川上牧場の日常
こちらは、島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳、
普段飲んでいる牛乳の魅力や酪農の魅力を、酪農家がお話しする放送となっております。
牧場の日常や牛の鳴き声を聞きながら、
お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと、
よりおいしい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳のむ牧場配信始まりです。
はい、おはようございます。
今日が9月12日の金曜日でございます。
今日の天気は曇りのち雨という天気予報になっておりまして、
午後から結構まとまった雨が降りそうな天気予報になっております。
雨が続きますね。気温もやっぱり下がってくるんですけど、湿度が高いんでね。
本当に夏が終わって秋らしさになってきたというような天気になっておりますけども、
牛の調子はぼちぼちですね。
様子見ながらなかなか分娩しそうな牛さんが分娩しないんですけどね。
そんな感じでございます。
今日のお仕事は水曜日から水木金と地元の中学生の職場体験に来てこられているので、
それの対応をしようかなと思っております。
天気が悪くなる前に何にしようかな。
今日はこうしの牛舎をまた掃除してもみがらを取りに行けたらいいかなと思っております。
そんな感じでございます。
ぜひ水曜日と木曜日の一昨日か中学生との職場体験の模様を上げておりますので、
ぜひそちらの方も聞いていただけたらと思いますけども。
今日の配信は久しぶりにインスタグラムのストーリーズの方に質問が来ておりまして、
落農関係者の方かな。
ちょっと鍵屋かというか、非公開のアカウントなのでどういう方かわからないですけども、
落農業界の質問が来ておりましたので、
牛の餌に副産物を使ってますかという質問が来ておりますので、
今日はマジで乗り気で久しぶりに落農の話ができると思ってます。
今日も10分15分くらいの配信していこうと思いますので、
牛乳を飲みながら最後まで聞いていただけたらと思います。
副産物の活用
よろしくお願いします。
では今日も牛乳で乾杯していこうと思います。
その前にお知らせです。
川上牧場ノートというブログとか記事を書いたりするアプリでメンバーシップを行っております。
こちらのメンバーシップ、川上牧場を継続的に応援したい方だとか、
川上牧場と何か新しいことをやってみたいという方、ぜひ入ってみていただけたらと思います。
加えにも川上牧場とオンラインで繋いで牧場体験をやったり、
実際に川上牧場に来て牧場体験をすることもできる、そんなメンバーシップとなっております。
このメンバーシップのプランの中に、落農業界向けのプラン、ファームエコーというプランを作りました。
落農業界にある問題・悩み・課題を、AIと川上がタッグを組んで解決していきますよという、そんなプランになっております。
落農業界で働くあなた、今聞いているあなた、悩んでないですか?
編集生の方、授業員の方、経営者の方、あとは営業マンの方などなど、
いろいろな皆さんの落農に関する悩み・問題・課題を、
Googleフォームに作っているヒアリングシートに記入していただくだけで、あっという間に解決していきますので、
ぜひ一度試してみていただけたらと思います。
現在無料モギター募集中です。よろしくお願いします。
あとインスタグラムの方でやっております、ハッシュタグ未来の牛乳として、
皆さんのこんな牛乳あったらいいな、こんな牛製品食べてみたいなというものを、
AIアートを使ってNFTにして販売しております。
こちらのNFTの売り上げは、川上が子供食堂に牛乳を支援したりだとか、
小中高の食育活動に参加した際の活動費に当てさせていただこうと思っておりますので、
ぜひ皆さんご支援よろしくお願いします。
皆さんのご支援が子供たちの未来の牛乳を作っていくという、
そんな特別なNFTとなっておりますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
よろしくお願いします。
ということで、牛乳で乾杯していきます。乾杯!
いただきます。
うわー、美味しい。
入料がガンガン上がってきてます。
今日も牛乳飲んでいただいて、ありがとうございます。
では、今日のお便りのコーナーをやっていこうかなと思います。
各SNS、音声配信に来た質問、コメントをお答えするコーナーとなっております。
今日の質問は、hmo66rzlkさんですね。
インスタグラムの方から来ました。
インスタグラムのネーム、hmo66rzlkさんですね。
資料で副産物とか使ってますか?という質問が来ております。
ありがとうございます。
副産物って聞き慣れないかなと思いますけれども、
例えばお酒を作った時に、お酒が主産物じゃないですか。
そこのお酒を作る中で出てきてしまった酒かすなんかが副産物ですね。
こういう風な餌を使ってますか?という質問なので、これを答えていこうかなと思います。
まず最初に、川上牧場で使っている副産物、副資材もあるかな。
は、もやしかす、酒かす、醤油かす、
あとですね、近くに栄養補助食品を作っている工場がありまして、
そこから出る栄養補助食品の食品残査ももらっています。
餌ではないんですけど、大肥を作る時の水分調整剤として、
もみがらも使いますし、カンナクズも使いますし、
オガクズも近くの製剤所からもらったりとか、
あとは芝を刈る、ゴルフ場とかの芝を刈るんですけど、
刈った芝のクズみたいなやつをもらって大肥に混ぜたりとかですね。
あとは椎茸が、出雲って有名なんですけど、椎茸の菌症ですね。
あれを排気するやつをもらって大肥に混ぜて大肥化したりとかしてますね。
こういうのを使ってます。
副資材、副産物ですね。
これは人間の食材とか加工品とか作った時に余ったものなんですけど、
普通なら排気されてしまうわけですね。
排気する時に排気の料金がかかってしまうんですけど、
それをお金かからずに、ある程度お金払って川上牧場が買う場合もありますけど、
それを買ってですね、牛の栄養源として使ったり、大肥化の大肥に変えたりとかしてですね、
餌のコストを下げたり、あとは大肥のコストを下げたりしていますね。
栄養価の高い飼料
こういうことが地域に楽のがある存在価値になっているんじゃないかなと思います。
人間が食べれないもの、草ですね。
草食べれないじゃないですか。雑草とか食べれないじゃないですか。
それを牛に食べさせて、人間が食べられる牛乳やお肉に変えていくっていうのが、
この楽能の素晴らしいところだと思うね。
これを今、地域と一緒になってやっているってことですね。
まずもやしカスからお話ししていきましょうかね。
もやしカスは広島のもやし工場からいただいております。
もやしも日持ちが長続きしないので、水分が多いんですよ。
これをビートパルプと混ぜて水分調整をして、再冷磁化したものを運んできてもらっています。
これも副産物を飼料に変える専門の業者がありまして、
その業者を通してやっていってもらっているので、品質も安定しています。
人間がもともと食べるものなので、生産管理もしっかりしているものですので、
これは本当に素晴らしいものですね。
もやしは大豆からできているので、アルファルファです。
豆か牧草と同じような栄養価、近い栄養価になっていまして、
タンパク質が高いんですよね、もやしって。
それを牛に与えることで、かなり餌代は下がっていますね。
タンパク質、タンパク源が減らせていますね。
続いて酒カスですね。
これは近くにある酒造会社さんから、酒カスありませんかって言って買い取らせていただいてますね。
お酒を仕込む時期が決まっているので、スポット的にもらっていたんですけど、
これも先ほどの副産物の販売業者さんがうまいことやってくださって、
島根県から、あとは県外からも酒カスが届くような感じになって、
これも通年で使えるようになりました。
酒カスもいろんな製造過程で、いろいろ栄養価が違うので、
あんまり大量にはやってないんですけど、
牛がジャンキーになるぐらい、早くくれよっていうぐらい大好きな餌になっています。
醤油カスも近くのお醤油会社さんからいただいております。
こちらは無料で引き取ってほしいって言われているので、
お金出しますって言われたら、本当に助かっているのでいいですよって言われて、
無料で引き取らせていただいてますけど、
これも醤油カスも好き嫌いがあって、食べない牛とかもあったりするんですけど、
ミネラル補給とか、公園とかの代わりみたいな感じで、
少量ですけども、餌の中に入れてますね。
あと皆さん、ちょっと気になじみがないかなと思いますけど、
栄養補助食品のものですね。
牛の餌に副産物活用
うちでやっているのは、ユーグレナっていう会社さんが出している、
クロレラ粉末を固めたものなんですけども、
それを出してます。
クロレラってすごい微細なんで、粉塵が飛ぶんですけど、
その粉塵のフィルターとか、回収したものが、牛の餌として今使ってます。
このクロレラもですね、すごいタンパク源が高くてですね、
CPって言ったら分かるかな、タンパクが60%ありまして、
アルファルファの2倍か3倍ぐらいですね、ぐらいあるので、
すごいこれも栄養源になってます。
あとはベータカロテンとか、ミネラルとか、微量の栄養素もすごいたくさん入っているので、
肝乳菌にしっかりこういう微量ミネラルが入れることができる、
素晴らしい食品残済だと思ってますね。
こんな感じでいろいろ使いながらですね、餌代を下げてます。
もともとはですね、購入のTMRで1本でやって、
そこには醤油カスとか鮭カスとかも入れてもらってたんですけど、
餌代は高かったんで、コロナ禍とかね、あとはロシアウクライナの問題で、
もう餌代が爆上げしたんで、2倍か3倍ぐらいですね。
購入資料で今うちはやっているので、2倍か3倍ぐらい上がったときにですね、
もうこれじゃ楽能やっていけないよって思って、
いろんな企業さんにメールを出したり、地元のいろんな企業さんにメールを出してね、
食品残済で使えるものとか捨てるものみたいなありませんかみたいな問い合わせをやったりとかですね、
名刺を持って営業に行ったりとかしたおかげで、
今現在こういうふうないろんな具産物が使えるようになってます。
ぜひ皆さん、餌代が高くてね、今これ悩んでる楽能家さんとかおられましたら、
やっぱりそういうところから営業していく、地元で手に入るものは他にないかなっていう、
結構いろいろあります。
何でしょうね、出雲だったら出雲蕎麦が有名なんですけど、蕎麦の切れ端とかね、
あとはお菓子作っているところだったら、和菓子とかあるところだったら、
あんこの絞ったカスみたいなのとか、あとカステラとかどら焼きのカスとかね、
ああいうのとか、あとキャンディとかね、あとは野菜工場の野菜くずとか、
あとはジュースの絞りカスとか、もう何でも資料に組み替えれば使えている農家さんもいっぱいありますので、
そういうふうに餌代を下げるといいんじゃないかなと思います。
酪農における効率化
うちもかなりWCS、飼料員を使って、あとはトウモロコシもちょっとずつ増やしていただいているので、
もう餌代がマジでかなり飼料費が安くなってますね。
40%はいかないけど50%は切ってますね、入手費が。
なのでかなりやらせてもらってます。
やっぱりそれのリスクとしては、餌が変動しやすいというのと、
あとは栄養価ね、物によっては栄養価がぶれやすいというところがあるので、
そこを加味しながら資料設計していくといいのかなと思いますけども、
牛群検定の結果とかね、バルブ牛の結果とかを見ながら、牛を見ながらね、
やっていくのが失敗しない方法じゃないかなと思ったりします。
はい、ということでインスタグラムの方から来ました質問にお答えしました。
インスタグラムネームはHMO6RZLKさんですね。
質問にお答えしてきました。
ありがとうございます。
すいません、ごちごちのラグナーの話をしてしまいまして、
こんな質問が出ても嬉しいです。
いちばん。
イキイキとしゃべることができます。
ぜひよろしくお願いします。
では、今日はこんな感じで終わっていこうかなと思いますけども、
先ほども言いました、
ノートの方のメンバーシップで入っていただいたら、
こういう質問とかもお答えできますので、
あとファームエコーですね。
ファームエコーに入っていただけたら、
皆さんのところの資料設計、
だいたいですけどね、
専門の方に聞くのが一番ですけども、
だいたいの資料設計とか、
あとはこう使ったらこうできるみたいなところの結果とかね、
そうしたら資料費がどれくらい落ちてみたいな計算も、
ファームエコーの中で全然お答えすることができますので、
ぜひ無料で試してみたいとか、
試してみていただけたらと思います。
あとはKindle本ですね。
川上牧場初のKindle本。
楽能未経験者のために絶賛発売中でございます。
Kindle Unlimitedで読むとめちゃめちゃお買い得ですんで、
牛群研で活用した方法みたいなのね、
その資料設計とかそういうところも、
この本の中で書かせていただいていますんで、
こちらもぜひチェックしてみていただけたらと思います。
ということで今日はこんな感じで終わります。
お仕事の方、学校の方、
いってらっしゃい。
みんな牛乳飲んでね。
バイバーイ。
川上牧場ではリスナーの皆様からのお便り、
ご感想を募集しております。
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最後まで配信を聞いていただいてありがとうございます。
次回の配信もぜひお楽しみに。
ご視聴ありがとうございました。
