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【第341回】目指せ100万部! ヨシナガさんが魅せられたカードゲーム製作の世界
2026-08-05 28:28

【第341回】目指せ100万部! ヨシナガさんが魅せられたカードゲーム製作の世界

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このポッドキャストは、Webニュース編集者のうすだと、ブロガー兼ライターのカイがITの話題から最近のお気に入り、個人的イチ推しなどを雑多に語る番組です。

第341回は引き続きヨシナガさんをゲストに、ヨシナガさんが今注力しているカードゲーム作りについて話を聞きました。

 

吉永龍樹(ヨシナガタツキ)(@dfnt)さん / X

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「かいだん」ニュースレター

取り上げた話

◇ 肉かるた

ヨシナガさん製作のカードゲーム第1弾。

プレイクリエイト 肉かるた|【ハンズネットストア】

◇ ビックリマン

1977年に発売されたビックリマンチョコだが、人気を集めたのは1985年の悪魔VS天使シール入りバージョンから。あまりの人気にロッテではなく「ロッチ」と読める印字の偽物が出たり、チョコではなくアイスでの再販なども行われた。最近も芸能人やマンガコラボで続いている。

ビックリマン|お口の恋人 ロッテ

ヘラクライスト

第5弾にして1回のシリーズに4パターンものデザインで登場したことで話題を集めたヘッド。

「ビックリマン伝説5」BMヒストリー第1章 | ビックリマン|お口の恋人 ロッテ

◇ はぁって言うゲーム

ゲームクリエイターの米光一成さんが考案したゲームで、インディーズで人気を集めた作品をJELLY JELLY GAMESが「ベストアクト」として販売。さらに幻冬舎が「はぁって言うゲーム」として発売と、タイトルが二転三転している。

ベストアクト–ボードゲーム通販 JELLY JELLY STORE

『はぁって言うゲーム』特設ページ | 幻冬舎

◇ マクドナルドのセット

マクドナルドのおまけ付きメニュー「ハッピーセット」でカードゲームがセットになったバージョンに、「はぁって言うゲーム」も仲間入り。

ハッピーセットにマクドナルドオリジナルの人生ゲーム、はぁって言うゲーム、モノポリーなどのパーティーゲームや「たべっ子どうぶつ」のおもちゃが登場!11月17日(金)からスタート! | 電撃ホビーウェブ

◇ ゲームマーケット

日本最大規模のアナログゲーム販売イベント。今年は10月17日、18日に開催される。

『ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲーム・ テーブルゲーム・ボードゲーム イベント

◇ グラフィックのカードゲーム用メニュー

印刷会社として有名なグラフィックが、トレーディングカード専用の印刷パッケージも用意している。

カードゲーム用パッケージ(既製サイズ) - オリジナルパッケージ作成 - 格安ネット印刷【グラフィック】

◇ 「はい」って言ったのに?

ヨシナガさんの企画したカードゲーム第2弾。

「はい」って言ったのに? | 『ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲーム・ テーブルゲーム・ボードゲーム イベント

◇ 老眼トランプ

ヨシナガさんの作品第3弾。

XユーザーのプレイクリエイトPLAYCREATEさん: 「プレイクリエイトの新作「老眼トランプ」が完成! 写真ではかなり伝わりにくいのですが、全てのカードがぼやけているトランプです。いつか来る「老眼」をお子様でもお手軽に楽しめる意欲作! イラストはドコムス、ヨシナガの二人で描き下ろし!12/30コミケで初お披露目予定です! https://t.co/fjbjTlSI4U」 / X

◇ ドイツのゲームショウ

ドイツで開催されている世界最大規模のゲームイベント「gamescom」。なおドイツではボードゲームで最も権威あるとされているドイツ年間ゲーム大賞という賞もある。

ドイツで開催された世界最大規模のゲームショウ「gamescom 2025」に出展してみてどうだった?「ジャパンパビリオン」担当者がレポート|ゲームメーカーズ

編集後記

カイ

NFCタグとか使いまくったカードゲーム、一度作りたさがあります。

うすだ

まったくカードゲーム知らない民でもめちゃくちゃ面白い話でした。一発目でヒットが出せるのも凄いけど、「売り方」の仮説づくりも含めて凄いですよね。

ヨシナガ

肉かるたを作った経緯などを赤裸々にお話しました!いつか海外でも出版できるといいなぁ…。

感想

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サマリー

今回の「かいだん」は、ゲストにヨシナガさんを迎え、AI時代におけるアナログコンテンツの可能性について深掘りします。ヨシナガさんは、AIに代替されにくいものとしてアナログゲームに注目し、その理由を自身の経験から語ります。かつて1年間シール制作に没頭し、ビックリマンシールの二次創作で成功を収めた経験から、アナログコンテンツの価値と持続性に着目しました。特に、デジタルコンテンツの刹那的な性質に対し、アナログなものは時間と共に価値が増す可能性を指摘します。 シール制作で培った印刷技術やノウハウを活かし、次に挑戦したのがアナログゲームでした。孤独な作業になりがちなシール制作に対し、人と会うプロセスが含まれるアナログゲーム制作に、金銭的な成功とは異なる幸福を見出します。第一弾として制作した「肉かるた」は、予想外のヒットとなり、ハンズやロフト、ドンキなどで販売されるまでに至りました。この成功を足がかりに、100万部ヒットを目指し、現在は「入っていったのに」や「老眼トランプ」など、多様なアナログゲームを制作・展開しています。さらに、「肉かるた」はNHKスペシャルで取り上げられ、海外でも話題になるなど、グローバル展開も視野に入れています。

00:06
うすだ
うすだです。
kai3
カイです。
ヨシナガ
ヨシナガです。
AI時代におけるアナログコンテンツへの着目
kai3
今回も引き続きヨシナガさんにお越しいただいて、前回がですね、ヨシナガさんのいろんなこれまでを振り返っていろいろ聞いてきたんですが、
今まさにヨシナガさんが取り組んでいるアナログゲームについてですね、よりちょっと深掘りしてお話を伺いたいと思うんですけど、
前回、これからはアナログだっていう話があったんですけど、その中でなぜアナログゲームを選ばれたかみたいなのってあるんですか。
ヨシナガ
はい。前回話したんですが、AIにいろんなコンテンツ、ゲームも漫画も全部置き換わっちゃうんじゃないかなと勝手に大げさに考えてきて、
なんかデジタルコンテンツから逃げてきたんですが、その時に、でも自分ってものを作る以外にあんまり能のない人間で、
ヨシナガ
物作りやめたくないなみたいな未練みたいのはあり、その中で何を作ったら一番デジタルAIに置き換えられにくいかなって逆算していった結果、
ヨシナガ
実はアナログゲームの前に1年間だけシール作ってたんですよ。
kai3
作ってましたね。
ヨシナガ
シールっていうのはビックリマンシールみたいなシールで、今のね、45歳とかの人しかビックリマンシールって何ぞやってわかんないと思うんですけども、
なんか1980年代にすごく流行ったビックリマンっていう48ミリの正方形のシールがありまして、チョコのウエハースについてたんですけども、うすださんってご存知ですか、ビックリマンシール。
うすだ
はい、もうど真ん中世代なんで。
ヨシナガ
で、なんかスーパーゼウスとかヘッドのキラキラがね、何か40枚に1枚とか入っていて、
あれがその2023年4年に自分探しをしてるっていうかAIに置き換えられないもの探しをしてるときに、ビックリマンシールの当時のヘッド、キラキラのヘラクライストっていうキャラクター、
ヨシナガ
カブトムシみたいなカブトをかぶってるヘラクライストっていうのがいたんですけども、ヘラクライストの美品が今1枚30万円で売ってるんですよ、マンだらけで。
当時ビックリマンシールって30円だったんですよね。
で、このわずか30年で価値が1万倍になってるっておかしいじゃないですか。30円のものが30万円で取引されてるんですよ。
で、アナログってこういうのあるなと思って、そのLINEスタンプのエヅプトくんスタンプが30年後に、当時100円で買えてたのが100万円になってるってことないんですよね。
デジタルだから、まず劣化もしないし、LINEが終わったら全部終わりだし、刹那的じゃないですか、なんか。
ただアナログのものって昔から切手とか、それこそ遊戯王カードとかポケカが数年前まですごかったですけども、
ヨシナガ
なんか残って、美品で残ってると価値が1万倍になるみたいなことが起こりうる。
ヨシナガ
これってAIに代替されにくいなーって思ったんですよ。
AIでビックリマンシールっぽい絵柄を、いろんな人が出力するっていうブームは、サムさん、アルトマンが出力するとか、その後起きましたけれども、
ヨシナガ
それが実物で印刷されていて数量が100とか限定で誰かの手元にあるってことって、僕が死んだ後もそれは残っていて価値があるとかいう、
ヨシナガ
美術品を作るみたいな概念がありえそうだなと思って、2024年、そのAI敗北宣言から1年後にせっせとシール作ってたんですよ。
シール制作での成功とアナログの価値
ヨシナガ
1年で70枚ぐらいシール作ったんですけども、それがむちゃくちゃ売れたんですよ。
kai3
それでも売れてるからすごい。
うすだ
全部売れてるじゃないですか。
ヨシナガ
いやいやいや。なんかそのビックリマンシール界隈というのがありまして、
国に1000人ぐらいビックリマンシールの二次創作みたいなもの、今でもスーパーゼウスの二次創作みたいなものを作って、
ヨシナガ
ちゃんとそれをお金出して買う人っていう、9割はおじさんで1割に女性がいる感じなんですけども、
ヨシナガ
国に1000人だけビックリマンシールをとても愛している人々っていうのがいて、
ヨシナガ
その人、その1000人だけに向けて売ると本当に何百人って買ってくれるんですよ。
ビックリマンシールのパロディーの作品ってキラキラだと1枚500円で売れるんですよ。
当時は30円とかで当たりが出るとキラキラだったんですけども、
ヨシナガ
そのキラキラのシールを1枚500円で売れるっていうことに驚いて、
それがね、1000枚売れると50万円とかになるんですよ。
ヨシナガ
ちょっとこれ今、すいません、本当にこれ絵があった方がいい放送だな。
なんかこういうやつですね、スーパーゼウスと同じキラキラのやつとか、
ヨシナガ
あとはこういう透明のシールだったり。
kai3
ちゃんとエヅプトくんもちゃんといる。
ヨシナガ
そうですね、こっちか。こういうのあったりするんですけども、
こういうシールを作ったら予想以上に売れて、
ヨシナガ
いやこれすごいぞってなったんですよね。
ヨシナガ
これシールだけでワンチャン生きていけるんじゃないかくらいになったんですよ。
うすだ
すげえ。
kai3
ちなみにどれが一番売れたとかあるんですか、シールの中で。
いろんな売り方があって、ビックリマンシールってランダム封入だったのって意味わかりますか。
ヨシナガ
買うまで何が出るかわかんないというかガチャのような。
うすだ
チョコについてくるものだから。
ヨシナガ
そうです、そうです。おまけなんで。
で、ランダム封入の売り方をしている作家さんが当時数名いたんですよね。
ヨシナガ
その1000人の作家さんだったり、クリエイターは100人、200人。
ヨシナガ
で、買う人は1000人くらいいたんですけども、
その100人、200人の中に数名だけランダム封入をして、
ヨシナガ
ランダム封入をするには初めに20種類とか作んなくちゃいけなくて、
普通の人は1種類作ったら500円で買ってね、で50枚売れました。
みたいなことをやっているんですけども、
僕は初めに18種類作ってランダム封入にしてみたんですよ。
そしたら、ランダムって売り上げが伸びるんですよね。
ヨシナガ
すごい、なんか手の内を晒しているようであれですけれども、
ヨシナガ
ランダム封入の方がロマンがあると思っていて、
開けるまでわかんない。
いろんな人の作品を自分でも買ってみた結果、
ヨシナガ
買うと郵送で届くんですけども、
ヨシナガ
もう何が出るかわかっているものより、
3種類でもランダムで、
どれか1個届きますよ、1個大当たりですよっていうのを買うと、
ヨシナガ
もう封筒を開けるまでワクワクなんですよ。
そういえばビックリマンシール買った時に、
開封するまでめちゃめちゃワクワクしてたなって思って、
ヨシナガ
そのランダムのワクワクを入れたいと思って、
シリーズ、いわゆる第1弾、第2弾みたいなシリーズを
まとめて作るまでリリースせず、
作ったらドンとリリースすると、
やっぱり一気に20パック買ってくださる方とかがいっぱいいて、
とても売れたみたいな感じですね。
なので、そういうやり方でやったら、
お客さんがそうすると嬉しいだろうなってことをやったら、
良かったという感じが、
ヨシナガ
2024年なんですが、
アナログコンテンツの持続性と新たな挑戦
なぜ2025年にアナログゲームになってしまったのかというと、
ヨシナガ
シールだけで生きてればいいじゃんっていう話だと思うんですけども、
金銭的にはそうだったんですけども、
いろいろわかったことがあって、
ヨシナガ
過去に切手収集する文化っていうのがあったのってご存知ですか?
ヨシナガ
たぶん戦後だと思うんですけども、
ヨシナガ
おじいちゃん切手集めてたなとか何か覚えてないですか?
うすだ
ありました。
普通に趣味として認識されてました。
ヨシナガ
そうですそうです。趣味として認識されて、
ヨシナガ
いろんなところに切手古く買い取りますみたいな店があったりとか、
切手ってそういうビジネスとして成り立つたんですよね。
それが切手業界をずっと観測していた人に聞いたら、
切手集め世代っていうのが戦後か何かにあって、
その人たちの収入が増加するのとともに切手の値段が上がっていって、
その人たちが定年退職して稼ぎがなくなるとともに切手の価格は下落して、
ヨシナガ
その人たちが亡くなったら切手の価格って完全に暴落したらしいんですよ。
ヨシナガ
何かっていうとやっぱり価格って需要と供給なんで、
ヨシナガ
欲しい人がいるから上がるじゃないですか。
ヨシナガ
たぶんサラリーマン男性の障害賃金って45から50ぐらいが一番なのかな。
50以降になると何か退職再雇用みたいなことが起きてきたりとか、
ヨシナガ
いろいろと収入って別に上がらなくなって艶起きになるんですけども、
何かそのピークの時期を超えると下がっていき、
ヨシナガ
切手っていう切手収集って文化はおそらく次の世代につなげられなかったんですよね。
ヨシナガ
孫も切手集めます、非孫も切手集めますってなってれば、
ヨシナガ
きっと価格は維持されたと思うんですけども、
その物の少なかったその世代だけが切手って言ったまま、
ヨシナガ
その方たちが亡くなると、遺族は別に切手に価値を感じず、
ただ同然で売ってしまい、切手の価値自体は亡くなったってのを聞いて、
これは何かこの感覚は覚えがあるぞと思って、
ヨシナガ
ビックリマンシールを30万円でヘラクライストを買ってる方って、
ヨシナガ
今45歳くらいだったんですよ、その時。
ヨシナガ
で、これもしかしたらワンチャンビックリマンを買う1000人に新たな層が流入しなければ、
そこが生涯のピークで、70歳80歳になる時に価値が1万倍になってるんじゃなくて、
もうみんなおじいちゃんになって死んじゃったらビックリマンを求める人いなくなっちゃうのかも。
これ途切れる文化なのかも。
ヨシナガ
シールを今真面目に一生懸命やってる1000人の方がこれ聞いたら怒られるかもしれないし、
私が間違ってる可能性も全然あるんですけども、
ヨシナガ
一応私はその将来性を見て参入するというか、何か新しい物好きでもあるんですけども、
なので、私が死んだ後も続くものの方がいいなっていう欲めというか、
ヨシナガ
何かが出てきたのが24年末、一式売って売れた売れたってなった後で、
何かシールは確かに面白かったし、自分も本当にシール好きなんで今でもめちゃくちゃ集めてるんで、
ヨシナガ
手元に届くところにありますけど、シール好きだったけど、
自分が死に絶えた後に残らない可能性があるんだったら、
ヨシナガ
もうちょっと残るものチャレンジしてもいいかもって思って、
その時にシールを1年で70枚作ったんで、ものすごい印刷技術が発達して、
ヨシナガ
金箔の押し方とか、最終的には箔押しを40にして4度箔押しをする技法が分かったり、
それ国でずれずにやれる業者さんが1社、北区のコスモテックという会社しかないんですけども、
コスモテックの工場に見学に行ったりして、ガチの箔押しシールを作ったりしたんですけども、
ヨシナガ
その技術が高まった状態で代わりに何かなかったっけって探す中で、
印刷技術が使えるんだったら紙のゲームとかあるよねってなったのと、
ヨシナガ
あとはシール作る作業って結構孤独だったんですよ。
フォトショップに向かい合って、深夜3時4時までずっとチクチクとドットを打ったりして、
何か絵を作るってことをやってたんですけども、
ヨシナガ
これ60歳になってもできるのかな、70歳になってもできるのかな、孤独だなっていうのがあり、
その中で同じ印刷物でアナログゲームを作ったらどうだろうって考えた時に、
アナログゲームって人と会わないとできないんで、
ヨシナガ
もちろん例外的にリモートでできるものもあるんですけども、
ヨシナガ
リモートじゃなくて基本は人と会って面と向かい合って、
ヨシナガ
カルタ取りだったり、神経衰弱だったりやるじゃないですか、お正月とかに。
ヨシナガ
仕事のプロセスの中に人と会わなくちゃいけないっていうものが入ってるのって、
なんか人生的に良さそうだぞ、あの時感じた孤独感みたいなものより、
ヨシナガ
もしかしたらこっち売れなくても幸福なんじゃね?って思ったんですよね。
ヨシナガ
なのでそのシールが50年後も継続しない怖さ、ブルブルみたいのと、
あとは同じ印刷技術を持ってアナログゲームをやれば、
何か人と会えたり、金銭的ではない別の幸福が眠ってるかもしれないとか説を立てて、
ヨシナガ
作り始めたのが25年ですね。25年の1月からなんですけども。
「肉かるた」の誕生とアナログゲーム市場
ヨシナガ
そこで作って、肉かるたというのは1発目なんですよ。
kai3
1発目なんですね、しかも。
ヨシナガ
すごい。1発目で確実に当てるのすごすぎる。
ヨシナガ
作って、よし1月に始めるぞーっつって、一生懸命1月から他社のアナログゲームとか買いまくって研究して、
2ヶ月で100個買って、150種類くらいやったんですけども、全部メモしてありますけども。
ヨシナガ
なんか分析が好きなんでしょうね。
で、それで4月に作った1発目の肉かるたがたまたま運よく1発目で当たってくれて、
それがハンズ、ロフト、あとドンキでも今売られてますけども、
ヨシナガ
とても広がってくれて、
これアナログゲームもシールと同じくらい可能性あるぞってなって、
よしもっと作るぞ。
ヨシナガ
なんかシールってその界隈が1000人なんで売れても1000枚とかなんですけども、
そのアナログゲームって、「はぁって言うゲーム」というゲームがございまして、
ヨシナガ
えーっと、「はぁって言うゲーム」って聞いたことありますかね。
ヨシナガ
なんか、「はぁっ!」っていう演技をするゲームなんですけども、
もうなんかYouTubeで神木隆之介さんがやるとか、乃木坂の人たちがやるとか、
なんかすごい話題になって、今130万部売れてるんですよ。
ヨシナガ
で、130万部売れてるアナログゲームってあるんだ。
これって自分もそうなれたらなんかいいな、目指し甲斐があるなと思って、
ヨシナガ
なんかせめて100万部ぐらい売れてくんないかなと思って、
ヨシナガ
100万部売れるの作りたいし、それを目指して頑張るぞって言って、
ヨシナガ
去年始めて、今ちょうど1年半ぐらい経ったところですね。
kai3
すごい。
そうですね、「はぁって言うゲーム」はあれですね、白坂さんのところですよね、JELLY JELLYで。
ヨシナガ
あー、そうですそうですそうです。
我々は共通の知人ですが、JELLY JELLYの白坂さんで。
kai3
一回この番組に出てもらったことがあって。
ヨシナガ
もともとは米光さんというゲームクリエイターの方が作っていて、
ヨシナガ
米光さんはぷよぷよという有名なパズルゲームを作った人なんですよ。
ヨシナガ
27歳の時に作ったぷよぷよが当たり、50歳を超えて作ったはぁ!というゲームが再び当たるという、
ヨシナガ
信じられないクリエイト能力の高い方なんですけども、
ヨシナガ
そういう前例があるんだったら、僕もワンチャン100万部目指せるんじゃないかと勝手に勘違いをして、
この業界に入ってきて今頑張ろうとしているというので、
ヨシナガ
名乗るとしたらアナログゲームクリエイターかなって名乗ろうとしたのは、
ヨシナガ
覚悟の現れというか、そういうものを作りたいなって思って始めた感じです。
100万部行けばいいなとか言っているものの、肉かるたは1年で2万部なので、
kai3
わーすごい!
ヨシナガ
あと50年かかるというか、
ヨシナガ
いや、98万足りない。
kai3
そうか、100万部がすごいですね、そう考えると。
ヨシナガ
98万足りないというか、もう正攻法では絶対追いつけないので。
kai3
あー面白い!
ヨシナガ
もうちょっと特殊な戦い方をしたり、
例えばアナログゲームにはシールと違って、
ヨシナガ
マックのハッピーセットになるとか、いろんな小さな道があるんですよ。
kai3
「はぁって言うゲーム」なってましたもんね。
ヨシナガ
「はぁって言うゲーム」になってました。
あとはそうですね、黒ひげ一発とか、
ヨシナガ
アナログの紙のゲームがハッピーセットになると、
それだけで何十万本って一気に出たりとか、
あとはガチャガチャになるって道もあって、
ガチャガチャで「はぁって言うゲーム」とかもめちゃくちゃ売れてるんですよ。
とか、ガチャガチャも一気に何万とロットがすごいんで、
あとはダイソーって道があって、
ヨシナガ
ダイソーに100円ゲームみたいなアナログゲームが売られてるって道があるんですよ。
ダイソーもロットがむちゃくちゃ多くて、
最低でも何万、5桁から始まるみたいなので、
そういうところを目指して一気に重乗せしていければ、
100万って本当に冗談じゃなくなるのかな。
いやでもどうやったらいいんだっけ。
ダイソーとかガチャガチャってどうやったらなるの。
ヨシナガ
マックのハッピーセットなんだけど、
まずどこに持ってったらいいのか分かんないじゃないですか。
だからそれを今、もがきながらどうやんだっけって言いながら、
一生懸命一歩一歩歩いてる感じですね。
kai3
ちなみに東映第一弾の肉かるたにたどり着いたのってどういうんですか。
「はいって言ったのに」と「老眼トランプ」
kai3
いろんなゲームを分析している中で、
なぜカルタなのかそして肉なのかみたいなインスピレーションって、
どういうところからにあったんですか。
ヨシナガ
これ話すとむちゃくちゃ長いんですけれども、
ヨシナガ
最近その講演をしたばっかりで、
元々ゲームマーケットっていうコミケみたいなお祭りが、
ヨシナガ
年に2回幕張メッセであるんですよ。
ゲームマーケットにまず1月にゲーム作るぞってなった時に、
5月のゲームマーケットに申し込んだんですね。
何万円か払って。
そうするともう締め切りが確定しちゃって、
ヨシナガ
5月18日までにゲームを作り上げないと、
ヨシナガ
なんか行ったのに何も出せてないダサい人になるっていうのを、
ヨシナガ
先に自分を追い込むために締め切りを作ったんですよね。
で、その1月に申し込んであと3ヶ月で作んないと、
ヨシナガ
もう恥ずかしいことになるっていう状態にしてから、
ヨシナガ
ちょっとなんか私も色気を出してというか、
ヨシナガ
ちゃんとした箱に入った、
ヨシナガ
ちゃんと色んなコマとかが付いてる、
いいゲームを作ろうと思ってたんですけども、
ヨシナガ
それはあだこーだ一生懸命やって、
2ヶ月くらいやった結果、
ヨシナガ
間に合わなかったんですよ。
カードゲームの印刷って2ヶ月くらいかかることを知らずに入ったんで業界に。
カードゲームの、こういう箱のゲームの印刷って
ヨシナガ
2ヶ月かかるんですって言われて、
ヨシナガ
そうすると5月末のイベントに出すには、
ヨシナガ
3月末までに入稿しなくちゃいけなくて、
けどゲーム作るぞってのが1月20日とかだったんで、
ヨシナガ
もう2ヶ月しかなかったら間に合わなかったんですよね。
で、新刊落ちましたってなったのが3月30日で、
ヨシナガ
そのゲームマーケットまであと45日しかなくて、
新刊も落としてしまった。
要するに箱入りのゲームは作れなかったんですよ。
ヨシナガ
で、やばいやばいってなって、
なんかで穴埋めしないと、
さすがに卓取りましたって言ってんのに何も出せてないとか、
出さすぎるぞって思って、
ヨシナガ
印刷所を見てたり先輩のゲームクリエイターに聞いたら、
ヨシナガ
いや、14日くらいで印刷してくれる簡易パックがあると。
ヨシナガ
このトレーディングカードパックっていうのは、
ヨシナガ
決まったフォーマットしか使えないし、
枚数も固定で32枚しかできないんだけど、
このグラフィック社のトレーディングカードパックっていうのを使えば、
あと45日あれば間に合うよって教えてもらったんですよ、
ヨシナガ
先輩上ゲームクリエイターに。
kai3
グラフィックにそんなメニューあるんですね。
ヨシナガ
そうなんですよ、下の方にあるんですよ。
ヨシナガ
で、そのグラフィックのメニューだったら14日ってことはまだ間に合うってなって、
ヨシナガ
もう固定ですよね。
箱と32枚使うしかない。
ヨシナガ
その中で何をやるかっていう超制限の中で、
なんか受けるのないかなって思って、
ヨシナガ
32枚どうするか悩んだ結果、この肉かるたになった感じです。
ヨシナガ
だからもうこの箱の大きさも、中のカードも枚数も全部固定されてたんで、
なんかよくわかんないけど作ろうって言って作ったのが肉かるたなんで、
ヨシナガ
グラフィックの32枚パックがあったからできた感じですね。
ヨシナガ
で、ゲームマーケットに無事間に合って。
kai3
間に合ったんだ。
とはいえこの肉への着眼点ってどこかにあったんですかね。
ヨシナガ
肉は実は、過去にエヅプトくんスタンプが当たった4年後とかに、
ヨシナガ
LINEスタンプで肉を出したらちょっと売れたことがあったんですよ。
kai3
見たことあるかも。
ヨシナガ
生肉のスタンプとかに出したら。
で、肉は出し方を間違えなければ、僕もお肉大好きだし、
ヨシナガ
なんか元気ない人に焼肉をおごったりすると元気になるじゃないですか。
だから肉って何か人を元気にする力があるんじゃないかと思っていて、
ヨシナガ
肉には何かあるぞって思ってて、
ヨシナガ
それが自分の中の弾としてあったんですよね。
ヨシナガ
使える弾と肉として。
下手な絵、生肉みたいな、自分の奇妙なものストックの中。
ヨシナガ
本当に奇妙なものしか作れないんですよ、シュールなものしか。
シュールなものストックの中に肉ってあって、
それがうまくはまってくれたっていう感じですね。
ヨシナガ
肉に関しては正直あんまり言ったことないですけども、そうなんです。
肉かるたが今成功して、これを100万持っていく努力もする一方で、
kai3
他にももういっぱい作ってるんですか、ゲームは。
そうですね。
ヨシナガ
次に作ったのが、「はいって言ったのに」という正確診断ゲームで、
ヨシナガ
これはさっきの3月に締め切り落としちゃってできなかったやつを、
ヨシナガ
10月に出すことに成功して、これを出したら、
幻冬舎さんという出版社さんから、
ヨシナガ
いわゆる「はぁって言うゲーム」を100万部売ってる出版社さんから、
ヨシナガ
幻冬舎版出しませんかっていう、いわゆるメジャーデビューのお声がかかって、
ヨシナガ
出します出しますって言って、先月6月ですね。
ヨシナガ
6月に幻冬舎版の「はいって言ったのに」が、この黄色いパッケージで出まして、
ヨシナガ
これ今、全国の書店、玩具店で売っておりますので、
ヨシナガ
ぜひぜひ。ロフトとかハンズに行けば確実。ドンキにもある感じですね。
kai3
これが2作目ですか?
ヨシナガ
これが2作目です。
ヨシナガ
2作目はもっと別の赤いパッケージで出したんですが、
ヨシナガ
それが商業化して、同じものが3作目として出てる感じなんですが、
ヨシナガ
2作目ですね。入っていったのにが。
ヨシナガ
で、3作目が老眼トランプっていうトランプを出してて、
これは何かというと、
カードが全部ぼやけてるんですよ。
我々もね、40代超えると老眼とかになるじゃないですか。
なんか、カードが全部ぼやけて見えないんですけども、
その小学生のお子様とかにも将来いつか来る老眼を体験できるという
教育的カードゲームを作ろうっていうので。
で、この老眼トランプが第3作目で、
年末の、2025年の年末のコミケに向けて出したんですけども、
これも受けてくれて、
ヨシナガ
これはジャパンボードゲームカップっていう
ヨシナガ
教育的なゲームに賞を与える賞があるんですけども、
ヨシナガ
そこのカップで入選して賞をいただいたり、
結構いいことが起きて、
ヨシナガ
老眼トランプはすごく売れたってわけではないんですけれども、
面白プロダクト、変わったプロダクトとして
ヨシナガ
重宝していただいたというのが第3作目の老眼トランプですね。
kai3
確かにコミケ来る人はみんな老眼気になっちゃうだろうから、
場所も良かった気がしますね。
「肉かるた」のメディア露出と海外展開
ヨシナガ
コミケでは肉かるたもとても売れてくれて恩恵を受けました。
もっと言うと運が良かったのは、
ヨシナガ
たまたまコミケが50周年なんですって、去年。
50年を記念してNHKスペシャルでコミケ特集をやろうってことになったんですよ。
で、ここからが本当に恐ろしいんですけども、
コミケに行って設営をしてたらNHKさんが来て、
なんか面白いの撮影させてくださいって言って、
肉かるたを僕がこうやって持って、肉の神経衰弱ですって言ってる様子が
NHKスペシャルで全部出たんですよ。
ヨシナガ
そしたら、それだけでありがたい。
ヨシナガ
45分の番組みたいに僕の尺30秒くらいあるんですよ。
信じられない量が出てて。
変なものとして、コミケって多分エロだったり暴力だったり
いろいろ叩かれがちな要素もあるけど、
そうじゃない、本当に面白いものもあるっていう謎の文脈で出てて、
変人もいるみたいな。
標識だけ集めた写真集作ってる人とか、
ジビエで出た鹿の毛だけを作って何かハタキを作ってる人とか、
そういう中に肉の変な神経衰弱を作ってる変な奴がいるっていうところで出していただいて、
ヨシナガ
それで出て、NHKに出たらそれで当然反応はあるし、
ヨシナガ
その後に僕も知らなかったんですけども、
NHKの番組って一部全世界で放映されるんですって、1ヶ月遅れとかで。
で、そのコミケに出て、僕が肉かるたを持ってるそのコミケスペシャル、NHKスペシャルが
2ヶ月後とかに海外で放映されたみたいで、海外で勝手にバズってたんですよ。
なんか日本にヤベェ奴がいるみたいな。
ミートのマッチングゲームを作ってるヤベェ奴がいるみたいので、
2.3万favとかになって、知らんとこで勝手にバズってて肉かるたが。
ヨシナガ
だから、なんかNHKに出るとこういうことあるんだ、すごいなNHKさんって思ったのと、
ヨシナガ
あとは今年これを海外に持ってこうとしてますね。
どうなるかわかんないですけども。
ボードゲームって世界一はドイツなんですよ。
アカデミー賞とかノーベル賞みたいなやつがドイツのSDJっていうドイツゲーム賞っていうのがあって、
そこいきなり取れるわけないんですけども、変なゲームなんで。
ヨシナガ
ただ一応持ってって様子を見てみようと何が起きるのかっていうので、
ヨシナガ
今年は会社を1週間休んでドイツに行く予定です。
ヨシナガ
やらないとわかんないんでやってみようと。人生の時間は有限なんで。
kai3
でもなんか肉だからこそワールドワイドな感じしますね。
どこでも肉はわかってくれそうな気がする。
ヨシナガ
そうですね。
うすだ
でも老眼もいけるんじゃないですか。
ヨシナガ
老眼もね。
老眼は肉ほど数字が出てないんで、まずは数字を考えたら肉で、
どっかの会社と組めればその会社にも売ろうって欲しいし、
あとはドイツの人はソーセージが好きな可能性があるんで、
ソーセージかるたでもいいのかもなと思いつつ、
ちょっとそれを今一生懸命仕込んでいるという感じです。
EU圏に持っていくには厳しい環境審査とかがあり、
本当に環境に良いもので作られているのかとか色々あるんですよ条件が。
ヨシナガ
それが大変なんですがやるしかないので、
ヨシナガ
そういうチャレンジをしつつ頑張るぞっていう感じで、
アナログゲームクリエイターですと言ってもいいんじゃないかなと思っている状態でございます。
制作の継続と今後の展望
kai3
聞いて思ったのが、アナログゲームだと、
1個作ったのが次の力になっている感じがしますね。
その一発ではなくて、1回肉かるた作ったことが次のゲームにまた生きててみたいなのが、
そのノウハウもそうだろうし、
肉かるた作った人のこの作品なんだみたいな。
ヨシナガ
そうですね。一発目が跳ねてくれたのはめちゃくちゃありがたかったですね。
実は肉かるたは擦りまくっていて、一発目が出たらこれが売れたんで、
半年後に肉かるた霜降りっていうのを出したんですよ。
ヨシナガ
この霜降りも売れてくれて、
ヨシナガ
その1年後に肉かるた焼肉っていうのを出して、
これは徐々に売上げが下がっているんですけど、
でも全然他のゲームよりは売れてくれて、
あとは2ヶ月前のゲームマーケットに、
ナフサ不足の時期だったんで、
かっぱえびせんとポテトチップスが白黒になったじゃないですか。
だから白黒の肉かるたを数量100限定で出したらこれも売れました。
うすだ
すごいね、フットワーク。
ヨシナガ
基本やっぱり遊びながらやってるんですよね。
これ仕事だとは思ってないんで、
好きなんで上手くはまると強いなって自分でも分かっていて、
上手くはまるように頑張ってるって感じですね。
kai3
ちなみにさらに最新作とか今アイデアはあったりするんですか?
ヨシナガ
あります。今同時に17個ぐらい作ってるんで、
ただ言えるのが少ない。
でもみんなそうなんですよ。
有名ゲームクリエイターってみんなそんな感じなんで、
ヨシナガ
全然17個は多くないんですけども、
トランプ系で面白いものだったり、
ヨシナガ
あとは来年3月におそらく出版社さんから出るものを、
今ゲームバランス最終調整中だったり、
複数作ってはいます。
ただどれもが跳ねるとは思ってないんで、
当たり前ですけどものづくりって、
ブログでもなんでも、有名な映画監督でも大コケしたりするじゃないですか。
僕も当然コケながらやっていくんだろうなとは思ってますね。
kai3
とりあえずまずは肉かるたの世界的ヒットを楽しみにしたいですね。
なんかある気がする、肉は。
ヨシナガ
いけばいいんすけどもね。
ヨシナガ
本当にかっこいいちゃんとしたゲームを作ってる人からは、
ヨシナガ
意味嫌われる存在だとも思ってるんで、
ヨシナガ
ドイツの意識高い学術、ゲームのメカニクス、
ゲームのルールに精通している芸術家の人たちからは、
なんであんなに肉かるたってゴミだよって思われると思うんだけど、
何が起こるかわかんないんで一応持ってこうという感じですね。
kai3
なるほど。ちょっとアカデミックにゲームのルールとか、
そこで何か学びになるみたいなところを意識高く思われると、
確かにそれはあるかもしれないですね。
ヨシナガ
もうこっち意識低さの極地なんで。
なので、その奇妙さで戦う感じ。
kai3
楽しみですね。日本からどう打って出るか。
ちょっとご活躍楽しみにしております。
ヨシナガ
ありがとうございます。
かいだん
本日も番組をお聞きいただきありがとうございます。
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28:28

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