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#973 子どもの創造性にもいろいろある
2026-06-11 11:55

#973 子どもの創造性にもいろいろある

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【本日の論文】
Bauer, R. H., Bray, E., & Gilpin, A. T. (2026). Creativity across domains: Examining the role of imagination and self-regulation in early childhood creativity. Psychology of Aesthetics, Creativity, and the Arts. Advance online publication. https://dx.doi.org/10.1037/aca0000869

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おはようございます。心理学者のじんぺーです。
この番組では心理学の研究のお話とか、心理学者の生活、研究生活のお話とかをしています。
今日もまた論文の紹介をしていきたいなと思っているんですが、今日のテーマはクリエイティビティです。
こういった論文を普段からたくさん読んでいまして、創造性に関して、
今日はちょっとややこしいんですけど、クリエイティビティの創造性とイマジネーションの創造性のほうが出てくるので、
今日はクリエイティビティと呼びたいと思うんですけど、こういうクリエイティビティの研究、近接領域ってやつですね。
近いのでよく読んでおりますが、子どもの時のクリエイティビティを支えるものについて、
どんな要因があるかなということを調べた研究実験になっていて面白いなと思うので、
紹介させていただきたいと思います。
新しい論文で、本当に最近載ったばかりの論文で、かつある程度提供のある雑誌になっています。
Psychology of Aesthetics, Creativity and Artsという雑誌ですね。
子どもの創造性といったクリエイティビティといったんですけど、
具体的には平均4歳3ヶ月の未就学児を対象にクリエイティビティを測っていると。
この研究の一つの肝が、クリエイティビティって領域によって違うよねという仮定があります。
特に出てくるのは、絵を描くということと物語を作るということ、
あとは演技をするという3つがここでは挙げられていて、それぞれについて創造性クリエイティビティを評価するということをしています。
これらを挙げるものとして考えられたこととして2つあって、
1つがずっと言っているイマジネーションの方ですね。
こっちも創造というふうに書くので、日本語だとちょっとややこしいんですけど、
どれくらいイメージできるかという力。
もう1つが自己調整能力です。
これらについてはそれぞれ説明したいと思います。
まずは創造性課題、クリエイティビティ課題の方なんですけど、
これはテーマが一貫しているというところが結構研究者のこだわりポイントっぽいなというふうに思うんですけど、
トリプルクリエイティビティタスクというふうに名付けています。
テーマが一緒といったのは、今回は架空の創造上の動物というテーマを使っています。
このお題で3つの領域、ドメインがあるということです。
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さっき言ったように1つ目が絵を描くこと。
この架空の動物の話をすると、
架空の動物、作り物の動物の絵を描いてくれますか?と子供に促したそうです。
自分の頭にしかないオリジナルの動物を絵に描き出すということをしてくれているということです。
2つ目が物語を作るというところで、
これはある朝、あなたとあなたの架空の動物は楽しい旅に出かけました。
次に何が起こるでしょうか?という物語の導入部分を実験者が話して、
子供に続きを語らせるということで、これでクリエイティビティを図るということです。
3つ目が演技、フリ遊びというところで、
実験者が今度はあなたがその架空の動物になったフリをしてほしい。
その動物のフリができるかなというふうに促すそうです。
子供は身体と声を使って自分が考えた架空の動物は演じるということをする。
なのでやっていることは結構一貫しているというか、
架空の動物というテーマが一貫している。
その表現方法が違うという意味で、
クリエイティビティの出方が違うであろうというふうに想定できるということです。
これらを研究者が3人がかりで点数をつけていくというので、
クリエイティビティの指標にしています。
3つの観点があって、独自性、品質、適切さという3つの観点で5点満点でつけたそうです。
これでまずクリエイティビティの3つの領域が指標化できたわけです。
次に自己調整能力のほうからいきますか。
自己調整能力というものを測ります。
これもいろんな課題があって面白いんですけど、
例えば、四肢と逆の絵を指さすというふうな課題をやってもらったそうです。
雪と草の絵があったとして、
雪というふうに言ったら草の方を指ささないといけないという課題です。
これで自分を立するというか、すぐに飛びつかないで考えてから指さすということをしないといけないみたいな課題をやったりとか、
あとはプレゼントが包み終わるまで覗かずに待つという課題があったそうです。
これも覗き込んじゃいたくなるじゃないですか。
それを我慢して待つという、それだけでもいいんですけど、
これで自分をコントロールするということをしています。
こういう力が測られました。
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もう一つがイマジネーションの方なんですけど、これは教師による評価を行ったそうです。
どういう観点で評価をしているかというと、
質問紙があるみたいなんですけど、
日常的に現実とは異なる想像的な思考とか行動をとっているかを聞いたそうです。
例えば自由遊びの時間にどれくらいの頻度でごっこ遊びをしているかということを聞くそうです。
ごっこ遊びをしているということは、イマジネーションが高いというふうにここでは確定されているということです。
これもまたなかなか面白い係り方だなと思います。
こういう指標がいろいろある中で、何がそれぞれのクリエイティビティを高めたかという結果を話していきたいなと思うんですけど、
まずは、物語と遊び、振り遊び、演技の方のクリエイティビティでいうと、
イマジネーションが予測因子であった。
つまりは、イマジネーションが高いと架空の物語を作るという想像力、クリエイティビティが高いし、
振り遊びをする、演技をするというクリエイティビティが高いというような結果になりました。
想像通りというか、想像通りというとよりややこしいですね。予想通り。
解釈としてはしやすいんだけども、自由にアイデアを広げることが重視される活動では、
生成プロセスですね。イマジネーションがそういった活動の源泉であるというような考え方がありますので、
こういったイマジネーションがこの能力の主役になっているのではないかということが書かれます。
それから絵を描くという意味でのクリエイティビティ。
これに関しては逆の方ですね。自己調整能力のみが予測因子であったと。
つまりは自己調整能力、自分をコントロールする力がある子どもほど、
絵を描くという意味でのクリエイティビティが高かったという結果です。
これは頭の中にあるイメージを紙の上に計画的に書き出すと。
それでお題に沿って完成させるために自分を立する力が必要だったというふうに推測されているそうです。
確かに書かないといけないというか、
紙の枠もあるだろうし、ちょっと制約がある中での表現方法なのかなというふうに思うので、
そういう意味では納得感はあるんですけど、
イマジネーションなんか効いてないのは結構意外だなというふうには思います。
それと手続きのところでは端折ったんですけど、
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発散的思考というクリエイティビティの一番ジェネラルな一般的なクリエイティビティがわかるときに、
この箱の使い方をできるだけ多く上げてくださいみたいな課題があるんですけど、
これについても聞いていて、
これについてはイマジネーションも自己調整能力も特に強い関連は見られなかったそうです。
逆にというか、ちょっと意外なところで結果が出たのは語彙力。
語彙力も別で測っていたみたいなんですけど、
語彙力、言葉の豊かさというのが関連していたそうです。
だから語彙力があるということは、
この言葉でいろんな使い方とか用途に進めできるという意味で、
そういった力に依存していたのではないかみたいな結果もありました。
いろいろ言いましたが、
言いたいのはクリエイティビティもドメインによっていろいろ違うよねということと、
それにつながる要因というのもイマジネーションとか自己調整能力、
最後には語彙力の話も付け加えましたけど、
こういった聞く要因というのはいろいろ違いそうだということがここでは言いたかったということです。
これはね、どうでしょうね、
昨日レジリエンスの話は全く違うんですけど、
レジリエンスの話を放送させてもらって、
あそこでもレジリエンスいろいろあるよねって話とか、
レジリエンスいろいろある中で、
それらがどういうアウトカマに効くのかなっていうこととかが違うよって話とすごい似てるなと思いました。
クリエイティビティというものを表現方法で分類分けするという考え方とか、
要因を分類分けするという考え方は結構いろんな研究とかの読み方とか、
思考法とかにつながるなというふうに思うので、
そういった意味で今日ちょっと持ち帰ってもらえると嬉しいなと思います。
どうですかね。
ちょっと子ども関連の研究が多いのは、
自分も子どもが子育てをしていく中で気になるなと思うこととか、
面白いなと思うことがたくさんあって、
それを反映しているような感じはしなくもないですけど、
もしそういう子育て、
同世代とか、同世代じゃなくてもいいけど子育て世代とか、
近くに子育て世代の方がいる方とか、
こういう話をシェアしていただけるとすごい嬉しいなと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
じゅんぺいでした。心を込めて。
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