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スルメイカ特集#2 スルメイカの資源と未来【ゲスト:お魚ジャーナリスト・太田毅人さん】
2026-06-05 56:15

スルメイカ特集#2 スルメイカの資源と未来【ゲスト:お魚ジャーナリスト・太田毅人さん】

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今回は4月24日に新橋で開催したオフラインイベント「第1回 魚食の語り場」の模様をお届けします。テーマは『スルメイカの資源と未来』。スペシャルゲストとして水産業界紙の新聞記者である太田さん(Xアカウント:@osakanajournal)をお招きしました。

近年、歴史的な不漁が続いているスルメイカ。2026年4月からの漁獲枠(TAC)が大幅に増枠された背景には、一体どんな議論や思惑があったのか。スルメイカの生態や近年の漁獲量の振り返りをしながら、「日本の資源管理はどうなってるの?」「漁師さんの生活は?」さらには水産庁や国会議員の動き。スルメイカの資源を主題として、魚食の未来をみんなで考えるための必聴回です!

*太田さんの発言は所属される組織とは関係が無く、全て個人のご意見となります。

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【出演者&リンク】

太田さん(@osakanajournal

かにへー(⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠@kanihey55⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠)

【主要トピック・キーワード】

スルメイカの生態・寿命(1年)

秋生まれ・冬生まれの系群

MSY(最大持続生産量)/ ABC(生物学的許容漁獲量)

TAC(総許容漁獲量)/ IQ(個別割当)

FRA(水産研究・教育機構)/ 水産政策審議会

米国管理方式(カナダマツイカの事例)

積立プラス(漁業者経営安定対策)

感想

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サマリー

本エピソードでは、お魚ジャーナリストの太田毅人さんをゲストに迎え、近年歴史的な不漁が続くスルメイカの資源と未来について議論しました。スルメイカの生態や近年の漁獲量の推移を振り返りつつ、日本の水産資源管理の仕組み、特に漁獲枠(TAC)の設定プロセスとその背景にある議論に焦点を当てました。2026年度から漁獲枠が大幅に増枠されたことに対し、その妥当性や、MSY(最大持続生産量)やABC(生物学的許容漁獲量)といった理論値に基づいた資源管理のあり方、そして現場の漁師の生活とのバランスの難しさが語られました。 資源管理のプロセスでは、FRA(水産研究・教育機構)による科学的評価と、水産庁の審議会での決定という流れが説明されました。しかし、その決定過程においては、科学的根拠だけでなく、経済的・社会的な要因、さらには政治的な影響も無視できないことが示唆されました。特に、アメリカの管理方式を参考にしたとされる今回の増枠決定については、資源減少が続く現状との乖離に対する批判的な意見も紹介されました。 また、漁業者の経営安定対策である「積立プラス」制度の現状や、その運用における課題、そしてスルメイカ漁に依存する地域経済への影響についても触れられました。最終的には、資源管理への科学的投資の重要性、意思決定プロセスの透明化、そして構造的な問題の解決に向けた建設的な議論の必要性が強調され、スルメイカだけでなく、日本の水産業全体の未来を考えるための示唆に富む内容となりました。

はじめに:スルメイカ特集とゲスト紹介
かにたこプレゼンツ 魚食系ラジオ JUNK FISH!
かにへーです。 太田毅人さんです。 本日4月24日金曜日の夜19時半。 われわれ今、新橋駅からとも数分のビルの中のイベントスペースにおりますが、
たこさん、今日は何ですか? 第一回魚食の語り場、スルメイカの資源と未来ということで。 そうなんですよ。魚と食を笑って楽しむというテーマで、われわれやっているんですけれども、
笑って楽しめるのかという。 笑って楽しむためには、資源についても知りたいなということで。 前回、魚食系ラジオでスルメイカ特集ということで、
スルメイカは最近ちょっと話題になっている部分もありまして、特集をしたんですけれど、やっぱりスルメイカ、今、われわれ考えたいところは資源。その資源の部分。
ホットな。去年の年末ぐらいからホットですかね。 ただですね、われわれのMC2人は資源をちょっと語るに知識が足りない部分もありまして、
今回、ここにはスペシャルゲストが来ていただいております。 スペシャルゲストは港新聞の太田記者さんです。太田記者さん今日はよろしくお願いします。 よろしくお願いします。
太田さん、すみません。今回は。 よろしくお願いします。 われわれ太田さんを無理やり引っ張り出してしまったんですけど、太田さんはですね、これ知らない方にちょっと補足しますと、
Xお魚ジャーナルというアカウントでやられているんですが、お魚の記者として働きつつ、個人としても海と人間社会の共存のテーマに持続可能な水産業のあり方を未来志向でですね日々発信している方でありまして、
Xの方では、昨年ですね、この日本の漁獲資源が減っているみたいなちょっと課題感のある投稿したところ、これまあなんという2500リツイート、40万人も見られる。すごい投稿されてます。
太田 ありがとう、いかぎりですね。 そういうね、資源って結構行政と密接に絡む部分もあって、やっぱりちょっと業界内のことを知る記者さんにいろいろ聞きたいなということで、無理やり太田さんには。 太田 そうですね、はっきり言って緊張しております。
このあと世界に配信されますからね。 太田 そうですね、デリゲートですが。 ピーをいっぱい入れながらしゃべりましょう。
スルメイカの生態と漁獲量の現状
というわけで、太田さんお願いします。 今回の流れ、ざっくり説明していきますと、ここに集まっていただいた皆さんスルメイカ特集聞いてくれてるかなみたいなところはあるんですけれども、改めてスルメイカの生態や今漁獲量はどれぐらいかというおさらいをしましょうと。
その次に、今ちょっと資源がテーマなので、日本の資源管理の一応肝でもある漁獲枠がどういうふうになってるか。ちょっと前回触れましたが、これが今年ですね、2026年は増枠になっていまして、ちょっとカニ兵的にはここなんで増枠になったんだろうという結構疑問が絶えないんですよ。
大田さんは疑問っていただけます? 疑問はもちろん発信されてますからね。 疑問を抱いている3人が話していきたいなというところですね。この資源管理、実際誰がどのように行ってくるんだろうというところも気になるので、そこも触れながら、実際スルメイカの資源をこれから守って未来の英語を食べられるためにどうしたらいいのかなというのも正解がないかもしれないですが、ちょっといろいろと3人で話していきたいなと思います。
そうですね。とてもデリケートなんですけれど、結局最後はみんながずっとたくさん食べられたらいいよね。それで暮らしていける人がいっぱいいたらいいよねっていう。そこはもう一緒だと思うので、極力前向きに未来書庫でお話ができればなと思います。
話し終わった後、明るい感じになっているのを願いながら。
まずですね、スルメイカ生態どういう生態かと言いますと、スルメイカはこのイカの仲間の中では日本近海中心に住んでいるイカで、水温だいたい5から27度のところに分布。わりとあったかい海がやや好きって感じですかね。
子供と大人でちょっと違うと言われてますね。生まれてすぐの時に好む水温がどちらかというとあったかくないと死んじゃうことが多いとか、その逆に大人になるとあったかすぎると寄りつかないとか。
だから北上してっていう感じですよね。生態は寿命わずか1年。だから今年見たスルメイカは来年も見れないというか、意外と切ない生き方をしている。
主な漁法はイカ釣りが主な漁法で、前回特集でもイカ釣りで主に捕られている話をしたんですけど、調べると網でも結構捕られていることがわかったので、それは後でもうちょっと補足しようかなとは思います。
これ今日のポイントにもなるので話をするんですが、スルメイカって系群が主に2つ分かれてまして、秋生まれ冬生まれっていう2つの系群があるイカですよね。
そうですね。大きな群れが2つあると思ってください。
それでも漁獲の大半を占めている。
そうです。大半ですね。最近ちょっと気候変動とかで夏に生まれる子たちもいるとは言われ始めてるんですけど、基本は秋と冬に大多数が生まれていると思っていいと思います。
という性質もあります。
どこで捕れているのかと。
そうですね。今直近日本でどこで捕られているかというのは、去年の1月から12月の地域別の漁獲量をざっくりエリアを北海道、三陸、日本海、九州、この4つに分けると、去年においては三陸が1万2千トンくらいかなり捕れている。
かなりイカが集まったんですね。去年の夏前後ぐらいに。特に青森だったりだとか三陸ら辺にですね。
北海道、函館がイカではすごい有名ですけど、北海道がその次ですが三陸より半分以下ですね。5千トン弱ですね。
そうですね。年によって北海道もかなり捕るとは思うんですけど、すいません。過去の経年まで地域別ではすぐに頭には入ってないんですけれど。
これびっくりしたんですけど、日本海は2千5百トンぐらいしか捕れてなくて、九州が1千3百トンぐらい。
おっしゃる通りです。日本海は逆に全くダメだよねと。かなり悪い年だよねと言われていました。
いや、昔は結構捕れてたんですよね。日本海でも。
もちろんです。もちろんです。
そういうイメージが。さっきの秋生まれ冬生まれの話でも、秋生まれは結構日本海側に南下して戻ってくるんだみたいな話もあったんで、そうすると秋生まれが去年においては少なかったのかなみたいな感じですね。
そうですね。どちらかというとそう見るべきなんじゃないかなと思いますね。
漁獲枠の変遷と近年の増枠議論
で、その次がスルメイカの漁獲量と漁獲枠の水位を簡単に触れると、2000年からちょっと振り返ると、2000年は10万トンぐらい漁獲…あ、違うな。30万トンぐらい漁獲できたのが、ぐぐっと2010年にかけて20万トンぐらいまでに一気に減り、
で、さらに近年は、さっきあれですね、2025年の漁獲量で言った…
20万トンちょっとぐらいですね。
20万トンちょっとぐらいになってると。
そうです。
じゃあ、ここから資源の話も少し含むんですが、漁獲枠がどうだったかっていうと、それが2000年が50万トンぐらい2倍近く、結構1.5倍以上漁獲枠がその時から設定されてて、去年がそれ漁獲枠何万トンぐらいですか?
去年が当初が、すいません、資料がすぐ出てこないんですけど、2万トン割ぐらいで始まったんだったと記憶してます。1万9000ちょっとだったかな。
それでたくさん獲れ始めたから。
そうですね。それで夏ごろにたくさん獲れていると枠が足りなくなっちゃう、増やしてくださいという動きがあって、9月と11月にちょっとずつ増やしたっていうことになりましたね。
そうですね。だからその漁獲枠が去年は設定されて、それも昔よりすごく低くはしたんです。去年だからすごく低くしたんですね。
そうですね。だからこれまで資料を見ていただいたらわかると思うんですけど、実際に獲れているような倍とかそれ以上とかみたいな、2何年かになっちゃってたんですけど、それをある程度実際の漁獲に近づけるような枠に去年はしてみた。
そうしたらちょうどそのタイミングで思ったよりも三陸沖に漁れているぞみたいな状況になったっていうのがありましたね。
でも本来漁獲枠ってそういうもののためにあるって思うんですけど、そうすると増枠、なんでそのとき去年も増枠したのかってなると、やっぱ初めてそこまで厳しくしたから現場が。
それがありますし、元々のことを言えば今年は厳しめにするよと去年の初めの段階で言ってて、だからいざイカがたくさん生まれてきたら、イカって環境条件次第ですごい大量発生する年があるんですけど、それがもし起きたら枠は増やしていいよねっていう約束まではしてたんです。
なるほど、そうなんですね。約束はしてたんですね一応。 約束まではしてたんですけど、具体的にどう対応してどんな基準どこまでは増やしていいかねとか、そういうところが決まりきってなかったんで意見分かれちゃったかなっていうのが大きいですね。
じゃあ結構そこの細かいところまで決めてなかったから、やっぱそうなると生活が漁獲によって左右される漁民さんに寄り添って、枠は今年はちょっと上げるよみたいな感じになってたから。
はい、その流れがあったのは確かかなと思います。 なるほど。
水産資源管理の基本プロセス:MSYとABC
で、2026年4月から来年の3月までの漁獲枠が先々月2月ぐらいに決まりましたけど、それが6万8400トン。
そうですね、だから去年の実漁獲のさらに3倍以上っていうことになりますよね。
これでもさっきの流れを組むと、じゃあ細かいところを決めて漁獲枠を厳しくした方がいいんじゃないの?みたいな議論にもなりそうな気がしますけど。
まあなりますよね。スズクラフトもそういう声が多く出ているのは確かでしょうね。結局昔と比べて昔じゃあ30万トン50万トン取れたものが2万になっちゃった。
そうですよね、結構大きく減ってて。
そうですね、いないんだから一旦回復させなきゃまずいんじゃないの?回復させたいんだったらある程度取り残して産卵させなきゃうまくいかないんじゃないの?って声が多々出た。そこまでは間違いないですよね、報道でもそうですし。
決める人たちの中でもそういう意見は出たんですかね。
決める人たちをどこに決めるかによりますけど。
決める人は誰だみたいなそこも非常に気にはなりますが、なるほど。
まあでも決める人たちっていうと、ここに共同通信のニュースを私拝見したところ、水産庁の審議会でこれ2月ですね、2月の報道で2月20日にスルメイカの漁獲額を6万8400トンに正式に決定したってあるので、これそうすると水産庁の審議会で決まってるのかなっていう気が。
その通りです。水産政策審議会というものがあって、そこで基本的には承認を出してから決まります。
なるほど。じゃあですね、そういうざっくりな流れがある中で、これ今ちょっと私の聞きたいままに色々聞いていきましたが、そもそも水産資源の管理ってどういうプロセスでされてるんでしたっけっていう。
基本のところ、資源管理初心者の方々、私も復習も兼ねて触れますと、日本の水産資源管理、日本に限らずかもしれないんですが、そもそも人間が水産資源管理するにあたり、科学的に特定の水産品をどこまで取ってもずっと取り続けられるかみたいな量があると。MSYって言うんですかね。
そうですね、そういう量があると仮定した場合にってことになるんですけど、MSYっていう、要するにこれぐらいの量だったら取り続けても減らないよね、その資源自体がね。
確かに、それで決めてその量をずっと取り続けたらサスネナブルだし。
そうですね、もちろんその後で話そうとは思うんですけど、例えば環境条件のせいで魚が減っちゃうとかそういうことがあるので、もちろん必ずその。
確かにそうですよね、日本人間の活動だけじゃない部分で暑かったら暑いの苦手な魚はいなくなるし。
その通りです。だからあけまでそれは何ですかね、理論上の値ではあるんですけど、でもあります。これだけだったらだいたい取り続けられるよねっていう値があって、それに合わせて取ろうぜっていうのが国連海洋法条約っていう、海の憲法って言われているものなんですけど。
国連が決めてる。
そうですね、世界中のほとんどの国が入っているような。
それでもそれがあるんですね、MSY。
そう、それに基づいてやろうぜっていうのは世界的には決められてますね。
なるほど、そういう理論的なやつがあるけれど、ここまではギリ政府かなみたいなABCって言われるのがそのMSYより少ない値であるんですかね。
そうですね、少ない値。基本的にはそうなります。例外はあるんですけど、要するにABCっていうのは科学者が計算をしてこの量までだったら取っても問題ないぜっていうその量自体を指します。
なるほど、理想はMSYっていう値だけど、科学者がこんぐらいだったらギリいいんじゃないっていうのも出してくれる、そのABCみたいな。
そうですね、例えばもともといた量よりもすごく魚が減っちゃっているのであれば、そのABCはそのMSY通り取っちゃったらダメとなるわけですよね。
そもそもそういう発想もあるのか。
だから100魚がもともといて30取ってもMSYだよねだったとするんですけど、実際の資源が30までいっちゃったら30取ったら絶対ミスじゃないですか。
確かに。
なので状況によって変わるんです、そのABCは。
そういう、なんか私カニの昔仕事したときは、ベーリング界のカニなんかはMSYのかける0.8とか7とか、そういう割り算をしたやつをABCにして取り回すってやった結果、全然ベーリング界のカニいなくなっちゃったんですけど。
はい。
そのMSYよりも大きなABCが設定されることもあり得なくはないです。その国の法律の制度とかによってはそういうことがあってもおかしくないし。
漁獲枠(TAC)と個別割当(IQ)
ああ、なるほど。じゃあその漁獲枠、いわゆるその推算の用語だとTAC、トータルアラウラルキャッチっていう、これは行政が決める。
そうです。
実際の枠ですよね。科学者が決めたABCに基づいて。
そうです。いわゆる漁獲枠というもので、どんだけこの量まで当たっていいよと国が法律で決めることが多いんですけど、国が決めることが多いし、場合によっては地方ごとに決めていることもあるんですけど。
それはABC、さっきの科学者が出したやつよりは少なくなる。
基本は。
ですかね。
基本は過去に例外があって。
そうなんですね。
例えば2014年までだったと思うんですけど、は一部の魚についてそのABCの2倍の漁獲枠が設定された時代もありました。
それ、どういうことですかそれは。
ちょっとまあはっきり言えば、その業界配慮しようぜということで。
ああ、なるほど。科学的なロジックが本当に正しいのかいみたいなところも。
まあまあありましたし。
難しいからあるんですかね。
それもありましたし、少なくとも科学者がとってよって言ってるようには緩いわけだったことがありました。
ある種行政はその地域その国のまあ民の命というか人間の活動を優先で考えるから、
生物としてはこんぐらい生き物がいなきゃいけないけど、民のこと考えるとこんぐらい取らせないとダメじゃないみたいな。
実際国際向上もそれはあっていいということに、社会的なこと経済的なことは考えていいよとなってるんですけど、
ただ当時日本が批判されちゃっていたのは、じゃあその一旦たくさん取ることを許すとしても、
どういうふうにしてその玉を絞っていくかとか、どういう条件にした時に玉をそのもっと絞んなきゃいけないかとかってのがあんまり示されてなくて、
ただただ多めの枠にしちゃったってことが十数年前まではいろんなはかなで起きていたので。
なあなるほど。
それはやっぱり、いやさすがにそれって漁師さん自身が最後苦しいもんよね、魚いなくなっちゃうと。
そうですよね、そこのバランスが、なんかまあ私なんか全然その漁業とはかけ離れて生活をしているので、
まあ別にその魚取らなくて、取らない?生物とか資源のこと考えたら取らない方がいいじゃんとか思っちゃうんですけど、
そこはやっぱり漁民は漁民の都合もあって。
そうですね、だから本来であればその例えばMSYってできるだけたくさん取ろうって発想で考えているものですから、
毎年取れる量を最大にしようってことですからね。
確かに最大どれくらい取っていいかみたいな決めるわけですよね。
なんで本来であればそれは漁師さんの生活でも考えられていることではあるんですけど、
まあ差はさりながらも、今何か特殊な事情があって今どうしても取らなきゃまずいんだとか、
例えば去年100あった枠を今年いきなり10にしますとかなると、やっぱりすごいいろんな失業者が出ちゃったりとかもあり得るじゃないですか。
そういう時に激変緩和って言って、変わりすぎないように徐々に落としていこうぜみたいな発想とか実際あったりします。
そこのバランスの取り方が結構今話している中でも難しい。
そうだなと思うんですけど、ちょっとスルメイカの話が広がったんですが、
資源管理の話に戻すとそのタックのさらに細かいところでIQという個別の割り当てもあって、
これスルメイカもこれってIQみたいなのってあるんですか。
イカ釣り漁船については適用されてますね。
そうなんですね、じゃあスルメイカの漁船一つ一つがこんぐらい取っていいよみたいのが今一部配分されている。
そうですね、全ての漁業ではないです。
いろんな魚が同時に取れちゃう漁法だと、じゃあイカだけIQいっちゃったけど、
枠をいっぱいに取っちゃったけど、他の魚の枠が余ってるよってことが起きるわけですよね。
なるほど。
そうすると漁業に出ること自体禁止されちゃったら生活にならないじゃんってことが起きるじゃないですか。
確かにそうです。
とかそういう揉め事も起きたりするんで、IQってのはその場合によってですけど、
基本はその魚を狙って取れる漁法に入れられやすい方策だなと思います。
さっき網でもちょっと取れるって話をしましたが、その選択的に結構取りやすいイカ釣りがIQでみたいな。
そう、制作決定の過程までは全然完璧に置いているわけじゃないんですけど、
一般論としてはそういう狙って取れる漁法に入れた方が馴染みやすいよねって言われてるのは間違いないですよね。
科学的評価から漁獲枠決定までの流れ
じゃあちょっとその漁獲枠、今年の2026年のその漁獲枠がどう決まったかっていうところを、
さっき水産庁の審議会で決まるっていう話もありましたが、
MSマイ、まず科学的な評価が先にあるっていう話がありましたけど、これは日本だとどこが?
主に水産研究教育機構という、
そのFRAっていう組織が
中心になって、各地の県とかの水産試験場とかを束ねて一緒にやってるっていうのが基本ですね。
その後にさっき言った漁獲枠、TACとかの料金になると、ここで行政、水産庁がいろいろと調整をする。
そうです。だから先ほどの図で言ったら、ABCどこまで取っていいかねみたいなところは基本科学者が決めつつ、
最終的にそれを枠としてどうするかって決めるのは水産庁が決める役割っていう、そういう役割分担ですね。
なるほど。じゃあそれでいくとシンプルですね。FR、科学者が科学的な理論値出して水産庁が決めますみたいなシンプルな感じ。
本来であればシンプルなんですが。
めちゃくちゃシンプルで。
なるほど。本来ならシンプルだけど、これどういう方々で水産庁を翻弄されるというか。
どういう、そこら辺は。
どうなんすか記者さん的に。
なかなか。
限りが。
喋るのは難しいんですけれど、ただその実際のところ、先ほど言ったように科学者の人たちがこれぐらいいいかいそうだよって出してきて水産庁が決めるんですけど、
その時にいろんな会議とかをまずオープンに開いたりもしますし。
なるほど、ちょっとそのスケジュール、カニヘイ調べでありますけど、
昨年末から、大体年末からちょっと来年どうしよっかみたいなのを決め始めるんですかね、スルメイカって。そんな印象ありますけど。
基本的に4月から予期なんで、これに出てるように年明け1月ぐらいから本格的ですけど、その前からいろんな話し合いは内々で、科学者同士の会合とかはやってますし。
なるほど。
そうですね、おそらく関係者同士で内々の話し合い。
年末ぐらいに。
年末とかだと思うんですけど、さすがにそこまで細かい情報は僕も担当官とかで。
カニヘイ調べだと、昨年年末に八戸の市長が水産庁の方に話を増やしてほしいみたいな話に。
それはあり得るとは思います。
なるほど、そういう動きも地方の行政、八戸の辺って言ったらイカ大事なので。
もちろんですね。
そういう動きしたりするんだなというのとか、FRAさっき言った家具不詐が結構年末ぐらいに調査のデータ出してたので。
そうです。
そこら辺でいろいろ年明け会議の下地が揃う感じ?
そうですね、大体年末ぐらいに海に今スルメこれだけいるよとか、これぐらい採ってよさそうだよっていう研究結果が公に出るので。
なるほど。
それは毎年大体そんなイメージだと思います。
で年明け議論が本格化、1月に資源管理の検討会や、水産政策審議会というのが2月20日にあって、それがさっき言った資源、漁獲枠が決まった、報道でも漁獲枠がここで決まったってありますけど、
その1個前、2月4日には資源管理方針に関する検討会というのがあるので、その1個前も漁獲枠決めるのにめちゃくちゃ大事なのかなという気はしますけど。
とても大事ですね。
ここらへんどういう人が、水産庁以外にもいろんな人が参加して、検討会と審議会ってやるんですか。
2026年度漁獲枠決定の背景:アメリカ管理方式の参照
そうですね。じゃあ分けて話すと、まずこの2月4日に書いてある、更新の検討会ですね。ステーキホルダー会合っていうものなんですけど、これは基本は誰が来てもいいということになっています。
蟹兵衛が行ってもいいんですか。
もちろんです。
そういうものなんですか。
ステーキホルダーって要するに利害に関係する人のことを言うんで、消費者ですって言いたいっていうことは全然できます。
これは一応良きタイミングでホームページ行くとちゃんと申し込んで。
一応申し込みフォームがあるんですか。
こういうところで意見を聞いて、科学者こう言ってるけど、例えばこの枠でいいかなとか、科学者の意見がAとBとCって案があるけどどれ取ったらいいかなとか、そういうような話とかは結構こういう場所で決めます。
とか将来そのイカをどれだけ回復させるかって目標は、科学者はこういう意見を言ってるけどこれでいいと思うかとか、そういうことを話し合うのがこのステーキホルダー会合です。
なるほど。そっから結構じゃあ、それでいろんな意見が出た後、2週間後、16日ぐらい経っても漁獲放棄を決めるっていうと、まあまあ関係者の利害調整とか大変そうですね。
そうですね。だから実際は本当にタイトな感じになって、この2月20日のところに書いてある水産政策審議会ってやつなんですけど、これは誰でも出れるわけじゃなくて、
なるほど。 委員が決まってます。で、農水省、農水大臣が、今年こういう漁獲枠にしようと思ってるんだけどどうよと、
意見を求めますって言って、でその出てきた委員の人たちが認めますって言うと、それが承認されるっていう。
じゃあ一応この水産政策審議会の多数決みたいなところで決まるんですか。
多数決、そうですね。実際に多数決を取るような性質のものじゃなくて、最終的にはその議長の人がこれでいいですかねって言って決まる。
そのカニ兵調べだと、この2月20日の資料って公開されてるじゃないですか、水産庁のところで。で、この時3つの漁獲シナリオ、漁獲シナリオに基づいて漁獲枠を決定しましょうということで、
3つシナリオがありましたが、1つ目が細かいところを割愛しますけど、3.2万トン弱ですね。で、2つ目が3.9万トン。
両方とも何でしょう、去年2万トンちょっと獲れたというのに対しては大きいものの、やや最近の近年の傾向よりは控えめな漁獲枠。
で、3つ目が6.8万トンぐらい。結構知ってるからあれですけど、3つ目のこの他の2つに対して2倍ぐらいでかいやつが、もうこれで決まるぜみたいな赤枠された資料みたいなのが2月20日の資料に書いてあったように思って。
これなんか事前の資料でこの赤枠付きのやつ。 赤枠が付いたのはたぶんこの会合で、全く最初からさすがに赤枠は付けてなかったとは思うんですけど。
なるほど、じゃあその会議を経て赤枠付けたんですか。 たぶんその前のタイミングで1回会議をやって、そこでアメリカの方式がいいで。
この3つ目がアメリカの方式、カナダ松イカに似た、イカのカナダ松イカのアメリカの管理方式を参考にしましたってやつですね。
すごい単純化して話をすると、さっきの最初の2つのわけですね、3万トンちょっとのわけが2つ出たと思うんですけど、あの候補は基本今までと同じような計算方法で、海に今イカがこんだけいます。
ってことはたぶん来年これだけ子供が生まれてくんじゃないの。ってことはこれだけ取っても平気だよね。っていうこれまで通りの計算方法。
まあまあでもさっきの資源管理のやり方考えたらそのやり方がいい感じしますけど、急にアメリカ式取り入れましたけど。
それってなんか読んだ時、大きな違いってその現行漁獲シナリオと米国管理方式って2つで3パターンあると思うんですけど、タックの基柱変更があるなしが多分大きい。
だがアメリカの方式の何が違うかっていうと、簡単に言うとその年の資源の予測っていうのに依存するのやめようぜ方式なんですよ。
これまでのやり方っていうのは今年これだけイカが生まれそうよね、こんだけ取っていいよねっていうことなんですけど、去年なんであんだけ揉めたかっていうとそれが大派手でしたからなんですよね。
これだけイカ生まれそうって思ったらそれより全然生まれてきちゃいました。そこまでは事実です。そこまで実際起きたんで。
イカってこの後話しますけど、めちゃくちゃ資源の予測難しいんですよ。難しいんで、じゃあもうその年だけの資源の予測に依存するのやめようぜって。
最近これぐらいイカいたから、だいたいこれぐらいだっていう風に決め打ちしちゃおうぜ。
なるほど。ある種それはそれでロジックが通ってるように思えるものの、我々も把握してるようにイカの魚殻量自体が減ってるじゃないですか。
資源量って魚殻量で単純に測っちゃうと、そもそも全然いないじゃんみたいな感じがするので、それを踏まえても増やしちゃうのかなみたいな。
それはかなり批判は正直出てたところかなと思います。アメリカの方式は今言ったみたいに、ここ数年こんだけイカいたよねっていう決め打ちなのが一つと、
過去にそのイカが一番捕れてた時の海にいるイカのうちどれだけ人間が捕っちゃったかって割合があるじゃないですか。30%とか。
それの割合を掛け合わせて捕ろうぜと。ってことは過去に一番イカが捕れてた資源が良かった時の前提で。
すごいですね。これトランプさんが考えたんですか。
いやトランプさんのだいぶ前ですね。これが考えたの。
すごい。結構すごい。なんかそんな過去最高を取った魚殻量を計算式に入れるのって。
魚殻量ってか魚殻割合ですね。海にいるうちどれだけ捕っちゃうかって話なんですけど、それを当てはめるんですけど。
それでさえ結構すごい計算式じゃないですか。
だからそれは資源がいっぱいいるときならいいんですよ。資源が海にいっぱいいて多少捕っても別に取り尽くさないよねってタイミングだったら別にまあいいんじゃねってなると思うんですけど。
なるほどなるほど。
今回批判がいっぱい出ちゃったのは釣れ目めっちゃ減ってるよねと。そこは誰も否定できないよね。
そうですね。
否定できないはずなのに昔捕ったのと同じだけの圧をかけてええんかいとか。
そもそも近年これだけイカがいたから今年もこんだけ生まれるっていう前提ってそれも外れるって文句出てたのにそれで近年平均取るんかいとか。
結果として計算して出てきたわけがしかもやっぱり普通の計算するより多いじゃんと。
そうそうっすね。
これだけ減りまくってんなら一旦回復させるのが筋じゃないのみたいな批判はそれはそのさっきの水産政策審議会の委員の人たちも含めて実際出てましたよね。
なるほど。誰が納得してるんですかねこれに決まったってなると過半数の納得は得てるってところですか。
過半数というかそうですねその場で。
その場でその過半数かわからないけど。
少なくともモノという声が出て終わることはなかった。
そうなんですか実際は。
反対意見はあったけどこれでいいですかって言って承認しますっていうふうな。
結構そこはある種の鶴の一声で決まってしまう理規格みたいな。
鶴の一声というか。
あるんですか。
多数決というのを水産政策審議会で僕が見たことがなくてすみません厳密にそのルールを知ってるわけじゃないですけど。
今まで見たか見てないかというと今まで多数決っぽくはない。
水産庁の役割と政治的影響
十年以上水産庁を取材してるから一度も見たことがないです。
そうなんですね。
資源、漁獲枠を決めるときにこれでいいですかって言ってそれまでにいろいろこれじゃいけないんじゃないのとかって意見はあったとしてもそこで脳の声が出て考え直すってのは見たことがない。
結果こういう風になると水産庁が悪い。
で私も水産庁が決めてるから水産庁は悪いというかこれなんか資源にダメージ与えすぎじゃないって違和感を覚えるんですけどその水産庁についてでいくと水産庁って結構これは決められる権利はあるんですかね。
主導的な立場には間違いなくいますよね。
実は大臣が決めてるとか地方の衆議院とか参議院とか議員さんも結構力持ってるんじゃないかという。
要は水産庁って管理用組織じゃないですか結局。
だからそこら辺って実際どうなんだって。
ここら辺はしゃべりづらいですね。
聞いててもしゃべりづらい。
めっちゃ気になる。
こう好きなことをちょっと一応。
なんかやっぱ水産庁悪者にしちゃうけど水産庁も結局なんか親会社がいる中の要は経営までちょっと関与する子会社みたいな位置づけだったりするのかなと思って。
そうですね。だから間違いないのは水産庁さんとかあとはさっき言った研究者研究機関ですね。
の方に国会議員の方から資源の計算方法これ違うんじゃないかっていう指導が入った。
国会議員から指導が入る?
指導というか上限というか。
この計算方式。
これはもう大やけに例えば陳情活動であったり議員さんの例えばブログみたいなものであったり実際に表に出てる情報なんでそこは確かといっていいですよね。
とかあとはその僕自身ももう記事に書いちゃってるんで開き直って言うとその例えば行政だったりあとは研究現場からじゃあいざこういうふうに政治家の方に何か言われたら議論ってやっぱり言いづらいよねって声があるのは確かにありますし。
あとはあの実際にどちらかというと漁獲の規制を緩めよう緩めようとしてあげるような研究者の方がはっきり言って出世しやすいよねって言ってる声もあるのは確かです。
大田さんもよく発信されてるんですけど多分その資源環境が悪い漁獲量が低迷しているってなった時に多分ロジカルにファクトで反論したりベースが多分ないのか問題では。
大田さんもよくおっしゃってると思うんですけど結構仕組みの問題とかあと科学が格闘と言えるほどの投資が国でできてないみたいなところがもうちょっとなんか空中戦、基本的にスルメイカとか資源ワークの話空中戦だなっていうところが非常に苦しいなと思うところ。
そこは何をもってファクトとするかっていうのがまず難しいんですが科学的な議論っていうのが前面に出てますかとか科学が最終決定を一番動かしてますかっていうと疑問ってのはおっしゃる通りだと思います。
そうは見えてはいないなと実際使ってはいるんだろうけど見えてはいない。
そうです。結局海の科学って絶対に誤差が生じるんです。
まあそうですね。
絶対にです。人間は海の中を全部見届けることはできないので海に魚が100いると思ったら50しかいませんでした。200いましたってことは全然起きるんですよね。
そうなっちゃうのは前提なんで例えば国連公開漁業協定とか他にもいろんなルールだったり規範だったりとかで基本外れるぞと。
国際的な漁獲とスルメイカ資源
外れるの前提でじゃあ外れちゃったとしても資源ダメにしないようにちゃんと管理しようねっていうのが一応決まってるんですけど
特にスルメの場合には日本と外国が一緒の群れを取ってるんで。
日本だけじゃなく中国とか韓国も取ってます。
中国も取ってますし韓国も取ってますし。一時期は北朝鮮水域に中国の船が行ってこれ違法なんですけどね。
だいぶかなり日本よりもたくさん取ってたって時代がコロナ前ぐらいまでは。
だからさっきの秋生まれというか日本海側がすごい少ないじゃないですか今。
それも一因としてあるとは思います。
もちろん違法な船が違法なことやってますなんと取りますって言うわけがないのであくまで人工衛星とかから
衆魚とイカを集める光がこんなにあるとかいろんな情報を集めた結果どうやら間違いなくやってるぞっていうことがあって
その光の強さとか船の多さを考えた時にどう考えても日本より取ってるよねって時代が最近まであった。これまでは実で。
そういうこのなんでしょう日本のFRAがこんぐらい資源いますよっていういわゆる日本の科学的な知見に基づいた
すごい厳しめの漁獲は設定したとてちょっとそれにコントロールできない外部要因がまあまああるから
あるのは間違いないです。
じゃあ誰か決意を持つかというか決めたことに対して意見を持つかというとやっぱりそれは水産庁っていう風に
ここで話が飛び散っちゃいがちなんですけれどまずその外国が取ってるんですけど最近はだいぶ減ってると思います
さっき言った中国があったり例えばあのいろんな取引のデータを見てる限りはおそらく減ってます
確かに私もリンクドインで3000人以上水産関係者と繋がってるんですけど中国のスルメイカーオファーしてくれって言ったら今減りましたよね
在庫が少ないですっていうのがあってオファーできないぐらいの量しかないんだみたいな
そう思いますそれが一つありますからまず日本がしっかりやらなきゃいけない筆頭であるっていうのが一つと
さっきの話に戻って外国と日本が一緒に取ってるものなんでさっき言った国連公開余裕協定ってもので縛られるんですよ
そうすると科学が間違う前提で厳しめに逆なって守んなきゃいかんよねっていうルールが
確かにそうですよ今僕のロジックもちょっといろいろ二点三点しましたけど
科学がおかしいならじゃあ厳しめでいこうよっていうのが政府のためにはいいですよね
結局一回資源を壊してしまって例えば資源っていろんな要因で壊れるわけですよ
マイワシの事例から学ぶ資源管理の教訓
ちょっとスライドにあったと思うので出してほしいですけどマイワシのデータを出してもらったらいいですか
太田さんがマイワシについて調べたことがあるんですね
そうですね
マイワシの資源について
マイワシとスルメってすごい似てるところがあって
それは簡単に言うと環境要因のせいでめちゃくちゃ減ったりめちゃくちゃ増えたりすることがあるっていう話なんですね
でマイワシが1990年頃に太平洋でものすごい勢いで減ったことがあるんです
でそれが起きたときにそれまでは海に2000万トンぐらいその太平洋系のマイワシがいたと言われてるんですけど
一気に環境のせいで300万トンぐらいまで減っちゃったんですけど
でそれまでは2000万トンとか言ったら人間が頑張ったの取り尽くせなくて
いくらでも取れる状態ですねそれは
そうそううち2割とかしか取ってなかったんですけど300万トンに減っちゃったんで頑張って取ったら4割とか6割取れるようになっちゃったんですよ
頑張りましたね人間も
頑張りましたね当時は日本だけが取ったんですけど
でそれでその後も減り続けちゃって
で結局どうなったの10万トン連れするとかまでいったんだったと思うんだけど資源が
そういうふうな極端な減り方をだから環境要因のせい魚が減っちゃうことはあるんですけど減っちゃったときには取り控えないと増えない
イワシの可能性でいくと1000万トン2000万トンいったら確かにたくさん取っても減らないじゃん
当時は減らなかったんです頑張っても
ただ環境要因のせいで減っちゃったときにそれでも漁獲を緩めなかったのでどんどん減り続けちゃったっていう
するめい方全く一緒ですね
するめいはそういう怖さがあるんですよねだから明らかに減っている状態でしかもさっき言ったみたいに
国際的なルールの上では科学が間違っているかもしれないんだったらより慎重に守んなきゃいけないってのは決まってるわけですから
本来であればもっと漁獲を抑えなければ危ないんじゃないかってのは少なくとも国際法上で言ったら正論になりますよね
漁業者の経営安定と「積立プラス」制度
これなんか我々もやっぱりするめいかずっと食べたいしこれ別に資源のために漁民の生活苦しくなってほしいなんてみじももないじゃないですか
もちろんですよ
だから枠を設定したらある種我々税金も水産庁一部使っているわけなのでその一部から枠設定するから保障しますと
やれば漁民たちも減るするめいかに対してじゃあちょっと違うことでもしようとか割り切れるから一番それがハッピーな気もするんですけど
そうですねだから実際そういう仕組みは実はあるんですよあまり知られてないんですけれど
その漁師さんの収入が一定より減っちゃったときに補填する教材制度とか積み立てプラスって制度とか要するに減収補填なんですけど
なるほどそういうのはあるんですそれはなんか丹念で水産庁が保障しますっていうのじゃなく
もう積み立てたもので減ったら保障しますみたいな仕組み
水産庁が大部分のお金を出してるんですけど一部は漁師さんからの積み立てです
なるほどじゃあもう結構補助してはいるんですね
実はすでにありますその問題点がいくつかありましてまず一つ目が
積み立てプラスっていうものをもらう条件として資源管理協定ってものを漁師さんは行政に出してなきゃいけないんですよ認定取らなきゃいけないんですけど
ただその中でものすごく頑張って科学的に資源守ってる漁師さんと
それこそあんまり科学的じゃないような取り組みとが全く同じ扱いになっちゃってるっていうのが現状としてはあります
インセンティブがない あんまじゃあ厳しくした都政みたいな
これをラジオで言ってしまう以上僕もだいぶご批判は受けるかなとは思うんですけど
ただめちゃくちゃ叩かれる前に一つちゃんと事実を言っておくとその協定のうち9割以上かな
は給料措置というふうに結果が出てるんですけどその実際レビューした人から
給料措置を取ったら補填しますみたいなそういう取り決めってことなんですかね
給料措置を取ってたらそれは資源管理の協定として認めてあげます
認めてあげるからいざ収入が減っちゃったら補填してあげますっていうことなんですけど
ただ給料措置をよくよく見てみると例えば日曜日とか市場休みの日に
料休みます資源のためですって言ってる市場休みの中でもともと出てないんですよ
なるほど
とかこの魚が
ドキドキしてきました
それは事実としてあるので
なるほどそういうこと
とかちょっと後で言わせてください
ちゃんと言わないといろいろ叩かれちゃうんでちょっと説明させて欲しいんですけど
話題を変えようかと
いや中途半端になると逆にもっと叩かれるんでそこは説明させてください
とかあとはこの時期は魚を取り控えますって言ってるけど
よく考えたらよく見たらその魚が来ない時期だったりとかはするんですけど
そういうことが一定数あるのは確かというか
少なくともその協定って
お約束上は科学的なその時あるベストな科学に基づかなきゃダメだよとか決まってるんですけど
ちゃんと協定を見た時にじゃあこういう科学的な根拠でやってますって説明されているものは
少数派だよねってところまでは実際に見てる人
なるほど
正直鶴見以下でいくと資源が全体減っちゃってるから
そのタッグ漁獲枠を厳しめに設定して
もう何かそういういろんなやり方でもいいからとりあえず給料して補填した方が
おいおいみんなハッピーじゃないかってざっくり思うんですけど
そうならない理由っていうのは正直そういう
休日日に休む実態と合わなくてもとりあえず長期間
もう給料しないともう漁獲枠が設定されてるから
取れないんだみたいになればもうみんなそれで積み立てプラスですかね
そういうので補填されるじゃないですか
そうですねだからそれのはずなんですけど
頑張って守ってもあんまり守ってなくても
同じ補助金もらえるんだったら守んない方が得ですよね
でも漁獲枠は厳しめだったらもうそこの中でも取っちゃってる人が
それダメじゃんみたいになるからみんな取らなくなるとか
そういう簡単な話じゃないんでしたっけ
漁獲枠設定のタイミングと漁業者の資金繰り
もう一つの問題をここで話したいんですけど
原子炮店のもう一個の問題がお金が入るタイミングなんですよ
なるほど
例えば去年いかが本当に枠がいっぱいになっちゃって
助けてくれといった某地域があったんですけど
それはある意味本当に助けてくれてなくて当然な状況にあったんです
どういうことかっていうとその地域のその漁法については
収入の大部分6、7割だったと思うんですけど
年間の収入の6、7割をスルメだけに依存してたんですよ
それが秋の時期にブワッとスルメが来るから
そこ狙い撃ちにしてそれでほぼほぼ収入を任せた
その時期も決まってるんですねいつもここで来るから
そうなんですしかもその漁法っていうのは
夏場にルール上給料なんですよ
なるほど
それはもうもともと決まってたルールで
なんでその間に船をドックに出すんです
ドックに出す何が起きるかっていうとお金がかかるんです
確かに
借金かかるんです
で抱えた借金を秋のうちに稼いだスルメのお金で返して収入を回してたんですよ
じゃあ昨年は確か漁学額を超えたのが
もう8月9月ぐらいに確かもうそれぐらい
超えると言われ始めたのがその時期です
実際に超えたのはその後ですけど
確かに掛け入れ時に
そうですお金がないと本当に借金を返せなくて
潰れる状態まで追い込まれた人たちは実際いたんです
難しいですね漁学額がそこまで維持するタイミングにもしなきゃいけない
なので先ほどの積み立てプラスとか減少点だけだったら多分足りなくて
その時点で例えばすごい安い金利でお金を貸してあげるよとか
そういうような来年お金が入ってきてももう遅いんだよみたいな人たちには
ちゃんと助かるような仕組みっていうのを作んなきゃいけなかったと思います
カニさんそろそろ時間があれなんだよ質問用意したの聞きたいものからちょっと
今年の漁獲枠における期間設定と試行錯誤
だから今年の増額について単純に数量だけ見るとめちゃくちゃ増額なってますなんですが
確かちょっと今年の漁学額も数量以外に期間とかそういうの新しく設定してましたね
これ今までやったんですか小型のスルーメーカーの釣りは4月から11月まではこれぐらいで12月からはこんなもんで
それはそういったことにも配慮して期間で分けてるっていう感じなんですかね
そうですね来る時期が地域によって違うんで先に来る地域で取り尽くしちゃうと
後に来る地域に分け残ってないような問題が起きるんですね
なるほどこれって今までやってたんですかね
いやこれ今年からだと思うんですよ
じゃあ一応そういったところでの試行錯誤も一応今年はあるのかなというとこですかね
そうですそれは間違いないです
MSY理論の妥当性と限界
なるほどここでちょっと聞いてる人から質問とかあります
もともと来た質問まだいくつか答えてなかった気がすると思うんで
そうですねもともと予定した質問が私も忘れちゃって流れで言いますとしてるんですけど
特になければこの流れの中でも私から質問して
そうですねあのけどギャラリー優先の方が今はいいかなと思うんですけど大丈夫ですか
何かせっかくだから質問ちょっとでも話があれですかありますか
ありがとうございます
逆にもとさん事前にいろいろもいただいてたので
そうですねまず最初に事前にいただいた質問の中で
そもそも科学的な枠とかそれを支えてる理論MSI理論というものは当てになるのか
まあまあそれはちょっと気になってはいましたけど
でも途中でちょっとヒントみたいなのをもとさんから話していただいた気がしてて
ここ大事な話なんでしっかり公表したいなと思うんですけれど
MSI理論って普通の人聞いたことない人が多いと思うんですけど
簡単に言うとさっき言ったみたいにこれだけの量だったら取り続けられるぜって理論にはなるんです
すごく誤解を恐れずに単純化するんだったら海にこれだけの親がいて産卵をしてくれたら来年これだけ子供が生まれるだろうね
だからこんだけ取っちゃっても平気だよねとそもそも逆なって親がたくさんに過ぎても増えないんですよね
確かにそうですね親を残した方がいいわけです
本来残さなきゃ当然いなくなっちゃうし一方でい過ぎても子供同士が餌取り合ったり住みが取り合ったりしちゃうんであんまり育たないんですよ
なんである程度のところまで親を残せばそれでいいじゃんっていうことになるんですね
だからじゃあその余った分は取っちゃっていいよねってのを基本に考えてって本当はもっと複雑な計算あるし今すごくわざと誤解を恐れずシンプルにしたんですけどそういう理論なんですよ
それをやると何が起きるかっていうと親こんだけいいんだから来年子供これだけいるはずだって決めてかかっちゃうんですけど
でもさっき言ったみたいに環境のせいで子供全然生まれないとかめっちゃ増えたとかが起きるわけです
だからこんな理論当てにならないよってなるんですよねそこまでは正論なんですよ
親と子のどっちの資源がいるかっていう研究自体がめちゃくちゃ難しそうですね
めちゃくちゃ難しいです
とはいえ親はこれぐらい残ってないとってある種科学者が調べてくれたことを結構信用しないと元も子もないじゃんみたいな話
それもありますしまずは当たり前のことを言うとオスとメスがいなかったら子供って生まれませんね
確かに
だから最低限何匹かとか何ペアかとかいなかったら生まれてくるはずはないじゃないですか
だから親がいるから子供がたくさん生まれるとは限らない
親が少ないから子供が少ないとも限らないっていうのはそれはそうなんですけど
一定量を親が減っちゃうと本当に子供が減るよねってのはほとんどの魚で言われてる
まあそれはそうですよねそれは別にそうだよなっていう感じはしますよね
当たり前なんですけどさっきの前提の部分でそうはいったん理論的にめちゃくちゃ外れるよねと
これだけ子供が生まれると思ったのに生まれなかったとかが起きるのは事実なんでこんな理論当てなんないんだ
だからこれに基づいて決めるパッケなんか嘘なんだ
私はそういう意見も聞いたことありますね
それが結構広がっちゃってるのが今心配っていう
なるほど
ある程度最低限いなきゃまずいのはそれはスルメだったりマイワシだったり
そういう明らかに環境のせいで増えたり減ったりするあからでもすでにわかってることなんですよ
だからそこを間違えずにつまりMSI理論っていう理論が弾き出す取っていいよっていうのは外れるそれでいいんです
ただその前提にある親がいなきゃまずいよねっていう発想自体は絶対に忘れちゃダメだよってことを強調したかった
その上でスルメで何ができるかっていうとその年の環境条件次第でものすごく生まれたりものすごく減ったり予測が外れるわけですよね
リアルタイムな情報と柔軟な資源管理の必要性
こんだけ海にいるだろうというだからその年のリアルタイムの情報
例えば去年のスルメで言ったら三陸沖のデータだけを見てイカめっちゃ群れてる増えたに違いない枠増やそうになったんですよ
でもそれをやっちゃうと先ほどご指摘いただいたように日本海撮れてないじゃんって無視しちゃったんですよ
そうですよね
それよくないじゃないですか
だからそのいろんな海域のデータをちゃんと見てリアルタイムで今年いるぞいないぞちゃんと客観的に見て本当にいんなら枠増やそうぜと
本当に減ってんならその時は枠は減らさなきゃまずいよねっていう柔軟性が本来必要なんです
そうですねリアルタイムで資源量を把握するってこの先いけるんすかね
お金がやっぱ資源管理最終的に資源管理ってお金かかりそうですね
かかりますねだからまず研究者の人手が足りないお金がないからって問題が一番大きいかなと思います
でもそれがさらに減ってるスルメイカーに対してお金をかけて資源管理しようっていう風にもならなくなっちゃうじゃないですか
資源管理取れたらこれぐらいの国民の所得になるけれどそれが減ってるから多分資源管理こんぐらいお金かけていいよねなるはずが
だからそう考えると結構たい
だからこそちゃんと長期的に見ないとダメなんですよね
さあ全く時間が足りないことがわかったんですが
まとめと今後の展望
あかん空気が流れ始めました
空気が流れ始めましたねいい時間になりましたね
帰らなきゃいけないという音楽が流れたのでちょっと締めなかなかねこう資源管理についてやっぱ
薄々勘づいてたけど
ちょっと勘づいたんですけど
一回では話しきれないのでちょっと太田さんには叱るべきもう一回お願いします
すみません太田さんにはいろいろまだ話し足りない部分があったと思うんですけど
そろそろ締めの感じになったんで
最後に締めで言わせて欲しいのは今おっしゃっていただいたようなまず価格に投資しようというのが一つと
もう一つはちゃんと政策とかその枠を決める過程を透明化しようこれだけ強調させてください
確かにななんか今聞いててもちょっとしっくりこなかったところいくつかあるので
ただ太田さんのXがいいのは太田さんフォローしとけば今までいろんな人に忖度して僕も含めて発信してないことを
太田さんは血まみれになりながら発信していただいているのでオチとしては太田さんをフォローしてください
そうですね確かに太田さんのXを見れば水産行政の違和感が気付けるというのと
その太田さんが今働かれている港新聞ですね
港新聞はこの水産業界新聞の中ではかなりこのファクトベースの記事
太田さんが実際記者で書かれている記事もたくさんここに行動すると読めるということで
電子版月額5500円紙だと月額5940円でこのリッチな水産の情報が読めますという
スポンサー語ではないですね
私が血まみれになることを見越してその見返りとして広告をしていただいているという感じだと思います
あわせてちょっと漁職系ラジオの方も聞いていただくといい感じ
聞いている人しかリッチしないからあんまり広告宣伝してもいいじゃないですか
ちょっと今参加いただいている方からの質問とかいただく時間が残念ながらなくなってしまったので
この後いただいてその質問を受けてちょっと申し訳ないですが太田さんにもう一回戦オンラインとかで
ちょっとフルメーカーなのか資源管理なのかわからないですけど
太田さんとはまた魚と食をもっと楽しいようなテーマを
今回結構ちょっと楽しくするためにはこれしなきゃいけないなみたいな厳しめの話で
おさぞいしてしまったんで
そうですねこのテーマってちゃんと中途半端じゃなく丁寧に説明しないといろんな人を傷つけるし
そうですよね本当に難しいですよねこれ
それこそ先ほどの政治がどうのの話ももちろんいろんな構造の問題はあるんですよ
特定の人の声がやっぱ大きくなっちゃって科学があんまり大事にされてないんじゃないか
それは否定できませんすいません僕もそう思います
ただそれをじゃあ科学を変えるというか科学に介入してきた人をお前が悪いんだって叩いても解決はしないんですよ
自分いろんな正義で主張をしてますからねいろんな正義ありますから世の中自体が難しいですよね
なので大事なのはどういう構造の問題があるかどうしてちゃんと科学が通っていかないような
意思決定の形になっているのかというのを見定めて直すことであって
この人が悪いんだって叩いてもそのまま解決するだけになっちゃうので
確かにいろんな問題に通じますね
その通りです 社内調整も本当同じだなと思います
なので中途半端に終わってしまって誰かを叩いた感じで俺のことだけは今日は避けたかったなという話がこんな感じでした
ということで今回漁職の語り場第1回スルメイカの資源と未来締めたいと思いますご清聴ありがとうございました
ありがとうございました 岡田さんも本当にありがとうございました
怖かった
というわけでこの漁職の語り場は一応懇親会ということでこの後飲み会もありますのでそこでまたいろいろ楽しく話していければなと思います
じゃあバイバイ
ありがとうございました
ありがとうございます
56:15

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