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秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
卓越した人物が持つ共通した能力、それは自己対話の力。
ポッドキャスト、自分の可能性を開放するセルフコーチングは、
上場企業から中小企業まで、エグゼキティブコーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、ビジネスや人生で役立つ
セルフコーチングの技術について、分かりやすく解説します。
こんにちは。ナビゲーターの遠藤和樹です。
秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング第10回。
ジョーさん、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
本日はですね、ポッドキャストを聞いた私の仲の良い社長さんがですね、
ぜひジョーさんに聞いてほしいことがあるということだったので、
あえて今日ここで取り扱おうかなと思ってですね、持ってきました。
その方ですね、IT関係で今社員40名ぐらいいらっしゃる方なんですけど、
ずばり質問はですね、ビジネスが偶然うまくいっちゃっていて、
逆に不安なんですがどうすればいいでしょうかと、
贅沢な悩みを持ってきたんですが、これについてはどうアプローチされますか。
偶然うまくいってしまって、逆に不安だ。
かなり実際に私も付き合いして1年ぐらいなんですけど、
非常に成長というか本当に伸びてるんですよ。
前年比で年々ずっと1.3ぐらいで伸びてる、130%ぐらいでいってるんで、
社員もどんどん増えてますし、制度もどんどんできていって、
仕組みもうまくいって、売り上げも上がっちゃってるっていうこと自体に、
なんでうまくいってるかが明確にわからないらしく、そこに不安を感じてる。
これは人としてその不安に陥るのはすごいもっともですよね。
という気がしますね。
これもし遠藤さんがその社長さんだとするならば、なんで不安なんですかね。
その方の話聞いちゃってるんで、そこも含めて言うと、
うまくいってる事実がなぜかがわかんないんで、根拠なかったら不安なのかなっていうのが1つあるかなと思います。
根拠がないと不安だと。
不安じゃないですか。
そうです。これ根拠がないとどうして不安だと思います?
そこ聞くんですか。根拠がないとどうして不安か。
感覚で言うと地に足ついてないような感じで、
このまま本当にこれが続くのかどうかの確証がないから不安。
どうですか。
そうでしょうね。確証がないからですよ。
いい感じですか。
確証がないとどうして不安なんですかね。
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聞きましたね。確証がないとどうして不安か。
なんでだろう。確証がないと不安ですよね。だって確証がないんですよ。
将来が見えないからとか。
同じか。
なんだろう。ちょっとわかんないです。
これ人が思い込みなんですけどね。確証があるとなぜ安心するかと一緒で、
確証があると再現できると思っているんです。再現性があるということです。
なるほど。そうですね。
ですから自分がどうやってこれをうまくやったかという確証を持っていると、
それを将来にわたって再現していけばいいんだ、再現できるんだというふうに思い込んでいるから不安がなくなる。
ところが自分がなぜうまくいっているかというのがわかんないと再現できないのではないかと。
あとは多分何かあったときとかにもう一回それをなんでうまくいっているかを見直せばもう一回立ち直れるとかも多いそうですよね。
そういった意味で不安に感じるのはもっともだなということです。
そうすると再現性を得られるだろうと思うから。
人は。
これは結果それがわかった上でどうするんですか。
まずその方に対して本当に大切なことは何かということを伝えていきますね。
どうしましょうか。どうしましょうかっておかしいですか。どうすればいいんですか。
この方さっき言ってたのはビジネスがうまくいきすぎてて不安ですと。
で何でしたっけ。この方がそうなっている不安な理由は確証を持てないから。
確証が持てないのは。
確証が持てないのは再現できないから不安だと。
そこまでがわかっても不安は払拭できてないですね。
そうですね。
ところがこれは意識無意識と話と関連が出てきちゃうんですが、
私たちがうまくやっているときってのはほとんど無意識を使っているわけですよ。
ところが意識的にうまくできているとそれが再現できると思って安心なだけで。
ちょっとわかりますね。
そうですね。意識無意識の話をするときに私がよく使う例が
どうやってコップの水を飲んでますかって話をよくしてます。
コップから水を飲むとき。
あれってすごい意識して飲んでませんよね。
普通に手に取って飲みますよね。
でコップ手に取る。口に持ってくる。
そのときに意識してやってませんよね。
コップ持ちました。口に近づけますとか。
近づけようとかやってなくて。
あれなんでおでこにバーンってぶつかんないのかなって思いません?
考えたことなかったですけど言われてみればなんでだろうって感じですね。
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あれって人のメカニズムでいうとどうやってやっているかというと
喉が渇いているので喉を潤したいと。
これがいわゆるアウトカムになっているわけです。
それが欲しい。あとはコップを見た。
そうするとオートマチックで動いていっているわけですよね。
そうすると人は実はかなりの割合で
無意識に動いてうまくやっているわけですよ。
ですから私はその社長さんとお話をするならば
どうやってやってきたかの前に
何を望んでここまでやってきましたかとか。
そこを聞くんですね。
どこに向かってやってきましたかとか。
何を大切にしてここまで来たんですかっていうやり方ではなくて
目指してきた方向性と価値観みたいなものを
その社長さんから引き出して見せてあげたいですね。
そうするとこの方はそういうケースでどうなるんですか?
それが見えてくると結果として安心しますが
何でかというとこの先も重要なことはやり方だけではなく
ビジネスとしての会社の方向性と大切にしているものさえ
自分の中で確認が取れていれば
済むんだということが分かる。
おっしゃっていたのは本当に手にしたいものって言い方と
あと価値観とかっておっしゃっていましたっけ。
っていうものを見ていくんですか。
ちょっとだけ具体的に解説というかどういう感じなんでしょうか。
最近は世の中の変化が激しいじゃないですか。
同じやり方は逆に通用しないことが多いですよ。
やり方をどんどん変えていくんですが
何を大切にしているかどこに行きたいか
この際明確だとすると
どんどんやり方を変えても行きたい方には向いていくんです。
そんなものなんですか。
さっきの水と一緒で。
そんな簡単なものなんですか。
簡単なもの、結果としてはね。
そうするとちょっと振り返りというか戻っちゃうんですが
この方は整理するとどんな感じでアプローチすればいいんでしたっけ。
セルフコーチング的に扱うならば
彼がここまでやってきたときに
会社をどういうふうにしたいという気持ちでやってきたかなと。
ビジネスで例えばどういうものが出てくるんですかね。
私、議事的に一瞬やってみますか。
例えば遠藤さんが会社を起こして5年経ちました。
ふと気づくと年賞も1億円になって
ビジネス的にはいい感じ。
ただどうやって上手くやってきたかっていうのはよく分かってない。
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私、社長さんになったつもりでお答えいただきたいんですけども
会社を起こしてこの期間どうなりたいと思って走ってきました。
1億円の状態ですよね。
当時の悔しかった思いを見返してやろうとか
そういう反骨精神に近い感じが厳正にあるかなと。
見返してやろうという気持ちでやってきた。
その結果どうなりたいと思いました。
その結果。
若干優越感たる。
フー言ってやったぜみたいな。
フー言ってやったぜとなってやったぜと。
その時にもしフー言ってやったぜっていう気持ちになったら
どんな感覚になるんです。
どんなフィーリングというか。
すがすがしいというか。
健やかな気分になるじゃないですか。
すがすがしいとか健やかな気分。
そうするとそのフィーリングがまず重要だということですよね。
若干その時健やかな中に若干ダークサイドの部分が混じってそうですけどね。
ですからそのダークサイドの部分から健やかになっていくんだっていうところだったんでしょうね。
その時はね。
そのくらいのフェーズでいうとそういう感じでグワッといっちゃう気がしますけど。
もう一つはこの期間どんなことを大切にやってきたのか。
自分に対してとか顧客に対して。
イメージするとどうですか。なりきりで。
お客さんに対して何を大事にしてたかみたいな。
何なんですかね。
その時は自分がその感情を手にそこまでいくためには
ある種ものすごい信頼をしてもらうような付き合いをするとか。
信頼をしてもらうということを大切にしたんですね。
あると思いますね。
信頼をしてもらうということを大切にしてきた。
ちょっとなりきりですけども、
それをずっとやってきた感覚っていうのはどれくらいありますかということです。
5年間ずっとやってたんじゃないですかね。
それを手にしてましたよね。
その信頼を大切にしようと信頼してもらうということを大切にした。
大切にしてた。
そこをこれからもちゃんと握りしめておくということを重要視ですよね。
さっきの話でいうと、ここまで行った時に
どういうビジネスモデルを作ってどういうマーケティング戦略を練って
どういう人事戦略を取ってとかではなくて
まずは今言った信頼を大事にするみたいなところの
これの価値観みたいなものってことですか。
一つは年賞1億円になることによって
反骨精神から達成感、ダークサイドからスカッと
そういう自分になりたいというのが一つ。
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これが方向性、アウトカウント。
もう一つは信頼されるということを大切にやってきた。
これが最初だったんですよ。
それを持っていたから意識無意識分かりませんが
いろいろと戦略とか何とかっていうのを
無意識に作ってくれてたんですね。
ですから最初に戦略とか方法がありきではなくて
行きたい場所と価値観を持ってたから
何か自分がやってきたってことを自覚された方がいい
って私はその社長に言いたいですね。
なるほど。
最後にこの方に今の話も含めて
せっかくなんで私の友人である社長なんでね
ご助言をもう一つ。
そうですね、こういう方がいらっしゃるんですけども
自分に問いかけてみてください。
一つは自分がここまで来るときに
会社をどうしたいと思いでここまで来ましたか?
アウトカウントですね。
もう一つはこの5年間だったら5年間の間で
あなたは何を大切にしてきましたかと。
その2つを自分に問いかけて
しっかりその部分を握りしめてください。
その上でうまくいっていることが何でかわからない
この不安というもの自体はどうすればいいんですか?
まずはその2つを握りしめたときに
その不安がどうなるかって感じてみてください。
なるほど、まずそこを見た上でその不安を見ると
自分がこの5年間、信頼されるということを
大切にしてきたんだなと
そのことを思い出し、そのことをしっかり味わったときに
じゃあその不安ってどういうふうに変わってますか?
まあいいか、こんなもんなのになるとか
いろいろ出てきそうな感じはしますが
ちょっとそれはやってもらいます。
わかりました。本日もありがとうございました。
はい、どうもありがとうございました。