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こちらは、島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳。
普段飲んでいる牛乳の魅力や、酪農の魅力を酪農家がお話しする放送となっております。
牧場の日常や、牛の鳴き声を聞きながら、お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと、
より美味しい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳のむ牧場配信始まりです。
おはようございます。
収録日は10月1日です。
今日も研修生が来ていますので、お勉強しながら配信していこうと思います。
ということで、よろしくお願いします。
今日は、個体識別番号を付けてもらいました。
個体識別番号って言っても、何のことかわからない。
リスナーさんがそうか。
牛さんの耳についている黄色い札ですね。
あれを個体識別番号と言います。
何で付けるんですか?
牛のどこの牧場で生まれたかと、お父さんとお母さんがわかると言うと、
あとは、例えば川上牧場で生まれました、別の研修生牧場に行きました、みたいな、
牛の移動とかも全部わかります。
牛が生まれてからお肉になって死んでしまうまでが、
その個体識別番号で全部インターネットでわかるようになっています。
それがわからないと、牛のお母さんがホリスタインで、
お父さんが高脱質とかで、ってなった時に後々問題が起こるというか、
本当にこの子は黒毛ワギ100%なのか、っていう問題が起こるんですか?
そうです。
というのがあって、それのニュースが、問題になったニュースが、
いつのニュースになる?
9月26日の岩手朝日テレビで出ております。
岩手の牧場に行政指導、牛トレーサビリティ法違反が269件。
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トレーサビリティ?
トレーサビリティと言います。
269件?
269件。
同じ牧場で?
同じ牧場で。
めっちゃでかいんですね。
めっちゃでかいっていうか、何してたんだろうなって、楽能家からは思うけど、
だって牛の治療する時とか、牛がぐちゃぐちゃだったらどうやって管理する?わからない。
できないですよね。
ですけどね、実際僕が飼っている感じでやると。
逆にでもどうやってやってたんですかね?
首輪とかで管理してたら、首輪に番号とか付けることもあるんで、
とかわかんないですけど、でも多分ここまでやるっていうのは悪意があるか、
もうそれ以上手が回ってないか。
手が足りてないか。
手が足りてないかっていうのの感じだと思います。
でもそんなにいるってことは多分家族経営とかじゃなくて、人雇ってやる。
法人のところだと思うけどね。
本社に送って。
グループ会社かもね。
でも大きい牧場がよく、牧場長みたいなのと社長って違ったりする。
牧場を管理するのが牧場長だとすると、牧場長が何かの原因で辞めてしまったりすると、
もう牛舎の管理がわからなくなってみたいな。
聞きつけないとまずいですよね。
聞きつけないとまずいですけど、
大抵会社化してるところもそうだけど、家族経営から大きくなって法人化してってなってるから、
家族経営の延長線上で規模拡大して従業員雇ってみたいな形になって、
人の使い方とかマニュアルを作るとか、ああいうのができてないところって結構あります。
これ起こりうるってことですね、この事象が。
起こっちゃダメです。
起こっちゃダメだけど。
業界の信頼にあれするからね。
どうするんですかね、判明して。
たぶんぐちゃぐちゃになってるじゃないですか。
牛って出生報告カードを今研修生の目の前に置いてるんですけど、
牛の種類って12種類届出ではあるんですよ。
これぐらい、ホルスタインとかジャージー牛、豪雑種、黒毛和牛、赤毛和牛、日本短角種、無角和牛みたいな。
主要の牛の品種があるんだけど、そういう親とかが不明だったり、種別が不明の牛は、
その他になって、その他の牛とされて、めっちゃ価格が安くなってしまう。
黒毛和牛の市場に、お父さんお母さん黒毛和牛なんだけど、
それを証明する方法がなかったりすると、黒毛和牛だけどその他の牛として市場に出されて、
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安く買い叩かれたりとかします。
この子たちは、今ぐちゃぐちゃになっている状態で、その他の牛で。
それも血液検査とかして、遺伝子検査とかして、どれを親でとかっていうのはできない?
やろうと思ってもできる。技術的にはできるけど、
それを証明する牛が本当にこのところから生まれたかっていう。
親の遺伝子をもう調べないといけないので。
ちょっとしか短いスパンだったらできなくはないけど、
こんだけ子が増えてて、ちょっともう無理か。
難しい。難しいからもうその他の牛で、自社のブランドで、
お肉、肥育しているところとかで、売るかな。
そういうぐらいしか。あと民事に、全部民事にするか。
お肉にしちゃう?
もう民事にするしかない方法だと思いますね。
じゃあそこから父を絞ったりとかっていうのはもうしたらダメなの?
ホルスタインは、血統とか関係なしに、
牛乳出るじゃないですか。
例えば交達種のメスでも絞ろうと思ったら牛乳出るので。
乳業によってはホルスタインとか、
乳業種以外のお乳は引き受けませんよっていう乳業もあったりするけど、
混ざっている牛乳で、合乳で出荷してもいいところがあったりするので。
どうなるんだよ。ここは?
ここはもうお肉の牧場ですね。
なるほど。ピックの牧場だ。
じゃあもうみんなミンチになっちゃう?
ミンチになるというか、もう経営できない。
信用問題があるから、もうこの子で生まれた牛で、
本当に和牛ですよって言っても、誰も買わないと思う。普通。
買われても二足三門とか。
まあ、なんだろうな。ことぼりが冷めるまでは。
逆になんで判明したんですかね。
いやだって、出世報告とか出して、早く出して。
早く出して。これって、僕が出世報告出しました。
で、例えば別の牧場に行きましたって時は、
移動報告の、その牧場に移動しましたっていう報告も繋げておきなくて。
これどこに出すんですか?
これは農政局って言って、ここにも書いてあるけど、
国?県?
国の管轄の反行政みたいなことをね、そこに出すんだけど、
そこが管理してるんですね。
はい。で、その移動届出して、出世届とか移動届とか出して、
向こうも引き売れ、引き受け、川上牧場から買いましたみたいな、
引き受けの届出して、やっと紐づいて、そこが一つになるっていう形になって。
あの、あれ出荷してるのに、向こうが引き受けじゃないですよって言われたら、
向こうがなんかおかしいっていう形になって。
お肉として出す時も、出さなきゃいけない。
出さなきゃいけないです。はい。
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なんで今まで判明しなかったんですかね。
不思議じゃないですか。
それを聞いたら、僕は分かりません。
分かりませんって言っちゃいます。
闇が深いですね。
闇が深いですね、ちょっとね。
そうか。
あります。だから、過去にはブランドを偽装したりとか。
できますよね、正直。
できます。
そうですよね。
できます。申し訳ないです。
でもそれすると業界の信頼が本当に落ちます。
信頼が生まれてしまったらね。
信頼が落ちてしまうので。
頑張っている人が報われないです、それは。
ちゃんと届け出しているね。
確かに。やっている人にどうだろう。
だってSNSで見ても結構大きくなっても出生届出してないってことが、
うちは自分で管理してるんですけど、農協が管理するところもあるんですよ。
農協さんの職員さんが来て、自表を打つっていう。
そっちの方が信頼度が高い。
まあ、確かに。
ここもあるんですか?
うちは全然ないけど。
この辺。
ないね。
昔はあった。
昔はだから耳にそういう番号を付けるみたいなんて、そもそもなかったんですよ。
で、共有病っていう牛の病気が出て、それを予防するために個体識別番号を付けようっていう話になったんだけど、
それまでのおじいちゃん、おばあちゃんとかは、そんな面倒なことできなせんわって言われたら農協の職員さんがやるしかないじゃないですか。
で、その流れでずっと農協の職員さんがやってるみたいな地域もあったりします。
いやー、でもなんで耳に付いとるか知らんかったんですね。
そうですね。
付いてるなーくらいしか思ってない。
黄色いタグが付いてるなーくらい。
どこも黄色いタグですか?同じ?
そうですね。黄色いタグで統一されてますね。
牧場によっては牧場の管理のタグ。
例えば検定番号みたいなのがあるんですか?
うちでも検定番号ですよね。
どれですか?
一つ一つに牛群検定の番号が付いてるんですよ。
上に?上に書いてあるやつ?名前?
あーとね、検定番号。
自分でペンで書いてあるやつ?
名前付けたやつ?3とか9.5とか。
牛群検定でこんな感じで、これが検定番号ってやつで、
これが個体識別番号ってやつで。
この番号を書くんですか?
そう、それが牧場の管理番号みたいな感じで。
これはまた自表とは別?
自表とは別ですね。
これはあれですか?
普通に生まれた順番に付ける?
生まれた順番じゃないな。
分辨した、初産を迎えた順番ですかね。
ということはこれまで546ポイントだったんですか?
そう、牛群検定に勧誘してね。
それ以外、当数も。
その番号をタグを売ってある楽能専門の業者とかがあるので、
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そこから買って、マジックで書いたりとか、
洗顔してやったりとか。
あと首輪にそのタグ、
保護士の保有ロボットのところに首のあれが付いてるんですよ。
あの番号がこうやって、
500何万とかで付けて首輪を付けたら、
そうやって管理するところがあったりします。
なるほど。
フォアなんですね。
知らない世界。
知らない世界、そうだね。
消費者の皆さんには分からないと思う。
牛って全部同じに見えるけど。
そうですね。
でかいの赤、ちっちゃいの黒みたいな。
昔は答え識別番号と血統との違いがあって、
昔は答え識別番号と血統登録、
オヌちゃんって言って名前付けてもらって、
あそこのオヌちゃんの血統登録書のこの牛のここに、
牛の模様を登録書を登録する人が書いて、
模様で牛を判断してました。
白と黒の模様があるでしょ。
ここに書くってこと?
こう書いて、ここはなかったからね。
模様で判断。
模様で判断するっていう、昔は。
かわいいですね、やり方。
かわいいというか、それしかなかったんじゃないかな。
だから、昔からしてみればもう血統なんてぐちゃぐちゃだったわけですよ。
でも今って犬とかもGPSみたいなのを取ったりするじゃないですか。
そういうのにはならない。
牛もあります。
放牧してる牛とかでGPSのやつを、
この首と骨の皮膚のところに入れて、
犬とかと猫とか一緒です。
管理しやすいですよね。
管理しやすいですね。
だけどお肉見するじゃないですか、この子たち。
する時に日本はそういうのをちゃんと報告しないと、
異物混入みたいな問題になっちゃうんで、
日本ではあんまり普及しない。
しかし、耳のタグに電子のGPSつけてやるっていうところが
今は出てきてますね。
外しやすいし、外すんですか?
耳はもう捨てちゃうんですよ。
耳食べないのか?
耳食べないですね。
沖縄でも食べない。
豚の耳は食べるけど、牛の耳は見たことない。
豚の耳食べますか?
豚の耳は耳があって知らない。
沖縄料理に耳があって。
聞いたことはあるけど知らない。
ゴリゴリして。
ヒクラゲみたいな味する。
そんな感じで管理してます。
耳のタグもそれで歩数を調べたりとか、体温が分かったりとか、
牛の餌を食べる活動量が分かったりとか、
そういうデバイスとかも今スマートリングみたいな。
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それで体調が悪いと、
めっちゃいいですよね。
今出てきてますね。
進んでますね、ITが。
そんな感じですかね。
個体識別番号が。
インターネットでスーパーのお肉とかも、
書いてあります?
全部書いてあります。
ミンチ肉には書いてないけど、
国産牛肉のちょっといいやつとか、
ステーキ屋さんのちょっといいところに行くと、
書いてあるんだ。
だから2になれば、今日の牛は個体識別番号なんですか?
どこの牛かな?
どこの牧牛かな?
2ですね、そこまで行くと。
でも最近お肉買うときに、
前は何も気にしなかったんですけど、
講座酒とか書いてあったら、
これ講座酒だはずかって思いながら買いました。
分かるようになってきた?
あいつらだって思いながら。
あいつらが売られてるって思いながら。
でも講座酒が美味しいよ。
僕は歳とってきたからだけど、
和牛よりも牛牛よりも講座酒が、
脂身が少ない?
脂身が少ない。バランスがいいね。
あんま気にしたことなかったから。
種類で書いてある。
面白いですね。
牛乳も品種の差があるからね。
牛乳もよく見るようになりますか?
いいことです。
どこの品牛かなんて。
裏の表示表をしっかり見てね。
牛乳かっこ牧産って書いてあるやつを選んでもらいたいです。
私は基本中落牛乳か、次のパスチャライズしか飲まないから。
パスチャライズの意味もわからないですね。
わからない。
私は次回、エッシャーソース荒らしてやろうか。
ということで今日はこんな感じで終わります。
ありがとうございました。
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