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秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
卓越した人物が持つ共通した能力、それは自己対話の力。
ポッドキャスト、自分の可能性を開放するセルフコーチングは、
上場企業から中小企業まで、エグゼキティブコーチングトレーナーとして
人材開発を行ってきた秋山ジョー賢司が、
ビジネスや人生で役立つセルフコーチングの技術について、
わかりやすく解説します。
こんにちは、ナビゲーターの遠藤和樹です。
秋山ジョー賢司の自分の可能性を開放するセルフコーチング
第27回、ジョーさん、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
早速、今日のテーマに入りたいと思うんですが、
今日のテーマは、信念について話をしたいと思います。
信念。よく言う信念を貫くとか、信念があるとかもいいですかね。
そういう信念ですかね。
ここで言う信念とは、それとはちょっと違う使い方をします。
そして、自分を開放するという意味においては、
この信念というものを扱うことはとてもとても重要なので、
皆さんによく伝わるといいなと思っています。
大事なテーマなわけですね。
ここで言う信念とは、自分がそうであると信じているもののことを指します。
言葉で言うと何か。
例えば、営業とはまず頭を下げるものだとかですね。
なるほど。
お金はパワーだとか。
お金は悪だとか、何でもいいですね。
大切なことは、私たちが経験とか出来事に対して意味付けをしていくんですね。
意味付けの解釈が重なって、
知らないうちに、それがそうであると信じ込んでいるものです。
ここで一番重要なことは、
信念とは何ぞやということよりも、
信念は私たちにどういう影響を与えているかということがとても重要になります。
信念とは何かよりも、どういう影響を与えるかが重要。
信念とは、自分の行動をうっかり起こしちゃったり、
うっかり止めているという機能があります。
具体的に言うとどういう意味ですか?
例えばですね、
机の上をきれいにしたいんだけど、なかなかできないんだよねっていう人って周りにいらっしゃいますか?
周りにいる。ピンと思いつかないですけど、いっぱいいるでしょうね。
私自身もそういう気がします。
このような方の場合、もしかすると信念の影響を受けているかもしれないということなんです。
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どういう信念の影響を受けているんですか?
例えばですね、その方は頭では机の上をきれいにしたいなと思っていると。
ところがその一方で、机の上がきれいでなくても仕事が進むという信念を持っている人がいた場合、
自分が頭で思っていることと信念が違っているわけですよね。
信念の方が機能しちゃうんですか?
はい。
ですからこの人は本当に机の上をきれいにしたいなと思っているんですが、
かたやもう一方の信念が入ってきて、机の上がきれいにしたいのはそうだけど、
きれいじゃなくても仕事が進むでしょうみたいなことが入ってくると、
自分の行動をそこで無意識に止めていってしまうんですね。
その話でいうと、人によって信念は違うんでしょうけど、
タバコをやめなきゃいけないと思っているのにやめれないっていう人っていると思うんですけど、
そういう方にありがちな信念とかってあったりするものなんですか?
ここをどこかで耳に聞く分にはタバコは良くないけども、
どこかでタバコがあると自分は何かすっきりしてうまくいくとか。
リラックスできるとか。ありそうですね。
タバコを吸うのが良いとか悪いという話ではなくて、
その信念の方が自分に対して無意識に機能していくということです。
そういうことが多いというふうに見せたほうがいいですか?
この信念は今までの自己認識と同様に、
自分がそうであると信じているもの。
この信じているものがあるから、それに自分が順応していってしまうということなんですね。
これがビジネスでも大きな影響を及ぼすことが非常に多いです。
と言いますと、例えばどんな感じですかね?
例えば、ある社長さんがいて、
その社長さんは自分が成功してきたわけですよ。
今後もっともっと大きくしたいと。
大きくしたいというのは頭で願っているんですが、
どういうわけか、バレキがかからないとか、がむしゃらにできない方がいたんですね。
その方とお話を聞いていったら、ある信念が見えてきたんですよ。
具体的な信念を知らせていただけるんですか?
その方がお話しであったのは、
自分はそこそこしかやっていないのに一番になれる。
それが価値があるんだという信念があったんですね。
そこそこしかやっていないのに一番になれるという信念。
一番になる人は優秀だという信念です。
大懸命がむしゃらにやって結果を出すんじゃなくて、
70%、80%くらいでやって結果を出しちゃうのが優秀だという信念があった。
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今、遠藤さんが言ったように、
逆に言うと、ゴリゴリやって一番になるってのはちょっとダサいよね。
そういう信念があって、お話を聞いていったら、
学生時代から勉強とか受験をするときも、
そこそこやっていい成績を取るということに快感を得ていたということが分かったんですね。
なるほど。
この彼の持っている信念が起業してから今までは非常に機能していたわけですよ。
ゆとりを持ちながら数字を作っていたんですね。
ところが、あるところまで来て次のステージに行くということになったときに、
この信念が彼の行動を止めているということが分かってきたんです。
がむしゃらにやるということを止めているということですか?
はい。
ですから、より会社を大きくしていきたいというときに、
彼としては、もっと自分は本気を出し切っていないということを分かっているから、
やり切りたいという思いの一方を、
その信念が入ってきて、がむしゃらにやるということを決めているわけですね。
今の信念で言うと、がむしゃらにやってしまったら自分が優秀じゃないって証明しちゃうみたいなことですもんね。
その通りなんですよ。
ただ、自分の欲求としては本気出していない。
もっと自分より大きな会社の社長さんを見ると、
俺だって本気出せばもっとそこまで行けるんだという気持ちがありつつ、
本気を出し切らない自分に対して非常にイライラしていたんです。
その現状、持つその信念を持っていたら、
そうなるようなすごいイメージが湧くんですけど、
そういう方は、ジョーズさんのセッションを受けられて抜けていったわけですよね。
そうですね。
どうするんですか、そういう信念って。
この信念については、
まず自分が次のステージに行くためにどんな信念があるかということを彼にも認識してもらいます。
その社長さんに。
今、現状はどうですか。
じゃなくて、その次のステージにふさわしい信念が何かということを認識してもらう。
ふさわしい次のステージに行くために、
ブレーキンとなっている信念は何ですかということを抽出して、
それが出てきた。
ですから一番最初は頭、理屈として、
自分はこういう信念を使っていたなと。
過去においてそれがうまく機能していたな、
でもこの先行くときは機能しないんだということを、
まず頭で理解してもらうことが重要です。
次のステップはどうなるんですか。
次のステップは、じゃあ不必要な信念が出てきたら、
今度は新しい信念を入れ替えていく。
私がセッションをしている場合は、
自分なりの私なりの方法をやって、
信念を入れ替えちゃうんですが、
リスナーの方でいうと、
おすすめなのは、
これは前回の自己認識と似た入れ方をするんですが、
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自分にとって居心地のいい信念を入れていくということです。
自分にとっての居心地のいい信念を入れていく。
もうちょっと細くしていただくことでいいですか。
例えば、先ほどの例でいうと、
その社長さんにゴリゴリやらないと一番にはなれないとか、
もっと上にはいかないという信念を持とうと思っても、
拒否されちゃうんですよ。
きっとそうでしょうね、そういう方にとっては。
自分はそこそこやっても一番になれるぐらい優秀だという信念を大切にしてきたのに、
今さらやっぱりゴリゴリやる方がやらないとダメだよね、みたいな信念は入らないし、
無意味に突っ込もうとすると、過去の自分を否定することになってきます。
そうですね。
その中で彼としては、
自分の中のスマートだとか、
それからスムーズさということを大切にしているのが分かっていたので、
そこをうまく使っていきます。
例えばなんですけれども、
ゴリゴリやるという言い方ではなく、
もっとスマートに素早く進むと上に行けるとか、
あとはゴリゴリやらなくても、
自分の力を120%発揮できるとか、
その人の価値観とかにフィットするような信念を作り出してあげるんですね。
お聞きする順番を間違ってしまったかもしれないんですけれども、
その信念をうまく入れ替えるという表現をしました。
というのは大事なのも分かったんですけど、
それをするためには自分にとって気持ちいいというか、
心地いい信念を入れるというのが分かったんですが、
現状の自分の信念を抽出するというのはどうやってやるものなんですか?
それ多分セッションにおいて、
ジョーさんという方がいてくだされば、
当然そこをお手伝いしてくれるのがコーチだというのは分かるんですけど、
もし自分でやれるとしたらどんなことがアプローチしてあるのかなというのを
少しヒントを欲しいなと思ったんですけど。
そうですね。
まず自分がこれから新しい望みがありますよね。
この社長の場合は売り上げを今まである程度成功して、
より拡大したいという望みがある。
その望みに対して自分が矛盾を感じているところを感じてもらうんですね。
望みというのは以前でいうアウトカムとかそういうのを思い出してということですか?
はい。
ですからこの社長の場合はもっと大きくなりたい。
でもうまくいかないわけですよ。
うまくいかないのは何が嫌かということを見ていくんです。
その胸のざわつき感みたいなところを見ていくんですか?
はい。
この方の場合は何でざわついたかというと、
自分よりも大きくどんどん拡大していく社長に対して、
ちょっとイライラしていたんですよ。
嫉妬とかいろいろ混じるわけですね。
それを文章で書いてもらうといいと思います。
例えばその方でいうと、
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俺だってガンガンやればそれぐらいできるさとか。
なるほど、なるほど。
あいつらは無我夢中になっているからカッコ悪いとか。
あれだけやればそれはできるよねとか。
そうするとそこの中をじーっと見ていくと、
何を信じているからそのセリフが出てくるのかというのは分かってくるわけですね。
なるほど。
今の話でいうと、
俺だってあれぐらいガムシャインやれば売り上げはもっと上げられると。
その後に、でも自分は数字を作れていないんです、そこまでは。
その場合は次の問いかけをしていきます。
何を信じているからそのような考えになるんですかと。
自分に問いかけるわけですね。
何を信じているからそのような考えになるんですか。
いい質問ですね、それ。
なるほど、なるほど。
そうすると、えーと、俺は何を信じている、どういう考え方を信じているか、
つまりどういう信念を持っているからという問いかけになります。
そうすると、少しずつでありますけども、
あ、そうか。
俺の中にはガムシャラにやるのは格好悪いと思っているな、みたいな。
うんうん、見えてきそうですね。
昔思うと確かにそうだ、みたいな。
俺、学生の時からテスト勉強もしないで点数取るってことにすげえ美徳を感じたよな、みたいな。
なるほど、そうやって信念を見ていくわけですね。
そうするとですね、今後信念をどうやって新しく作り変えるかとか、
入れ替えるというのはもうちょっといろいろ教えていただかなきゃいけないなと思うんですけども、
今日のところで一旦ちょっと信念というのを簡単にまとめていただいてもいいですか。
はい。まず皆さんの中で覚えておいてもらいたいのは、
私たちはいろんな出来事から意味付けをしていって、
それが真実だというふうに思うというプログラムを持っていますよ。
それを信念というのが一つ目。
二つ目、信念というものが私たちにどういう影響を与えるかというと、
うっかり行動を促進したり、うっかり行動を止めるという役割を担っていますよ、
ということをまず認識してほしいんですよ。
今日は信念とは悪いものだというイメージになりがちなんですが、
逆に言うと良くも使えます。
最後に私が今非常に機能している信念。
ジョーさん自身の信念をお伝えするとですね、
私は朝ウォーキングを30分くらいするんですが、
朝ウォーキングをすると体が軽くなるという信念を入れているんですよ。
入れているんですね。
入れているんです。持っているんです。
そうすると仕事が忙しくなって体が重くなったなと思うと、
体が重いからウォーキングをやめようじゃなく、
体が重いからウォーキングやると軽くなるなというふうに
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自分の中に染み込んでくるんですよ。
そうすると私はウォーキングに行くのがすごく楽になっちゃうんですね。
というふうに自分のアウトカムに
信念をうまく機能させるということもできるということも同時にしておいてください。
そんな器用なことが可能なんですね。
壁を抜けていく経営者というのは、
常に自分のアウトカムとかビジョンに機能する信念を握っていて、
何もしないものはすぐに取り替えていくということができるんです。
そういうもんなんですね。
次回は信念の何をテーマにしてお話しさせていただけるか教えていただいて終わりたいと思うんですが、
次回はもう少し具体的に信念の入れ替えの方法についてお話をしていきたいと思います。
わかりました。信念の入れ替えの方法についてぜひ教えていただけたらなと思います。
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。