞組がダービー勝てないっていうジンクスがね、ついに破られるのか。
というところがね、結構注目だったりしますけどね。順に見ていきましょう。ではまず青馬賞でございます。今年で32回目を迎えるG2競争でございます。青馬賞っていう名前のレース自体はですね、1984年ルドルフがダービーを取った3冠を取った年からスタートしている青馬賞っていうのがあるんですけど、
当時はですね、日本ダービー指定オープンとして行われていて、あ、また青馬賞だ。別のレース?別のレースじゃないな。別のレースなんですけども、日本ダービー指定オープンとして行われていて、1994年にG3昇格。
翌年の95年にダービートライアルに指定されて、2001年にG2に昇格して現在に至ります。というところでね。回数としては、10勝になってからカウントしてるっていう感じになるんですけども、こちらテレビ東京杯ということで、ウィニング競馬内で必ず放送ができるように絶対土曜日に開催。土曜日開催固定となっております。
そしてですよ、そして意外なんですけど、意外って言っちゃいけないんですけども、昨年の東京競馬場の来場者数、来た人の人数ですよね。ダービー普中品馬について第3位なんですよ。この青馬賞ね、すごいですよね。
青馬賞とフローラスXの考察
一因としてあるのが、去年まではゴールデンウィークの初日に行われていたっていうのと、天気がめっちゃ良かった。フリーパスっていう外的要因が重なっておそらくここまで行ったと思うんですけど、オークスとか安田記念とかジャパンカップよりも青馬賞とか普中品馬の方が上なんですね、みたいな感じでございますけどね。
なのでオークの人が人出が予想されますので、現地に行かれる方は十分にお気を付けいただければなというふうに思います。
あとはご存知だと思うんですけども、春の東京開催、晴れるとめちゃくちゃ暑いんで、熱中症対策だけはマジでしていったほうがいいですね。帽子被ったりとか日焼け止め絶対塗ったほうがいいですね。
熱いって帰ってきたらヒリヒリになりますからね、シャワーで。それだけは注意していただけると、晴れた日には清川岡にシートバッサー広げてゴローンって寝転んでたら、四コーナー馬がダーって回ってくる。
そういう楽しみ方もいいですね、というところでございますけどもね。肝心のレースになるんですけども、基本的にはあんまりペースは速くならないんじゃないかなというふうには思ってますね。
瞬発力勝負的なところがありますので、やっぱり東京の2400っていうのは。なので順当に上がりが早い馬が有利なんじゃないかなというふうには思っているんですけど、青場所って、例年の青場所の映像確認っていうか思い出してみると、結構前の方がギリギリまで残ってたりするんですよ。
そうなってくると、あれちょっと待って前の馬も残れるのかみたいな感じの頭ありますよね。東京2400といえばタップダンスシティがジャパンカップで逃げ切ったりとかやっぱりあったりはするんで、まああれはいろいろと借り柵があったりとか雨だったりとかいろんな条件あるんですけども、そういうことも絶対ないとは言い切れない。
まあもちろん競馬に絶対がないのはご存知の通りなので、今回は等数もね多くないのでおそらくそんなにペースは早くならないかなとは思うので、まあちょっと前の馬と瞬発力がありそうな馬とうまくちょっとね絡めていって馬券を作っていきたいなというふうに思っております。そしてフローラスXってことでありますね。
同じく東京コースなんですけども、こちらは2000mでございます。今年で60回目を迎えます。意外とやってんすね。意外とやってんすよ。やってます!みたいな感じですけども、こちらはですね、産経スポーツ賞4歳特別っていうレースがもともと1966年からスタートして、これがオークストライアル。オークストライアルとしてスタートしたんですよ。
2001年に中山でやっていたフローラスXっていうレースともガチャン!こうして産経スポーツ賞フローラスXということになって現在に至る感じなんですけども、歴史自体は長くなってるんですけども、フローラスXっていう名前のオークストライアルになってからは24回目ということになりますね。
舞台はね天皇賞秋と同じコースなので、ほんと1コーナーまでの入りが結構ね重要になってくるんじゃないかなと。スタートポーン出てね。出遅れちゃうとちょっと一撮り後ろだなみたいな感じになっちゃったりするともしかしたら内枠の前に行きたい馬とかは難しくなってきちゃうかもしれませんね。
そしてアナとーの皆さん来ましたよ。今週も一番人気が勝たないレースでございますよ。勝たなくはないんですけどね。過去10年でわずか1勝ところでございます。そしてこちらもですねなかなかオークス本番に直結しづらいレースとなっておりますね。
まあまあそもそもね距離が違うっていうのももちろんあると思うんですけども、このオークストライアルのフローラスXになってから、なった2001年以降唯一オークスのゴール版に先頭でたどり着けたのがサンテミリオンなんですよね。
ご存知の方も多いと思うんですけども史上初のG1到着っていうことを演出したサンテミリオン相手はアパパネでしたね。
この馬以外はですね2着までは行くんですよ。2着までは行くんですけどなかなか勝てないっていうね本当に会う場所みたいな感じになってるんですけども。
ただ東京コースなんでさっきも言った通り上がりの速そうな馬を探しに行く旅になるんじゃないかなというふうには思うんですけども、天皇賞の時と違ってもう少しタフな馬が活躍しているイメージなので軽い感じにサササっていうよりかゴリゴリゴリゴリ行きますみたいな感じの馬の方がいい成績を残してるなというイメージがあるので。
もうねヨーロッパ合いますみたいな感じのことがねいいんじゃないかなというふうには思っているので。
マイナーズCの展望
まあそうですねちょっと決闘とかも見ながら考えていきたいなというふうには個人的には思っておりますね。
そしてマイナーズカップでございます。今年で56回目のG2でございますね。長らく阪神でやってたんですけど2012年から京都に舞台を移して現在にいた感じでございますね。
一着馬には安田記念の優先出走権が与えられます。本競争でございますけども。まあもうねリピーターが多いですからね。本当に昨年馬圏内です今年も馬圏内来ましたみたいな馬がめちゃくちゃいるんで結構一向の価値はあっていいのかなというふうには思ってますね。
昨年も馬圏内に来てるから今年もちょっと上位来るんじゃないかみたいな感じでちょっと頭の片隅に置いておくのはいいんじゃないかなというふうに思っておりますね。
でこちらは京都になってからですね。1コーナーまでの距離がバーって長いんですよ。京都競馬場の向こう上面ポケットからスタートして3コーナーに向かっていくんで原則なしの700m近くバーってレースの半分ぐらいですよね直線なんですよスタートしてから。
であのもうねこの距離走るんでまっすぐ。ペースがちょっと早くなりがちなんですよね。緩むかなーと思ったら京都ですか下りがねありますのでおーちょいちょいちょいみたいな感じなので。
まぁでもこちらも今回も出走頭数がそんなに多くないんで。ペースがあんまり早くならない京都もあるのかなっていうふうには考えとかないとなというふうには思っておりますね。
なのでハイペースなだれ込み系かスローヨーイドン系かちょっと枠順確定次第の検討が必要かなというところでありますね。というところで順に見ていきましたけども今週も皆様にやっぱり信じてよかったよもうブラボーマイフェイバリットって言えるほどね会心の的中があるほどお祈りしております。
5番か。サッカー日本代表で長らく5番をつけていた彼か。彼なのか。というところでね失礼いたしましたね。
はいそして最後になりますけどもこの番組への感想質問などありましたらメールフォームからご連絡いただくかコメントもお待ちしております。そしてこの番組がいいなと思っていただけたら是非番組のフォローもよろしくお願いいたしますというところで今回も最後までご拝聴いただきありがとうございます。また次回の競馬系分録でお会いしましょう。さよなら。