経営者と現場の関係性
こんにちは、遠藤克樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日は前回から少し続きになりますので、若干おさらいしつつ、もし聞いていない方いらっしゃいましたら、そちらも聞いていただいてというのがいいかなと思いつつなんですが、前回、タイトル、秋山先生覚えていますか?
前回は、経営者と現場が分離再生をすることによってどんな問題が起きているのか、そして、じゃあ私たちはどういう組織で働きたいのかとか、どういう組織を作りたいのかということを問いかけを皆さんにしたということですね。
経営者と現場という、ある意味で給料だけ切ったとしても払う側もらう側とか、基本的には利益相反してしまう関係なので、お互いが、例えば合理的を取ると経営者にとっての合理的は死ぬほど働きになってしまうし、安い給料。
社員さんにとっては、お金を少ない時間働いてもらえということで、お互いが合理的なものを選ぶと、結局お互いがぶつかってしまうということが起きてしまうぞみたいな話をね、いろんな事例も交えながらお話をしてくださったんですが。
じゃあ改めて今日の問いはですね、前回いただいたのが、あなたはどういう組織を経営者として作りたいんですか。社員さんであればどういう組織、会社で働きたいんですか。ちょっと一度もう一回理想を考えてみてくださいという投げかけをしてくださって、今日はテーマキーワード一体化ですよね。
そうですね。組織が一体化してどういうことかというところなんですけども。
なんかね、きれいごとにも聞こえる一体化って言葉ですよね。
そうですね。あとこう、例えばこう、皆さん多くの方に組織が一体化してどういうことですかとか、経営と現場がより密接に関係してどういうことですかという問いかけを投げると、こんな回答が出てくるんですよ。
いや、うちの会社は現場と、経営者と現場の距離近いですよって。私たちは常に現場の人の意見をすぎ上げて、そして経営戦略を立てて下ろしていきますって言ってるんですよ。
で、これは言わんとしてることはわかるけども、結局何か考えてるのは現場ではなく経営者なんですね。
今の話はね、そうですよね。すぎ上げて、下ろす。
そうそう。で、これはここで一体化とはちょっと違いますよということですよね。
うん。スーパー合理的って話ですね、さっきの。
でも、天神さん、ところが多くの企業では、これが現場と経営の距離が近いっていうふうに認識してる方がすごく多いんですよ。
でも近いという意味ではあってますよね。今回は一体化じゃないよって話という。
そうです。だからまず思ってほしいのは、現場の意見をヒアリングする。そして経営が考えるっていうのは、まだそれは分離思考だよってことは、ここでまず一回認識してほしいんです。
オーケストラのメタファー
じゃあ一体化ってどういうことか、みたいなことを考えるときに、メタファーと一つって一つね、オーケストラみたいなことを考えてみましょう。
経営というものをオーケストラで考えたと。あえてね。そうすると経営者って指揮者みたいな感じじゃないですか。
はい。
そこで皆さんに問いなんですけども、もし皆さんが経営をしていくとかリーダーをやっていくっていうときに、オーケストラのあなたが指揮者だとすると、あなたのその指揮者の役割は何ですかと聞かれたら、何て答えますかと。
難しすぎますね。指揮者としての役割は何ですか。
吸い上げることではないでしょうね。考えて下ろすことでもなさそうですね。
これも2つあって、1つは指揮者っていうのは良い演奏するために演奏者を導くことですって言うね。
ゴールは音を合わせるってことなんです。
なるほど、音を合わせる。
それぞれの個性が、楽器の個性があるのでその音を合わせていくってことなんですって。
これは何、指揮者の方に聞いたんですか。
そうそう。
秋山解釈じゃなくて、本物の指揮者がおっしゃってたと。
その指揮者の方もタイプが色々あるらしいんですけども。そういう人もいるんですって言ってました。その人は別、違うんだけど。
これってある意味、指揮者が上で演奏者が下っていう関係性なんですって。
僕がコントロールしてあげるから、指揮してあげるからみんな合わせてねっていうことで上下関係ができちゃってるんですって。
なるほど、じゃあこれ何、今の文脈で言うと分離側の指揮者の話。
そうそうそうそう。
で、その方はそうじゃないんですって言うんですよ。
なるほど、そっちなんですね。
うん。
何、何、逆に。ちょっと待って待って待って。え?
上と下の関係の指揮者は何をしてるって言いましたっけ。
僕がみんなをコントロール、コントロールって言い方知りませんけど、指揮をして良い演奏をすると。みんな僕の通りに動いてねって話なんです。
さっき合わせて、引き出すって言ってましたっけ。
音を合わせる。
音を合わせる。
合わせるっていうのは結局一つの音楽にしていくっていう意味なんでしょうね。
それじゃないんだ。それが正しいと思ってました。
そうですよね。
音を合わせるじゃない。
俺に合わせろって言ってるんですよ。俺の指揮。
分からん。何だろう。
自分とそれぞれの演奏者と会場が一体化になるように僕は何をしたらいいかをずっと考えてるんです。
何じゃそりゃ。
演奏者と会場が、そして私が。
僕と演奏者。僕と演奏者がどうやったら繋がるか。演奏者と演奏者がどうやったら繋がるか。演奏者と会場がどうやったら繋がるかを考えてるんですって。
そういうこと。
一体感とコミュニケーション
僕の仕事っていうのは、自分と演奏者と会場が一体化していくそのプロセスをどうやってやろうかってことをずっと考えながらやってるんですって。
そこに集まっている人たち全員が一個になるにはどうすればいいのかを考えてるっていう。
そうそう。
すごい感覚的な話ですね。
だから、例えば演奏してる時っていうのは、あとか指揮の時に、なんか音がずれてるなと思った時に、僕とずれてるだけじゃなくて隣の人とずれてるっていうことをどうやって伝えていくかってことを考えるんですって。
やばいですね。扱うファクトがすごすぎますね。
本当に目に見えないものを彼らは指揮してるんですね。今はっきりと感じましたけど。
お礼に合わせるじゃないんですって。
ここで話が盛り上がるとあれなんで、経営に戻しますと。
これを経営に戻すと、何が大切かというと、やっぱりミーティングをするんですって、演奏者同士である。
そうすると、今俺ここに悩んでるんだとか、ここ苦しんでるんだとか、ここに詰まってるんだ、うまくいってないんだってことを話し合うんです。
共有するってこと?対話ってこと?
あの人たちって、演奏のプロだけど後ろ側は対話してるんですか?
ただベースは基本は一人きりで練習して練習してやってみたらなんかずれる。
自分の領域はもちろんプロとしてやりきってやるが、いざみんな集まった時に
合わないって時に、実はここの部分がうまくいかないんだとか、あなたあそこのところずれてるの分かってるの?ってやるんです。
めっちゃ分かりやすい話です。なるほど、そうなんですね。そりゃそうかって感じですけど、そうなんですね。
ここの部分がうまくいかないって言うと、隣のマークやってる奴が教えるんです。
あ、お前のここがダメなんじゃないかとかどうかっていうのを。
し、あと俺ここできないんだって言うと、ここはこういう工夫があるよとか、ここでこの部分のこの対話で強調するんだってことをアドバイスするんです。
干渉し合うんですね、互い。なんかちょっと伝えたいことに近づいてきてる感ありますよ。
それでなおかつ、なおかつリハの時に面白いですよ。演奏者の方が指揮者に文句言うんですって。
どう言うんですか、例えば。
あのね、わざと音をずらすんです。
あ、えっと、そういう交渉の文句?
そうそうずらして、お前の指揮全然ダメだからちゃんとやってるのかみたいに音をずらすんですって。
へー。
で、この俺が音がずれたの、お前わかるのかに。
ちょっとわかるので、お前音ずれてるよっていう風に言ってあげると、あ、お前らちゃんと見てるんだって言って信頼していくんですって。
そんな戦いがあるんですか、そこに。
喧嘩なんですって。
喧嘩だね、今のは。
へー。
確認し合ってるんですね、そうやって。
そうそうそうそう、俺のずれがお前わかるのかに。
指揮者怖いですね、絶対立ちたくないなっていうぐらいの。
まあでもあれか、いやいや話の本題がなんか筋が見えてきましたよ。
だからこれってあくまでもさっき言った、俺が俺の指示に従ってくれっていう形のコントロールする側だとすると、
一体感の重要性
映像者が嫌だって思うか、はいはいわかりました、あんたが言うようにやってきますしかならないんですって。
だからさっきのね、これがコントロールしてやるの方になっちゃうと。
うーん。
面白い。
じゃあこれを。
いっぱいあるんですけどもね。
そういうネタっていうか、たまたま私の知り合いの方がそういう、わりとそういう指揮をやってる方がね。
世界的なね、あの指揮者の方。
あ、道理でなんかすごい事例だなと思ったらそういうことですか。
本物の指揮者のね。
で、そういう中においてじゃあこれを経営に置き換えたときに、
私は指揮者としてどういう気持ちでその指揮棒を振ってるんだろうってことを問うたときに、
指揮振りながら、なんであいつ遅れてんだとか展望せえぞって思ったりね。
いや、怒っちゃいけない、コーチングだとか言って教えてあげるんだけど、全然上手くやってくれないから心のどっかで、
あ、もうあいつ上手い演奏者に変わってほしいと思いながら指揮しちゃったりね。
ああ、いやそうね、マインド的にはそうなっちゃいますもんね。
あとは社員同士がトラブってる、ある社員が困ってるときに隣の社員がそこで声をかけてるのかどうか。
その声をかけたときに、その声をかけた社員をちゃんと社長さんは見てあげてるのかどうか。
あとは自分が苦しいですと社員が思ったときに苦しいですっていうことを言えてるのかどうか。
さっきのね、演奏者同士での会話だったり、同じようにそこにも上下関係あるでしょうからね。
先輩後輩的な意味だよね。
あとはその演奏者の人って実はそれでも自分の演奏をちゃんとやろうと思って猛練習してるわけですよ、一人きり。
だからそれぞれが一つのその一体化に向けて、一体化した会場とみんなが一体化したいっていう気持ちを込めて、
それぞれが自分の責任を果たそうとしてるのかどうか。
っていうのを聞いたときに、これはあくまでメタファーですけども、
いやこれってすごい理想論かもしれないけども、理想論だからこそこういう組織に向かって作りたいとかね、こういう組織で働きたいとか、
こういうチームにしていきたいっていうのが実は私たちの心の中にあるんじゃないのかなと。
これこういう話なんですか。もうタイトルのカッチンコッチンとは思えないぐらいすごいイメージの広がる話で、
タイトルとの中身のギャップが凄まじかったんですけども。
理想的な組織の形成
でね、実は私たちっていうのは合理的がいいとか効率がいいとかっていうのは思ってやってるけど、
心の深いところには、私は仲間と共に未来を描いていきたい。一緒になっていい演奏をしたい。
観客を巻き込みたい。つまり顧客ですよね。顧客を巻き込みたいっていう思いは実はあるんじゃないのかなっていう。
本当はね、正直にどうなんですかと。
人間ですからね。本当はね、そういうチームで仕事したいとかそういう組織で仕事したいとかね。
そういう組織を作りたいっていうのは。ある人もいっぱいいるし、そうありたいなとは思いますね。
いやいや、ですからね。皆さんが入社した時とか会社を作った時とか、チームリーダーを任せた時のことをちょっと思い出してみてくださいってどうだったんでしょうかねっていう。
この会社に入って合理的にやって帰りたいと思って入ったのか。そういうとこ出せると思うけどね。
そういう方もね、当然いると思います。
なるほど。最後に秋山先生。あれ、あれ、もしかしてあれですか。若干ちょっと演奏してた気分でなってました?なんかちょっと心動いてる私がいるんですけど。思わないやられたなという回でした。
ちなみに私のインナーダイビングのコミュニティあるじゃないですか。
はい。
あそこでメントレっていうのやってるんですよ。
はい。
そこのメントレの時に、今週は指揮者になりましょうっていうメントレを出した時があった。
イベントレで指揮者になるんですよ。そういう時に、話がズバッと話そうになってたけども。
ちょっと収集のつかい話をしてしまったということで、そして今インナーダイビング、一旦新規を止めておりますので。
ごめんなさい。そうね。
その話して、またどこかのタイミングで新規募集をするということになっているようですので。
はい。
なんでその話をしたんだ、秋山先生という話をしますけれども。
すいません。今指揮者に振っちゃった、頭の中が。
ということで、仲間と共にどんな一緒の組織を作っていきたいのかと改めて考えていただく機会にしていただけたらなと思います。
ということで終わりましょう。ありがとうございました。
はい。ありがとうございました。
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