牧場からの配信
こちらは、島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳。
普段飲んでいる牛乳の魅力や、酪農の魅力を酪農家がお話しする放送となっております。
牧場の日常や牛の鳴き声を聞きながら、お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと、
より美味しい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳のむ牧場配信始まりです。
おはようございます。
今日の収録日は11月22日です。
今日も研修生さんが来ていますので、一緒にお勉強をしていこうかなと思います。
よろしくお願いします。
今日は何のお勉強ですか?
前回に引き続き、牛の出産の時に手を突っ込んで助けたりするのを、
分娩解除。
分娩解除を、どう学ぶかみたいな。
学ぶのね、そうだよね。
未経験の人がいきなりやれって言ったってできらせないですからね。
でもできるようにならないといけなくなってくるじゃないですか、どんどんね。
メガファームとかギガファームとか毎日分娩があるからね。
初めていつでした分娩解除?
家畜人口受精師自体を持っていたので、学生の時から資格を持っていたので、
牛の直腸に手を入れるとか子宮に手を入れるに全然抵抗感はないんですよね。
それは学校の頃にやった?
学校の頃から。
小牛の分娩があったらとりあえず手を入れて、
小牛の体勢を確認しなさいというのが学校での教えだったので。
先生がいない時とかってまだ全然あるんですよ。
土曜日、日曜日とか当晩とかであったりするので、
それのやつがあったので、自分のところで収納してからも
牛の分娩が見つかったら、牛が大丈夫かなって確認するっていう。
初めて手を突っ込んだ時は覚えてますか?
初めて手を突っ込んだ時は覚えてないな。
そんな衝撃がなかった?
牛の分娩の衝撃は覚えてる。
生まれた時の衝撃はめっちゃ覚えてるけど、
手を入れた瞬間っていうのは覚えてないな。
見てる側としてはそんなに手が入るんだみたいな。
僕はどっちかというとめっちゃ楽しいって思ってた方だから。
こんなことになってんだっていうので。
お腹の中?
お腹の中というか、小牛がどうなってるのかっていうのがあったから。
興味の方しかなかったな。
確かに気にはなりますね。
触ってみてどんな感じかなみたいな。
宇宙。宇宙。
牛の直腸なんてどこまで広がってんだって。
直腸ってこのイメージじゃない?
はい。
もう違うよ。宇宙だよ。
宇宙。宇宙。
ないな。何もない。
一回やってあげたいな。やらせてあげたいな。
本当に気になります。
こうやって受精する時も手を突っ込むじゃないですか。
はい。入れてます。入れてます。
いじるじゃないですか。
あれも初めてで覚えてますけど、すごかったです。
衝撃だよね。
引いちゃうよね。
引いちゃう。
ウチ書き出してそうやってやるんだ。
初めて見ました。
どうやって初心者が覚えるかっていうのは、
まず分辺の順序ね。
腎痛があって、破衰があって、二次破衰があって、
子牛が出てきてっていうのの順序をまず頭に入れておかないと、
今子牛がどういう状況だとかってまず分からないんで、
まず座学の方を徹底的に覚えておいた方がいい。
で、牛の足が触れた場合も、
フローチャートみたいなのを作ってくれてる獣医さんとか、
教科書とかがあるので、手を入れて足が一本だったとか、
足が二本あったみたいなので、
イエスとノーで分かれてるやつがあって、
今ちょっと僕持ってないけど、
そういうのがあって、それから覚えたような気がするので、
それでやって、ここは正常なのか、何々がなるのか、
腎痛から何分経ってますかみたいなのが、
やってフローチャートで、
もしそれが全部ノーノーノーノーとかだった場合は、
もう獣医さんに相談してくださいみたいな。
なるほど。
で、イエスとイエスでノーノーみたいな感じになったら、
ちょっと時間を置いて待ちましょうとか、
あとはちょっと出していきましょうみたいなとか、
そんなのが書いてあるフローチャートがあります。
インターネットでたぶん転がってると思うので、
YouTubeでもたぶん出てると思うので、
そういうのでまず頭にそれを叩き込む。
で、実践でどうするかっていう。
その順番通りにやって、
それを数こなせばある程度、
10等ぐらいやれば形にはなるかなと思う。
手入れたら、
結構この、何て言うの?
肘の上くらいまで入るじゃないですか。
どこまでも入る。
どこまでも入る。
壁に当たるとかないんですか?
壁に当たるよ、直腸に当たる。
直腸に入れた時は直腸に当てて、
子宮の時は子宮の壁に当たる。
難しい。
うんちかけ出す時はこう、
上、お尻の方からですね。
そうそう。
入れてみたいんですか?
入れてみてですね。
酪農の実際
やってみてです。
全然手効果はない。
あんまりないですね。
あ、ほんと。
いずむってますか?
普通ちょっと引いちゃうけどな。
確かに最初見た時は、
入れるとは思いましたけど。
でもね、入れてるだけなんで。
突っ込んでだけがすげえんだけどな。
私も体験したいです、宇宙を。
宇宙はすごいよ。
じゃあ今度、配音にする牛がいるんで、
そういうつもりで手入れてみますか。
入れさせてもらおうかな。
割とちょうどリュウザンして、
中がミイラで、
まだ骨が残ってるんですよ。
お腹の中に。
リュウザンすると、
リュウザンの段階がある。
初期リュウザンと、
お腹の中で死んじゃったパターンとか。
そういう時は出さない?
出せない場合があったりするんですよ。
出口は子宮じゃないですか。
子宮がギュッて閉じてたら、
出そうにも出せない。
出せないから育ってくると。
手を切開したら乳量落ちちゃうし。
手を切開するまでの生産性、
回復するか見込みがあるかどうかっていうのが、
まず大事。乳牛としてね。
その選択肢があるので。
今回のやつは、
夏場の分娩後3ヶ月くらいで、
肝乳にしますぐらいのやつだったんだけど、
出血してて、
見てみたら、
お腹の中で心停止してるよっていう感じになってた。
もう形はわかるけど、
死んじゃってるみたいな。
動かないよっていう形になってて、
本当だったらそれはドロッと出てくるんだけど、
普通は孔子が死んだら呼吸が止まって、
応体が対抗というか、
妊娠を維持させようというホルモンが
閉じていくんで、
それで出すような形なんだけど、
それしても出なかった。
子宮が広がらなかったって感じになって、
だからお腹の中でずっとそれが溶けちゃって、
骨にもなるまで溶けちゃって。
親牛に対してそれは影響がないんですか?
親牛、でも元気に餌食べて。
どの子ですか?
奥から3番目の子、右から奥から3番目の子ですね。
あの黒。
そうそう、黒っぽいね。
だからあの子は肺温にしようと思って。
そういうやつも夏場とかで。
入量は落ちる?
入量とか落ちない、落ちない。
全然普通にします。
お腹の中に骨とかがあるから、
次の子が…
できない。
出さない限りできない?
出さない限りは、
子宮が回復しないとできないので、
なかなか難しいです。
回復することもあるんですけど、
時間を考えた時にってことですか?
うん、そうそう。
それまでに入量がどんどん落ちていくんで。
ユーザーってそうですよね。
いろんなパターンがある。
本当にいろんなパターンがある。
知らなかった。
奥から…
何番目だっけ?
奥から4番目ぐらいのやつも、
あいつも夏場に、
途中で止まっちゃったやつがいるんで、
あいつも配養にしようかなって。
へぇー。
今すごい蟹乳牛じゃなくて、
鷹乳牛が多いじゃないですか。
はいはいはい。
一番多い、私が来てから。
そうかな、そうね。
でも糖数が減ってるからね。
出してるからってことですか?
そうそうそう。
精査性低いやつは全部出しちゃったんで。
そこのバランスってどうですか?
今みたいに、
ミルクは出てるけど、
赤ちゃんは産めない。
今後産根付けできない。
こう出すタイミングっていうか。
うちのペース、50頭、
計算でいうと、
親牛が50頭の計算すると、
1年に1頭産まれると、
12ヶ月でしょ?
1ヶ月が4週間、
1ヶ月が5週間、
1ヶ月が6週間、
牛の生産性と育成
1ヶ月が7週間、
1ヶ月でしょ?
1ヶ月が4週間じゃないですか。
ってことは48週、
単純計算でね。
1週間に1頭産むと、
全頭が分弁したっていう、
50頭分、親牛分、
糖数分弁がありましたってことになるので、
そうすると、
大体生産性が安定するっていう感じね。
1年にそれだけ、
コンスタントに産むってやると。
ってことは、
1ヶ月に1頭、
ホルスタインが生まれるとするじゃないですか。
そしたら年間で12、3頭、
うちでは生まれると予測するね。
生まれるってことは
たぶん出さないといけないじゃないですか。
出さないといけない?
大きくしたい場合は?
規模を拡大する場合はそうだけど、
うちの規模を拡大して、
牛舎をいっぱいにするっていう、
あれはないので、
だから1ヶ月に1頭、
配養にするうちを、
それぐらいのペースで考える。
それじゃあ例えば、
ペースで考えとったけど、
ちょっと出ないわみたいな。
場合は、
最近8頭くらい入れたじゃないですか。
8頭?
8頭も入れてないです。
1頭買ってきて。
ノートに書いてなかったですか?
ノートに書いたかな。
最近新しく牛さんたくさん迎えましたみたいな。
私もずっと迎えたっけなと思ってたんですけど、
最近1頭しか迎えてないですか?
1頭しか。
1頭だけですよね。
1頭だけじゃなくて、
他のラクノンさんに。
その、やめて、
買えそうなやつがいたらあれだけど、
うちは自家育成やってるんで、
だから数ヶ月すれば、
牛が上がってくるんですよ、
どんどんどんどん。
だからそれもコンスタントに、
1ヶ月に1頭ホルスタインが生まれるような形に
一応しているので、
だから1頭出しても1頭が上がってくる
という形になっているので。
だいたいキープできるというわけですね。
そういう、
冬場は生産性が高くなるので、
あんまり肺を出したくないよね、
みたいな感じで、
そこら辺ちょっと年間ずれていくんだけど。
流産しても、
お乳は出続ける?
お乳出てますよ、今も。
出てますね。
だから牛ってすごい変な牛なんですよ。
流産したらどのくらいお乳出るんですか?
牛によります、本当に。
出なくはなるんですね。
出なくなるやつもいるし、
そのまま出続ける牛もいるし、
変です。
だからその流産したっていうやつで、
妊娠と同じような動きを、
ホルモンが動いたりすると、
またお乳がバーンと張ってきたりするんですよ。
そのパターンもある。
創造妊娠って言うのかな?
あります、牛。
創造妊娠っていうか、
創造妊娠って言うのかな?
でもいろんなパターンが本当にあって、
妊娠してないのに子宮の中に空ができたりとか、
あったりするから、
あれここ空があるけどなんで?
みたいな感じで、
だけど全然更新ないみたいなやつも
あったりするよ、全然。
それはテツコの意味ってわからない。
エコーで検査して。
ユーザーのこと全然考えたことない。
牛って赤ちゃん産むみたいな。
ああ、そう。
イレギュラーはいっぱいあるね。
見えないからね。
見えないから、そうね。
だから、できれば自分の牛、
お気に入りの牛とかを作って、
その子の1年間の比乳ステージを追いかけるっていうのは、
最初はやった方がいいね。
どれでもいい。好きな。
チャコちゃんが好きです。
じゃあチャコちゃんだけ。
あの子だけどうしてついてるんですか?
あれは別の牧場から来た牛だからですね。
名前つき?
だから、あの子が今チャコちゃんは分泌して何日でしょう?
と言った時に答えられるかとか。
でも肺筋ですよね。
そう、そうですね。
とか、今乳量、先月で最近牛群検定やって、
乳量何母で、乳脂肪何母で、みたいなのが頭に入ってるとか。
ああいうのを1頭だけでも作っておくと、
それを基準にして他の牛もそういう風に見れるようになってくるので。
なるほど。
チャコちゃんのお父さんとお母さんは血統は何だろうかとか、
おじいちゃんおばあちゃんはどういう流れから来てますかとか。
それこそ別の牧場から来たって、別の牧場ってどこのやつで、
その牧場のエサはどういうやつでやってて、
牧場に来てどういうエサに変わったから、
牛は今こういう状態になってるみたいなとか、
追いかけていくと、もっと牛の個体管理がしやすくなるよね。
別の牧場から連れてくる時って、
カタログ見てるんですか?それともシャイトみたいな?
あの牛は畜産技術センターっていうところから来てるんですけど、
畜産技術センターで働いてるのはうちで研修してた子なので、
あの牛いい牛ですよって言って出すって言ってるんで、
どうですかっていう声かけてもらったやつなんで。
そういうパターンもあるんですね。
仲間うちが多いね、うちで飼うやつはね。
知り合いの。
北海道の事業で北海道から導入するみたいなやつ、
年間一頭ぐらいやる時もあるけど、
でも知り合いのとこは多いです、うちで飼うのはね。
ほとんど自分のとこで産ませたやつの方が飼いやすいので、やっぱり。
じゃあまあ特権はやらないといけないな、いつかな。
朝がいいね、夕方、夕方、そうね、朝、夕方。
まあいつでもいいわ。いつでもできます。
ぜひお願いします。
ということで、今日はこんな感じで終わります。ありがとうございました。
個体管理の重要性
ありがとうございました。
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川上牧場とやってみたいこと、やって欲しいことなど、
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皆さんのご意見が新しい楽能を作っていきます。
最後まで配信を聞いていただいてありがとうございます。
次回の配信もぜひお楽しみに。
