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秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
卓越した人物が持つ共通した能力、それは自己対話の力。
ポッドキャスト「自分の可能性を開放するセルフコーチング」は、
上場企業から中小企業までエグゼキティブコーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、
ビジネスや人生で役立つセルフコーチングの技術について
わかりやすく解説します。
こんにちは、ナビゲーターの遠藤和樹です。
秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
第25回。ジョーさん、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
今日のテーマです。自己認識とは。
前回がマインドセットの話をずっとしてきてまして、
自己認識と信念と価値観でマインドというのは成り立っている
という話がありましたので、
今日はその中の自己認識を取り扱おうと。
はい、自己認識とは何かということですね。
自己認識とは何かというと、自分に対する認識です。
いじわるですよね、あえて。
いえいえ、そのままです。
私たちは時折、いろんな言葉を使って自分のことを表現します。
私は優柔不断であるとか、私は実は勝負に強いとか。
このように自分のことをどういうふうに認識しているのか、
というのがこれが自己認識なんですね。
これというのは、私たちが日常の中で言葉にしているときもあるし、
言葉にはしていないけれども、
無意識的にそのように思っているということが非常に多いです。
ここで重要なことというのは、これは認識なので、
事実、真実ではないということです。
そのように認識しているということです。
嘘ということでもないんです。
自分の中での認識ですかね。
自由ですか。
そうです。
ところが、真実ではないし嘘でもないんですが、
その人の中で真実にはなっています。
いわゆる思い込みという表現の仕方でもいいかもしれません。
この自己認識というのが前回もお伝えしたように、
生理的メカニズムに強く影響を与えていっているんですね。
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前回出てきた一つ、ある社長さんの自己認識は、
私はそこそこうまくいくけど、すごく成功する器じゃない。
これも自己認識ですよね。
なるほど。
あとは、経営状況が良くなると必ずトラブルが起きる。
効きますね、そういう話は。
というのもその本人の中で自己認識です。
旗から見ていると思い込みなのかなと思っても、
本人の中で真実になっているんですね。
そのような自己認識を持っていると、
それにふさわしい生理的メカニズム反応が起きてきますので、
やっぱりその通りの結果が起きるわけですよ。
なるほど。
心の中で思うんですね。
やっぱり俺はそうだった、みたいな。
そうやって自己認識を私たちは強化していっているんです。
なるほど。証拠を探して作っていくわけですね。
そうですね。
今は自己認識があまり良い事例ではなかったけども、
良い事例の場合もありますよね。
例えば、私は何らかんだ言ってピンチがあっても、
その時には人が助けてくれるんだよね、みたいな。
運が良いとか言う人とかね、勝負したとかね、勝負に強いとか。
それも自己認識などで、そのように生理的反応が起き、
自分の体の状態がそうなり、結果が取りやすくなります。
ここで重要なことは、
自己認識、私たちはいっぱい持っていると思います。
ここで、自己認識に言い悪いはないということなんですね。
自己認識に言い悪いはない。
それはどの視点から捉えて言い悪いはないという話なんですか?
例えば、私は優柔不断である、みたいな自己認識があって、
いや、この自己認識って悪いですよね。
変えたほうが良いですよね、みたいな事言われるんですが、たまに。
いや、そうとは限らないですよ、と。
優柔不断が良く、良い形で機能する事があれば?
相当です。
けど、ありますかね?
あるんじゃないですか?
例えば、優柔不断だって認識があるから、
じゃあきちんと、自分は指導深い。
用意周到に準備をするとか。
あとは、常にベストな選択をしているんだなとか。
周りにきちんとした、意思決定ができる優秀な人生を受けるとか、
いろいろ行動には変わるかもしれないですね。
そうですよね。
あとは、そもそも優柔不断というのには、
選択肢がいっぱいないと優柔不断になれませんからね。
じゃあ、マインドセットをしていく時に、
自己認識を変えるべきものと変えないものというのがあるんですが、
どうやって仕分けをするかということなんですけども。
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自己認識をいい形で仕分けすることが重要なんですね。
はい。
それは、そのもの、自己認識に良し悪しはないので、
自分が次に行きたいステージに、それはふさわしいかどうかとか、
そこに機能するかどうかということで、
仕分けできます。
なるほど。
ですから、今ここのテーマでは、
壁があって、壁にぶつかって次のステージに行きたい。
そのとき、マインドセットをし直しますよということなので、
次の行きたいステージに対して、
その自己認識が機能しているものはそのままステイで使っていく。
機能していないものは変えていく。
このようにしていくんですね。
なるほど、なるほど。
どこに行きたいかというのは、前何度も出ているアウトカムということですよね。
その出した、自分が行きたい、そのアウトカム、
出したいアウトカムにふさわしいというか、
ちゃんとそれが機能する自己認識かどうかを見ていく。
そこをわざわざ変える必要はない。
それは、次のステージに行くためにも、
とっと言ったほうがいいなというものもいっぱいあるはずです。
シンプルですね。
変えるべきはアウトカムと今持っている自己認識。
そうですね。
先日、ある社長さんが来て、
実は私は自分が弱い人間だと思っているんですよと言ったんですね。
変えたいんです、強くなりたいんですみたいに。
そうなんですかと。
ちなみに、次はどういうステージに行きたいんですかと聞いたら、
会社の売り上げをもっともっと伸ばしたいと。
アウトカムとか次のステージですよね。
その次のステージなんですが、
会社の売り上げをもっともっと増やしていくということを通して、
何が欲しいんですかと。
そこまでやるのはアウトカムじゃないですか。
そうするとその方は、
もっと社員とともに組織としてゴール達成の瞬間を味わっていきたいんだと言ったんですよ。
その時に私がお聞きしたのは、
欲しいものは売り上げと、
その意味としては社員と一緒になってゴール達成していくということですね。
そのためにはどんなことが必要ですかと聞いたら、
だから私は昔からそうなんだけど、
周りの人からたくさんサポートをしてもらおうと思ってるんですよと。
これ何が起きてるか分かりますか。
何が起きてるか分かりません。
その方の自分は弱い人間だという自己認識があって、
そのためにはだからこそ周りからのサポートを受けたほうがいいと。
なので今までも周りからのサポートを受けてきたわけですよ。
だからここまできた。
その次のステージに行く時も、
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アウトカムがチームとして組織としてゴールを達成していきたいというのがアウトカムなので、
だとするとその社長さんの私は弱い人間だというのはうまく機能しているので、
これは別段一生懸命変える必要もないわけですよね。
弱い人間であるということ自体は、
その社長さんが実現したいというか手に入れたいアウトカムからすると、
機能しているってことが分かったどうですか。
そうですね。ただそれが彼らとして、
いや僕弱い人間だって思いたくないんですよと言うから、
だとするとその自己認識をそのままにして、
弱い人間だというのを今のお話を聞いておくとどういうことかというと、
人からのサポートを受け取れる人間だってことですよね。
そう見るんですね。
そのように彼はやってきたわけですよ。
本人はそれジョーさんに初めて解説されて見てもらって気づけてるわけですよね。
そうですけども。
そう見るんですね。
逆の社長さんいますよね。
僕がやってきたからここまでいたんだっていうことは、
周囲のサポートを受け取れない人、受け取ってはいけない人って認識なんでしょうね、逆に言うと。
ですからお伝えしたかったことは、
自己認識を変えるか変えないかって見ていく場合には、
常に次のステージ、次のアウトカムに対して、
それが機能してるか機能してないかっていうことで仕分けをしていきます。
なるほど、なるほど。
そんな感じなんだ、見ていくときには。
そうですね。
ですから他の事例で言いますと、
これも社長さんなんですけどもね、
私はもっと次のステージとしては、
社員に会社の方向性をしっかり示したいんだと、
以上を示したいんだ、そのことによって会社を加速させていきたいと、
それを次のステージ、アウトカムと設定した場合、
でも私は自分の意見をうまく伝えられない人なんです。
これも自己認識ですよね。
会社の方に方針を社員に伝えていきたいけど、それができない。
そうするならば、その自己認識が彼の中で機能していないと感じるならば、
そのこと自体を変える必要がありますよね。
だって私は自分の意見をうまく伝えられないという認識があるんですよ。
めちゃくちゃ伝えてますね。
ということは、自分に対する認識がちょっとずれてるわけですよ。
今の捉え方は結構正しかったんですか?
その方は自分の主張をちゃんと伝えることができない、
っていうふうに言ってること自体がものすごい主張できてる。
そうですね、私からすると。
ただし、彼は自分のことをそのように認識しちゃってるので、
壁に対してぶつかって抜けられないんでしょうね。
今のが溶かすみたいな感じなんですね。
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彼にお伝えしていけばね。
要は彼自身は伝えられないと思ってるけど、
ジョーさんから見ると、
いや、あなた十分伝えられてるところもあるじゃない、
っていうふうにぼやかしていくというか、溶かしていく。
そうですね、ですから私のところにセッション受けに来て、
一生懸命そのことを言ってくれてるわけですよ。
私は十分とてもよく理解できるので、
彼は全然私から見ては意見をうまく伝えられない人ではないんですよ。
ところが彼の中では、
僕は社員に対してうまく伝えられないという認識を持ってるので、
認識した通りに生理的反応が起きてって、
社員の前ではきちんとうまく伝えられないことに成功しちゃってるんですよ。
伝えられないことに成功するね。
自己認識通りに成功できちゃってるんです。
なるほど、怖いですね、自己認識って。
そうですね。
使い方間違うというか。
それが使い方というよりか勝手に機能しちゃってるわけですよね、
ほとんど無意識というか。
そうです。
ですから今日ここでお伝えしてきたことは、
自分がどんな自己認識を持っているかということと、
やはり自分のどこに行きたいかということをちゃんと明確にして、
アウトカム。
そして次のステージ。
明確にして、そこに対して今持っている自己認識が
役に立っているのか役に立っていないのかということを仕分けていかないと、
役に立つ自己認識を変えても意味ないし。
なるほど。
逆に役に立っていないものはその自己認識を変えていくということです。
なるほどですね、だいぶ見えてきた気がします。
この自己認識というのが、表現でいうと人によってはアイデンティティとか、
自分の存在の認識みたいなことを言うから、
変えるものではないとか、変えられないと思っている方がいるんですよね。
決まってしまっているはずとか。
そうそう。
ですからさっきの社長さんでいうと、
自分は話が下手だと決定しちゃっているわけですよ。
だから多くの人が変えられないと思い込んでいる。
変えていいんですか?
次のステージに変えたほうがいいんだったら変えちゃえばいいし。
そういうもの。
だからどんどん抜けていく社長だしっていうのは、
この人はこの間だったときと全く別人だぞみたいな感じになるのはそういう感じなんですね。
そうですね。
そしてもう一つ思い出していただきたいのは、
変える変えるといっても、
さなぎから蝶のときに話したように何に一つ足していないんです。
変えるといっても。
ありましたね、その話。
今持っている自分の理想数の中で溶かして組み替えるだけなので、
ですから変えるといっても違う自分になるというよりは、
溶かして組み替えることによって蝶になっていく。
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ということがすごい重要ですね。
なるほど。
ぜひ一度自分が本当に行きたいところ、
次のステージが何か、手に入れたいものは何かというものを見た上で、
自己認識、何を持っているのかなというのを見て、
それが機能しているかしないかのチェックをしていただくというのを
ぜひ一度やっていただいたら面白いことがありそうな気がしますね。
そうですね。
本日もありがとうございました。
はい、ありがとうございました。