日本ダービーの後の始まり
こんにちは、ダルマー競馬場です。さて、先週は日本ダービーでしたね。皆さんいかがでしたか?
1年で最も大きなレースの一つであり、競馬のですね、クライマックスとも言える、頂上決戦でしたからね。
いいレースでしたね。うん、すごい良いレースだったと思います。まあ、その一方でですね、ダービーが終わった瞬間に、次の1年というのがですね、もう始まってるんすよ。
そのスタートを告げるのが、POG、ペーパーオーナーゲームでございます。
ということで、今回はですね、そのPOG、ペーパーオーナーゲームについて話していきたいなというふうに思っております。
こちらのPOGはですね、まだデビューしていない2歳歯達を指名して、紙面上でですね、紙面上というか、今ではインターネットを使っているんですけども、紙面上で指名して、来年のダービー終了までに活躍を想像しながら楽しむゲームでございますので、
ある意味、競馬の想像力というか、妄想力、そっちの方が大きいかな。妄想力がですね、最も活かされる遊びなんすよね。
で、このPOGのルーツなんですけども、一応ね、調べたところ、1980年代から90年代ぐらいにかけて競馬雑誌とか新聞の読者ランで、読者たちが応募して、この馬いいです、みたいな感じで言い合ったっていうのが始まりとされております。
一応、諸説ありますので、このルーツについては話半分に聞いていただければなというふうに思うんですけども、当時はですね、競馬雑誌などで2歳歯情報を先取りして、読者同士で成績を表すような企画があったらしいんですけども、
当時は私競馬やってなかったので、詳しく当時のことをご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えていただけたらなと思っておりますので、DMとかお待ちしております。
その紙面に、この馬オススメだ、これどうだ、言って、自分の名前が載るじゃないですか、その馬と共に。
なので、もう紙の上では、その馬のオーナーみたいな感じ、俺がオーナーみたいな感じなんで、それでほら見て、俺の名前書いてあるだろここに、これ俺がオーナーだよって言って、自分の馬のごとくね、文句とか、いやいやいやローテーションがさ、あのレースではこうだったよなとか、
あとはこういう足使えたんだから、ああいう舞台行ったらいいんじゃないかとか、こういうレース使ったら、っていう夢を語って楽しんでたんですよ。これでもめっちゃ楽しくない?
そのさ、妄想の中で喋ってるだけだけども、それを語れるってめっちゃ楽しいですよね、語ってる側は。聞いてる側はごめんなさいって感じかもしれないですけど。
で、POG本の専門誌の先駆けと言われるPOGの達人、いわゆる赤本と言われる本が創刊されて、須田たかおさんをはじめとする愛好家の方々の手によって基本的なルールが提唱されて一般に普及していったんですって。
それ以降、新聞各社、雑誌各社、毎年POG本を出すようになって、4月の中旬から5月末ぐらいまでには、競馬雑誌コーナーにはこの馬が未来のダービーバーだ、みたいな。総力取材やりました、みたいな感じのPOG本がずらーっと並ぶようになったんですよね。
で、私も毎年POGの達人買わせていただいてるんですけども、店頭で見るのが先か、Xで須田さんがポストして発売しますって言ってくれるのを見つけるのが先かどっちかなんですけども。
あーもう今年もその時期来たかというね、もうね、もう本当に風物詩みたいな感じですね。この始まりを続けてくれるこのPOG本の発売っていうのは。
でまぁそうやって本屋行くじゃないですか。でまぁーって言って。で競馬雑誌コーナーとか行ったりしてPOG本見たりすると、「うわー今年はダメだったなー。」とか。
その年によっては毎週ランキングサイトを火曜日くらいに開いて、順位が上がったか下がってないかみたいなとか、一期一位する年があったりとか、それぞれだったりはするんですけども。
このPOG本っていうのはですね、その本によってカラーというか特色があるので、そこがやっぱりね面白いところだったりするんですよ。
POGの現在と未来
例えばあのギャロップ、別冊ギャロップで出てる丸ごとPOGだったりすると、写真が多くて場体を見て決めるぜみたいなビジュアル派向けだったりしますし、最強のPOG青本、いわゆる青本って言われるやつ。
今年から天才のPOG青本みたいな感じの名前になっちゃうと思うんですけども、あっちは結構そのコラムとかライター陣がこういう視点で見てますみたいなのが結構面白くて、どっちかっていうと読み物が好きな方はそういうの、青本とかが好きな方が多いんじゃないかなと思っておりますので。
まあ結構いろんなね、POG本を読み比べていくうちに、あ、今年はそういう感じだのねとか、あとはね、あ、この旧社結構取材多いなとか、あれ、ここの育成牧場であげられている馬、あれこれしかいないのか?みたいな。
あれは全部の雑誌で言ってるけど、この馬はここしか言ってないなとか、なんかいろいろあるんですよ。そういうのを見つけていくのもまた楽しいんですよね。あれこれ注目ポイントか?みたいな感じのタグラとかを見つけるのもまた楽しかったりするんですよ。
で、2010年代になってくると、やっぱりネットの競馬サイトみたいなところでもPOGが盛んになってきたりするんで、ネット競馬だったりとか、あとはJRA版とかでもPOGの大会なんていうのを開催されて、オンライン上で無料で参加できる馬っていうのが増えてきた感じですね。
あとはYouTubeとかSNSとかでこういう馬を指名しましたとか、あとはPOGのドラフト会議みたいな配信とかも増えて、結構いろいろと情報が出てきているので、昔の紙面上だけでやっていた頃よりかは明らかに勝ち上がる馬を指名しやすくなったみたいな感じのところはあるので、
より一層その次の1年が楽しめるようになってきたようなのが、この2010年代以降だったりはしますので。楽しんでいけてるんですけど、そんな中でも昔から変わんないなと思うのは、やっぱりどの馬見てもまだ誰もどうなるかわかんないじゃないですか。
だからまだ誰も知らない未来のね、この馬いいんじゃないみたいな感じの、未来のG1馬に夢見るみたいな感じの感覚、あれがね、やっぱね、いっちゃんね、いいとこだなというふうに思うんですよね。
そういうのを妄想しながら雑誌をめくって、決闘とか見たりとか、あと馬隊見たりとかすると、この馬、この馬みたいな感じになってくるんですよね。それを想像してるあの瞬間、あの時間めちゃくちゃ楽しいですからね。
これも一つの競馬の楽しみみたいな感じにしてもいいんじゃないかというふうに思ってるんですね。もちろん馬券買うのもいいですけども、そうやって1年間一緒に馬と共に歩む、そういう押し馬を見つけるっていうのも一つの手だなというふうに思っておりますね。
まあ本当にね、これはずっと残ってほしい文化だなというふうに思っていますし、正解なんてどこにもないですよ。あの、一等も勝ち上がれなくてもいいんです。いいですけども、まあ、選ぶことに意味があるみたいな。それがやっぱりいいですよね。
選ぶことによって、あのね、自分が知らないような馬、絶対馬券だけ買ってたらさ、新馬船なんて平場なんてまず買わないじゃないですかね。だから、そういう知らない馬を知れたりもするし、あとは友達とかね、インターネット上のサイトでも知らない人が指名した馬を何この馬みたいな感じだったりするじゃないですか。
そういう知らない馬っていうのもまた出会えたりするきっかけにもなったりするんですよね。まあ、そういうね、いろんな馬を知れるっていういい部分もあるんですけども、一歩間違えるとPOGってね、やっぱりどれだけ当てたかみたいな感じの勝負モードになっちゃったりするんですよ。
で、やっぱりその誰が一番すごい指名をしたかとか、誰が見る目があるかみたいな空気になっちゃうと、ちょっと窮屈なんですよね。
ああ、全然勝ち上がれてないみたいな、全然重傷を買ってる馬とか指名できてないみたいな感じになっちゃうんですけど、さっき言った通りこの馬がいたんだとか、で、他の人が指名したこういう馬がいるんだみたいなとか、あとはこの育成牧場面白いじゃんとか、あとはこの生産牧場こういう感じで馬生産してんだとか。
そういう見方ができたりするんで、競馬を知る入り口みたいな感じでPOG本を読むみたいなのも全然ありなんですよね。だからね、本当に当てるためじゃなくてもいいんですよ。全部の馬を追えなくても全然いいんです。
POGの馬選びの楽しさ
自分が指名していない、誰かが指名した馬のその後を知るっていうだけでも、それだけでも競馬を十分楽しんでる。そういうことになりますからね。で、やっぱり自分で指名した馬、この馬たちはですね、めちゃくちゃ応援するんですよ。
本当に応援したいみたいな、頑張れーっていう感じなんですけど、でもこの気持ちを持って馬券買ったりしてもいいんですよ。馬券買うことがダメって言ってるわけじゃないです。これ応援したい気持ちで馬券を買ったりしても、それだけでもめちゃくちゃ楽しいですからね。
僕はやっぱりそんな風に競馬を楽しんでほしいなというふうに思ってますね。というところで、今回はですね、POGの紹介させていただいたんですけど、補足であったりとか、あと参考資料みたいな感じなのはですね、ノートの方にまとめましたので、興味のある方はですね、ぜひそちらの方もよろしくお願いいたします。
というところで、POGの指名馬探しはですね、忙しいですけど、毎週やってくるのが競馬でございます。ということで、今週のJRでございます。
はい、今週もですね、先週に引き続き2乗開催でございますが、先週で京都開催が一旦終わっております。今週からはですね、阪神開催になりますので、3回東京、3回阪神の開催でございます。
でね、今週はですね、重傷が一つだけとなっております。日曜日に東京競馬場でG1農林水産省商店第75回安田記念が行われます。
まあもうね、安田記念はもうご存知の方も多いと思うんですけども、明治大正昭和と競馬に携わって競馬法の制定であったりとか、あとは日本ダービーの創設にも尽力した日本中央競馬会初代理事長の安田勲門さんの功績を讃えてできたレースでございまして、始まりはですね、1951年。
安田賞として創設されておりまして、1958年に勲門さんが亡くなったことをきっかけに安田記念に名称を変更しております。
創設当初から東京の芝1600メートルで行われているんですけども、唯一1967年第17回だけ中山競馬場の芝1600メートルで行われているんですね。
この時はですね、東京競馬場のスタンド改築工事をしていて、府中競馬正門前駅からの屋根付きの遊歩道みたいなのがあるじゃないですか。駅降りてすぐ渡れる歩道みたいなところ。
あれを作っていた時らしいですね。それ以外は全て東京競馬場で行われております。
1984年のグレード制導入によりG1に格付けされて、1993年には国際G1競走として外国長競馬の出走が可能となって現在に至るという感じでございます。
こちらの安田記念もですね、ヴィクトリアマイルと同じくディスティナシオンフランスに含まれておりまして、優勝場から三着場までにはジャックルマロワ賞とムーンランドローシャ賞への優先出走権が与えられて、優勝場には同年のブリーダーズカップマイルへの優先出走権と
出走登録料と輸送費の一部負担の特権が付与されるという日本を代表するマイル戦でございます。
コースの方は思い出していただければという感じなんですけど、NHKマイルとかヴィクトリアマイルとかね、イメージはあれで大丈夫だと思いますが、先週からCコースを使用しております。
で、一応今週雨予報もないので、おそらくパンパンのババに回復するんじゃないかなというふうに思っておりますので、そうなるとシュシュシュシュって走れる馬、いいんじゃね?みたいな感じなんですけども。いや、分かりづらいっていう。シュシュシュシュって何みたいな?え、何それ忍者的な感じってこと?
イメージはそういう感じです。パワー系でゴリゴリ加速していくみたいな感じよりかはどちらかというと軽量級でススススシュシュシュシュみたいな感じでスピードに乗ってファーっていける馬がいいんじゃないかなというふうに思っておりますね。
あとはやっぱり東京なんで、前に行った馬を捕まえる旅でございますからね。東京コースなんていうのはですね。なので、もちろん前に行った馬が絶対ダメってわけじゃないんですけども、そういう上がりの早い馬っていうのを一つ軸として考えてもいいんじゃないかなというふうに思っておりますということで、今週も皆様に。
これらと決めてずっと追いかけるね。おシューマができちゃうような会心の的中があることをお祈りしております。
はい。そして最後になりますけども、この番組への感想・質問などありましたら、メールフォームからご連絡いただくかコメントもお待ちしております。そしてこの番組がいいなと思っていただけたら、ぜひ番組のフォローもよろしくお願いいたします。ということで、今回も最後までご拝聴いただきありがとうございました。また次回の競馬見聞録でお会いしましょう。さよなら。