1. 研究者がそばにいるくらし
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2026-01-09 15:58

#880【部屋が散らかってしまうあなたへ】いつも生活している環境と美意識の関係

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【本日の論文】
Valipoor, S., & Bosch, S. J. (2021). In the moment: Fostering mindfulness and reducing stressors in the healthcare workplace. Health Environments Research & Design Journal, 14(3), 386–398. https://doi.org/10.1177/1937586720988243

【環境的麻痺 (environmental numbness)】
人が自分を取り巻く環境の問題点や質の低下に「気づいていない」あるいは「気づいていても反応しなくなる」心理状態・行動状態

【今後の対談予定】
1月11日(日) 邦元さん
2月6日(金) 高橋晋平さん

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サマリー

このエピソードでは、部屋の散らかりと美意識の関係を探り、心理学の視点から日常生活への影響を考察しています。特に、空間デザインやマインドフルネスを通じて、理想的な環境の重要性について話し合っています。散らかった環境は美意識に悪影響を及ぼし、マインドフルな状態を妨げる可能性があることが示されています。環境を整えることは、美意識を高めるために重要であり、特に生活空間に注意を向けることが推奨されています。

心理学的視点の導入
おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。
この番組では、心理学の研究論文をもとに、日々の悩みとか困り事とかを少し視点を変えてみれるような、そんなお話ができればと思っています。
お悩み、今日届いています。初めて、
本物の人というとあれですけど、これまでAIに架空の悩みを作らせるという、よくわからないことをやっていたんですけども、
実在する人から悩みが届いたのでとてもうれしく思っています。
概要欄の方に、悩みを寄せていただくフォームを作っています。
心と暮らしの処方箋という、一応企画でやりたいなと思っていますが、
そちらに匿名でお寄せいただけますので、ぜひ気軽にどんな悩みでも大丈夫です。書いていただければ嬉しいです。
今日は、お名前書いているから読んでいいんですかね。
rb2さんからお悩み届いています。
2点ありますというところなんですけど、せっかくなので1個ずつ紹介させてください。
広がりになるようなお話かなと思っていますので、
今日は前半の部分を紹介してみたいと思います。
2点ありますと、美意識を高めたいと思っています。
なので、おそらくどっちもが美意識に関することで、結構自分自身の研究テーマに使えるので、
いろいろとお話ししたいことがありますが、1つ目の方を今日は紹介します。
美しい気に入ったものだけに囲まれて暮らしたいです。
昼帰って日々の暮らしは追われるばかりで、部屋も散らかっており、理想と現実のギャップに悩んでいます。
理想はホテルや茶室のような整った空間です。
汚い部屋に住んでいると美意識は高まりませんかねというところでお悩みをいただいています。
医療現場に見る環境の重要性
分かりますね。毎日ホテルで暮らせたらとか思いますよね。
お茶室というのもRB2さんらしくていいなと思います。
どこを切り取るかというところで、理想と現実のギャップみたいな話もそうですし、
美しいものに囲まれたいという欲求みたいなところに焦点を当ててもよかったんですけど、
部屋の散らかりというか、カオスの状況と人の心理ということで、その辺りの論文を紹介してみたいと思っています。
論文自体は医療現場のお話で、かつ実験の研究というよりはレビュー論文なので、
その中からエッセンスをいただきながらお悩みと絡めてお話をしていけたらと思っています。
医療現場というのはどうでしょうね。病院ですよね。すごく整っているイメージがありますし、
無駄なものが少ないような感じがするんですけど、
病院の中には雑多で、物がどこに置かれているかわからないとか、そういったところもあるみたいな問題背景があるそうです。
その中で、病院で働いている人たちの気持ち的にはいろんな問題がかかっているわけです。
ちょっと関係ないかもしれませんが、バーンアウトとか働きすぎとか、
この間紹介した感情労働とか、まさに医療現場の方はそうですけど、あると。
そういったストレス環境みたいな状態に置かれているときに、物理的な環境を整えていく重要性があるわけです。
どの仕事でもそうだと思うんですけど、医療現場は特に治療する方とか、
日々というか毎時求められているし、その判断の精度を上げていきたいだろうし、
判断というか、その頭を使うだけじゃなくて、実際に手を動かして、注射したりとか手術したりみたいなときに、
環境を整えていくことはとても重要だというふうに言われているそうです。
そうですというか、想像したらそうですよね。
そういったときにどういった環境が大事なのかということを論じたレビュー論文みたいなところになっておりまして、
2つの方向性が大事だというふうに大きく分けるとまとめられるかなと思います。
1つがストレス要因を減らすという一時予防的な環境デザイン。
2つ目がマインドフルな状態を支える二次的な環境デザインという2つに分けて書かれています。
ストレス要因の方でいうと、例えば騒音を減らしたりだとか、視覚刺激を置かない、無駄なものを置かないとか、
動線を複雑にしすぎない、視覚的にすぐ分かる動線を作るとか、
1回1回の認知負荷を減らすということがすごく重要で、かつプライバシーを保護すること、
人が多すぎない、物が多すぎない、噛みつく感ではなくて物と物との距離を離す、人と人との距離を離すという設計も必要であるということが、
まずこのストレス要因を減らすというところで大きく書かれているかなというふうに思います。
もう1つがマインドフルな、マインドフルネスを支えるような環境設計をするというところで、
重要なことは専用の静かな空間を作ったりとか、あとは注意を妨げない、過剰な刺激を避けた職場設計が必要であるという、
このストレスを減らして方向とマインドフルネスを上げるみたいな、この2つをどっちにも効くような設計をしていくことが、
結構当たり前のことを言っている気もしますけど、重要だよねというふうに論じられております。
マインドフルネスと部屋の状態
それでちょっとずつお悩みの方に戻っていけたらと思うんですけど、この論文でもチラカリについて書かれています。
クラッターという英語で言ったりします。
このチラカリというのについては、これは見た目の問題だけではないんだと。
ストレスの原因であり、かつストレスの結果でもあるというふうに書かれています。
ということは、チラカリがストレスを生んで、ストレスが溜まるとさらにどんどんチラカっていく、片付けられないとか、
悪循環の中心的なものとしてこのチラカリということに言及されていて、
これは過去の論文で、そっちもすごく面白そうだなって思っているんですけど、
ロースター&フェラーリ2019の論文を参考にしながら論じていることとしては、
チラカリというのは外に現れたストレスなんだと。
忙しさとか情報肩とかタスクが過密であるとか、そういった内的ストレスが物理的なチラカリとして表現するというふうに書かれています。
これ何か日本語でも言いますよね。
何て言いますっけ。
心を表すみたいな言いますよね。
そういうことが研究でも言われているんですって。
それではそれで読んでみたいなと思いますが。
なので、RB2さんの話で言うと、
日々の暮らしに追われるばかりというのはまさにそういうところが反映されているのかなというふうなことは、
そういう格言的なところでも思うし、研究からもそう言えるというところかなと思います。
B意識の話、最後ちょっとこの論文ではB意識について書かれていないんですけど、
自分なりにここから広げて話をしてみたいなと思うんですけど、
マインドフルンスの話がありました。
これは結構重要だなと思っていて、
部屋が散らかっている。
他にもいろいろ論文を読んでいたんですけど、
この散らかっていることとか、
あとはクラッターと言いましたけど、
ビジュアルクラッターといって、
例えばスマホ画面の散らかりとか、
パソコンでもデスクトップにフォルダがいっぱいあるみたいな、
あれも散らかりで資格の情報が過度に多くなっているというので、
注意を分散させたりとか、
ワーキングメモリーをうまく使えなくしたりとか、
注意のリソースもそうだし、
分散の仕方とかも悪影響が出るという論文が結構あるみたいですね。
そのが、もっと言うと生産性を下げるみたいなことなんですけど、
今日の主眼は生産性じゃないので、
今回あえてマインドフルネスを言及している論文を紹介していたんですけど、
このマインドフルネスにやっぱり効いてくると思いますね。
汚い部屋とか散らかっているところで生活していると、
マインドフルになりにくい。
逆に言うと茶室とかはマインドフルネスを作り出すような、
環境から作り出すようなそんな場所だと思うので、
逆と言ってもいい。
その中で美意識を高めるというのは結構やっぱり難しいのかなというのは思いますかね。
マインドフルになる。
環境と美意識の関係
マインドフルな状態で世界に接した時に、
普段は気づかない美しいものであったりとか、
なんかこれいいなと、心が動くなと、
惹かれるなということに気づいたり出会えたりするのかなという風に個人的には思っているので、
そういった出会いとか気づきというのを、
散らかった部屋が減らしてしまうのではないかなというのを、
今日の論文の医療現場ですけれども、
そういう場所で散らかっていることがマインドフルネスの状態じゃないよねと、
だから散らかりを減らして環境を整えてマインドフルに働ければということを言ってたんですけど、
それが実生活でもあって、
その美意識とかに割とダイレクトで効いてくるのかなという風に思っていたりします。
それが一番言えることかなと、
回答というかアンサーではないんですけれども、
悩みを見ながら、論文を読みながら考えていたことです。
環境整備の重要性
本当に今日はいろんな論文を読んでいて、
紹介するほど、
あんまりちゃんとした論文ではないと言うとあれなんですけど、
その概念がまだ読んでみてもよくわからないなと思っていたので、
面白そうではあるんですけど、
今日はメインで扱うのを躊躇した概念がもう一つあって、
麻痺ですよ。環境的麻痺という言葉があったんですよね。
エンバイアメンタル。
NAMって言いますよね。麻痺する。
NAMNESSが麻痺ですよ。
環境的に麻痺するという現象がある。
普段からそういう散らかった場所とかにいるときに、
麻痺が起こってしまう。
本当によく使う麻痺ですね。
それに慣れてしまうと言ってもいいかもしれないですね。
そうなると、やっぱり結構美意識とかにも
負の影響があるんじゃないかなと。
ひっすると、さっきも言ったように新しいものに気づいたりとか、
ときめいたりとかね、ちょっとこんまりさんの言葉を使うとときめいたりとか、
心が動く、感動する、みたいなことがね、
減りそうだなっていうのはちょっと思いました。
これはね、やや怪しい。
一つの論文からだとなかなか言いにくいんですけど、
面白い言葉だなと思いましたね。
麻痺する。
いろいろ言いましたけど、結構むずいですよね。
片付けむずいですよ。僕もできないからな。
物減らす。
家族がいると難しいですよね。
子供のせいにはしたくないけど、
子供生まれてからやっぱ物増えましたね。
かなか物減らすということすらもできないような環境があるのかなと思うので、
ちょっと難しいんですけど。
もしね、美意識を高めたいというところであれば、
環境に注意を向けるっていうのはすごくいいことだなと思いますので、
B2さんの着眼点的には自分自身も参考にしたいなと思いましたし、
美意識を高めるってあんまり考えたことなかったんですよね、正直。
だけど環境は一番と言ってもいいかもしれないですね。
関連通りで言うと、
普段見てるものとか普段いる場所っていうのが
美意識にどれだけ影響を与えてるかと言ったら相当与えてると思うんで、
そういう観点で考えてみるの面白いなと思いましたね。
もうなんか言っちゃうな。
言いたいことどんどん出てきちゃう。
エステティックディベロップメントっていう美的な発達みたいな言葉が
昔からあったんですけど、最近ね、
学会が生まれたりとかしてちょこちょこ流行り出してる感じがするんですよね。
そうやってだからいわゆる美意識の発達みたいなことだと思うんですけど、
より子どもとか思春期の方とかそういった人たちの話が多いんですけど、
でも大人になっても美意識が育っていくってことはもちろんあると思うので、
いいテーマですね。
環境と美意識の高まりちょっと考えてみたいなと思いましたし、
ぜひ一緒に何かやってもらっていいんじゃないかな、
B2さんと研究とまで言わなくても探究とかディスカッションしてみたいなと思っていたりします。
つらつらと失礼しました。論文関係ないし。
あれなんですけど、人から悩みが届くていいですね。
AIだと誰なんだって話なんですけど、
今は明確に顔を思い浮かべながら話すことができるというのがすごく嬉しいことだなと思いました。
引き続き何通でも大丈夫ですので、時間はかかるかもしれませんが、
ちょっとずつ紹介していきますので、ぜひ皆さんも寄せてください。お待ちしています。
最後まで聞いてくださりありがとうございました。
今日もいい1日にしていきましょう。
チームペアでした。心を込めて。
15:58

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