奏でる細胞。奏でる細胞は、サイエンスと音楽を愛する2人が、アメリカ・インディアナから楽しく奏でるようにおしゃべりする番組です。
こんにちは、ゆりかです。
こんにちは。言いたいことも言えない世の中で、ポイズン評論家をやってます。タツと言います。よろしくお願いします。
タツさん、ポイズン評論家には絶好の話題がやってきたんじゃないですか?
そうですよ。今回は雑談系ポッドキャストの日ということで、しゃべりたい内部のまいこーさんがやっている40番組が参加する企画に参加しております。やった!
まいこーさんね。
まいこーさん、ありがとうございます。テーマはですね、言いたいことも言えないこんな世の中。
ポイズン?
違かった、ごめん。話したいけど話せていないことだそうです。
これちょっと初めて聞いたときにすごく難しい日本語だなと思ったの。
イプセンくん、これ難しいよ。
イプセンさんは電視世界に出てくださってる、別のポッドキャスト番組に出てくださってる。
タツさんのね。
デンマーク人の方で日本語を2年間勉強してる方ですね。
話したいけどまではイプセンくんわかると思うんだ。話したいって、なんとかしたいけどって逆説だよね。
次、話せていないこと。話せていないことだから、話していないことでもないし、話せないことでもないわけよ。話せていないことっていうことなわけさ。
話せないことだったら、今日も話せないもんね。
そうそう。話せていないこと。
それか、よっぽどのバックロー話をしないと。
そうそう。このニュアンスって難しいよね。
さすが日本語の先生ですね。
ちょっとだけかじっております。
話せていないこと。
イプセンに言うんだったら、話せるっていうことで、ポテンシャルフォームになるでしょ。
可能性ね。
そう、可能性ね。
で、テフォームだから、オンゴイングアクションとかさ。
難しいね。話せていないことって難しいんだ。
オンゴイングアクション。
何何していないとかさ。
そういうことね。テフォームこれも。
テフォーム。
そうなんだ。
すごいね。
アメリカのリベラルアーツで日本語を教えるってそういうことなんですね。
ちょっとだけね。難しいね。
でも私たちってわかるじゃん。
話したいけど話せていないこと。
何を求めてるかって求められてることわかるじゃん。
マイコーさんに。
話したいけど話せていないことってね。
ちょっとした秘密めいたこともあるよね。
ああね。
隠してるわけじゃないんだけど、おのずと隠しちゃったこととかさ。
あるあるある。
あとすっかり忘れちゃって、そんな思ってもいないんだよって言ってなかったね、ごめんねから始まる感じもあるじゃん。
もう奏でる際もずっと聞いてくださってて、もう3年以上経ってんのに、
僕そのリスナーさんにこんなこと伝えてなかったのかってごめんねみたいなのもあるあるある。
あるでしょ。一方的に。
実は俺こんな人だったんだみたいなのも、ちょっとこの期間に言いたいね。
そうだね。やっぱあれですかね。
どうしようね。子育てって言葉を。
僕たちね、アメリカで17年、18年暮らしてる夫婦なんですけど、子供が3人いまして、一番上が19歳の大学生、二番目が高校生の女の子、一番下が9歳の男の子なんですよね。
いろんな子育てやってきましたね、アメリカでね。
そうね。
ちょっとアメリカをね、振り返ってみるっていうことを、もうちょっとこのテーマにしたらいいかもしれないけど、長くなっちゃうから。
でも話したいけど話せていないことは、私がアメリカに来たときに非常にびっくりしたことの一つで、
これはアメリカ人の方に話すと当たり前だろうと、そんなの勝手だろうって言われちゃう話があるんだけど。
これ俺話したいけど話していないことの一番大事なのがあったわ、これ。
俺、Tell this to Daisukeさんっていうコーナーをずっとやりたかったんだよ。
だけど全然やれてないのよ、最近。
朝日新聞ポッドキャストの神田大輔さんに、アメリカの日常すぎるニュースを伝えるというこのコーナー、しばらくやってなかったのよ、やりたかったのよ。
ちょうどよかったよ、ゆりかさん。アメリカでびっくりした話。
Tell this to Daisukeさんですよ、これは。
じゃあちょっと、Daisukeさんを念頭においてお話すればいいわけね、私とね。
雑談なんだから、雑談として喋るけど、いいんじゃないですか、ゆりかさん、その出てきた言葉。
Daisukeさんに合いそうだから、今ちょっと入れてみて。
18年も前のことよ。
多分アメリカ来て1ヶ月いないぐらいに、誕生会に呼ばれたわけ。
誕生会だって言うから、なんのこっちゃと思って、ハセさんじたわけよ。
そしたらなんのこっちゃ、3歳だか4歳の子の誕生会だったわけよ、そこんちの子供の。
で、3歳か4歳よ、まだ小さい子よ、小さなおもちゃとかをプレゼント買ったかな、私も買って、手に収まるようなおもちゃを買ってったわけね。
そしたらそれが赤っぱち買えたって話よ。
というのは、とにかく大きな家なんだけど、とにかくでっかい家に。
アメリカのインディアナはでかいっすよ、家。
そう、1部屋の大きさが、日本だと6畳とか8畳とか思うかもしれないけど、何、20畳ぐらい1部屋。
そこに。
子供部屋なんだよね、それだけ。
子供部屋。そこに、その3歳か4歳の子供の誕生会のプレゼントがあふれてんの。
床を越え、ベッドに乗り、天井に届かんばかりに、1個1個がとにかくでっかい。
で、そこで、そこが誕生日部屋というか、誕生日のプレゼント部屋なの、それ。誕生日会場は別なの。
プレゼント部屋。はい、どうぞって最初に。
プレゼントのための部屋に通されるの?
通される。最初にどうぞここに置いてくださいって名前書いたとか言われて、恥ずかしくて名前書きたくなかったんだけど、自分のは手に入る大きさだからね。
あとはもうベッドぐらいの大きさのプレゼントとかもあるわけよ。
ね、それの中で、まあいいやと思って自分の名前書いて。
映画みたいだね。
そう、そして、さあプレゼントが会場でしょ。
で、じゃあ本当の本会場に行くともうバルーンにあふれてるわけ。
で、子供は何のこっちゃ何のかギャギャギャギャギャ騒いでるわけよね。
で、そしてそこになんかピエロとか登場したりだとか、まあいろいろなアトラクションがあるわけ。
外部から人を呼んで、この盛り立て役の人、プロが来るわけね。
で、その歌ったり踊ったり。
バスデーパッケージね。
そうそうそう。
そして、自宅にてよ。
で、親たちは一生懸命写真撮って。
見せつけてきたな、幸せを見せつける家族だな。
いや、その時は持ってないわけよ。こんなカラーと思って。
で、ピークは誕生日のプレゼントを開ける時ね。
そのあっという間になんかプロの手か誰かの手で、その20畳にある誕生日プレゼントが全て1階のメイン会場に下ろされるわけ。
もうクリスマスツリーなんかよりもずっと大きいやつよ。山ほど。
それを3歳か4歳の子供がビリビリビリビリ破って、で、一個一個開けていくっていう儀式があるわけよ。
周りの人たちはそれを?
で、お母さんに行って写真撮ったりするわけさ。
永遠と開けることになるじゃん。
そうだよ、20分くらい開け続けるわけよ。で、誰かからのなんとかのプレゼントってなって。
そして、このふと隣の部屋見たのね。そしたらほぼほぼ同じものがその子持ってるわけよ。
さらにまた見るとね。
子供部屋があるわけね。
そう。
おもちゃ部屋があるわけだ。
そう、おもちゃ部屋。そしたらそのおもちゃ部屋、鏡張りだと思ったのね。
いやいや、それね、お姉さん5歳の子のおもちゃ部屋だったわけ。
要は3歳と5歳の子が同じもの、同じだけ持ってんの。
鏡、ミラー張ってるくらいなの。
具体的に言いますと、バービー人形が左に10体あったら、右にバービー人形が10体あり、
左にバービーの家が5体あったら、右にもバービーの家が5体あり、
で、バービーの牧場もあって、バービーのキャンピングカーもあって、
それバービー部門。今度はアメリカンドールとかいうでっかい人間の赤ちゃんぐらいのドールが、
ドドドドドッと並んでて、それがお姉さんの部屋にもドドドドッと並んでて、
とにかく山盛りあるわけ。
それはね、もう言い過ぎではない。
ない。しかもここで1軒で驚いたけど、
そこは知ってる、俺知ってる。
そこから2軒、3軒、他のお家に行っても、ほぼほぼだね。
あれを見た時に、
すごいな、資本主義社会の良い家族の、
すごいね、資本主義の生命を、
あの時に、
見せつける。
ドカンと浴びました。
大介さん、これが資本主義だ。
映画のね、ダドリーとかがやってる世界があるんですよ、まだ。
あれ悲しかったのは、ガレージに三輪車が2台あってね、同じやつが2台あってね。
同じ人のお家ね。
車も乗るタイプのさ、子供が乗るタイプのさ、
たぶん300ドル、400ドルするような車が2台あってね。
シェアしないのね。
分けないんだね。
兄弟さ、3歳と5歳ぐらいの女の子だと、
2人で1個でいいじゃんみたいな、僕が思ってるのに、
それぞれの部屋にそれぞれあって、
喧嘩を見たくないのって言われた。
キッチンとかもさ、
なんでキッチンさ、あれ2つあったらさ、
こっちでキッチン作って、こっちで作ってでしょ。
どっちかが作ってさ、どっちはお客さんみたいなさ、
ごっこ遊びすればいいじゃん。
なんで2人で作ってんだよって思わない?
私のキッチン、私のキッチンみたいな。
あれびっくりした。
これね、話したいけど、まさに話せていなかったこと、私の中の。
いや、あれさ、見たらさ、なんかさ、
すごいいろんなさ、疑問とさ、違和感を感じるの。
うまく説明できないんだけど、実際その場に行ったからさ、
見たからさ、思っちゃうんだけど、
なんか一瞬固まって、え、大丈夫かなって思っちゃった。
そう。
そうね。子供を連れてここの国に来て、どうやって生きていこうかって分からないし、その…
いきなりこれだったんだよね、ゆうかさんにとっては。
いきなりこれだったから、あとはね、やっぱり何かを見て、例があるから子供を育てていく指標ってあるのかもしれないけど、何にもなかったのね、私にとってはね、もちろん。
後から私の父や母がしたこととか思い出していくんだけれども、やっぱりその時は勉強ばっかりしてたから、何ら母親でも何でもなかったのよ、当時ね。
でもまあ、ここでアメリカでライフが始まる時に、突然のショック療法がダンダンダンってきたわけ。
その誕生会っていうのは大きかったなあ。
その後、自宅に呼ばれはしないけど、誕生日会場みたいなゲームセンターとか呼ばれて、でっかいネズミが来るところとか行って、チャキチー、チャキチーとか行って、あれも結構なショックで。
まずあのでっかいネズミっていうキャラクターにショックなのと、なんかちっちゃな子供がむしゃむしゃピザ食べてる姿とかで、結構ショック療法だったのよ。
これが子育てなのかと、これをなぞっていくのがアメリカでの子育てなのかって思うと、いや違うだろっていうのが冷静にやってくるわけね。
でももしこっちでずっと育てたら、そういうことを感じてずにずっとやってきたのかもしれないんだけど、びっくりしたのよね。
で、だから急に静かな気持ちになれたわけ。
いいよね、わかるわかる。
その、例えばさ、日本にいたままだと、母親像も、お金のかかる母親像をさ、押しつけてくる資本主義があるじゃん。
そうだってCMの日本語は全部わかるってことは、全部手に入れなきゃいけないと思っちゃうもん。
そうでしょ。
そう、目に映る広告、耳から入るCMのキャッチフレーズ、全部わかっちゃうわけよ、日本にいたら。
あれさ、だからね。
ラッキーなことに英語があまりわかんないでくると、CMが何のCMしてるのかとか、それがいくらなのかもさ、ついていけないわけよ。
誕生日もびっくりすることあるし、こちらの親子関係とかにもびっくりすることあるし、と同時にその日本の良い父親とはこれだよとか、良い母親とはこれだよ、ある程度切り離される瞬間があって。
ものすごい瞬間どころか、切り離されたね、そしてすごく安心にならなきゃって。
ホッとできたというか、ちょっと一回ね、リセットじゃないけど、そういうきっかけになった気がする。
だって一方で、やっぱアメリカは広いから、いきなり大雪が降った日が来てさ、道路も全部凍っちゃってさ、閉じ込められた時とかあったじゃんか。
あったね。
で、すごい単純に子どもと一緒にそりすべりしてさ、学校もロックダウンだから行けないし、みたいな。
そうすると、静かなアメリカの大地の中にいる感じじゃんか。
そういうバランスもあったじゃんか。
あったね、懐かしいね、あの日ね。
なんかやっぱりちょっと思うのは、うちらの子育てにとって一番大事だったのは、ゆりかのお母さんから届く小包み。
あー、絵本がね、たくさん入っててね。
そう、あのね、おいしいものもあるのよ。
だけど、その中に絵本がたくさん入ってて、
やだ、涙出ちゃう。
開けるとさ、せんべいとかもあんだけど、せんだいふとかもあんだけど、わがはふるさとのせんだいふとかもあんだけど。
するめとかな。
で、子どものためのおもちゃみたいなのもあんだけど、すごいちょっとしたもので、メインはたくさんの子どもの絵本で、それを一緒に読んでくれっていうのがあって、ゆりかのお母さんは絵本のね、専門家だからさ。
いい絵本を選んで送ってくれてさ、それを長い冬にさ、何冊も何冊もさ、
繰り返し繰り返しね。
また読んでまた読んで、今日もこれ読むの?みたいな感じで読むのとかさ、いい子育てってそういうことじゃないですか、お金なんかそんなかかんなくてもさ。
ね、そんなお母さんだってさ、毎週毎週送ってくるほどのわけじゃなくて、やっぱりさ、あれもたまに届くからさ、ちょうどいいぐらいの季節感の時に届いてさ、
子どもがさ、えーみたいなおばあちゃんからの箱あるよって言ってさ、思わずさ、その箱を開ける、出る息子の写真とかやけに俺撮ってるもんね。
そうね、あれはいい時だったね。
そう、絵本がとにかくね、何冊も何冊も届いたね。
そして何よりね、実は一緒に読んでる私が癒されてた。
そうだね。
うん、すごいいい時間を持てたし、子どもの時に読んだ絵本だったりもするから、なんていうかな、このリズムが残ってるし、
そしてそれを自分の子どもも好きだって言ってくれるのも不思議な感じがしたし、楽しかったね。
そのおばあちゃんがさ。
実はね、今も楽しんでるんだけどね。
その本は何回も何回も読んでるし、3人子どもみんな楽しんだから、で、科学教室の子どもたちに貸し出しとかしたからさ、
本当にいろんなものを集まった本としてまだ家にいっぱいあるんだけど、
なんかさ、子どもに日本語を届けたいって、日本のいい作品っていうかさ、
あの絵本をやっぱりゆりかのお母さんもゆりかをそれで育てたっていう自負があるんだと思うんだよ。
だから、なんかね、特別な空間というか時間だった、やっぱり、その絵本を子どもたちと読む。
だからね、支部長さんは、あれ真似したい、支部長さんの〇〇。
あれいいよね。
やっぱ知りたいんだよね。
知って落ち着きたいんだよね。
知ろうとするとさ、情報が溢れすぎてさ、不安になっちゃうっていう。
大海だもん、大海。
それやめようみたいな。
溺れさせないでよ、僕らをって思う中で、ちゃんとね優しくさ、支部長さんが資格取ったから、
AIエンジニアとして専門家として優しく、優しく、分かりやすいね。
金西さんがね、AI素人っていうか、初心者みたいな人、気取ってますけど、あれかなり詳しい。
2人が。
もうあれだね、古典ラジオのAI版だね。
いい番組聞いちゃいました、あれ。
でもやっぱり私は科学っていうもので、子供を育てるっていうことも、
でも、科学かける子育てってすごく落ち着かないワーズのさ、
なんか嫌なんだけど、すごい嫌なんだけど、
でも、きちんと知ることとか、把握することっていうのは科学の醍醐味じゃない?
ひらがなで科学って思ってほしいね、科学の子育てって。
またまたそこもさ、ざらつく言葉をひらがなに変えることで、ざらつきを減らそうというその根担もまたさ、
大丈夫、うちらは最後にサブスクありますのでという終わり方しないから。
そうね、そうね。
大丈夫、資本主義じゃないから。お金をかけない子育てをしてきた私たちが言う。
そこもまたざらつくんだろうな。
そうか。そこはじゃあ、支部長さんとカネリンさんにお任せして。
そうね、でも落ち着いていこうよと。
あれ落ち着けるから、本当に聞くと。
僕たちも落ち着けるポッドキャスト目指していかなきゃいけないね。
ちゃんとやっぱりアドレスするってことじゃない?支部長さんに学んだこととしては。
やっぱりドキッとしたりザワッとしたりするその理由は一体何なんだろうか。
そしてそれを解消していくには、落ち着くにはやっぱり知らなきゃいけない。
ここまで知らなきゃいけない、あとこれ以上知らなくてもいいよっていう支部長さんのような導きがあるっていうのが、人を平和にするんだなって思って。
そうだね。
だからあのバナナが出た後に次のやつがまたポンって出てくるわけよ。何それって思うじゃん。
もうザワついて眠れない。
その頃にまた新しいポッドキャストが出てきて、落ち着きAIが新しくこんなの出ましたよ、でも大丈夫。
ちょっとしかアップデートしてないからみたいな話をしてくれて、でもこういうのを使う人はこれいいですよって言ってくれるから。
落ち着くって、カネリンも言ってるけど落ち着くのでね。
ぜひ僕話したくないけど話したかったことは支部長さんのポッドキャスト大好きです。素敵だよっていう話をしたかった。