今日の配信は、久しぶりにスポティファイの方に質問が来ておりましたので、そちらもお答えしていこうかなと思います。
初めてのリスナーさんですかね。牛の餌についての質問が来ておりましたので、それをお答えしていこうかなと思います。
今日も10分15分くらいの配信しようと思っておりますので、牛乳を飲みながら最後まで聞いていただけたらと思います。
よろしくお願いします。
ではでは、今日も皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思います。
その前にお知らせです。
川上牧場ノートというブログとか記事を書いたりするアプリでメンバーシップを行っております。
こちらのメンバーシップ、川上牧場を継続的に応援したい、川上牧場と何か新しいことをやってみたいという方、ぜひ入ってみていただけたらと思います。
他にも川上牧場とオンラインで繋いで牧場体験をやったり、実際に川上牧場に来て牧場体験をすることもできる、そんなメンバーシップとなっております。
このメンバーシップのプランの中に、落脳業界向けのプラン、名付けてファームエコーというプランを作りました。
落脳業界にある問題、悩み、課題をヒアリングシートに記入していただくだけで、あっという間にAIと川上が解決していきますというプランになっております。
落脳業界に働く従業員の方、研修生の方、経営者の方、営業マンの方、学生さんも問題、悩み、課題をササッと書いていただくだけで、あっという間に答えていきますので、ぜひ一度試してみていただけたらと思います。
無料モギターを募集中ですので、ぜひ一度試してみてください。よろしくお願いします。
あとインスタグラムの方でやっております、ハッシュタグ未来の牛乳と称しまして、皆さんがこんな牛乳あったらいいな、こんな乳製品食べてみたいなというものをですね、AIアートを使ってNFTにして販売しております。
こちらのNFTの売り上げは、川上が子供食堂に牛乳を支援したりだとか、小中高の食育活動に参加した際の活動費に当てさせていただこうと思っておりますので、ぜひ皆さんご支援よろしくお願いします。
皆さんのご支援が、子供たちの未来の牛乳を作っていくという、そんな特別なNFTとなっておりますので、ぜひこちらの方もチェックしてみてください。よろしくお願いします。
ということで、では今日も皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思います。乾杯!いただきます。
あー美味しい!
今日も牛乳飲んでいただいてありがとうございます。
昨日ね、北海道から牛が送られてきましたけども、元気そうな牛で、やっぱ寒かったのかな北海道ね。ちょっとボサボサですね、毛が。
悪い牛ではないかなとは思いますけどね。いい牛でもないなという感じですけどね。
またどんどん絞っていこうかなと思います。
では今日もですね、皆さんから来た質問コメントをお答えするお便りのコーナーをやっていこうかなと思います。
各SNSや音声配信に来た質問コメントをお答えするコーナーとなっております。
今日の質問はSpotifyの方に来ました。Spotifyネームセロリさんからの質問でございます。
初めての方ですかね。ありがとうございます。
質問です。
こんにちは。牛が食べる草について質問があります。
川上牧場では、飼料は購入しておられるとのことでしたが、一概に草と言ってもいろんな種類の草があると思います。
どういう目的でどんな種類の草をどんなタイミングで与えておられますか?
また乳牛と肉牛では食べる草も違うのですか?よろしくお願いしますという質問が来ております。
ありがとうございます。
そうですね。牛の草の種類。無限と言ってもいいでしょう。いろんな種類あります。
でも主要な草というのはある程度決まっておりまして、メインのところを抑えるというところがあるので、そういうところをお話しできたらいいかなと思っております。
そして乳牛と肉牛の違い。ここら辺も詳しくお話しできたらいいなと思っております。
久しぶりにグッと来る質問なのでテンションが上がってお話ししますけども、わからないところがあれば是非コメント欄で質問していただけたらと思います。よろしくお願いします。
まず牛の食べる草の種類からお話ししていきます。まず草と言ってもいろんな種類あります。本当に。
大きく分けるとイネカボクソとマメカボクソというものがあります。
このイネカボクソの代表はイタリアンライグラス、チモシ、オーチャード、スーダングラスなどがあります。
このイネカボクソは繊維が多くて牛のモグモグしている繁殊を促す胃の健康のもとになるというような感じです。
続いてマメカボクソです。これは四ツ葉のクローバーなどの親戚のようなものだと思ってください。
クローバーやアルファルファなどのものがマメカボクソです。
さっきのイネカボクソと違ってタンパク質が多いです。タンパク質のことをCPなんて言いますけど素タンパク質って言うんですけどね。
これが高くて成長期の牛とかですね。乳乳が多い牛にこういうものを与えたりとかしますね。
川上牧場ではイネカボクソの餌が中心でマメカボクソの餌は今はやってませんね。
なのでイネカボクソとしてイネホールクロップサイレージですね。これはお米のサイレージになります。発酵したものですね。
田舎とか行くと畑とか田んぼとかの周りに丸く転がっている大きいマシュマロみたいなのがあると思いますけど、ああいう感じをイメージしてください。
あとはトウモロコシのサイレージですね。これも発酵させたもの。
あとはコンギュボクソでイタリアンライグラスとかオーツですね。
オーツはイネカじゃないんですけど、これはまだ麦なので違うんですけど、オーツをあげたり、あとはクレイングラスを与えたりしてますね。
この草にもいろんな種類もありますし、あとは刈り取りの種類というか、刈り取るタイミングで違いがあったりします。
これを1番草、2番草、3番草なんて番号を付けながら何番草というのをするんですけど、草は同じ畑から年に何回か収穫できるんですよね。
皆さん雑草をイメージしてください。雑草を草刈り切りでカシュッとかカマでカシュッと切った後も根が生きてるんでまた伸びてくるじゃないですか。
1回目に切ったカシュッってやった草が1番草ですね。2回目に生えてくるのが2番草。
続けて3番目に生えてくるのが3番草というのはこんな感じで1番草、2番草って言います。
先ほどの牧草の中、オーチャードとかイタリアンとかチモシ、アルファルファなどいろんなやつがあるんですけど、それに対しても1番草、2番草、こういうのがあったりします。
なので無限と言ってますね。
1番草は茎が太くて繊維が多くて半数の刺激になるけれども消化に少し時間がかかるというのが1番草になります。
繊維のことをNDFとか中性デタージェント繊維って言ったりしますけども、そういうのが多いのが1番草ですね。
2番草、3番草になると柔らかくて消化はいいけど繊維質が少なめということになりますね。
つまりエネルギーは高いけれども胃が動きにくくなることもあるということですね。
なので落農家さんは1番草と2番草を意識しながらブレンドしたりして、先ほどのタンパク質とNDF繊維をバランスよくさせて牛に与えるようにしています。
カワカミ牧場の餌の構成ですけども、餌の内容ですね。
こういうCPとかNDFとか、あとは牛のお腹の中の消化構造ですね。
どういうふうに消化していくのかみたいなのを考えながら、牛のステージごとに餌を変えています。
まずは作牛牛からですね、牛牛を出す牛から言うとですね、メインの配合飼料ですね。
トウモロコシとかコク類が入ったような配合飼料、これがエネルギー源とかコク類中心の餌になっています。
そこに対して牧草がクレイングラス、あとはイネ発酵飼料のWCSですね。
あとはトウモロコシサイレージ。
餌代を下げたりとか地域の不要な食品残渣をですね、牛に与えてまた地域の牛乳に戻すというような活動もしておりますので、
ここにもやしカスとかお酒のカス、酒カスですね。
あとが醤油カス、こういうものが入れるので、こういうのがCP、タンパク質が高いんですよね。
高いので豆か牧草は買ってないということになります。
こういうのを使ってタンパク源を与えてますね。
至高性の高さとか繊維のやつとか、クレイングラスで1本の牧草ではちょっと安定しない時期とかね、海外から牧草を買ってますんで、
いろんなロットであって品質がばらつくのをリスク分散するためにオーツも少量やっております。
オーツ麦ですね。
このオーツは至高性が高くて、幹物摂取量を増やしたりするような感じで与えてますね。
続いて育成牛ですね。
甲子から育成牛のまだ牛乳が出ない牛たちはですね、さっき言ったWCS発酵資料とですね、
イタリアンライグラスという牧草を購入資料で使っております。
川上牧場、グーグルマップとかでね、川上牧場で検索してもらったら大きい河川がですね、近くにあってですね、
それがすごい大きいんですよね。
大きいのでそこで増える河川敷の雑草、ここですね、土建会社とかが、土牧関係の会社が借り取って、
それで各畜産農家に配布してくれたりとかしてるんで、河川敷の雑草も使ってますね。
あとは育成用の配合資料です。作牛牛とはちょっと違う育成用の配合資料を与えて、
他の牧場とちょっと違うところはですね、出雲市にある栄養補助食品の会社がありまして、
そこから出る栄養補助食品の食品残差を育成牛とか甲子とかそういうものに与えていますね。
ビタミン剤もありますし、これがさっき言ったCPというタンパク源も多い、
甲子にとってすごい必要な栄養素がたっぷり入ったような餌になるんで、ちょうどいいかなと思ってそれを与えております。
あとは出産前に控えている乾乳牛という赤ちゃんを産む前の牛さん、前じゃない、赤ちゃんを妊娠してちょっと待機しているような牛さんですかね。
出産前、出産前後の牛さんには餌会社が独自でブレンドしてくださいました。
専用の配合資料と牧草とか他にもいろんな牧草を混ぜた乾乳牛用のTMRというものをやっています。
TMRっていうのは草と配合資料とかミネラルとか牛が一口でバランスよく食べられるように混ぜたものをTMRと言いますね。
そんな感じでございます。
続いて先ほど質問あった乳牛と肉牛の違いですね。乳牛はトップアスリートなんですよ。飼い方、人間で例えるとトップアスリートですね。もう完全にアスリートだと思ってください。
一日にすごいエネルギーを使って長距離を走ったりとか、体を使って自分のパフォーマンスを上げるっていうのが乳牛で求められていることですね。
なので食べないと体がどんどん痩せていったりとか削れていったりとか、体力が落ちたりとかするのがこの乳牛という形になります。
肉牛はですね、皆さんも太ってしまうじゃないですか。お菓子や間食、不節制なことになったら太っていくかなと思いますけど、健康的に太らせるようにするのが肉牛ですね。
健康的に太るといえば、お相撲さんとかボディービルダーとかね、ああいう感じの体重を増やすみたいなことですね。アスリートでもあると思いますけども。
それを目指すのが肉牛になりますね。
なので求めるものが違ってですね、先ほど言った餌のタンパク質とか繊維とか、ああいうもののバランスよく過不足なく与えていくのが乳牛ですね。
多くてもダメですし少なくてもダメ。だけど牛を満たすにはそのバランスを考えながらあげないといけない。
肉牛の周りはなるべく多く穀類、とうもろこしとか、大豆カスとか、ああいうものを大量に食べさせないといけないんですけど、大量に食べさせるとルメ足動質になってちょっと牛の体調が悪くなってしまうので、そこのバランスをとりながら餌をやるっていうのが肉牛になってきますね。
そういう感じだと思ってもらったらいいかなと思います。
ということでセロリさんの質問にありました。質問にお答えできたかなと思いますけども、この短い時間でですね、全てを説明するのはちょっと難しいので、またわからないところがあれば続々とコメントしていただけたらお答えしていきますので、ぜひお気軽によろしくお願いします。
ということでスポティファイネームセロリさんの質問にお答えしてきました。ありがとうございます。
ということでコメント戻っていこうかなと思いますけれども、今日もたくさんのありがとうございます。
ありがとうございます。
乳牛は乳という血液を毎日大量に出しますもんね。人間だったら毎日献血しているようなイメージですけど違いますかという。
その通りです。牛乳は血液が乳房に送られてそれが変換されたものが牛乳になりますので、牛乳1リットルを作るのに400リットルの血液を送らないといけないと言われています。
大体日本で生産されている牛の1日の牛乳の出る量が30リットルなので、3・4・12で1万2千リットル血液を送っているんですよね。
それくらい心臓をバクバクと動かせながら走っているというマナーをやっています。
1日に4万キロカロリーを摂取しないといけないと言われていますので、バケモノなんです。トップアスリートなんですこの牛たちというのがね。
体重700キロの牛たちのお乳が30リットル出るので、人間というと何本ですか。
2リットルか3リットルくらいの献血で取られるようなイメージですね。
できますか皆さん。すごいでしょ。
2リットル取ってまた次の日も朝晩で取るんですよ。すごくない。
本当にすごいんですよ。バケモノって言っちゃったらダメかな。これが面白いんですけど。
今ちょっとテンション上がっちゃってる。ごめんなさいね。
皆さんいつ触ってるかなこのテンションの上がり具合。
これが面白いので、体重たちをリスペクトして僕は最大限ポテンシャルを上げられるような使用管理をしようかなと。
地域に合わせて使用管理をしないといけないので。
そのいろいろやってるのが落農家ですね。
ということでそんな感じで今日は終わっていこうかなと思います。
川上牧場初のキンドル本。落農未経験者のために絶賛発売中でございます。
飼料設計のなんやかんや。牛の消化構造のなんやかんや。
こういうのがですね、全部このキンドル本に書いてあります。
ぜひキンドルアンリミテッドで登録していただくと読めますので、ぜひ読んでいただけたらと思います。
では今日はこんな感じで終わります。
お仕事の方、学校の方、いってらっしゃい。
みんな牛乳飲んでね。バイバイ。
川上牧場ではリスナーの皆様からのお便り、ご感想を募集しております。
川上牧場とやってみたいこと、やって欲しいことなど、ご自由にコメント欄やDMなどでお気軽にお寄せください。
みなさんのご意見が新しい落農を作っていきます。
最後まで配信を聞いていただいてありがとうございます。
次回の配信もぜひご覧ください。
ありがとうございます。
次回の配信もぜひお楽しみに。