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【第340回】デジタルからアナログへ舞台を移したヨシナガさんのクリエイター経歴
2026-07-29 26:43

【第340回】デジタルからアナログへ舞台を移したヨシナガさんのクリエイター経歴

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このポッドキャストは、Webニュース編集者のうすだと、ブロガー兼ライターのカイがITの話題から最近のお気に入り、個人的イチ推しなどを雑多に語る番組です。

第340回はヨシナガさんをゲストに迎え、さまざまな場面でクリエイターとして活躍するヨシナガさんの経歴をお伺いしました。

吉永龍樹(ヨシナガタツキ)(@dfnt)さん / X

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取り上げた話

◇ 僕の見た秩序。

ヨシナガさんが2001年に立ち上げた個人サイト。ブログブームが2003年末から2004年頃にかけてなのでそれよりも前から開設していた。愛称は「僕秩(ぼくちつ)」。

僕の見た秩序。

◇ 眞鍋かをりのブログ

@niftyのブログサービス「ココログ」で眞鍋かをりがブログを開始。当時はまだ少なかった芸能人ブログの火付け役となり、「ブログの女王」と呼ばれた。

@nifty、ココログにて眞鍋かをりの日記をブログで公開

◇ 侍魂

2000年代に人気を集めた個人サイトの代表的存在。現在も独自ドメインを取得して残っている。

侍魂

当時の振り返りやサイト移転について語ったインタビューがこちら。

1日20万PVを集めたサイト「侍魂」の管理人が語る、ネット文化の変遷と「ロリポップ!」の使い心地

◇ ハイブリッドワーカー 

ヨシナガさんが執筆した働き方の書籍。サラリーマン漫画家の田中圭一さんなど、会社勤めとクリエイティブを両立する人々をヨシナガさんがインタビューしている。

『アフタヌーン新書 011 ハイブリッドワーカー 会社勤めしながらクリエイティブワークする』(ヨシナガ)|講談社

◇ エヅプトくん

今でもLINEスタンプとして買えます。

ゆかいなエヅプトくんスタンプ壁画ぽい版 - LINE スタンプ | LINE STORE

◇ ワンピースとエヅプトくんのコラボ

当時のことがヨシナガさんのXで紹介されています。

Xユーザーの吉永龍樹(ヨシナガタツキ)さん: 「今日発売の週刊少年ジャンプ表紙に、僕の書いた雑な絵が載っています。(エヅプトくんっぽいウソップのLINEスタンプ) イラストレーターでも漫画家でもないのに、自分の書いた絵がジャンプ表紙に載る日が来るとは…。 https://t.co/rnygjdmv9W」 / X

◇ 肉かるた

ヨシナガさん製作のカードゲーム。その製作秘話はまた次の回で。

プレイクリエイト 肉かるた|【ハンズネットストア】

◇ AI神

ヨシナガさんが生成AIで作った神様。現在はサービス停止中。

Xユーザーの吉永龍樹(ヨシナガタツキ)さん: 「本日1日限定で復活させたAI神、多く利用いただいたので一旦動作を停止させました。 次の復活は未定ですが、休眠時に話しかけることで最新の予定を返答しますので、気になる方は時々チェックしてみてください!」 / X

編集後記

カイ

ヨシナガさんをゲストにお呼びしたのは、ヨシナガさんがAIとポッドキャストやるという新しい試みを目にしたのがきっかけでした。AIでどこまでできるのかと思ってたら予想以上に仕上がっててこちらも是非。

気になるラジオ - YouTube

うすだ

AIでポッドキャスト凄い。これも聞きたかった

ヨシナガ

2001年に個人サイトを作り始めてから、最近作っているアナログゲームまでの話をしました!いつの間にか四半世紀…!

感想

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サマリー

今回のエピソードでは、クリエイターのヨシナガさんをゲストに迎え、その多岐にわたる経歴と創作活動について深掘りしました。ヨシナガさんは2001年に個人サイト「僕の見た秩序。」を開設し、ブログブーム以前からインターネット上で活動を開始しました。その後、個人サイトの書籍化や、芸能人のブログブームを経て、会社員とクリエイターの二足の草鞋を履く「ハイブリッドワーカー」としての活動を長く続けてきました。 2014年頃からはLINEスタンプ制作に挑戦し、「ゆかいなエヅプトくん」スタンプが大ヒット。その独特なキャラクターと「下手だけど味がある」作風が話題を呼び、テレビ出演や『ONE PIECE』とのコラボレーションなど、大きな注目を集めました。この成功体験は、ヨシナガさんが「弱いもの」や「普通とちょっと違うもの」に惹かれるという、自身の創作の根幹にある興味と深く結びついています。 近年では、AIの急速な進化を目の当たりにし、自身のデジタルコンテンツ制作の将来に疑問を感じ、「AI敗北宣言」を発表。AIに代替されない領域として、アナログゲーム制作に注力しています。特に、生肉の写真を使ったカードゲーム「肉かるた」は、予想外の大ヒットとなり、全国のハンズでボードゲーム売上3位を記録するなど、大きな成功を収めました。ヨシナガさんのクリエイターとしての歩みは、インターネットやテクノロジーの変遷と深く結びつきながら、常に新しい表現を模索し続ける姿勢を示しています。

ヨシナガさんのクリエイターとしての始まりと二足の草鞋
kai3
うすだです。カイです。ヨシナガです。今回もですね、ゲストにヨシナガさんをお迎えして、いろいろお話をお伺いしていこうと思うんですけど、ヨシナガさんがね、ちょっとね、いろいろ肩書きが多い方なんですけど、今日はどういう肩書きでご紹介したらいいですか?
ヨシナガ
今日は何ですかね?アナログゲームクリエイターですかね?ちょっとすいません。 今、最新の? 最新の方。もともとサラリーマンクリエイターと名乗っていました。ヨシナガと申します。
肩書きが多すぎて謎なので、今日はポッドキャストの中でお話ししていくのかなと思ってまいりました。
kai3
そうですね。はい、じゃあちょっとぜひサラリーマンクリエイターのところからアナログゲームクリエイターまでいろいろ深掘りしていきたいんですけど、ちょっと僕はヨシナガさんのなんだかんだもう10年以上かな。
ヨシナガ
そうですね。付き合い長いですもんね。
kai3
はい。で、割といろんなことやってて、すごいいつも面白いことやってるなと見ているので、今日はちょっとあえてですね、うすださんにインタビュアーをお願いしてですね、新鮮な形で質問を進めていただきたいと思ってるんですけど、うすださんはヨシナガさんご存知でした?
うすだ
はい。僕、おそらく何でか分かんないけど、1回お会いしていて、Facebookでつながっていて、何か分からないけど、
ヨシナガ
どこでしたっけ?
うすだ
分かんないですよね。何かいろいろ作っている人みたいなふわっとしたイメージはありません。作る人みたいなイメージだけあって、ただ今何をやっていて、普段何をしてるかとか一切知らないっていう感じです。何かを作っている不思議な人みたいな感じです。
ヨシナガ
間違ってないです。
うすだ
実際その認識は大丈夫ですか?
ヨシナガ
はい、そうですね。私の経歴も何か作っているもののジャンルが多岐に渡ってしまって、とても分かりにくいんですが、もともとは20歳ぐらいの頃に作った個人サイトみたいな、まだHTMLを書いてみんなFTPサーバーにアップしてた時代みたいな、ブログ以前の時代に作った個人サイトが当たってくれて、
そこからブロガーみたいな出方をしたというか、人々に認知された人間です。でもそれって今や20年前なんですよね。はい。
kai3
そのサイト名をお伺いしてもいいですか?
ヨシナガ
僕の見た秩序。というサイトなんですが、僕秩と略されていて、それがブログですらない個人テキストサイトっていう文化がインターネット老人会の人だけに通じるテキストサイト文化がございまして、っていうかもう四半世紀前にありまして、そこで大学生男子とかがバカなテキストを書いているっていう文化があったんですが、そこから出てきた感じの人間ですね。
なのでなんかサイトがたまたま人気になってくれて、それが書籍化したりみたいなする中で、作るジャンルがウェブ、紙とかちょっと広がっていってしまった感じで、このヨシナガという人は何やねんとか何なんだろうっていうのがどんどんわかりにくくなっていった感じはあります。
うすだ
なんとなくこう、カイさんとブログ系のつながりみたいなようなイメージで、カイさんの友達的なところでは広い意味でのブロガーみたいな感じではあるんですけども、やっぱこう、長くブロガーとしてやってる人っておそらく今ブロガーじゃないというか、いろいろシフトして広がっていってるなみたいなイメージが。
ヨシナガ
はい、そう思います。何かブログの文化って、僕は多分2006、7年を境に、眞鍋かをりさんとかテレビに出てた芸能人の人が参入してきて、アメブロとかでバーッと広がった時に、個人ブログの文化って一旦崩れたのかなって思っていて、
それまで日本一だったんですよ。謎の大学生とかが、侍魂さんとか。もう本当に四半世紀前の話なんですけども、謎の大学生が一位だった個人サイト、ブログ文化みたいなものは、一旦、その有名人、芸能人と呼ばれる方が参入した時点で一旦終わったんだろうな。
みんな芸能人の方見たいに決まってるじゃないですか。イベントに呼ぶにも謎の大学生呼んでも来ないことあるんで、そもそも素人さんというか、みんな素人だったんで。でもそれだったら事務所にいる芸能の人呼びますよねみたいので、いろんなブログイベントみたいなものも、眞鍋さんだったり、いろんなブログをやってる芸能人っていう人に数字が移っていって、一旦個人サイトはそこで終焉だろうと2006年に感じたみたいな感じですね。
ただまあ、ブログで飯食ってるわけじゃないんで、何か次どうしようかなーみたいなことをやって、本を出したりとかしていたんですが、私なんか同時に会社員なんですよ。
ちょっと複雑なんですけれども、ブログとかが立ってたのが2001年、2002年とかなんですが、その頃にちょうど大学3年生、4年生とかで就職活動をし、大学を留年しつつ一般企業に就職をして、ずーっと二足のわらじみたいな感じになってるんですね。
会社員やりながら普通の一般大手企業になるところに勤めてるんですが、副業をやってもいいという兼業申請みたいなのを出して、副業をやってもいいってことになってて、ブログ書く、本書く、やりながら、昼の間、今日もね、先ほどまで会社に行っていて、会社の仕事。
そうですそうです。帰ってきたのが、これね収録が21時からですけども、20時45分頃帰ってきて、バッと今ここに向かってる感じなんですが、会社行って夜の時間にものを作るみたいなダブルワークっていうのか、私はハイブリッドワーカーという本を出していて、ハイブリッドワークと呼んでるんですが、二足のわらじみたいな。
クリエイターと会社員を同時にやるっていうことを長くやって20年ぐらいやっていて、それでサラリーマンクリエイター的な名乗りをしているという感じの人間なんですよ。
うすだ
なるほど。サラリーマンね。なんか今ハイブリッドワークっていうとリモートと出社のハイブリッドみたいな雰囲気になってますけど。
ヨシナガ
あ、そうですね。コロナ以降はね、そういう言い方になりましたよね。
うすだ
なんかかつてはそういう意味では全然違う言葉として。
ヨシナガ
そうですね、そうですね。ということをやっていて、ただもうブログとかって個人がやって、しとやま当てるぜとかではなくなっているし、その2009年頃に本をとても出したりしてたんですが、出版っていう感じでもないんですよね。
何か何やろうかなーって探してた時に、もう本当に多岐に渡って申し訳ないんですけども、2014年頃にLINEスタンプが個人でも作れるようになった時代があったんですよ。もう12年前ですね。
LINEスタンプ「エヅプトくん」の大ヒットとその背景
ヨシナガ
干支が回っちゃいましたけど、その2014年に個人でもLINEスタンプ出していようってなった時に作ってみたんですよ。
そしたらそのLINEスタンプがむちゃくちゃ当たってくれて、ゆかいなエヅプトくんスタンプっていうエジプトの壁画みたいなめちゃくちゃ下手な絵のLINEスタンプを出したんですけども、それがなんか受けてくれて、
その時はLINEスタンプの人だと呼ばれ方がもうLINEスタンプを作ってるヨシナガさんですみたいな呼ばれ方をして、LINEスタンプいっぱい作ったりみたいな、もうなんかそれはLINEスタンプってインパクトがでかくてブログよりも。
それこそさんまさんのほんまでっかTVとか謎の巨大な番組にたくさん呼ばれましたね。あとワールドビジネスサテライトが取材が来たりとか、
なんか当時まだあっためざましテレビに出るとか意味のわかんない取材がいっぱい来て、あ、LINEってやっぱすごいんだなって思いました、その時は。
僕の力じゃなくてLINEの力なんですよ、単に。
うすだ
はい、まあでもLINEスタンプって誰もが使う、ブログってなんだかんだで誰もが書くものじゃなかったですけど、
ヨシナガ
そうですね。
うすだ
LINEスタンプってやっぱりこう誰もが使うものみたいな認知なんですかね、やっぱ。
ヨシナガ
そうですね、利用者が多かった老若男女幅広かったのかなと思いますね。
あとはスタンプの作者はLINEのスタンプ利用ログみたいなアクセス解析が見れるんですけども、
なんか130ヶ国とか150ヶ国とかで使われてるんですよ。
意味がわからない。
kai3
すごい。
ヨシナガ
絵なんでテキストがあんまり使われない、オッケー、ビシッてやってる、サムズアップしてるだけとかあるじゃないですか。
はい。
これなんかアラブ首長国連邦の人使ってんだみたいな、なんかそういう不思議な広がり方をしてましたね、LINEの時は。
kai3
これエツプト君ってすごい独特なキャラクターじゃないですか。
ヨシナガ
はいはい、下手、下手馬というか下手なんですよ、単に。
kai3
これどっから思いついたんですか?
普通にやってたら思いつかなそうなキャラクターが生まれてきたからすごいなと思ってたんですけど、当時から。
ヨシナガ
エジプト壁画の絵を描いたみたいなスタンプなんですけど、これは20歳ぐらいの時に、大学生の時に友達と飲み会の時に描いた絵が元になっていて、
飲み会の時にエジプトとかインドとか変な絵を描きながらワイワイ飲んでたことがあって、その絵が残ってたんですよね、手元に。
うすだ
それその時点ですごいですよね。
ヨシナガ
で、その領収書の裏とかに書いてあったんですよ、何か。
で、それがそのまま領収書の裏の透け感も残したままスタンプにしたら、
はねたみたいな感じ。
うすだ
このうっすらなんか後ろに線が引いてあるのは?
ヨシナガ
あ、うっすら請求金額とか僕の住所とか書いてあるんですよ、当時の住所とかが。
たぶんそんなんないだろうっていうか、まずこのスタンプ汚すぎるだろうっていう話題の成り方だったんで、
当時はエヴァンゲリオン公式とかLINE公式とかしかなかったんで、
その中にめちゃくちゃ下手なのが出てきたんで、
なんやねんこれ下手すぎるだろうってなって、たぶん話題になってくれたんだと思うんですよね。
うすだ
すごいなそれ。
ヨシナガ
絵が描けないのに絵描きのランキングの中に並んでるっていうのが意味のわからない状況になりました。
ちなみにこの後LINEさんの恩恵で言うと、
エジプトくんコラボのワンピースのスタンプが出て、
でウソップがエヅプトポーズ、なんかこういうエヅプトポーズを撮ってるものが発売になり、
それ週刊少年ジャンプの表紙に載りました。
意味のわからない。
なんか自分の書いてる絵が週刊少年ジャンプの表紙にカラーで載ることって人生ないじゃないですか。
うすだ
はい、絶対ないですね。
そういう意味のわからないことがあって、
ヨシナガ
でかいプラットフォームで何かあるといいことがあるんだなと思ったりしたのが、
そうですね、2014年からの何年間かっていう感じですかね。
うすだ
ちなみにエジプトくんはまだ売れてるんですか?
ヨシナガ
いやもうさすがに、もちろん定期的にいくらくらいだろう、ちゃんと見てないですけども、
月に何千円とかは入ってくるかもしれないですけども、もう全然売れてなくて、
当時売れたときは何十万セットと売れるんで、ものすごい、
それこそ4桁万円みたいな数字が入ってきてたので、
それはすごかったですね。
だからそれに比べればもう全然売れてないというか、
もちろんもう12年前のプロダクトなんで、いわゆるオワコンなんで、今はもう全然ですね。
そうですね、それが十数年前だけど、この絵を描いたのはさらにその10年前とかなんですよね。
ヨシナガ
そう、20歳頃に描いて、そうですね、33歳くらいの時に出してるんで、
12年寝かしたものが出てきた。
まあね、エジプトの壁画は4000年前とかに描かれてるんで、
世界にも通じたんですよ、ネタが。
タイの人とかにも、エジプトの壁画ってきっと教科書に載ってるんでしょうね。
だから世界に通じるコンテクストがね、なんか共有されてるのってすげえなって思いました。
うすだ
なんか本当個人が世界に発信する走りみたいなことを積極的にやってるみたいな感じ。
ヨシナガ
LINEスタンプに関しては、うんうん、よくそうなってくれた感があるなーって感じですね。
で、そういうのをやりつつなんですが、
アナログゲーム制作への転換と「肉かるた」の成功
ヨシナガ
何か一番初めに、肩書きなんて名乗ろうかなって言ったじゃないですか。
で、そこでアナログゲームクリエイターって言ってたのは、
去年から、2025年から、
紙のカードゲームとかボードゲームって言われるものを作り始めたんですよ。
今、紙っていう感じはすると思うんですけども、
LINEスタンプってね、デジタルのことをやってた中で、
2025年から紙のゲームを作り始めて、
で、今それが、いやちょっと勢いに乗り始めたんじゃないか、これはっていう感じになっています。
具体的にはですね、これちょっとラジオなんで、
絵がお見せできないのが恐縮なんですが、
ヨシナガ
肉かるたという、肉で神経衰弱をするゲームを出したんですが、
これ2025年出して、
kai3
バズりましたね、これ。
ヨシナガ
これね、ちょっと音だけで想像してもらえるとあれなんですけど、
紙に全面にただの生肉のどアップ写真が書いてあるんですよ。
ヨシナガ
これで神経衰弱をやるっていうゲームなんですけども、
これが受けてくれてですね、
テレビでカズレーザーさんがやってくれたり、
霜降り明星の方々がやってくれたりみたいなこともあり、
跳ねて、去年2025年に、
ハンズグループ、過去の東急ハンズですね、
全国のハンズグループで、
全ボードゲームの中で売り上げ3位だったんですよ。
めちゃくちゃ売れて、2万個くらい売れたんですよ。
で、これは、あれなんかすごいことになった。
こんなこと、ここまでになるとは思ってなかったんですけども、
すごいことになったぞって言って、今、
ヨシナガ
紙のアナログゲームを一生懸命作るぞってなってるのが、
まさに2026年の今ですね。
ヨシナガ
なのでちょっと、何屋さんなのあんたっていう感じはあるんですが、
その時面白いなと思ったものを一生懸命作る。
ヨシナガ
もちろん外れることもあるんですが、
時々当たると嬉しいなと思いながらやっている。
うすだ
めちゃくちゃすごいじゃないですか。
子供時代の創作活動と「弱いもの」への興味
ヨシナガ
いやいやいやいや。
まあ、いろんな時の有り。
kai3
ヨシナガさんって、やっぱり都度、
何か自分で物を作ってる人だなと思うんですけど、
いつぐらいから物作りしてたんですか?
子供の頃から漫画を描いてたとかなのか。
ヨシナガ
そうですね。作るので言うと、
小学校低学年から漫画を描いて、
クラスに回し読みさせてた気がします。
多分、そこで自己肯定感が育まれてる気がします。
ヨシナガ
今にして思えば、
ど下手なんですけども、
静岡出身なんですけども、
静岡の小学校レベルなんかたかが知れてるじゃないですか。
その中でちょっと、
ヨシナガの漫画はシュールで面白いぞみたいになったことが、
自己肯定感を育んでくれて、
今でも何か変なのを描いてるのかなっていう気がします。
kai3
それ、何年生ぐらいの時に描いてたんですか?
ヨシナガ
小3ぐらいにはもう描いてて、
その後、中学が僕受験をして、
変わった中学、国立静岡大学付属静岡っていう、
ヨシナガ
変な中学校に受験していくんですけども、
その国立中学でも描いてましたね。
全校に配られる保健新聞っていうのがあって、
そこに四コマ漫画を連載していましたね。
でも今と同じなんですよ。
すんげえ下手ないですげえ変なことが描いてるだけなんですよね。
だから全然漫画家になる道とかはないんですが、
なんとなく描いて発表するって、
基本的には普通の方からすると意識的には恥ずかしいことだと思うんですよね。
恥ずかしくてこんなことできるかよみたいなことだと思うんですけども、
なんかそれバグっちゃってて、
ヨシナガ
中学校の頃から恥ずかしいのずっとやってるんで、
なので恥ずかしくなくなっちゃってて、
感覚センサーが麻痺してて、
だからすごい下手な絵を出すことに、
なんの恥も感じないみたいな、
なんかおかしなバグり方をしてる気がします。
うすだ
上手い下手より、これ見せれば確実に喜んでくれる人がいるだろう、
みたいなのが見えてるってことなんですかね。
ヨシナガ
いやー、そう見えてればかっこいいですけど、
別に見えてない。
なんかあるとしたら、ヨシナガさんなんでそれ当たるんですかって言われて、
あるとしたら、打ってる弾の数がもしかしたら、
多いのか、
LINEスタンプもその後出して、
ヨシナガ
もう一個すぐ当たったのがあるんですけど、それ以外は外れてるんで、
なんか外れることにめげないのかも、
わかんないですけど。
うすだ
LINEスタンプはどれくらい出されたんですか?
ヨシナガ
種類ですか?
エジプトくんというエジプト壁画が一発目なんですけど、
合計40個か50個は作ってるんじゃないですかね。
そこは何か作ることにそんなに躊躇はないというか、
出して失敗して負けて配送することに
あんまり恥だとも思わないし、
別にいいんじゃないというか、命までは取られないだろうと。
出してね、一個も売れなくてね、
自分の稼働が0円だとしても別に死にはしないじゃないですか。
だからまあいいんじゃないのかなと思う感じが、
そういう性格なのかもしれないです、なんとなく。
kai3
僕がさっき、
何年生の時に作ったんですかって聞いたのは、
小学生でシュールで面白いと評価されるの、
ちょっと面白いなと思ったんですよ。
そのシュールの源泉ってどこから来てたんですかね。
うすだ
言葉も知らないような子どもたち。
kai3
普通とちょっと違って面白いところで評価してもらってたってことは、
多分ヨシナガさんのインプットしてたコンテンツも
ちょっとシュールだったんじゃないかなと思って。
ヨシナガ
確かにどこから来たんだろう。
なんか弱いものが好きなんですよ。
例えば小学校の頃描いてた漫画に、
チワワの漫画描いてたんですよ。
チワワっていつも震えててなんか怖いなって思ってて、
チワワって小さくて弱いじゃないですか。
名前がジャックっていう名前で、
ヨシナガ
強弱の弱、弱いっていう名前を持った、
チワワのジャックっていう漫画を描いてて、
それはすぐ死ぬんですね、チワワは弱いんで。
すぐ壁に当たって死んだりするんですけども、
なんだろう、照れ隠しなのかギャグ、
それってギャグ漫画に当たると思うんですけども、
ずっと震えてるんですよ、そのチワワは。
登場した1コマ目からずっと震えてて弱いんですけども、
それをやろうっていうのは、
弱いものに対する異常興味があるのかもしれない。
僕のエヅプトくんスタンプっていうキャラクターも、
映画で表示できなくて申し訳ないんですけども、
弱いんですよ。弱いもの描いた時だけ当たるんですよ。
それは経験則上、
弱いものに対する慈しみなのか逆なのか、
ヨシナガ
ドSなのかわかんないですけども、
そこに僕が市場と合致する適性があることが、
経験則上なんかわかってきて、弱いものばっかり描いてる気がしますね。
弱いものを作りたいですね。
kai3
すごい面白いのでもうちょい聞きたいんですけど、
ヨシナガさんが子供の頃に、
インプットした漫画だったりテレビだったりが、
同じような弱いものみたいな興味があったのか、
それとも自分がなんとなく立場的に弱いものだったとか、
kai3
どこから来てるんですかね、弱いものに興味を持ったポイントっていうのが。
ヨシナガ
おそらく、
これを話したことは初な気がするんですけども、
おそらくヨシナガ家自体が弱いんだと思います。
kai3
そういうことですか。
ヨシナガ
ヨシナガ家って、私ヨシナガって名前で、ヨシナガという苗字で、
ヨシナガ家というのがあるんですけども、
その家族全体が弱いんだと思います。
だから自分を描いてるんだと思います、おそらく。
kai3
なるほど。
ヨシナガ
ヨシナガ家はなんつーのかな。
社会からちょっと浮いてしまっていて、
今も浮いてる自覚はあるんですけども、
なんだろうな、何か違う。
ヨシナガ
なんだろう、コミュ力のなさなのかちょっとわかんないですけども、
とにかくご近所さんからも浮いてるし、
基本はめちゃくちゃ弱いんですよね。
生きるのが下手というか。
それを描いてるんじゃないかなと、
自己分析したことはありますね。
kai3
なるほど。
自分の弱さみたいなのが面白さに繋がって、
それが漫画とかでアウトプットすることで、
自己肯定感がすごい高まってますもんね。
ヨシナガ
そうですね。
自己肯定は昔からすごいあるんですけども、
その弱いの時だけ数字が取れるんで、
ヨシナガ
かっこいいものとか作れないんですよね、たぶんね。
かっこつけてもダメだと思うんですよ。
kai3
なるほど、面白い。
ヨシナガ
そこは何か、人生と深く絡み合ってる、
自画像を描いてるんじゃないかなって気がします。
そのエヅプト君にしても何にしても。
なので、私が何者であるかはあまり伝わんなかったかもしれないですけど、
なんか面白いなと思った時に、
面白いなと思った場合一体で、
何かものを作る人みたいな感じかなと思います。
AIの台頭とアナログへの回帰
うすだ
やっぱりでもこう、
LINEみたいなデジタルからどんどんものに近づいてるみたいな、
お話もありましたけど、
これって何でなんですかね?
ヨシナガ
AIですね。
AIが出てきたからですね。
その2022年の日本時間の11月30日に
ChatGPTが出てきて、
そこから4ヶ月ぐらいほぼ寝る間を惜しんで、
ずっと触ってボット作ったりとか。
kai3
ああ、やってましたね。
ボットめっちゃ作ってましたね、確かに。
ヨシナガ
LINEで友達になればAIで会話できるボットとかを、
当時のGPT3.5と4につないでボットを作ったりした。
それが流行ったりもしたんですよ。
AI神っていうのを作って、
自分の日記とか行動を入れると神がさばいてくれるっていうやつを作ったら、
自分の人生の行動を100点満点で数値化してくれるっていう
AI神っていうのを作ったらめちゃくちゃ流行って、
利用者が1日何万人とかになっちゃって、
API料金が1日5万円請求来るとかになっちゃって止めたんですけども、
ニュースになってどっか1位になった記録が残ってますけど、
そういうAIを使って面白いコンテンツを作るは
もちろん試してはいるんですが、やるうちに
AIって全てのコンテンツを置き換えるぞ、
分かったというか、まだその結論は出てないんで、
今の2026年の世界では出てないんで、
分かったというのはおこがましいんですけども、
感じたんですよね。
私LINEスタンプ作ったり、面白ブログを書いたり、
会社ではポータルサイトの運営みたいなことやってたり、
ニュースを調整したり、ランキングコンテンツを作ったり、
っていうことをやってたんですが、
ヨシナガ
それらの全てのコンテンツってAIの出力に置き換わるだろうな
っていうのが見えたんですよね。
それがちょうどAIをフルタイムで触り始めて
3か月目か4か月目の2023年の3月に
Facebookに友人限定、違うな公開で
AI敗北宣言を書いて、
もうデジタルコンテンツ作るの諦めますって書いてるんですけども、
その23年の3月にもうデジタルはやめよう、
AIに全部置き換わるんだからって思ってから、
アナログで何か作ることができないかをずっと
チャレンジしてる3年間ですね、今は。
kai3
なるほど。
そのAIのおかげで力がついたではなく、
AIに全部持ってかれちゃうからもうアナログ行くしかないみたいな。
ヨシナガ
そうですね。
AIの変化の速さだったり、
AIって何なんだろうって考えると
おそらく脳でできる、脳みそですね、人間の。
人間の脳みそでできることは全部できるんだろうなという風に
その当時の僕は判断していて、
それを考えたらもう
何かコンテンツを新規に作る意味はほとんどないぞってなった感じです。
例えばアニメを作る、漫画を作るとかって、
見る側からすれば漫画を読む、アニメを見るですけども、
それってコミュニケーションの代替作業だったんじゃないかなって思っていて、
アニメを見るって何で見てるのか説明できる人多くないと思うんですけども、
例えばドラゴンボールって今通じるのかな?
ドラゴンボールを見て悟空を見るんだとしたら、
それって友人のような気持ちになって悟空の行く末を知りたくて見てると思うんですけども、
それってコミュニケーションの代替じゃないか。
身近に悟空みたいな人がいたら、
アニメのパーチャルな悟空じゃなくて身近に悟空っぽい人を見ると思うんですよ。
で、その人ってやっぱ人に興味があって、
その代替作業はアニメ、漫画、ドラマ、映画、その他で、
あとゲームとかでやってる気がしていて、
その、でもバーチャルじゃないですか。
VTuberさんも、ドラゴンボールの悟空も。
それってAIだったら悟空を応援しなくても、
直接自分にパーソナライズされて自分の人生を応援してくれるんで、
あなた25歳、じゃあ資格取ったらどう?みたいなことをAIは言ってくれるじゃないですか。
そしたら、アニメを見てる30分より、
AIと対話をしてる30分の方が有益になるであろう。
そっちの方に全部、
可処分時間が持ってかれるんじゃないかなと、
確信したつもりになって、
全てのコンテンツ制作、デジタルなものから離れよう。
代わりに、デジタルに、
AIに置き換えられないものってなんだっけ?を逆算していって、
今のアナログゲームは、
しばらくは置き換えにくいであろうと思って今やってる感じですね。
kai3
なるほどね。
ヨシナガ
個人の制作史だけど、
うすだ
メディア史みたいになってる感じがすごい面白い。
メディア史で、テクノロジー史でもあるみたいな感じになりますよね。
面白いですね。
ヨシナガ
基本新技術は全部触るようにはしてるんですが、
そこで結論に至ってしまったことは、
3年半くらい前に、
ヨシナガ
AI敗北宣言を書いて、
そこからブレてはいないですね。変わってないですね。
結論は全く同じですね。今自分の中でも。
次回予告とリスナーへのお知らせ
kai3
ヨシナガさん、色々話聞いてきたんですけど、
ヨシナガさんもこれからの肝であるアナログゲーム、
もう少し色々聞いてみたいと思うので、
次回アナログゲーム、改めてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
ヨシナガ
よろしくお願いします。
かいだん
本日も番組をお聞きいただきありがとうございます。
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