1. 研究者がそばにいるくらし
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2026-02-26 10:48

#922 創造性の測り方(新しめバージョン)

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【本日の論文】
https://doi.org/10.11225/cs.2024.038

【今後のイベント情報】
4月6日(月) あいまい会議 vol.2
https://aimaikaigi2.peatix.com/

4月16日(木) あいまい会議 vol.3
https://aimaikaigi3.peatix.com/

【今後の対談予定】
2月27日(金) 高橋晋平さん
3月23日(月) とうや先生

【「こころとくらしの処方箋」お悩み投稿フォーム】
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サマリー

今回のエピソードでは、創造性の新しい測定方法である「拡散連想課題」について解説します。この課題は、互いに意味や使い方が異なる名詞を10個挙げるというもので、従来の「使用課題」に比べて採点が容易で、AI技術の活用により客観的なスコアリングが可能です。創造性が低い例(体の部位など)と高い例(カテゴリーが異なる単語の羅列)を比較し、日本語特有の表記や変換の問題点にも触れつつ、この新しい測定法の可能性と今後の展望について語られています。

創造性研究と高橋晋平さんとの対談
おはようございます。研究者がそばにいるくらし、ドイツ在住心理学者のじんぺーです。 この番組では心理学の研究のお話をしたりしています。
今日はですね創造性の話をしていきたいと思っています。 今週末、
末なのか金曜日に高橋新平さんと対談することになっておりまして、20時から
前半、新平さんのチャンネルにお伺いすることになりましたので、こちらでは20時半から話すわけなんですけども、
アイデアの話とかしたいなと。 新平さんのいろんな発信をやっている中で、創造性という言葉はそんなに使っていないかもしれないけども、
連想をしていく。例えばテッドトークでしりとりの話をしていて、
リンゴゴリララッパっていうね、そういうしりとりの中でそれぞれの単語から無理矢理ね、
おもちゃを作ったりゲームを作ったりするみたいな、そういう訓練と言ってなかったかな。 そういうやり方でおもちゃとか遊びを作っていくっていうのは結構いいやり方だ。
データとか売り上げとかそういうのに囚われずに、何かアイデアを出していくっていう点ではいいやり方だよっていう話はね、
12、3年前なのかな、あのトークは。 既に話をされていて、面白いなと。
対談でもそういったアイデアの話とかを聞けたらなと思っている次第なんですが、
拡散連想課題による創造性の測定
別にそれに合わせるように調べたわけではないんですけど、ちょうどね、今創造性の研究をしていて、ずっとしてるんですけど、それなりに。
サブテーマ的に創造性、美しさとか芸術体験の裏側というか、結構見る側とか鑑賞側をよく研究してるんですけど、
作る側もお友達ですよね、多分ね、創造性研究も友達だと思ってるんですけど、そっちもやっているという中で、
今日は面白い創造性の測り方があるという話をしてみたいなと思っています。
参照する論文自体は日本語の論文なのでよかったら、多分誰でも読めるのでよかったら概要欄から飛んでもらえたらと思うんですけど、
拡散連想課題という課題で創造性を測るということをやっています。
今東京大の石黒先生、石黒千諭先生が書かれた論文ですね。
すごいやり方簡単なんですよ。創造性の測り方っていろいろあって有名なので、このポッドキャストでもたまに話してますけど、
大体使用課題というのがあって、たわしの普段と違う使い方をできるだけたくさん考えてくださいという課題ですね。
めっちゃ簡単、これはこれでね。
簡単というか考えるのは結構難しいですけど、テストする側としては結構簡単。
椅子、歯ブラシの創造的な使い方をできるだけたくさん考えてくださいと。
何かを磨くというふうな使い方はたわしにとっては特に新しくないんですけど、たわしの上に花を飾るとかね。
ちょっと創造性高くなったかな、わかんない。剣山みたいに使うみたいなね。
そういった課題があるんですけど、それ何が問題かというと採点が大変なんですよね。
最近はそれもやややらせるパターンがあるんで、一概に大変とも言えないですが、大変だったという背景があります。
今回の連想課題みたいなことはもっともっと簡単。
拡散連想課題の具体的な方法と例
これは一発で計算できてしまうというので、すごくポテンシャルがありそうだということを一回言われてます。
2021年なのかな、もともとできたのは。だから新しいですね、まだ5年しか経ってない。
そんなテストになります。
何をするかというと、皆さんもぜひ考えていただきたいんですけど、
互いに意味や使い方が異なる名詞を10個考えてくださいという課題です。
もう一回言いますね。
互いに意味や使い方が異なる名詞を10個考えてくださいという課題です。
例をちょっと言うのはもう少し後にしようかな。
ちょっと考えてくださいよかったら。
他にどんな制約条件があったかな。
時間制限はないけど1分半ぐらいで書いて終わる人がほとんどって書いてたりしますね。
あとルールがありましたね。
日本語の単語のみ。名詞のみ。
こういう名詞は入力しない。
特殊な用語は使わない。専門用語とか。
あと身の回りのものを見たりしないで自分で単語を考えてください。
これ結構重要ですね。
僕の目の前には机とかタンブラーコップとかカメラとかありますけど。
そういうやり方じゃなく考えてくださいということです。
例を言いますかね。
想像性。だから10個のそれぞれができるだけそれぞれ同士違う単語だったらいいわけですよね。
想像性が低い例を言いますね。
腕、目、足、手、頭、体みたいな単語列単語の単語群になるとすごく想像性が低い。
なぜかというと全部体の部位であると意味的にはとても近くなってしまうんですねこれらが。
なので想像性が低いと。
腕と手が近いだけじゃなくて腕と足も近いし腕と目も近いし目と足も近いしみたいな。
それぞれがそれぞれで近いということですよね。
平均スコアの例がありますけどもこれは。
鞄、鉢、ハンバーガー、祭り、オフィス、靴、木っていう感じ。
これ平均ぐらいらしいです。
どうですか。まあまあバラけでそうですけどね。
日常的なものが多いのであんまり上がりきれないみたいですね。
想像性が高い例で言うと。
カバ、ジャンパー、機械、トゲ、チケット、トマト、バイオリン。
拡散連想課題の利点と日本語の課題
さっきと何が違うかっていう。
動物、衣類、機械、植物の部位、抽象的概念など互いに意味的にはかなり遠いっていう風に書かれてますね。
だからできるだけ遠くカテゴリーも違うものがどんどん出てくるっていうのが想像性が高いということですね。
これが例えば紙でももちろん10個書くだけなんで簡単に答えられますし、
あとはパソコンとかで10個の空欄があってそこに入力するだけで
パソコンとかだったらすぐ点数出るみたいなね。
そういうアプリケーションにもできたりはするわけなんですけど、あると便利ですよね。
この意味的な距離の計算というのは割とすぐにできるので、
今のそれこそAIとか自然言語処理っていうのが後ろで動いてたりしますけど、
それのおかげで想像性のスコア何点みたいなことが簡単にできるのがとてもいいところだなと思います。
いくつか興味深い課題みたいなのもあって、日本語がすごい厄介ですね。
日本語が厄介でなぜかというとひらがな、カタカナ、漢字っていう表記形態がいろいろあって、
例えばひらがなで雨って書いてもらうと何かわからないので漢字に直してもらう必要がありますよね。
英語とか他のアルファベットを使う言語とかだとなかなかこういうことが起きにくいっていうのもありますし、
あとはパソコンで答えてもらうときに日本語って変換がありますよね。
雨って打つとどうでしょうね、レインの雨が最初に出てきて、キャンディの雨が出てきてみたいな感じで出てくるので、
この予測変換がすごい厄介なんですよね。
そこでその人の思考がどんどん飛んでいく恐れがあるじゃないですか、この予測変換の一覧とかを見て。
なのでだいぶ厄介、英語だとそういうことはないはずなんだけどっていう問題点とかがあったりして、
実際にこのテストも開発はされてはいるものの英語とか他の言語でやられているよりは、
日本語のテストとしての正確度というか妥当性、あとは信頼性って言ったりしますけど、
ちょっと低いというふうな報告もされているので、
なかなか今広まっていない状況ではあるんですけど、
自分の研究でも使えたら嬉しいなというふうに思っていますね。
そんなテストを紹介させてもらいました。
最初のしんぺいさんの話、全く関係ないところで今日読んでたわけなんですけど、
すごい繋がっているなと、それぞれが言葉が違う。
だけど無理やり繋ぎようとするみたいな。
だからしんぺいさんからしてみたら、おそらくさっき想像性が高い例で紹介した、
ジャンパーとチケットとかね、トマトとバイオリンとかそういったものも確かに離れていると思うんですよ。
カテゴリーも違うし。
だけどこれらを繋げるという、そこにクリエイティビティがあるというのも、
まさしくそうだなというふうに感じていたりします。
ぜひ覚えていてもらえたら嬉しいですね。
そんなふうに想像性が上がれるんだということを思ってもらえたら嬉しいです。
自分も研究で多分使うと思うので、また出てくると思います。
使いたいね。
面白い研究を仕込んでいるので楽しみにしていてください。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日も一日にしていきましょう。
しんぺいでした。
心を込めて。
10:48

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