擬似科学の概念
おはようございます。心理学者のじんぺーです。心理学に触れる一日一語のお時間です。
この番組では、心理学に関する専門用語を一つ取り上げて、関連する論文や、今日は書籍の紹介をしていきたいと思っています。
今日の一語は、疑似科学という言葉です。
疑似科学というのは、科学的な方法や証拠に基づいているように見せかけながら、
実際には検証可能性や再現性を書く主張や理論のことを指しています。
今日の書籍は、明日対談というか、対談のアーカイブを流す予定にしているのですが、
山本鬼太郎先生の書籍、山本先生と石井先生の共著の本を紹介したいと思います。
この本を、先日認知科学会でも先生に初めてお会いして紹介してもらって、とても面白かったので、
すぐ買って読んでお話を聞かせてもらいたいということで、対談が叶いそうですので、
ぜひ明日か、近日中の対談アーカイブを楽しみにしていただければと思います。
著書の名前は、科学が突き止めた擬似科学ということで、科学という言葉が2回出てくるのですが、
擬似科学というのは、さっきも言った通り、科学的に正当であるように見せかけている、
実際にはそうではない主張のことです。
具体的な擬似科学の例
擬似科学ということについて研究されている。
特に心理学とか認知科学の領域から、あとは教育、工学的な要素も、
アプリというか、ウェブのツールとかを用いながら、ゲームと言っていたかな、
を使いながら、そういう科学リテラシーを高めていくという活動とかもされていて、
とても面白い先生なんですけど、
この本の紹介ってなかなか難しいんですが、
擬似科学というものがいろいろあるわけです。
それを基本的には例を挙げながら、
そこに詰まっているエッセンスみたいなことを、
ちょっと抽象的に説明していくという構成でなされているのかなと思います。
例えば、放射線で健康になるラジウム温泉の謎とか、水素水のお話もありましたね。
あとは肩こりに磁石が効くとか、霊感症法、性格診断とか、
そういったテーマで本が書くね、章というか項目になっていて、
その中にそれが科学的に正しいかどうかということも書かれているんですよ。
メタ分析の結果とかね。
例をもうちょっと出した方がいいんですかね。
メタ分析はどこで出てきたかな。
ちょっと待ってくださいね。
あるんですよね。
例えば、マイナスイオンの話とかもありましたね。
マイナスイオンとか、あとは漢方の話とかね。
出てきたりとかしているんですけど、あれどこだったかな。
磁石の話だった気がする。
日本人はヨーロッパとかの人よりも体格が小さいっていう、
日本人だけに聞いているのではないかみたいな論文の紹介とかもあったんですけど、
そういった話とか、これですね。
磁気で肩こりが治るのメカニズム。
研究の信頼性と出版バイアス
メタ分析のデータでは顕著な効果があるように見えるって書いてますね。
これね、すごく重要なのは効果があるっていうこと、
データがあるってことと、それに基づく理論があるっていう、
これどっちも揃ってないと、
強く主張することってなかなか難しいんですよね。
それがなぜそうなってるかっていうのが分からないけど、
見かけ上の結果は出てるように見えるっていうね。
そこもね、割と何とか念押しのように主張されていた重要なポイントかなと思います。
そんな感じで、データと理論どっちも大切だよねとか、
あとは、査読の話とかね。
研究者が科学的な主張をしようとするときに、
学術雑誌っていうのが一応、今のところは目指されるアウトプットの形だと思うんですけど、
それには査読がある、ないのもあって、
だから論文で書こうと思ったら誰でも出せるんですよ、実際に。
それって論文でこう書かれてるからって言っても、
それがどれくらい信頼性のあるものかどうかっていうのは、
査読の有無もそうだし、雑誌の質もそうだろうし、
しっかりとした査読プロセスがなされてるかという。
そうじゃないね、雑誌もあるんですよ。
お金を払えば査読をしたように見せて、
すごく簡易的な査読をして、基本的には全部載せるみたいな雑誌もあったりするので、
気をつけないといけないよとか。
これ結構、研究者にとっては当たり前のことでも、そうなんだっていうこともあると思うんですよね。
なので、ぜひこの本を読んでいただくと、
そういった研究とか科学っていうのは、疑似科学っていうことが中心にあるんですけど、
疑似科学を考えるということは、科学を考えることでもあると思うので、
そういう勉強に役立つんじゃないかなと思っています。
あと、自分が好きだったのは、出版バイアスとかもありますね。
出版バイアスっていうのは、研究者とか心理学もそうですけど、いっぱい実験とかをして、
自分が見たかった結果、仮説通りの結果になることもあれば、ならないこともあるんですよね。
ならないことの方が多いとまで言えるんですけど、
研究者が論文を書こうとなるときに、結構、仮説通りの結果が出ている方を書きたくもなるし、
あとは載せやすくもなるんですよね。
インパクトが分かりやすいから。
なので、茶読も取りやすかったりして、
それは意識的か無意識的かどっちもあると思うんですけど、
そういうのが重なっていくと、結果がポジティブに出た方だけが、
この世の中に広まっていくっていう、出版バイアスって言うんですけど、
そういったこととかも書かれています。
そういう研究者の裏事情というか、生態とかに興味ある人もぜひ読んでいただきたいなと思います。
自分が好きなのは、エビデンスは有無よりも強弱だというところで、
エビデンスがあるとかないとかって言いたくなっちゃうし、
そういう言説があるわけです。
インフルエンサーの方とか何かを売ろうとしている人とかね、
人じゃなくても企業とかも広告とかで、こういうデータがありますとかね、
科学的にエビデンスがありますって言いたくなるんですよ。
商品とかだけじゃなくても、こういう教育法とかね、
地域グッズとかわかんないけど、地域法とか科学的に、
地域だけじゃないか、子育てとかもいっぱいありますよね。
子供生まれてからよく引っかかるところなんですけど、
いろんな子育て系のアカウントとかね、
インスタもそうだしYouTubeもあるんですけど、
エビデンスがあるっていう風に言う人いるんですよね。
だけどそう言われると、要するに1個の研究だけで、
データだけじゃないっていうこともあるし、
ないとは言わないんですけど、
強弱ですよ。
弱いエビデンスがあるっていうこととか、
そのエビデンスが弱いとかね、
そういう風に表現するのがいいんじゃないかと思います。
その中でやっぱり観察の研究もあれば、
質的研究みたいなものもあるし、
ランダム化比較試験っていう比較的信頼性の高い研究書があったり、
そのランダム化比較試験をさらにまとめて、
データ分析みたいな、メタ分析論文みたいなものもある。
そういうレイヤーが信頼できるかどうかっていうのもあるわけなので、
エビデンスの強弱で考えるっていうのはとても重要なことだなという風に、
改めて思うわけです。
擬似科学っていうのが今日のキーワードで、
この本を通じて書かれているので、
興味があればその一つ一つについても深く見ていただければいいんじゃないのかなと思います。
たくさんの研究を引用しながらね、
しかも分かりやすくというか、
全ページにイラストがついているんじゃないかな、これ。
とても読みやすくなっているかなと思いますので、
この話も面白いよね、機能性表示食品とか、
特報とかね、そういった分類の話とか、
打ち消し広告だったかな、
効果には個人差がありますみたいなね、
効果をすごく課題に見せて、
その下に、効果に個人差がありますってよく見るじゃないですか。
ああいう、書いてある個人差がありますっていう、
保険みたいなのが書いてあるんですけど、
それの是非とかね、議論されていたりするので、
その後でも面白かったですね。
個別に挙げればキリがないんですが、
ぜひ読んでいただきたいなと思いますし、
1時間くらい話す予定にしてるんですけど、
大和先生のお話を聞きに来ていただければと思います。
聞きに来てっていうとアーカイブです。
事前にZoomで録画しようかなと思っているので、
アーカイブが流れたら聞いていただけたらと思っております。
そんな感じですかね。
誤聴書のリンクも概要欄にあっておこうと思うので、
チェックしてみてください。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい1日にしていきましょう。
じんぺいでした。心を込めて。
聞いていただきありがとうございます。
雑談をしたいと思います。
昨日ね、素晴らしい音楽に出会いまして、
これはね、シェアせざるを得ないので、
すいませんがお付き合いいただけたらと思うんですけども、
今季はね、僕は朝ドラ見てないんですが、
朝ドラのテーマですよ。
ハンバートハンバートの曲名がパッと出てこない。
ハンバートハンバートの笑ったり転んだりという曲がね、
素晴らしかった。
これ昨日聞いてね、聞かないとと思ったんですけど、
改めて聞きまして、素晴らしい曲だなと。
2025年の個人的大刺さりソングに踊り出てますね、完全に。
YouTubeのリンク貼っておこうと思うので、ぜひ聴いてください。
ゆったりとしてて、優しい曲だなと。
ハンバートハンバートとか他の曲も結構そんな感じのイメージあるんですけど、
曖昧さは割と高いような詩を書く人たちだなと思ってるんですけど、
例えばね、これ1番も2番もどっちもいいんだよね。
日に日に世界が悪くなる。
気のせいか。
そうじゃない。
そんなんじゃダメだと焦ったり、生活しなきゃと座ったり。
夕日がとても綺麗だね。のたれ死ぬかもしれないね。
これもいいですよね。
声もいいしね、今更ですけど。
ハンバートハンバートってどれくらい有名なんでしょうね。
自分とパートナーは結構好きで、
特別めちゃくちゃライブ行ったりするって感じでもないんですけど、
でもいいよねってずっと話してて。
ここに来てね、朝ドラですよ。
どうなんでしょう?大抜敵みたいな感じなのかな?
ただね、これを機にハンバートハンバートの良さが広まったらいいなと思いますし、
それに見合うというか、当ててきたなとバッチリね。
朝ドラで多分曲作るとかってすごいプレッシャーだと思うんですけど、
それを見事に乗り越えてきているのかなと思っていて、
朝ドラ見てないですけど、見たいなと思わせるくらいそんな曲です。
ぜひ聴いてみてください。
結婚式ね、もう一回したいね。
これ流したいが故に結婚式もう一回したいぐらい。
そう、そんな話もしてた。
結婚式もう一回流したいからする?みたいなパートナーに聞いたら、
苦笑いなんですけど、いつも通りね。
ただ、息子の結婚式にやるのがいいんじゃないかという、
歌うのがいいんじゃないかという話を2人で妄想してて、
早すぎる。
まだ半年にもなってないのにね。
そんな曲です。
ちょうどね、半端々って。
夫婦だったと思うんですけど、男女のデューになってて、
これ2人で歌えるねっていう話とかね。
でも、男性の佐藤さんだったかな?
声がすごく低くていい声なんですよね。
だから自分じゃ無理なんじゃない?って言われて。
だけど、息子が結婚するぐらいになったら、
もっと声低くなってるよね?とかね。
いけるでしょ?って話とかしてました。
なんて取り留めもない会話だろうと思いながら。
そういう会話をさせたくなるような曲ですね。
生み出すような曲です。
長くなっちゃった。
ぜひ聴いてもらいたいです。お願いします。